丸山俊一のレビュー一覧

  • 欲望の資本主義5―格差拡大 社会の深部に亀裂が走る時

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    コロナ後の経済社会や格差などを5名の知識人が考察 する。
    今後の社会について、世界の知識人が様々な考察や意見を述べているが、共通しているのは今後のことは誰にもわからないということ。世界が多様化して予測が難しい。彼等へのインタビューの中でよく出てくるのはケインズの話。彼の考えは、結果的に正しかったという意見が多かった。でも彼が現場まで見通していたかどうかはわからない。この5人の識者の意見も、いずれ誰かが正しかったのかが結果論として考察されると思う。
    目次より
    ハスケル~無形資産について 無形資産が拡大する社会
    シラー~ ナラティブ経済 物語が経済を動かす
    アヤモグル~ 経済への見方 税,生物,歴

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    2022年03月13日
  • 14歳からの個人主義~自分を失わずに生きるための思想と哲学

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    ジャケ買いです。歳のせいかそこまで響かなかったのですが。置いてみて、手に取った誰かの心に届くことを祈ります。

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    2022年02月13日
  • 14歳からの個人主義~自分を失わずに生きるための思想と哲学

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    14歳が読んで分かるのだろうか?難しいと感じた。みんなと同じじゃなくて良いとか、個人主義の教育は子どもたち伝えるべきと共感しました。
    単に大人の主張で教えるのではなく、こういうのも良いかも。
    夏目漱石、森鴎外に関しては初めて知った思想があり、著者に感謝です。夏目漱石の個人主義とモンテーニュのエセー抄を読んでみたくなった。

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    2021年11月27日
  • 14歳からの資本主義

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    14歳からというタイトル通り、資本主義について説明した本。資本主義の問題点も。14歳にこれがりかいできるかは?だけれど、大人の入門書としても良いかもしれない。

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    2021年11月25日
  • 欲望の資本主義3―偽りの個人主義を越えて

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    ギャラウェィのGAFA批判は、興味深かった。利用者が増えることでより多くのデータが集まるネットワーク効果は、確かに莫大な利益を産むと思いました。

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    2021年06月30日
  • マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学するII 自由と闘争のパラドックスを越えて

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    個マルクス・ガブリエルと斎藤幸平の対談は、個人的に注目している2人なので、とても興味深かった。
    SNSに中国、自由主義。
    混沌とする世界だからこそ、科学だけではなく哲学。

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    2021年06月07日
  • 欲望の資本主義2―闇の力が目覚める時

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    前作に続き、知的な刺激にあふれた本。難解な部分もたくさんあったが、AIによって創造的であることの圧力が強まるとの部分や、ネガティブな部分を含め全てが資本主義に取り込まれる過程など、読んでいてイマジネーションの働く部分がたくさんあった。ただ、「おわりに」の部分は、少し強引に感じて、あまり馴染めなかった。

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    2021年06月06日
  • 欲望の民主主義 分断を越える哲学

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    本書が出版された2016年、トランプ氏が大統領選挙で当選した年、民主主義は世界的に危機にあった。ポピュリズム政党、政治家が欧州で躍進、日本の都知事選も国際的にはポピュリズムと評される。
    これまでも投票率の低さ、政治への無関心は言われてきたが、昔の無関心は、投票しなくても無難な結果、という空気だった。だが今は、政治への信頼が失われている。選挙で選ばれた者は民意を代表しない、つまり代表制民主主義そのものに疑念が抱かれている。これは時代の変化に民主主義が対応できないのか、それとも民主主義そのものに欠陥があるのか。

    本書は、そんな時代の空気の中、米国とフランスの政治学者、心理学者、哲学者へのインタビ

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    2021年04月19日
  • 欲望の資本主義3―偽りの個人主義を越えて

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    五人の対談が特集される中、ほぼ皆が仮想通貨とトランプ大統領について語っているのが印象的。

