鳥飼玖美子のレビュー一覧
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様々な英語学習に関わる質問に答える形で、英語学習の肝を教えてくれる一冊です。これから、英語学習を始める人や、英語学習を進める中で疑問を感じている人には本書は適切なガイドブックになると思います。単に英語学習に関する質問に答えるだけでなく、役立つ例やトピックを一緒に載せてくれているので、回答を現実のもの...続きを読むPosted by ブクログ
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英語だけに限らず、他の外国語を学ぼうとする人にとっても、示唆深い。中国語学習者である自分の学習方針が間違っていないことをこの本で確認できた。Posted by ブクログ
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学研の「書評で学ぶ小論文の必須テーマ」に取り上げられていたので読みました。自分の無知を痛感したのは、単なる到達度の指標程度にしか思っていなかったCEFRは、EUの「多言語主義」「複言語主義」に基づく言語政策から生まれたものであったということです。これまでまったく調べようともしなかったことを反省しまし...続きを読むPosted by ブクログ
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英語の授業を英語で行うことの問題点が指摘されていました。大変な時代になったという感じです。素人ですけど、そんなに焦らずアウトプットの練習量を増やすことから始めればいいんでないかなと思います。Posted by ブクログ
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対談形式で、ことばの教育について日本語、国語、英語にかかわらず、哲学や理論など様々な視点で語られている。
互いに批判を恐れず、誤解を解き合い、少しずつ本質に迫っていく姿勢に尊敬の念を抱かずにはいられない。
p198〜
教える者がなすべきは、自身が研鑽を積んで真剣に学習者と向き合い、彼らに刺激的...続きを読むPosted by ブクログ -
10代と語る英語教育 ─民間試験導入延期までの道のり。鳥飼 玖美子先生の著書。これだけ学校で英語教育が行われているのに日本人の英語力は低いまま。英語教育にこれだけの時間とお金をかけているのにこのような状態なのは日本の英語教育が悪いからと結論付けるのは自然なこと。政治家が悪いのかお役所が悪いのか学校が...続きを読むPosted by ブクログ
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鳥飼久美子さんは私が学生の頃からスターだった。同時通訳の先駆者の一人として書いた軽めのエッセイと思いきや英語教育の専門家としての硬派の著作で戦後日本の英語教育が抱えてきた問題について興味深い洞察に満ちている。初学者の指導に関して非常に示唆にとんで入れ、何が何でも英語という風潮の今こそ、この本を読む価...続きを読むPosted by ブクログ
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改めて、英語学習は楽なものではなく、根気と努力が必要なのだと再認識しました。
あまり、英語の本を読んだことが無かったことに後悔しました。今からでも読めるかな?Posted by ブクログ -
戦後の国語教育を支えて来た大村はまの教育実践。そして、グローバル化に伴い小学生から授業として取り組まれていく英語。アクティブラーニング、英語のみの授業といった指導方法。この本を通して、私自身も授業について考えさせられました。Posted by ブクログ
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あの鳥飼玖美子先生の振り返る昭和的同時通訳史。英語学習の支えになること間違いなし。
海外留学に関心のある中三長男のために購入。パパとして先に読んでみました。「ニュースで英会話」を長年聴取したリスナーとして、満足の出来。語学教育の理論も大切だが、先生方がどのように語学力を身に付けたのかは、やはりファ...続きを読むPosted by ブクログ -
あの萩生田文部科学大臣の「身の丈」発言は
2020年でしたでしょうか。
迷走に迷走を重ねて結局2024年まで延期と
なった、大学入試テストの英語教材の民間試
験の利用。
なんと民間企業み丸投げになった経緯の議事
録画無いそうです。捨てたな。
それは置いといて、なぜ現行の試験ではダメ
なのか。な...続きを読むPosted by ブクログ -
5歳の子供を育てる親として、自分自身が留学を経験した上で高度な英語教育は現時点では不要と考えていました。
ただ、相応のお金を払うことで、どれだけでも英語の環境が整う現代社会の中で、実際英語に取り組む他の親子をみていると少し焦るのも正直なところでした。鳥飼先生のお言葉で綴られた本を読むことで、そのまま...続きを読むPosted by ブクログ -
子どもを育てる親として英語教育にどう向き合うべきか心構えと知識を形成するのにとても役に立ちました。
英語が小学校から授業になる、幼保でも外部講師によるクラスを取り入れることが当たり前、等子どもたちへの英語教育はどんどん積極的になっている印象があり、またそれに伴い英語教育の商業化も激化しているものの...続きを読むPosted by ブクログ -
10歳前後の娘を持つ身として
本当にタイムリーで今読めて良かった。
焦りそうになっていた私に
焦らなくていいと教えてくれた本。
英語学習の歴史がおもしろくて、
著者の言うように先人たちから学ばないともったない。Posted by ブクログ -
丁寧に大学入試改革のことについて、時系列を追って書かれている。あの時の混乱を振り返ると、ああ、そうだった、とよく思い出せる。改革反対をした若者3人へのインタビューがちょうど良い割合で入っており、若者の危機感もよく分析し、また彼らの持っている力をしっかりと見極めている。
まだ大学入試改革は終わったわけ...続きを読むPosted by ブクログ -
二人の対談が興味深かった。大学入試への民間試験導入については、採点基準、採点者の確保、受験生の試験費用負担など、平等の観点から疑問であると主張する。そして、何より、スピーキング能力を試験で測れるのかと疑問を呈し、4技能礼賛の間違いを丁寧に説明している。特に、母国語と外国語の習得過程の違いから、スピー...続きを読むPosted by ブクログ
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英語のスピーキング力を測るために利用されようとしていた民間試験の導入が中止に追い込まれた直接的な働きかけについてよくわかった。10代の当事者は、この問題をとても冷静に分析していて、粘り強く反対を訴えていたのだということを知った。私も、導入断念はあまりにも準備不足で当たり前だと思ったが、彼らの粘り強い...続きを読むPosted by ブクログ
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大学入試に関する英語民間試験導入の1番の被害者であった高校生の視点を中心に、民間試験導入延期までの過程が鮮明に描かれていた。この本から学んだことは、大学入試改革についてはもちろん、おかしいと感じたものには声を上げて行動することだ。高校生の発言にあった「もやもやしたものを明瞭にしないでいると『あき...続きを読むPosted by ブクログ