フィリップ・K・ディックのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレある日、大人気歌手のジェイスン・タヴァナーが、自身に関するあらゆる記録を消され、存在しなくなった世界を体験する話。なぜ記録が消されたのか?という謎を解き明かす物語だと思っていたが、真相は最後にサラッと言われるだけで納得できるかと言われても微妙。しかし、タヴァナーやそれを取り巻く人のやり取りや心情の変化、タヴァナーへの考えなど肯定的に見る人もいれば否定的な人もいるし、利用しようと悪さを働く人もいて、人間性というのを斬新な視点で書かれていた。内容を十二分には取り入れることができなかったが、最後のバックマンのタヴァナーを犯人に仕立てる下りなど、フィクションとしてのストーリーとしてもまあまあ楽しめた。
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Posted by ブクログ
ネタバレ第二次世界大戦において枢軸国側が勝利しアメリカが敗北したIF歴史SF群像劇。ディックの他の著作は好きだがこれはどうにも肌に合わず、読み進めるのに苦労してしまった。世界観設定は魅力的な反面、ストーリー性が乏しい上に群像劇で視点が入れ替わるため、ダイナミズムなストーリー展開を期待すると少しアテが外れてしまう。基本的には内省と不穏のまま視点が切り替わる物語であり、これを受け入れるか否かで作品の評価はガラリと変わるとだろう。
しかしながら第二次世界大戦の勝者の敗者が逆転している設定は非常に面白く、ドイツはある程度穏健派になるかと思いきや、歯止めの効かなくなったナチは暴走の懸念があり、日本vsドイツの -
Posted by ブクログ
現実と虚構が入り乱れた混沌とした世界が描かれていてディックワールドが色濃く展開されている。パラレルワールドへは分裂症が引き金となって導かれるようになっていて、健常人ー障害者という点も重要テーマ。これまでの作品よりも読んでいて複雑な印象を受けたので、好みはハッキリ別れそうです。
複数の登場人物それぞれの目線から描かれていて、少しずつリンクしていくような構成になっている。
それぞれの思惑が交差していくので、その点は引き込まれました。
ただ、話が分かりづらいこと、展開としても期待を超えるような大きな山場もなかったので、やや物足りなさを感じました。
ディックの世界観は十二分に味わえる作品です。
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