鳥飼玖美子のレビュー一覧

  • やっぱり英語をやりたい!

    Posted by ブクログ

    やはりモチベーションなんだろうな。
    近頃、AI翻訳の進歩もあって、本書を読んで、やっぱり英語の勉強はもういらんかなぁと開き直りの心境にもなった。

    0
    2024年02月18日
  • 本物の英語力

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    英語学習は格闘だ!

    英語を何のために学ぶのか。そこから発展して、どのように英語を学ぶのか、つまり英語の学習法に注目した本。外国語教育をかじっていたものとしては、なるほどと思う話がたくさん。

    結局は自律性。自分で必要性と目標を持っていることが外国語学習には必要である。特に英語学習は日本において、普段使う言語でもないし、自ら学びにいかないとインプットもアウトプットも足りない。

    いわゆる4技能の何に重点を置くかさえ、それぞれの動機によって異なる。だからある意味中高生が受験のために丸暗記するのは理にかなっている。でも英語もとい外国語学習の醍醐味はそこではないと思う。著者も記しているが外国語が異文

    0
    2024年01月02日
  • 歴史をかえた誤訳(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    主に政治の場で展開された会話で、ちょっとしたニュアンスの差(文化の差)からトラブルになった事例を紹介している。

    冒頭から第二次大戦での原爆投下に繋がったとされる、ポツダム宣言に対する日本政府の「黙殺」という言葉が話題に上る。発した側と受け取った側の真意は色々あるだろうが、異国間でのコミュニケーションの重要性が伝わってくる。

    通訳という仕事の優劣は、ネイティブか否かよりも結局のところ母国語の語彙力や理解力に左右されるという。特に文学作品などはそれが顕著に出る。

    自分自身たくさんの本を読んでいるが、翻訳ものはどうしても苦手だ。読書を始めてしばらく経ってから翻訳物が読みづらい理由が異国間での文

    0
    2023年12月17日
  • 話すための英語力

    匿名

    購入済み

    英語を通じた発信力

    「百万人の英語」の番組を大学受験生の頃に聞いていた時から憧れていた作者の主張は、何十年を経てもやはり正論で、説得力がある。「英会話」という単語は、ドイツ語にはない。ドイツで生まれ育っている息子に聞かれて、どういう意味か、なぜこの言葉が日本でよく使われるのかを説明した。ドイツでは学校の英語の授業で、口頭で自分の意見を英語で主張する機会が多く、生徒は訓練されている。だからドイツ語には英会話なんて言葉は必要ないのか、と驚いた。国際共通語としての英語で、情報を発信していける底力をつけるには、どうしたらいいか、方向性を探るコンパスのような本だった。

    0
    2023年02月26日
  • なんで英語,勉強すんの?

    Posted by ブクログ

    <本から>
    一番目が「言語についての知識」で、文法や発音や語彙などが含まれます。
    二番目は、英語を話ししたり書いたりする際の「組み立て方」です。
    (略)
    三番目は、「社会の中でことばがどう使われているか」を知っていること
    四番目に、「方略を知っていること」

    0
    2023年02月10日
  • 英語コンプレックス粉砕宣言

    Posted by ブクログ

    日本の学界をリードする2人の対談です。英語教育をテーマに話をしていますが、齋藤氏の鋭い着眼点と幅広い知識に驚かされました。この人は、日本文学ではなく英語教育が専門なのかしらん?鳥飼先生の筋の通った「英語教育観」も読んでいてさわやかです。この二人の発想が、日本の英語教育に取り入れてもらえるといいのですが…。まあ、難しいのでしょう。

    0
    2021年11月20日
  • なんで英語,勉強すんの?

    Posted by ブクログ

    妻の敬愛する筆者の中学生向けのジュニア新書。タイトルになっているこの問いに、すっきり答えられたら、英語教師として一人前なのかもしれません。私はまだまだ半人前なので、答えられません。中学生にもわかりやすく平易な表現で書いてあるので、すぐに読み終わります。でも英語の嫌いな生徒たちの顔を思い浮かべると…。これで好きになってくれるといいのですが。

    0
    2021年11月08日
  • 本物の英語力

    Posted by ブクログ

    過去から現在にかけてもなお英語学習で多数メディア出演されてる鳥飼さんの本。
    インフルエンサーのような派手なアプローチをせず、地道に信頼を勝ち取り英語教育の重要性を説いた方であり、この本からもそれが垣間見れた。
    ホームステイ制度のはじまりが、フランスとドイツの学生間で第二次世界大戦のねじれ解消を目的としていたことは驚きだった。

    1
    2021年11月05日
  • 通訳者たちの見た戦後史―月面着陸から大学入試まで―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    通訳、翻訳に関心があり、面白そうと思い読み始めました。様々な通訳者の方のたくましいお話からたどる戦後史。日本が国際社会に復帰するための重要な会議というはかり知れないプレッシャーの中、架け橋となった通訳者の方々に尊敬の念を抱きっぱなしでした。ところどころに、著者の英語を学ぶことへの思いが散りばめられており、英語学習のモチベーションがあがりました!

