鳥飼玖美子のレビュー一覧

  • 本物の英語力

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    軽い英語エッセーかと思いきや、昨今の英語教育に対する危機感からこれまで避けてきたハウツーに陥りがちな英語学習法に敢えて踏み込んだ作品とのこと。そう言われれば英語教授法の専門理論にも触れられていて参考になる。
    英語学習には目標・目的が必要なこと、英語ができないのは語彙が圧倒的に不足しているのが原因であること、精読と多読はバランスよく両方学習する必要がある事、文法は英語を使うために知っておくべき最低限のルールであること、シャドウイングは同時通訳の訓練法ではあっても手放しで推奨できる学習法ではないこと、英語を学習するより英語で学習する方が効率が良いこと、留学と語学研修はまるで別物であること、などなど

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    2021年09月22日
  • 歴史をかえた誤訳(新潮文庫)

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    歴史において翻訳が必要となる場面は多々あるが、いわゆる「誤訳」はどうして起こるのか、、なぜそれは誤訳になってしまうのかというのがすごく端的にまとめられている。取り上げられている題材もわかりやすい説明がついているので少し日本史に抵抗がある人で英語に興味がある人は面白いと思う。文化的に背景を捉えながら英語を学ぶことの重要性を感じた。日本の英語教育ってどうなんだろうな〜と思わずにはいられなかった。

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    2021年09月17日
  • 本物の英語力

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    ネタバレ

    英語は文法も大事だし、発音も大事で、多読をすることが英語を伸ばすのにいいと分かった。会社では英語は会話もだけど、メールや文書を書くときのためにライティングがより重要だと知った。精読と多読を組み合わせて、なるべく毎日英語に触れて、継続して勉強しよう。語学は継続が大事だと作者も言っていたので、めげずに続けたい。

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    2021年07月16日
  • 本物の英語力

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    ちょうど英語をしっかり学ぼうと思っていたところなのでこの本に出会って良かったと思う。
    留学に行くには目的を持って行かないと意味がなく成長もできない。
    中学英語などの実態なんかも細かく書かれていて面白かった。
    とりあえず言えることは、英語をできるようになるためには(1人1人できるの定義は違うが)、努力が大切。

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    2021年05月19日
  • 迷える英語好きたちへ(インターナショナル新書)

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    興味深く読ませてもらった。
    対談形式ということも関係してると思うが、現行体制の批判が主となり、英語教育に必要な力が何かという点に対して詳しい説明や考え方が、詳しく書かれていなかったのが残念だった。あくまでも英語教育に対する導入編として書かれたものであると感じる。
    ただ、最後の方の英語の勉強の仕方は興味深く参考になるものだったので、そこら辺の教え方、英語教育に対する考え方の体系立てたものを、両作者の著書を追って学びたいと思えた。

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    2021年01月23日
  • 迷える英語好きたちへ(インターナショナル新書)

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    自分のこれまでの英語学習についての考え方をかなり変えさせられた。自分も「日本人が英語が不得意なのは読解と英作文に偏ったこれまでの英語教育のせいだ、と軽々しく発言している経済人や政治家」と同じことを言っていた。小学生のころから簡単な道案内や自己紹介を英語で言えるようにしたとしても、パーティーでネイティブスピーカーと楽しく話し合えるような会話力が身につくわけではない。これまでやってきた中学・高校での英語読解と文法の基礎をしっかりマスターしたうえで、個々人が勉強を継続することしか全く異なる言語である日本語を母語とする我々が上達する道はない、という主張は説得力があった。大学入試に「英語四技能」の導入は

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    2021年01月01日
  • 迷える英語好きたちへ(インターナショナル新書)

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    言っていることは至極もっとも。「4技能」なんて言っても全部いっぺんにできるわけはなくて、それも大学入学試験に課せばできるようになる、なんてことは更にない。だいたいこれを言っている政府のおっさん達が全然英語「4技能」できてないだろう。(全然論理的に議論もできてないし)
    他にもカタカナ英語の弊害、文学の効用などいろいろ考えさせられるトピックがいろいろ。だって日本語に置き換えて考えてみればわかるよねぇ、ある言語でちょっとした道案内や自己紹介ができるだけでビジネスでわたりあったり国際情勢を論じたりできるわけではない、って…

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    2020年11月09日
  • 英語コンプレックス粉砕宣言

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    日本人に根強い「ペラペラ」コンプレックス。入試制度、学習指導要領の改訂(改悪?)が進む中、日本人のとっての英語コミュニケーションのあり方を考える一冊。

    読書論関係の著作のヒットの多い齋藤孝氏。専門は教育学、コミュニケーション論。一方の鳥飼玖美子さんは通訳、翻訳の大御所。この二人による対談。中央公論に掲載されたものを膨らませた内容。

