野原滋のレビュー一覧
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ネタバレ
買われて体から慣らされて絆されてカップル成立、表紙からそんな予想をしてましたが、そんな単純な話じゃなかった。
攻32、受21の11歳差になりますが、話が進むにつれ精神年齢が逆転するような印象を受けました。原因は父親にあるのですが、この男がかなりの曲者。
こんな父親にある意味洗脳のような生活を強いられてきた攻が気の毒。ほんとに薄気味悪い。30過ぎてから自立するのは大変だけど、二人には頑張って幸せになって欲しい!優しさがある緊縛も良かった! -
購入済み
ちゃらんぽらん攻
昭人くんがなぜこんなにきまじめなのか!その理由を知れば、健気さにぐっときます。
結婚相談所の問題児の風見さんは、VIPゆえ二退会させるわけにいかないのです。
昭人くんも手を焼きますが、なぜか相性がいいらしく週末にご飯を作りに通うことに。
風見さんは顔と仕事が出来るのが取り柄だけど、他はほんっとにちゃらんぽらん。
最後の最後まで煮え切らない人です。
でもこれからは昭人くんを大事に大事にしていきそうなので、よしとしましょう。 -
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ネタバレ面白かったです。
昔話風の設定で、長い年月を生きる半妖半人の夏生と妖怪の犬壱ノ護の純愛? 物語り。
犬の方が日々成長中で、あらゆる感情を覚えていっている途中なので、なかなか純愛とはいえない、二人が噛み合わない笑えるところもあります。
それでも、互いを想い合いいたわり合う様子は、私には「純愛」といえるのかなと感じました。
少し惜しいなと思ったのは、時代設定です。
「なんちゃって」時代モノだと作者も「あとがき」でおっしゃっておられましたが、やはり、時代モノとして描くならファンタジーだとしても、もう少し時代設定をきっちりと決めた方が良いような気がします。
例えば、江戸時代とか、戦国時代とか。
モデルになる時代を決めていたなら、たとえ架空の時代や場所だとしても、それなりにリアリティが出ると思います。
この作品の場合、モデルとなった時代を想像するのが難しく、最初は「明治?江戸?」と戸惑いました。
時代が判らないので、読んでいても内容が漠然としか想像できない部分もありました。 -
Posted by ブクログ
いい意味で時代物感が薄くて良かった。
空良の不遇の幼少期から、双子の姉の身代わりに嫁がされて男だとバレて…。
しかし、高虎の器の大きさ半端ない。
頭空っぽにして難しく考えず読んだ方が楽しいです。
時代背景とか緻密さを求めるなら歴史小説読めばいいのだし、2人の心情や空気をやさしい気持ちで読める小説です。
空良が虐げられてきたバックボーンとか、次郎丸の身代わりになろうとしたところとか切なさややり切れない気持ちも、全て高虎や魁傑、次郎丸の優しさで補われる。
誰もが生きる意味は平等だと、これから空良がたくさん心に幸せを積もらせる未来がか垣間見得る終わり方で良かったです。 -
ネタバレ 購入済み
そうきたか!
面白い系のストーカーBLと信じて読んでいたので、
パンチくらいました。
作者さん買いだったので、私は好きな話でした。
後半の話は、前半が良かったので、ワクワク感半減かな? -
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ゲイナイトの出会いから始まって、犬を通して距離が近づいていくも、受には攻に知られたくない秘密があって…というお話。
定番だけど、こういう話って安心感がある。受もいい子で攻もカッコよく、ついでに大型犬も可愛い。親友も思いやりのあるいい人で、薄倖受が幸せを手にする物語を楽しむには、充分すぎるほど。万人に好かれるような話だと思います。
主人公が健気な可愛らしさを持っているので、男でなくても通用する話というのが難点といえば難点。あと個人的に、濡れ場の受のあえぎ声はそろそろどうにかして欲しいところ。
イラストレーターさん、表紙はクラシカルな雰囲気だったけど、挿絵は綺麗に書きこまれていて想像よりずっと好印象でした。ぽかぽかする春の日差しを感じさせるようなお話でした。 -
Posted by ブクログ
シリアスとコメディのバランスが絶妙な、読ませる作家さんの認識が強かったので、まさかこんなエロ満載の作品ぶち込んでくるとは思いもよりませんでした。見直しましたw
エロてんこ盛りですが、テンポの良い会話運びはいつもどおり素晴らしくて、思わずニヤついてしまいます。
リーマンものです。
憧れの存在である綾瀬課長からの頼まれ事で、彼の部屋に上がりこむという僥倖を得た悠大。でも、彼の部屋をあちこち探検してしまったばかりに、スパイ容疑をかけられた上、Hな拷問で責めまくられてしまう…というSMちっくな展開です。
…SMちっくなんだけど、全然痛くないのがポイントです!