    特に仮想通貨を開発者であるホスキンソンの話は理解しやすい。何のこっちゃわからない状態だったが、仮想通貨が作られた背景や目指すもの、またブロックチェーン技術の一端の一端は理解できた。それだけでも価値があるかな。
    続いて、仮想通貨に対して懐疑的な意見を持つティロールの対談が載せられているのも良い。
    政府の介入がない自由な通貨の可能性と、自由すぎるが故に危険性があり制約すべきだと言う意見それぞれが聞けるので面白い。

    一方、GAFAについて語るギャロウェイの話は余りピンとこない…
    the fourも読んだけど

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    2021年03月15日
  • マルクス・ガブリエル 危機の時代を語る

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    ネタバレ

    マルクス・ガブリエル氏が東洋の重要性を語っていたのは意外だった。外から日本をどう見られているのかを知るには面白い本。哲学初心者のためカント、フィヒテも詠んでみたい。

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    2021年01月25日
  • 欲望の資本主義3―偽りの個人主義を越えて

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    このシリーズは知識欲を刺激したいときに丁度いい読み物だと思う。経済学者、哲学者が考える現在の問題と解決案は新しい視点を与えてくれる。生活の質は確実に向上している。だけど人は幸せを感じない。過去に起きたことと現代の問題では性質が違う。全人類が今より多少マシになるにはどうすればいいのか、興味が尽きない。

    だからこそ、このシリーズに出てくるスピーカーにもっと多様性があればもっと優れた本になるのにとおもう。

    言い方が悪いが、研究する環境に恵まれた人たちの集まりという偏りがあるように見える。確かにそれぞれの生い立ちを見れば様々なバックボーンがあるだろうが、実際この世に生きてる人たちはもっと多様だ。知

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    2021年01月16日
  • AI以後 変貌するテクノロジーの危機と希望

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    世界的知性の4人によるAIについての見識を語った本。
    意識、マサチューセッツ工科大教授マックス・デグマーク氏。アシロマAI 23原則に見られる安全性への配慮が印象的。
    倫理、倫理学者ウェンデル・ウォラック氏。AIも道徳を学ぶ必要がある。話にあったジョン・サールの思考実験「中国語の部屋」に人間とAIの違いがある指摘には頷ける。
    自律、哲学者ダニエル・デネット氏。漸進性の重要さ。少しずつの積み重ねが理解につながる事で理解になるという事。
    進化、編集者ケヴィン・ケリー氏。氏の話す新しい五感については未来でどうなっていくか想像も付かないが面白い。
    終章は筆者によるまとめ。

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    2021年01月15日
  • 欲望の資本主義2―闇の力が目覚める時

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    個人的に好きなNHKの番組の書籍化第2弾。

    テクノロジーの進化によって発生した今日の産業革命は、過去の産業革命と全く性質が違うという発想が面白い。過去に起きた農業から工業への産業革命は、高スキルと低スキルという軸で捉えることができた。そして農業から追われた人たちの受け皿として産業があった。しかしテクノロジーによる産業革命はスキルの有無や学歴の高低関係なく、ルーティンワークが職を追われ不幸なことにそれに対する受け皿が存在しない。言い換えれば高所得のトレーダーや医療従事者でさえ、テクノロジーの発達により代用可能になれば職を失う可能性があるのだ。そしてテクノロジーでは今のところ代用できない、生産性

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    2021年01月11日
  • 欲望の資本主義3―偽りの個人主義を越えて

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    今の資本主義がいい意味で機能していないという方に結論が傾いているだろう。そして、今の資本主義というシステムが、これからも同じように存在し続けることもない。今ままではなく、変化したシステムになる。なる必要があると。
    例えば、GAFAは市場を独占的に覆い尽くしている。これから何年もGAFAによって、「新たな(イノベーションの)芽が摘まれてしまう」「市場による自由な競争が成立しない」状況や影響力を持ってしまうことにになれば、政府から規制をかけなければならない。しかし、ビッグデータ、AI、ブロックチェーン、などのテクノロジーは世界を救済する手段にも、脅威をもたらすものにもなり得るなかで、歴史は浅く、ど

