野原滋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレリーマンもの。上司との情事をこともあろうに一番嫌いな同期の男に目撃されてしまい、それをネタに身体を要求されてしまう…という痛い話です。
何が痛いって、やることなすことすべてが尖っていて素直じゃない、真寛の態度です。
本当はずっとかわいくて善良なのに、自分の考えを貫くあまり空気が読めてなくてすごく損をしています。
最初いきなり不倫現場から始まっていたので、ますますマイナス印象だった真寛ですが、それをネタに脅す高木はさらにあくどいヤツのようになっていてかわいそうでしたw
早い話、出会った時期にどっちでもいいから素直に告白しておけば、こんなややこしいことにならなかったはず!真寛はあんな性格なので無理かもしれなかったけど、高木はやればできたと思います。ニヤニヤ面白がっていないでちゃんと自分のものにしていたら、きっと真寛も涌沢なんかにかっさらわれていなかったでしょうね…
どいつもこいつも困った人達ばかりですね~
真寛が恩人を涌沢だと誤解したのは、どう見ても高木のせいだという気がするので、彼にはこれからずっと永遠に真寛を大事にして愛を捧げて欲しいと思ってしまいました。
意地っ張りな真寛だけど、お酒が入ると酔っ払ってものすごく素直になってぽろぽろ本音をしゃべってしまうところがかわいいです。
エロ的にはかなり濃厚で分量も多めでサービス満点でした。
お酒でかわいくなってしまう真寛の姿は、書き下ろしの「勝負の行方」でさらに楽しめました。
高木視点になっていたので、彼の本音がうかがえて面白かったです。ガンコで負けず嫌いの真寛が酔うとかわいくなってしまうギャップがよかったです。
焦れ焦れさせられたけど、最後は胸キュンな仕上がりになっていて満足でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ三十路半ばの屁理屈男が、一回り以上年下ののんびり美大生
に骨抜きにされていく話です。
攻がべろっべろに甘やかしまくるんですが、受にも一応
過去のトラウマ的なものもあって、ただののんびりさん
とは違います。
絵を描き始めると、取り憑かれたようになって日常生活
もままならなくなってしまう受を、甲斐甲斐しく餌付け
する攻が、なんとまぁ……にやにや、という感じ。
内容も野原さんらしく、お涙頂戴がしっかりと入って
ますが、割とライトな読み口で重すぎないところがいいです。
絶妙に笑いのツボに入る所なんかもあって、暗くなりがちな
展開に歯止めが掛かっています。
ただ、個人的にイラストがイメージと全然あわないと
いうか、正直微妙だな……と思ってしまったのと、
桃色シーンの受の喘ぎがあんあんしすぎてて興ざめ
だったため、★ひとつマイナスとなりました。 -
Posted by ブクログ
リーマンもの。
契約恋愛ときいて、いろいろ思い浮かぶシチュエーションがあったのですが、ビジネスライクな設定でもエロ特化な設定でもなく、センセらしく繊細で危なっかしい恋の話でした。
すごく気のいい男前な攻でした!彼がすごく付き合い下手なクールビューティのために恋のABCをレッスンしていくうち、いつの間にかほだされてしまう姿にキュンとします。
大学時代からコミュニケーション能力が極端に低かった羽鳥と偶然再会した宇田川。建設請負会社の営業を職にしている宇田川は、大手不動産会社に勤めている羽鳥に軽い社交辞令のつもりで仕事を紹介してくれと頼んだつもりが、彼は本当に大規模事業へ口利きをしてくれます。
律儀だけど相変わらず読めない羽鳥の気持ちに戸惑いながらも感謝する宇田川ですが、「その代わり二ヶ月恋人のように付き合ってくれ」と言われてしまい、仕事を紹介され断りきれなかったのと、興味本位の軽い気持ちから羽鳥の要求に応じることに。
あんな難しい性格の羽鳥をどう陥落させるのか、というのは見ものでした。ひとえに宇田川の、何事にも恐れずちょっと下心もあったりするポジティブさが功を奏したと言って間違いありません。
羽鳥が心を開き始めた瞬間は、宇田川と同じく心ときめきました。
羽鳥みたいな男が自分に心を開いてくれたら、宇田川としてはこれ以上の高揚感はないでしょうね。男冥利に尽きるかもです。
エロ的には本編は萌えるかと言われるとちょっと…と言う感じでしたが、羽鳥視点の「内緒の話」で、まだHに不慣れなのに宇田川からあれこれイジワルな言葉攻めされて悶えるところはかなり煽られました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ▼あらすじ
ガサツな下町男子・直樹は、大企業豪徳寺グループの娘でトップアイドル・一姫の影武者としてスカウトされ、徹底的に教育されるが!?