悠大はマジメで仕事にも恋にも一生懸命な性格なので、大好きな綾瀬がやることなら何でも無意識に受け入れてしまうのです。
そんな悠大に目をつけた綾瀬は、自分はピシッとスーツ姿のままでイジワルな言葉&お道具で責め立てて、自分好みに開発していきます。
綾瀬にしてみれば初めは愛の無い行為だったのかもしれないけど、悠大の素直な気持ちに触れてだんだんほだされていくのが伝わってきました。俺様傲慢攻めのわりには、鬼畜ではないのがよかったです。
悠大は綾瀬に論理的に意見を求められても、そこでちゃんと説明できてしまったりする聡明な子。たとえナニの最中であってもですww
b地区攻めで開発されてしまって気の毒と思ったら、案外喜んでる大物なところもいいんですよね~
仕事でも趣味?でもぴったりな相性の二人なので、これからも公私ともども上手くやっていけること間違い無しだと確信してしまいました。
エロ特化でお腹いっぱいになりそうでしたが、イジワル系のドS攻×天然だけど聡明な受はとても面白かったです。 -
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ネタバレ一風変わった人材派遣会社で働く攻と、そこに依頼人として
現れた受のお話。
野原さんの作品は3冊目ですが、これってもうこの方の
スタイルなんだね、っていうくらいのテンポの良さが特徴。
ぽんぽんと進む台詞回しに、絶妙に混ぜてくるコント風の
やりとり。
時折、ぷっと吹き出してしまうようなシーンも多く、最後
まで飽きずに一気読みできちゃいます。
攻が人情に厚く涙もろいという性格に反し、受けは現実に
いたらしばき倒したくなるくらいのネガティブ思考です。
ネガティブ一周旅行に出かけたらなかなか帰ってこない
というように、本当に鬱陶しいくらいネガです。
人の言葉尻をひっつかまえて皮肉り当てこすり……。
攻め視点のせいか、最初はイラついてたはずなのに、最後
の方ではこっちまで巻き添え食らって受のこと可愛い、とか
思っちゃいました。
野原さんの作風なんでしょうけども、のりがいい分、物語
に重みがなく少し薄い感じが気になるところではありますが、
それを差し引いたとしても十分に楽しめるお話でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレシリアスとコミカルが交差するいつもの独特な作風とは打って変わって、最初から最後まで驚くほどしっとり切ない話でした!
