丸山俊一のレビュー一覧

  • 世界サブカルチャー史 欲望の系譜 アメリカ70~90s 「超大国」の憂鬱

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    アメリカの歴史をサブカルチャー(映画)から紐解いた面白い作品。
    70年代のニクソン、ヒッピーの時代とスタウォーズやゴッドファーザー
    80年代のレーガン(小さな政府)とトップガンやスピルバーグ
    90年代のITとバットマンやタランティーノ作品
    何気なく観てきた映画に新たな視点を追加してさらに面白くしてくれる本。

    個人的に、サイレントマジョリティが南部保守や北部の工場労働者たちを指していることが初耳で、欅坂の曲名の深さも改めて知りました。

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    2023年01月04日
  • 働く悩みは「経済学」で答えが見つかる 自分をすり減らさないための資本主義の授業

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    経現代の済学を、ケインズやアダム・スミスと言った偉人たちの視点で分析する。
    そもそも、資本主義は正義か悪なのか。資本主義自体には、それを持ち得ない。それを扱う人間によるものかなと。ただ、資本主義自体も、システムの上で仕事をしているだけとしたら、悪も正義もないなではと思う。
    本書の中で登場した感情労働は、SNSやネットワークを通じて、働く人の気持ちをすり減らす。
    昭和の頃の労働はノルマもあったかもしれないけど、人の繋がりがあったし、24時間監視されるものでもない。
    それでも、過労死やパワハラが横行していたので、ネットワークにより、進んだり改善された世界観もあるのだろうけど、最適な資本主義の世界と

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    2022年09月25日
  • 欲望の民主主義 分断を越える哲学

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    NHKの『欲望の民主主義』がとても面白いので、こちらも読んでみましたが、現代の課題を考えるにはとても良い本だと思います。
    民主主義も資本主義も、現代においては主流の政治経済理念ではありますが、これらはあくまでも歴史の流れの中で求められた思想であって、至高のものではありません。そして、現代においては、日本に限ってみても、どちらも行き詰まり、閉塞感を感じている国民が多いと思います。この閉塞感がどこから来ているのかを明らかにしているのが本書です。
    どちらも当初は必要であり、むしろ大事な思想でした。ですが、どちらもそれぞれに課題を抱えているのは当然であり、長く延命した分、行き詰まりから抜け出られなくな

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    2022年09月19日
  • 14歳からの資本主義

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    良書です。タイトル通り14歳から読むにも最適ですが、大人が読んでも気付きを得られる、しっかりした内容です。
    現代の資本主義(むしろ市場主義)に疑問を感じる人だけではなく、経済に関心がない人にも手に取って欲しい一冊ですし、これからの社会を考える上では誰しも読んでおくべき一冊だと思います。
    資本主義は生活を豊かにしましたが、なぜ豊かになったのか?豊かになったのに、豊かになったと感じられない社会になったのはなぜか?では、この先どうなっていくのか?
    子ども達の未来のために、大人こそが考えていかなくてはいけないターニングポイントに来ています。

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    2022年08月27日
  • 岩井克人「欲望の貨幣論」を語る

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    経済学や貨幣について独学していくなかで、「これからの正義の話をしよう」「ビットコインスタンダード」を読んだ後にこの本を読んだ。
     
    貨幣や経済を学ぶに連れ、学問は隔たりなく体系的に学ぶことの重要性と楽しさを覚えている。

    また著者の思考をまずは読み取り、その上で対岸の思想を学ぶことも自分の思考を枠の中に留めないためにも柔軟体操として必要である。

    前置きが長くなったが、アリストテレスのいうポリスを維持するための貨幣の必要性と、貨幣によるポリスの崩壊リスクというパラドックスについて共感したと同時に、そこに「欲望の貨幣論」の本質があることを理解した。

    経済や貨幣を勉強する中で、自分自身これからの

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    2022年08月15日
  • 14歳からの個人主義~自分を失わずに生きるための思想と哲学