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表紙に惹かれて購入。でもイメージと大分違うお話でした。
何より東江(攻)のキャラ設定がイマイチよく分かりません。
まず最初に直樹(受)を部屋に連れて来た途端、口調と態度がガラッと変わるのにかなり違和感を感じました。
お金を払うにしろお願いした立場で普通あそこまで豹変しますかね?
せめてもう少しクールで落ち着いた感じでいて欲しかったです。
しかしそれよりもっと違和感を感じたのは謎の「姫ちゃま」呼び(笑)
幾ら何でもそんなクールな見た目して赤ちゃん言葉みたいな呼び方は無いだろうと。
笑いどころなのかもしれませんが悪い方にギャップが効き過ぎてて一気に萎えてしまいました。
なので二人の「あがりん!」と「姫ちゃま!」の掛け合いは更に萎える結果に…。
そこはせめて「姫様」だろうと。攻めでこんなに萎えたのも初めてです…(笑)
テンションが安定しないとうか、最後までよく分からない性格の攻めだな、と思いました。
あとエッチシーンは最後の方にちょこっとあるだけなのでエロはかなり薄めです。 -
Posted by ブクログ
ストーリー作りが念入りで、読ませる作家さん。
前作同様この作品も楽しいだけ、悲しいだけではなくて、さらに心に響くものがありました。
翠がどうして目の前の幸せに気付かないようになったのか、なぜそこまで絵を描くことに没頭するのか、わかると胸が痛くなります。
でも、翠の持つちょっと子供っぽくてぬけてる部分が、そういう痛ましさを軽減してくれるんですよね。そして、ほっとけない気持ちにさせるのです。
互いの姉弟が結婚することになって顔合わせをした諒一と翠はその席で大喧嘩をしてしまいます。翌日謝ろうとやって来た諒一は、パンパンに泣きはらした顔の翠にズッキューンとなってしまいます。
どうして、翠を好きになっちゃったかということが面白くて、なんだかするっと納得できました。
相性サイアクなところから、だんだん近づいていくというのに胸キュンでした。
諒一の気持ちにまったく気がつかない鈍感な翠は、年上男のおせっかいに口うるさいお父さんかオカンのようだと思い込んでしまうのですが、実は心のどこかで何だか心地良いものを感じたりもしているのが微笑ましいです。
翠視点なので、諒一がほんとにオカンに感じられます。かいがいしい。身の回りのことはまるでダメダメな翠は、餌付けされてお世話されっぱなしに。ちょっと、うらやましくなってしまいましたww
ふつうだったら、そんなに甘やかしたら堕落?しそうなんですが、翠の背負っている苦しさを考えたら、もっと甘やかされてもいいと思えます。
登場する食事やデザートがとってもおいしそうでした。
諒一が年上で、頑固だけど余裕のある優しさを持つ男なんです。そういうえらそうな男が、年下で絵のことばかり考えてる天然に、いつの間にかめろめろにされて振り回されて、というのがいいんですよね~
エロ的には、今回ちょっと不満が。喘ぎ声がやたら多くて食傷気味になってしまったので。
あと、イラストがいまひとつでした…申し訳ないけど、勝手に脳内変換させてもらいました。
という理由の★の数です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ★2つか3つで悩みましたが、今後に期待して3つで。
重度喘息持ちの受のキャラが立ってて凄く良かったですが、攻のちーが
あまりに宇宙人というか……年齢と精神年齢が反比例しすぎててイラっと
してしまいました。あんな24歳~28歳(作品中このくらいの時が流れたの
でしょうか)がいたら、普通に厭です。
とはいえ、テンポが良いのでぐいぐい惹き込む話の作りになってます。
受が虚弱さんですが、ネガティブ思考でありながらも、強気で江戸っ子
みたいな性格なので、随所で笑えます。
攻が受を好きになっていく過程を、もっと掘り下げて描写してくれたら、
もっと良かった。
そしてそして終盤まで割と楽しめたのに、最後で沈没。
残念すぎて言葉を失ってしまいました。
これは私個人の好みですが、家族にカミングアウトして、すんなり
受け入れられる空気というのがダメなんです。
しかもこの作品、それが街ぐるみでそうなんですよ……。
そして攻を甘やかしまくる街人達……これはないよ……。
次回作に期待します。