記憶喪失物です。いろんな作家さんが競っているこのテーマ。読み比べるのも楽しみの一つです。
椎名は辣腕社長の朝倉を支える、有能な秘書。仕事はもちろん社長の夜のケアも抜かりなく、そして自身もセフレとして関係を持っています。クールビューティの見かけによらず、実は密かに朝倉を心から想っているのですが、オトコの意地と過去の苦い経験からなのか、本心はいっさい見せません。
そうやって、かけ引きめいた大人の関係を続けていた椎名ですが、突然朝倉がアクシデントで記憶をなくしてしまい、別人のようにひたすら自分を頼ってくる素直な男へと変貌したことから、ずっと心の中にあった願望を「嘘」に込めてしまいます。
夢見ていたことを、何も知らない相手を利用して叶えてしまうのは罪作りな行為で、案の定椎名は後に切ない苦しみを味わうことになります。肯定はできないけど、気持ちはわかるのでこのまま少しでも長く椎名に夢を見せてあげたい、とも思ってしまいました…
でも、椎名を「里斗」と呼んでくれる男も愛しいけれど、今会いたいのはあの朝倉で。
記憶を蘇らせようとする行為は、目の前の存在を否定することにもなってしまうのが辛いです。記憶喪失物は、そういう切なさが大きいですね。
こっちの朝倉もいいな~と思って読んでいたので、元に戻るシーンはうるっとしてしまいました。
でも、一番のポイントは二人?の朝倉が互いに相手を嫉妬するところ。自分の知らない自分にジェラシーというのは、かなりのツボでした。
記憶喪失があったからこそ、朝倉も椎名も今までの関係を見つめなおし反省して、改めて相手への愛に向き合えることができたのが伝わってきて、とても甘くてやさしいエンディングでした。
こういう、キュンとくるストーリーも上手い作家さんだなと、改めて感じました。 -
Posted by ブクログ
注目している作家さんなのに、未読だったデビュー作。
明と暗、シリアスな面とコミカルな面、両極端を絶妙なバランスで織り交ぜてくる手腕の片鱗がすでに見えています。
持病の喘息のせいで、様々なことに我慢を強いられ諦めながら生きてきた27歳の銀次。名前が男前ですが、見た目だけでは性格がまさか名前どおりにべらんめえの毒舌家だとは気付きにくい、かわいい系。
医療事務の仕事の関係でこの下町にやって来て、二週間になります。その商店街にある焼き鳥屋で出会ったのが、明るくて騒がしくて天真爛漫すぎる年下男の千明。
銀次がシリアス&毒舌担当なら、千明はお笑い&お騒がせ担当といった役割です。
銀次は持病のせいでいつも不安で弱さもいっぱい持ち合わせているんですが、それを絶対他人に知られたくなくて、強がってびっちなふりをするような性格で、知れば知るほど胸が痛くなります。
そんな銀次の不安や悩みなどおかまいなしに、どんどん近付いてくる千明。すごいです。パワフル。しかも、ゲイに対する偏見もなければ下心なんかもまるでなさそうで、直球で仲良しになりたいと思っているところが何とも言えません。単純明快でやさしくて、でもたまに大暴走したりして、なんか飽きさせない人柄。ただし前半は色気の微塵もないww
年下大型わんこの異種系です。面白い!
どんどん、銀次のパーソナルスペースに侵入してしまいます。
そんな千明に好かれまくって、面倒見られまくって、かまいまくられて…
次第に銀次も、千明は全然好みじゃないタイプだったのにほだされてしまいますが、当然ですよねwこんなに大切にしてくれる人なんて、滅多に現れませんから。
でも、付き合いには必ず別離を前提にしてしまう銀次は、千明と離れる時の辛さばかり畏れて、好きなくせにあえて壁を作っていたのですが…
ああ、切なかった…くすっと笑えるけど、熱いものがじわっと胸に迫ってきます。特に、銀次の恐れていることと我慢していることの辛さが切ないです。悪い方へ悪い方へと思考が傾いていく様子がリアルでした。
そんな銀次を支えることができるのは、やっぱり千明しかいないな~と思えます。あの底抜けの明るさは、変な奴といえば変な奴だしバカっぽいといえばバカっぽいんだけど、だからこそ深刻に考えすぎる銀次の心をしっかり受け止めることができるんじゃないかと。
千明のおかげで、銀次はずい分心が軽くなっただろうなと思います。
エロ的には期待していなかった分(すみません)、意外に千明の強引わんこ攻めに萌えました。
ツボは、アメリカに旅立つ千明のおバカ行動です。爆笑。愛を感じるけど。
それと、千明の両親。やっぱりこの親にして…という感じでツボにはまりました。