    0
    2021年11月04日
  • 通訳者たちの見た戦後史―月面着陸から大学入試まで―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    通訳に関する豊富なエピソード、筆者の通訳から異文化コミュニケーション論までの思考の遍歴など、とても興味深い。2013年の著作の文庫本化(一部更新)だが、もう少し最近の話も盛り込まレているとよかったという印象も。

    0
    2021年10月06日
  • 本物の英語力

    Posted by ブクログ

    軽い英語エッセーかと思いきや、昨今の英語教育に対する危機感からこれまで避けてきたハウツーに陥りがちな英語学習法に敢えて踏み込んだ作品とのこと。そう言われれば英語教授法の専門理論にも触れられていて参考になる。
    英語学習には目標・目的が必要なこと、英語ができないのは語彙が圧倒的に不足しているのが原因であること、精読と多読はバランスよく両方学習する必要がある事、文法は英語を使うために知っておくべき最低限のルールであること、シャドウイングは同時通訳の訓練法ではあっても手放しで推奨できる学習法ではないこと、英語を学習するより英語で学習する方が効率が良いこと、留学と語学研修はまるで別物であること、などなど

    0
    2021年09月22日
  • 歴史をかえた誤訳(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    歴史において翻訳が必要となる場面は多々あるが、いわゆる「誤訳」はどうして起こるのか、、なぜそれは誤訳になってしまうのかというのがすごく端的にまとめられている。取り上げられている題材もわかりやすい説明がついているので少し日本史に抵抗がある人で英語に興味がある人は面白いと思う。文化的に背景を捉えながら英語を学ぶことの重要性を感じた。日本の英語教育ってどうなんだろうな〜と思わずにはいられなかった。

    0
    2021年09月17日
  • 本物の英語力

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    英語は文法も大事だし、発音も大事で、多読をすることが英語を伸ばすのにいいと分かった。会社では英語は会話もだけど、メールや文書を書くときのためにライティングがより重要だと知った。精読と多読を組み合わせて、なるべく毎日英語に触れて、継続して勉強しよう。語学は継続が大事だと作者も言っていたので、めげずに続けたい。

    0
    2021年07月16日
  • 本物の英語力

    Posted by ブクログ

    ちょうど英語をしっかり学ぼうと思っていたところなのでこの本に出会って良かったと思う。
    留学に行くには目的を持って行かないと意味がなく成長もできない。
    中学英語などの実態なんかも細かく書かれていて面白かった。
    とりあえず言えることは、英語をできるようになるためには(1人1人できるの定義は違うが)、努力が大切。

    0
    2021年05月19日
  • 英語教育の危機

    Posted by ブクログ

    コミュニケーションが具体的に何なのかよくわからず学習指導要領にモリモリ盛り込まれてることのヤバさがよくわかった。

    0
    2021年05月09日
  • 迷える英語好きたちへ(インターナショナル新書)

    Posted by ブクログ

    興味深く読ませてもらった。
    対談形式ということも関係してると思うが、現行体制の批判が主となり、英語教育に必要な力が何かという点に対して詳しい説明や考え方が、詳しく書かれていなかったのが残念だった。あくまでも英語教育に対する導入編として書かれたものであると感じる。
    ただ、最後の方の英語の勉強の仕方は興味深く参考になるものだったので、そこら辺の教え方、英語教育に対する考え方の体系立てたものを、両作者の著書を追って学びたいと思えた。

    0
    2021年01月23日
  • 迷える英語好きたちへ(インターナショナル新書)

    Posted by ブクログ

    自分のこれまでの英語学習についての考え方をかなり変えさせられた。自分も「日本人が英語が不得意なのは読解と英作文に偏ったこれまでの英語教育のせいだ、と軽々しく発言している経済人や政治家」と同じことを言っていた。小学生のころから簡単な道案内や自己紹介を英語で言えるようにしたとしても、パーティーでネイティブスピーカーと楽しく話し合えるような会話力が身につくわけではない。これまでやってきた中学・高校での英語読解と文法の基礎をしっかりマスターしたうえで、個々人が勉強を継続することしか全く異なる言語である日本語を母語とする我々が上達する道はない、という主張は説得力があった。大学入試に「英語四技能」の導入は

    0
    2021年01月01日
  • 迷える英語好きたちへ(インターナショナル新書)

    Posted by ブクログ

    言っていることは至極もっとも。「4技能」なんて言っても全部いっぺんにできるわけはなくて、それも大学入学試験に課せばできるようになる、なんてことは更にない。だいたいこれを言っている政府のおっさん達が全然英語「4技能」できてないだろう。(全然論理的に議論もできてないし)
    他にもカタカナ英語の弊害、文学の効用などいろいろ考えさせられるトピックがいろいろ。だって日本語に置き換えて考えてみればわかるよねぇ、ある言語でちょっとした道案内や自己紹介ができるだけでビジネスでわたりあったり国際情勢を論じたりできるわけではない、って…

    0
    2020年11月09日
  • 10代と語る英語教育

    Posted by ブクログ

    最初は読みにくかったが、読み進めるうちに引き込まれた。特に3人の若者の生育歴や考えが書かれているところ。終章の大学入試についての課題のまとめも良かった。

    0
    2020年10月28日
  • 10代と語る英語教育

    Posted by ブクログ

    NHKでは温厚に喋られる著者が熱く語られる教育書。
    今の学生達のなかにもしっかり問題意識を持って行動に移していることがはっきりと読み取れます。
    「教育にいってるのがああいう人たちですから」は衝撃的な一言です。

    0
    2020年09月07日