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    2021年01月08日
  • 欲望の資本主義―ルールが変わる時

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    この番組が好きで他のシリーズも見ている。映像では聞き流している部分が多いので、書籍を見つけて嬉しくなった。

    全く方向性の異なる3人の有識者(スティグリッツとセドラチェクは成長資本主義に懐疑的で概ね似た意見)のそれぞれの言い分が面白い。立場や興味の対象が全く違うので当然といえば当然だが、テクノロジーの変化によって社会のあり方を変化させなければならないという落とし所が同じだったのはちょっとした希望だったように思える。

    経済に関する本を読むと必然的に哲学や政治や思想、芸術、日常生活全てに派生していくのが面白い。人間として社会で生活していく上で絶対に切り離すことができないからこそ、魅力的なんだと思

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    2020年12月30日
  • 欲望の資本主義2―闇の力が目覚める時

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    ネタバレ

    ガブリエルとセドラチェクの対談は話が難しすぎるのだが、いくつか理解できる主張があった。また、最初のコーエンの話は「なるほどね。確かに。」と納得するものだった。
    特に、テクノロジーが進歩しているのに景気が低迷している理由に、失われた雇用の受け皿となる産業がないことをあげた。AIで仕事を奪われた人が、次に職を探すときは生産性の低い仕事しか残っていない。テクノロジーで生産性の向上の恩恵を受けるのは富裕層である。
    こうしてテクノロジーの進歩は、富裕層はより生産性高く、中産階級は生産性の低い仕事に流れ、貧困層は変化なし、という現象を引き起こしているために、経済成長せず、景気が上向かないのだと。
    農業から

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    2020年12月14日
  • マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学する

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    私自身、ガブリエル氏の思想に関してベースがないのと、あくまでインタビューをまとめたものであるので、それほど強い印象はなかった。
    ただいくつか、正に今(2020/12)に起こっていることを示唆していることがあるのは流石と感じた。
    民主主義のイディアが法律であるはずであるが、それはもはや民主主義ではなく、その他の何か。今、アメリカで戦われている内容であり、是非ガブリエル氏に意見を聞いてみたい。
    またSNSはコミュニケーションのツールではなく、あくまで意見発信のツールでしかないそうだ。
    特に非常に重要な意見として、ポストモダンに独裁者は、
    あなたを、あなたが知っていることを、本当は知らないと信じさせ

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    2020年12月12日
  • 欲望の民主主義 分断を越える哲学

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    アメリカの自国主義、EUの分断等民主主義の混迷、世界の現実を知る本です。
    後退している民主主義はこのままでは、破滅の道、戦争へといってしまうのではないか?危惧を感じる。人間は弱肉強食から逃れられない。
    著者は「民主主義とは何か自分に問い続ける限り」より良くなって行くと言う。
    印象に残った文章
    ⒈ 人々はとにかくすべてを焼き尽くしたかったのだ。
    ⒉ 問題その1ーグローバル化
    ⒊ 問題その2ー代表制民主主義
    ⒋ 問題その3ー分極化

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    2020年07月17日
  • マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学する

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    先に読んだ”世界の針が巻き戻るとき”も全部理解できたわけではないがより難解に感じるところが多く、すんなり理解できないところは根気が持たず結構読み飛ばしてしまった。
    そのような中で、石黒先生との対談部分がこの本のハイライトであったと思う。終盤の核心部分こそ理解出来なかったが、日本人の独自性やドイツ人の哲学や物事の捉え方などはとても勉強になった。
    今この時代が他の時代よりもさらに倫理の役割が重要だと感じる。

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    2020年06月14日
  • 欲望の資本主義3―偽りの個人主義を越えて

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    少し期待外れだったかな。。
    それぞれすごい人にインタビューしてるんだけど、残念ながら紙面が限られるため、浅い内容になっている。勿体ない感じがした。
    各学者さんの本をそれぞれ読んでみようと思い、まずはハイエクの「隷属への道」をポチッとしてみました。

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    2020年06月03日