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Posted by ブクログ
前著の西洋美術史入門がめちゃくちゃ面白かったので実践編も読んでみた。
実際の美術品(絵画だけでなく彫刻とか建築)を通して美術品の作られた時代や背景、歴史的宗教的意味を見ていく。
美術史は奥深すぎて、ものすごく沼が深い…。当たり前だけど世界史にかなり精通してないといけないので、世界史専攻じゃなかったわたしにはなかなか難しい。でも美術品を読み解いていくと解像度が上がってとても楽しい。これ中学生とか高校生のときに一緒にかじったら歴史にも興味が湧きそう。
美術品は社会が変わると評価も変わる。人類がいなくなったあとと美術品は美術品たり得るのか…。
戦争によって美術品が奪われ、はたまた取り返され…という略奪美術に非常に興味が湧いた。
美術と政治、らへんも気になる。他の本ももっと読んでみたい。
Posted by ブクログ
実践編がかえって良かった。絵画の技術的な側面よりも、実際の美術作品が、どのように生まれ、どんな風に評価されてきたかを例にして作品の社会性を読み進めている。
美術館は好きで、特にのほほんと見るのがごきげんなのだが、言われてみれば確かにその通りだと思わされることが多かった。
1.絵画は、注文主・画家・鑑賞者がいて成立すること
2.時代が絵画に求める要件を変えること
3.一神教か多神教かが、決定的な影響をもつこと。写実性は一神教の世界でこそ求められること。
特に1.は意外だった。自分のために描いた画家ってのは確かにいないよなぁ。もちろん市場が形成された後は違うけど。
とにかく感心しきりなのだ。こりゃ前作も読んでみましょうかね。
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