あらすじ
わけあって髪を鮮やかなピンク色に染めている光は、ペットシッターのアルバイトをしている。シッター先のボルゾイ犬『ブラン』との関係も良好、連絡ノートを通してまだ見ぬ飼い主とやりとりするのも楽しかった。ふとしたことで飼い主の男性・香取と対面した光は、徐々に彼に惹かれてゆく。ただ光は人と距離を縮められない事情を抱えていた……。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
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Posted by ブクログ
辛い過去を持ち人の視線から逃げるように生きてる光
大きく包み込む愛情を持つ年上スパダリ香取
光の気持ちを少しずつ柔らかく解していく香取の真摯な愛情と不器用で怖がりな光の素直な愛情がなかなか前に進まない焦れったさも良く、丁寧な愛が素晴らしいです
ペットシッターとしてやってきた光を、人に不信感を抱き傷ついた経験のあるブランは、光の傷ついた心を感じとり寄り添うように受け入れたんでしょうねぇ。ブランが二人の背中を押したキューピッド
応援せずにはいられない
ネタバレ注意…匂わせていたように、主人公はワケありです。けれど、彼自身の罪ではありません。家族に犯罪者がいるのです。お陰で故郷を石をもって追われ、学校に通うのもままならず、アルバイト先も次々辞めることになるなど、肩身の狭い思いをしながら生きてきました。今後もそれは変わらないと本人が認めている。
それでも、懸命に生きる中で唯一の友人を作り、傷ついた犬の世話をする姿勢に信頼を寄せてくれた人と知り合い、恋人となった。良かったね、良かったね!取り敢えず就職、頑張って欲しい。
読み返したくなる
野原先生が好きで買いましたが、時々読み返したくなるお話です。
受けは辛い過去を持ち、今もそれに苦しめながらも頑張ってる健気な子で。
そんな彼を大人の包容力で優しく包みつつ、囲い込んでいく攻めが素敵。
受け攻めどちらの親友も素敵なんですよね。
とくに受けの親友は本当に素敵な人だと思う。
電子だとイラストがないのが残念。
せら先生も大好きだから、ぜひ見たかった。
イラスト入れたやつに更新してくれないかな…。
作品買い
野原先生なので買いました。元々動物ものが、好きじゃないけど、野原先生なので期待していた。
保護犬は大変と聞きます。
飼い主さんの愛が、気持ちを落ち着かせ、懐いていくとのこと。
とても愛が、あるお話でした。
Posted by ブクログ
ゲイナイトの出会いから始まって、犬を通して距離が近づいていくも、受には攻に知られたくない秘密があって…というお話。
定番だけど、こういう話って安心感がある。受もいい子で攻もカッコよく、ついでに大型犬も可愛い。親友も思いやりのあるいい人で、薄倖受が幸せを手にする物語を楽しむには、充分すぎるほど。万人に好かれるような話だと思います。
主人公が健気な可愛らしさを持っているので、男でなくても通用する話というのが難点といえば難点。あと個人的に、濡れ場の受のあえぎ声はそろそろどうにかして欲しいところ。
イラストレーターさん、表紙はクラシカルな雰囲気だったけど、挿絵は綺麗に書きこまれていて想像よりずっと好印象でした。ぽかぽかする春の日差しを感じさせるようなお話でした。