【感想・ネタバレ】西洋美術史入門 実践編のレビュー

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Posted by ブクログ

美術史の観点から作品を読み解く方法論を実際の作品を例に解説した良書。いきなり実践編から手をつけたもののスラスラと読むことができた。巻末に載った参考文献リストも面白そうな本が多くて有用。

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2020年10月10日

Posted by ブクログ

なんとなく、美術館へ行くことが多いものの、見に行った絵が何を意味しているか分からなくて、虚しい思いをしたため、購入。

本書は、西洋美術を見るにあたり知るべき基本的な事柄を網羅していると思われる。個人的にはかなり面白かった。本書の視点をもって、今後は芸術品に当たっていきたい。

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2014年05月28日

Posted by ブクログ

美術史(美術鑑賞だけではなく、美術史)の実践編
遠近法の歴史、種類
書かれた時の歴史 は勿論だが、
何が『美術』たらしてるのか?
どこまでが作品か?
また、何がオリジナルか?
(修復の結果、長く見られてきた姿から大きく姿を変えた作品は修復すべきか。採石場として扱われたコロッセオは修復されない=修復されたものはオリジナルとは違う と 式年遷宮をする伊勢神宮との対比の事例

また、ナチスドイツの集めた美術品やルーブルに集められた“盗掘品”は誰の所有物か?
など、単にアートを見るだけでない視点をやさしく解説してくれる良書

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2022年07月31日

Posted by ブクログ

前著の西洋美術史入門がめちゃくちゃ面白かったので実践編も読んでみた。
実際の美術品(絵画だけでなく彫刻とか建築)を通して美術品の作られた時代や背景、歴史的宗教的意味を見ていく。

美術史は奥深すぎて、ものすごく沼が深い…。当たり前だけど世界史にかなり精通してないといけないので、世界史専攻じゃなかったわたしにはなかなか難しい。でも美術品を読み解いていくと解像度が上がってとても楽しい。これ中学生とか高校生のときに一緒にかじったら歴史にも興味が湧きそう。
美術品は社会が変わると評価も変わる。人類がいなくなったあとと美術品は美術品たり得るのか…。

戦争によって美術品が奪われ、はたまた取り返され…という略奪美術に非常に興味が湧いた。
美術と政治、らへんも気になる。他の本ももっと読んでみたい。

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2021年12月13日

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ナポレオンやヒトラーによって、美術作品がプロパガンダに利用されてきた事を知り、少し悲しくなった。しかし、そもそも美術はパトロンがいるから成り立つのであり、遥か昔からパトロンは、教皇や皇帝ら、権力者(勝者)であった。そして、彼らは自分の価値を高めるため、また、信者拡大のために美術作品を用いてきた。そのため、「歴史は勝者によって作られる」とよく言われるが、美術作品の価値も、同様に勝者によって規定されると言っても過言ではないのだろうか。

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2019年12月28日

Posted by ブクログ

美術を鑑賞するプロセスを克明に解説している好著だ.背景知識としては、歴史分野の広範な調査が必要の由.素人は手っ取り早くその道の権威の著作を探すことになるが、いずれにしても根気よく調査が必要だ.紹介されている背景知識の内、数点は既知のものがあったが、大部分は初めて聞く話しであり、非常に参考になった.

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2014年08月30日

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「実践編」というだけあって、鑑賞のポイントや、どの要素をどう考えるかなど説明が具体的。なのでちょっと難しい。新書の限界で図版が見づらい。もうちょっと大きな版でフルカラーなら良かった。

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2014年06月09日

Posted by ブクログ

実践編がかえって良かった。絵画の技術的な側面よりも、実際の美術作品が、どのように生まれ、どんな風に評価されてきたかを例にして作品の社会性を読み進めている。
美術館は好きで、特にのほほんと見るのがごきげんなのだが、言われてみれば確かにその通りだと思わされることが多かった。
1.絵画は、注文主・画家・鑑賞者がいて成立すること
2.時代が絵画に求める要件を変えること
3.一神教か多神教かが、決定的な影響をもつこと。写実性は一神教の世界でこそ求められること。
特に1.は意外だった。自分のために描いた画家ってのは確かにいないよなぁ。もちろん市場が形成された後は違うけど。
とにかく感心しきりなのだ。こりゃ前作も読んでみましょうかね。

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2014年05月30日

Posted by ブクログ

2022.08.26 入門に続いて、実践編を読んだが、改めて難しさと奥深さを実感した。うまく言語化できないが、美術史にはなんとも言えない魅力がある。人間の営みの深さ?

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2022年08月26日

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