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    SNSが普及し誰もが世界と繋がれる時代。
    そんな時代だからこそ虚しさ、寂しさを感じる人がいる。
    そんな人たちに贈る「個人主義」について説いた一冊。

    時代が移り変わっても人の本質は変わらない。
    過去の偉人たちの言葉を引用してそれを伝えてくれる。

    個人主義は自分勝手に生きることではない。あなたらしく生きることだ。

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    2022年08月04日
  • 世界サブカルチャー史 欲望の系譜 アメリカ70~90s 「超大国」の憂鬱

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    ネタバレ

    サブカルチャー史というより、映画で辿る各年代におけるアメリカの社会観についてといった感じ。
    一方で、映画が文化的素地の表象に足りうるのも事実であって、その時代を生きた筆者陣の境遇からは当事者としての意識や、外部から見逃されがちな出来事についてのアクセスを促すし、そもそも時代を代表する映画作品について遍く触れるでもなかったので、これを機にいくらか試してみたいとも。

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    2022年08月08日
  • マルクス・ガブリエル 新時代に生きる「道徳哲学」

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    何だか流行っているっぽい哲学者、マルクス・ガブリエル。
    実は一度同氏の著書にトライしてみたのですが、哲学の基礎的教養がある前提での文章だったのと、抽象度が高すぎて「並んでいる単語の意味はわかるのに文章としてはわからない」という2つの壁にぶちあたって、読むのを断念しております。。
    本著はそんな人にも優しく、対談形式でマルクス・ガブリエルの思想を嚙み砕きながら引き出してくれるので、やっと彼の思想の一端に触れることができた…という気持ちです。
    また、本著ではマルクス・ガブリエルの生い立ちにも触れており、幼少期から哲学書と親しみ、高校には「通う必要がなくなり」、大学で取った学位が(学士でも修士でもなく

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    2022年03月06日
  • マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学するII 自由と闘争のパラドックスを越えて

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    前作から連続して読みました。民主主義についての話が興味深かったです。ヘーゲルを民主主義との関係で考えたことがなかったにで、新鮮でした。斉藤幸平さんとの対談もおもしろかったです。

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    2021年12月26日
  • マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学する

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    難しかったけど哲学に身近な話題と絡めて触れ合えた。日本を客観的にみた見解を読んだりドイツ人の考え方を読んだりして知らないことが知れた。

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    2021年10月03日
  • 欲望の資本主義―ルールが変わる時

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    本当の問題はマイナス金利ではなく、中小企業が資金を調達できないことにある。

    日本経済低迷の要因は、人口減少

    高齢化が進む日本は、医療機器の分野で世界をリードできるかもしれない

    豊作の年は、収穫したものを全て消費するのではなく、貯めておくことです

    民主資本主義の本質的な意義は、「自由」にある

    日本の資本主義は終着点に到達している。もう全て手に入れた。誰も欲しがらないものを作っても意味がないから、そんなに働かなくてもいい。一度きりの人生なのに、誰も欲しがらない物を作るラットレースを走り続けるのは馬鹿げたことです

    経済ではなく、他の分野で成長すれば良いのです。芸術、友情、精神面など

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    2021年09月25日
  • 欲望の資本主義―ルールが変わる時

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    成長を前提とした経済政策がいかにあぶないのか、繰り返し語られている。借金をして、GDPを一時的に膨らましたところで、成長が無ければ、利子負担だけが重くなり、行き詰まるのは目に見えている。個人の生き方でも、増殖する欲望に合わせて、働きづめとなれば、心や身体を壊し、持続可能性は低まる。収入に合わせて楽しみを調整する生き方は、なんのかんのと一番理にかなうのかも。そんないろんな事を考えさせてくれる本だった。

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    2021年06月01日
  • マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学する

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    哲学って難しく考えがちだけど、もっと単純に考えた方が理解できるのかな?そしてそれを深く掘り下げれば良いのかな?
    何にせよ考え無ければ始まらない学問かと思いました。

