フィリップ・K・ディックのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
現実と虚構が入り乱れた混沌とした世界が描かれていてディックワールドが色濃く展開されている。パラレルワールドへは分裂症が引き金となって導かれるようになっていて、健常人ー障害者という点も重要テーマ。これまでの作品よりも読んでいて複雑な印象を受けたので、好みはハッキリ別れそうです。
複数の登場人物それぞれの目線から描かれていて、少しずつリンクしていくような構成になっている。
それぞれの思惑が交差していくので、その点は引き込まれました。
ただ、話が分かりづらいこと、展開としても期待を超えるような大きな山場もなかったので、やや物足りなさを感じました。
ディックの世界観は十二分に味わえる作品です。
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Posted by ブクログ
あぁ、それにしても羊がほしい、、、
壮絶な核戦争の余波により、ほとんどの生物が死滅ひてしまった世界。その世界では電気仕かけの猫、馬や羊といった模造品のペットが溢れていた。
主人公のリックはアンドロイド(通称アンディ)のバウンティハンター。彼は火星から逃げてきた8体のアンディのニュースを奇貨とし、闇の摩天楼を彷徨い歩く。
という感じのあらすじかなぁ。
SFあるあるの独自の用語が難しくなかなか、難解な印象。「共感ボックス」はまぁ、なんとなくわかる。
「感情オルガン」もわかる。
しかし、「マーサー教」がわからん!
宗教だとは思うが、空のくだりや月のくだりがなんのことやら!
色々と飲み込み -
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Posted by ブクログ
タイトルは知っていたのでずっと気になっていた小説。
翻訳ものもSFも苦手で少しハードルが高いような気がしていたけど、読んでみると出だしから引き込まれた。SF的世界観の解像度が好きだった。奇抜な発想が、物語の世界では当たり前のこととして土台となっている。
これが50年以上前に書かれたのか……。
同調オルガンのくだりが好きだ。レイチェルにフォークト=カンプフ検査をするところが面白かった。80ページくらいまでが特に好きな文が多くて、読んでいて楽しかった。
終わりの展開がもうちょっと欲しかったなあと思った。最後にドカンとあるんじゃないかと期待しすぎたかな。
イジドアパートもあんまり活かされていなかっ -
Posted by ブクログ
ディック読もう!となって、初めはやはり「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」かと思ったところだが念のためネットで見ていたところ、どうやら短編集があるらしいと。そしてそっちのがディックを読み始めるには良いかもとの意見もあったのでこちらを。
トータル・リコール、マイノリティ・リポート…聞いたことあるなーと思ったら映画化した作品だったんですね!映画も観ます!(シュワちゃんだし、トムクルーズだし)
もともとSF 読みてーってところから手に取ろうと思ったのでSF欲の満足度は十分でした。どれも表現は難解だけどスルスル読める。
どれも設定や描写が丁寧であるわけでないが読み進めるうちに自分の中で世界観が構築さ