フィリップ・K・ディックのレビュー一覧

  • スキャナー・ダークリー

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    中盤にだるいとこはあるけど、ディックの中では比較的筋がわかりやすい。あんまりSFぽくはない。アークター=フレッド=ブルースも、ドナも人格がつかめない。
    限りなく透明に近いブルーもだけど薬中から脱した人は喧嘩したり奪い合ってばっかりだった友人をやたらとかけがえながるのが今一つ腑に落ちない。

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    2013年01月01日
  • 流れよわが涙、と警官は言った

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    表紙をしげしげと眺めながら「名は体をなす」という言葉が思い浮かんだ。

    ある日突然、その存在そのものを消し去られてしまった主人公タヴァナーとそれを追う警察本部長バックマン。
    ふたりはあらゆる点で対極を成しており、追う者と追われる者というステレオタイプに深みを与えている。
    遺伝的優生種「スイックス」と普通人。
    三千万の視聴者を持つエンターテイナーと孤独な警察幹部。
    もっとも重要なのは人を愛せるか否かという点ーー愛する者を失う悲しみを知っているかどうかという点。
    愛する者を失った時のやり場のない悲しみに物語が収斂する第3章最後のエピソードがいい。

    最初は主人公に感情移入して読み始めるのに、最後に

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    2016年11月13日
  • パーマー・エルドリッチの三つの聖痕

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    相変わらずディックらしい悪夢的な世界だった。
    しかし、自分の読み方が浅かったというかよみこめなかったので☆は作品に対してというより自分の読書態度に対して。
    ぜひ、も一度読み返したい。

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    2012年05月11日
  • アジャストメント ディック短篇傑作選

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    ディックには評価が甘いかもしれない私。
    だがこの文庫本という意味において★3。
    だってまあ買った私が悪いんだけど、
    あまりに映画アジャストメントアピールが強くて
    何話かの訳があまり好みではなくて
    既に知っている短編が入っていて
    字が大きい今時の文庫だったから。
    なので★4ではなく3なのはディックのせいではない。
    あくまで出版社と私の嗜好の問題。

    いずれの作品もディック的世界が堪能できてよろしい。
    現実とはあくまで自身の認識に基づいているにすぎない、
    ということを改めて感じさせる。
    でも『凍った旅』は怖かった。
    『アジャストメント』はどこをどうやったらああいう映画になるんだ。

    そんな感じ。

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    2011年08月29日
  • パーマー・エルドリッチの三つの聖痕

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    温暖化が進み、命に危険が及ぶほど住みづらくなってしまった地球。人類は生き残り策として火星への強制移住計画を進めていたが、開拓地の火星は何の楽しみもない荒涼たる砂漠が広がるだけだった。強制的に移住させられた貧民が心の支えとするのは、地球での暮らしを再現できるドラッグ「キャンD」。このドラッグを非合法に、且つ独占的に販売していたP・P・レイアウト社の社長レオ・ビュレロに最大の危機が訪れる。謎に包まれた実業家パーマー・エルドリッチが、新種のドラッグ「チューZ」を携えて外宇宙から帰還したのだ。エルドリッチの販路拡大を阻止すべく、レオの意を汲む予知能力者バーニー・メイヤスンが火星に乗り込むが・・・。

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    2011年06月04日
  • スキャナー・ダークリー

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    フィリップ・K・ディックだからなのか,難解なお話だった。
    元々が薬物で自己が崩壊して行き,自分と他人の境界線が
    あやふやになり・・・と段々理解できなくなって行く感じ。

    まぁ,最終的にはどこにでもある,アメリカが過去もこれからも
    抱えていく(日本もそうだが),ドラッグの問題という
    大きな壁にぶち当たって終わる感じ。

    映画版もあるが,観ようとは思わないかも。

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    2010年10月06日
  • スキャナー・ダークリー

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    鬼才リチャード・リンクレイターがアニメ映画化した2006年に買ったはいいが、3分の1も読めずにほっぽらかしてあった。(映画も観たかったが、機会を失った)

    通読して思ったのは、一字一句理解しようなどと思わずに、酔っぱらいのたわごとを受け流す感覚で読めばよかったのだということ。しょっぱなからして、ドラッグ中毒者の悲惨な幻覚描写。主人公のボブ・アークターだって、おとり捜査官とはいえ、ヤク中だ。同じくヤク中のダチ公どもとの会話ときたら、とことんナンセンス。信用できない語り手という言葉があるけど、ヤク中の語り手ほど信用できないものがあるだろうか?

    共感も同情もできないまま、読み進めるのだが、しばらく

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    2010年06月21日
  • スキャナー・ダークリー

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    導入部は中毒患者の幻影を再現したかのような書きっぷり。自分が自分を追い詰めるというパラドックスをバランスよく破綻しながらは書いている。映像化されたアニメのようなトレース画像はこの小説を上手く表現しよかった。ヒットしなかったけどね。個人的にはサンリオ文庫版の表紙が好きだったのに。。。。

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    2009年10月04日
  • スキャナー・ダークリー

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    友人に勧められて読んだ本。普段SFものはあまり読まないので、なかなか慣れなかったが、後半は力強い感じがした。麻薬をめぐる話。

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    2009年10月04日
  • パーマー・エルドリッチの三つの聖痕

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    何重構造なのかわからない、不思議な世界。
    善も悪も聖も純粋にそれだけでは存在せず。
    他のものでも思ったけど、やっぱり人間的な話でした。

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    2009年10月04日
  • スキャナー・ダークリー

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    創元SF山形浩生訳が入手できない以上、こちらで読むしかありませんか、そうなんだ・・・・。
    ドラッグを巡って潜入した捜査官は、自らもドラッグ体験による自己の混乱に落ち込んでいく。迫真のドラッグ描写と薬物に取り込まれてゆく人間の哀しさが見事に結晶した傑作。
    キアヌ・リーブス主演で映画化。

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    2009年10月04日
  • ユービック

    購入済み

    文字校正してますか?

    ディック作品でまだ読んでいなかったので購入しました。内容は素晴らしかったです!
    しかし、文字取り込みをOCRでやってそのまま文字校正なしで電子書籍化したとしか思えない誤字の多さ。読んでいてイライラしました。内容は星5つなだけに本当に残念です。

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    2013年05月08日