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    2021年02月14日
  • 欲望の資本主義―ルールが変わる時

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    「資本主義」を考える月間2冊目。NHKスペシャル「欲望の資本主義」のインタビューを書籍化したもので、世界の知性と呼ばれる人たちの主張がじっくり読める。第1巻では、ノーベル経済学賞受賞のスティグリッツ、チェコのエコノミストであるセドラチェク、Uberを見出した投資家であるスタンフォードの3氏。スティグリッツは「総貯蓄が市場最高になってるのに、長期的投資が行われない。必要なのは温暖化対策など、結果に時間がかかる長期的な投資であり、それがあたらしい需要を産む」と説く。セドラチェクは「需要をお増やすのではなく、供給をコントロールすべき。成長に取り憑かれるのは誤りだ。金利3%で借金をして1%しか成長しな

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    2021年02月08日
  • マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学するII 自由と闘争のパラドックスを越えて

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    SNSに対する見方を哲学的観点から述べている。これらは全てプロパガンダだと。一方で、中国共産党に対して、共感を示しているところに、左派全体主義の闇を感じざるおえない。
    つまり自由主義が悪の根源であり、再教育が必要だと。

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    2021年01月21日
  • 岩井克人「欲望の貨幣論」を語る

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    「貨幣は、本来人間を匿名にするんです。これが貨幣のもっとも重要なところなんですね。匿名ということは、人間が、ほかの人に評価されない領域を自分でちゃんともっているということ。これが重要なんですよ。」

    例えば、住まいを間借りしているとする。するとその家のルールに従わないとダメだし、突然出て行けと言われても抗うことができない。
    でも、家賃を払っていれば借家の中は自分の私的空間になる。借家よりも持ち家の方がより私的空間になる。つながりの希求は貨幣化の次のステップであり、村などの地域共同体への後退ではない。

    ジェイン・ジェイコブスは市場での商習慣の中で「契約」という概念が生まれ、それが法に組み入れら

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    2020年11月29日
  • 岩井克人「欲望の貨幣論」を語る

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    1)「貨幣とは何か」という問いに対する考察。金銀など「貨幣は価値が高いものだから貨幣である」とする「貨幣商品説」は、かならず[カネの価値]>[カネのモノとしての価値]となるところから棄却される。究極のところ「貨幣は他の人が貨幣として受け取ってくれるから貨幣である」ということになる。
    2)ビットコインは投機商品となって[貨幣としての価値]よりも[投機対象の商品としての価値]のほうが上回ってしまったので、貨幣に対する基本定理に沿わなくなってしまった。カネの価値がモノの価値より低くなってしまっては誰も手放さない、交換しない、つまり流通しないから、カネとしては機能しない。
    3)しかしさらに突き詰めて言

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    2020年08月16日
  • マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学する

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    1~3部からなる。
    1はマルクス・ガブリエルから見た日本について。
    2部はテレビ放送の書籍化。
    3部は人工知能ロボット研究者との対談。
    1部のほうが抽象度が高く、3部に行くほど具体的になる。
    3部でようやく「日本とドイツの視線の違い」が分かるので、3部から読んだ方が良いかもしれない。

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    2020年08月11日
  • 岩井克人「欲望の貨幣論」を語る

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    ビットコインは新しい発想ではない、というところから興味を持って読んだ本書。面白かった。
    お金の価値は、お金を発行している国家の信頼があるから、と思ってたけどそうではなくて社会全体の信頼による、というのは驚き。

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    2020年08月10日
  • 欲望の資本主義2―闇の力が目覚める時

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    前作、”欲望の資本主義 ルールが変わる時”の続編。今回は第1章”安田洋祐 x ダニエル・コーエン”がテクノロジーと経済成長について対談、第2章は”マルクス・ガブリエル x トーマス・セドラチェク”が哲学と経済学の異種格闘技論争という構成となっています。トランプ大統領がこの書籍で話題に上がっております。色んな意味で人気者ですね、トランプ大統領。

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    2020年06月29日