鳥飼玖美子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
あの萩生田文部科学大臣の「身の丈」発言は
2020年でしたでしょうか。
迷走に迷走を重ねて結局2024年まで延期と
なった、大学入試テストの英語教材の民間試
験の利用。
なんと民間企業み丸投げになった経緯の議事
録画無いそうです。捨てたな。
それは置いといて、なぜ現行の試験ではダメ
なのか。なぜ読む力より話す力を重視するの
か。
多くの日本人が抱く英語コンプレックスを炙
り出し、「話す力が優位」なんてものは幻想
でしかなく、全く無意味であることをズバズ
バ指摘します。
理由として植民地では簡単な会話だけわかる
ように占領した側の言語を教えるそうです。
しかし読み書きできるレベルまでは -
Posted by ブクログ
子どもを育てる親として英語教育にどう向き合うべきか心構えと知識を形成するのにとても役に立ちました。
英語が小学校から授業になる、幼保でも外部講師によるクラスを取り入れることが当たり前、等子どもたちへの英語教育はどんどん積極的になっている印象があり、またそれに伴い英語教育の商業化も激化しているものの、学校教育で享受できるレベルは知れておりそれ以上望むか望まないかは本人次第。また英語の習得にはなにが必要か、どうなると成功しやすいかはとっくに歴史が証明しているという事実。英語教育とは、外国語を学ぶ、ということはそもそもどんなことか、生涯にわたり研究されてきた鳥飼先生の金言がどの章からも明確に伝わっ -
Posted by ブクログ
二人の対談が興味深かった。大学入試への民間試験導入については、採点基準、採点者の確保、受験生の試験費用負担など、平等の観点から疑問であると主張する。そして、何より、スピーキング能力を試験で測れるのかと疑問を呈し、4技能礼賛の間違いを丁寧に説明している。特に、母国語と外国語の習得過程の違いから、スピーキング重視の英語教育の間違いを指摘しているところは、納得のいくものだった。改めて、文法や読解の大切さを認識し、今までの英語の学習に自信を持つことができた。また、学習塾で英語を教えているが、4技能万能の空気に怯まず、文法、読解の重要性を継続して指導していこうと思った。学校、塾の先生だけでなく、英語に興