西洋美術史というか、
『絵画を通して学ぶ西洋文化史』
といったほうが適している内容だと思った。
私はギリシャ神話とか世界史には興味が無いんだなーと実感した。。
でも昔の思想や出来事が今の美術に与える影響って大きいし、強制的に詰め込まなきゃいけないのかもしれぬ。
「接吻」をテーマにした絵画を何作か考察している部分で、最後の1作として紹介されていたマグリットの《恋人たち》が衝撃だった!
布で顔を覆った二人の男女がキスしていて、昔にはなかったキスの「匿名性と、その盲目性」を象徴しているんだそう!!
「唇は直接触れることなく、ただ行為としての、ただ形式としてのキスだけが描かれている」。。。
確かに、現代は軽い気持ちでキスする人が多いと思う。私も流されてしちゃったことが多々あるし(/_;)
キスの神聖性が薄れてきているのは確かだと思う。
まさに、「キスの美術史の最期を飾るにふさわしい作品」です!!!!!
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ダンビーの《愛の絶望》は見た瞬間にぐっと引き込まれた。
女本位に描かれている作品がやっぱり好き。
実物を見てみたいなぁ。
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あと、フュースリっていう画家の《男と三人の女たち》っていう作品は…刺激的すぎでした。刺激っていうか吐き気が…笑
ただ、「ここでは男性は自主性を持たず、女たちのなすがままである。彼は奉仕を強いられ、その報酬として快感が与えられる。」という解説にはなるほどと思った。
ふとボーヴォワールの『第二の性』に「絶頂の快感を経験しないで死ぬ女は多い。しかし、男にとって快楽は求めれば必ず到達できるものである。」って書いてあったのを思い出した。たしか女性の9割がイケないまま人生を終えるんだっけ。
自分だけイッちゃう分、女の人をいたわれってことなのかしら。。
ともかく、私は女性をファム・ファタール(※)として扱ってくれる男の人が好きですっ
※男の運命を握る女。男を破滅し、堕落させる。