    日本人の英語教育の問題点の指摘だけでなくメリットも多く挙げているところが良い。近年は会話を重視する姿勢であるが、日本語で英文法を学ぶことや、英文解釈の英語学習に留まらない利点など。また英語を学ぶ前に日本語の骨格、日本に関する智識が必要であることなど示唆に富む内容

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    2020年08月15日
  • 話すための英語力

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    2017年。
    東京オリンピックを前に、前書「本物の英語力」の続編として書かれたもの。話すための方略に重点。箱根駅伝の解説から引用し「すぐまえの目標」を目指して少しずつ、と記す。

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    2020年07月23日
  • 本物の英語力

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    2016年講談社現代新書。
    2011年『国際共通語としての英語』の続編として「英語格差」を飛び越える英語学習の提案として書いたという。
    英語よりまず話す内容をとの出張も。

    第1部 英語は基礎力-発音、語彙、コンテクスト、文法
     第1講 「なんで英語やるの?」
     第2講 「発音」は基本をおさえるー「国際共通語」はハチャメチャ英語ではない
     第3講 先立つものは「語彙」
     第4講 「コンテクスト」がすべてを決める
     第5講 話すためにこそ文法

    第2部 英語の学習法―訳す、スキル、試験、デジタル、そして映画
     第6講 訳すことの効用
     第7講 英語はスキルか内容か
     第8講 英語力試験にめげない

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    2020年06月26日
  • 本物の英語力

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    日本人が悩んでいることが我が子とのように書いてありひきこまれてさっと読み進んでいけた。なかでも英文法をしっかり身に付けたいと感じたこと。英語を学ぶことは人生の挑戦くらいに考えるんだと目からうろこでした。

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    2020年06月24日
  • 子どもの英語にどう向き合うか

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     ALTに「面白いよ」と教えてもらって読んでみました。
     単に,現代の英語教育についてもの申す本ではなく,日本人と英語との出会いの話もあって,英語教育の歴史的な流れもわかりました。単純に,おもしろかったです。
     今の早期英語教育の問題は,100年前にもあったことがわかります。著者は,1894年に,すでにこのときから岡倉天心の弟であり英語学者の岡倉由三郎によって指摘されていた弊害を列挙した後で次のように述べています。

     条件整備が不十分なまま,問題山積であるにもかかわらず小学校英語の教科化が始まろうとしている現状を見ると,100年前にも同じようなことをしていたのに,なぜ歴史から学ぼうとしないの

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    2020年02月09日
  • 本物の英語力

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    文字通り、英語圏で通用する本物の英語力を身に着けるためにはどうしたら良いかを説いた一冊。

    英語教育の第一人者だけあって、その言説には説得力があった。

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    2019年10月20日
  • 話すための英語力

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     本書の主題を一言でいうと、英語で会話するにあたっての「暗黙のルール」と、それについて気づくことの重要性、ということになるかと思います。
     私は、ふだん英語で会話する機会は多くありませんが、時折「セカンドライフ」というウェブ上のゲームで外国人の人とチャットをします。その際気づくことには、相手の言っていることがさっぱりわからないときというのは、難しい単語が出てきた時ではなく、むしろ、やさしいけど多義的な単語が出てきた時です。ネイティブであれば、「その文脈ではこの意味で決まりだろう」というのは常識なのでしょう。しかし、日本人をはじめとするノンネイティブは、その単語が使われるコンテクストをネイティブ

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    2018年07月06日
  • 本物の英語力

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    英語学習は異文化理解である。というフレーズが印象に残った。多様な文化が混在するグローバル社会では、自分とは違う性質のものに対して心を開き、受入れようとする寛容さが求められるのかもしれない。
    宇宙飛行の岩田光一の言葉に、「守りに入るな」というものがあったが、現状に定常化せず常に新しい目標を持って仕事にも私生活にも取り組みたいと思った。

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    2018年02月06日
  • 本物の英語力

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    「あとがき」で著者は、「どのように学ぶかは学習者が個々に考えて選択すべきことだと考えてきた私が、あえて学習方法に踏み込んだ」と述べており、本文中ではとくに、「英語を覚えようとするのではなく、知りたい内容、興味のある内容を英語で学ぶ」というアプローチが取り上げられています。

    ただしそれも、自分なりの英語学習の目的を設定し、自分にとって適切な学習法を自分自身で考える「メタ認知ストラテジー」の重要性から導かれる学習方法であり、著者の基本的なスタンスは少しも変わってはいないと言ってよいと思います。とくに、音読やシャドーイング「だけやっていればいい」といったような、目標もない盲目的な英語学習を反省して

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    2017年06月21日
  • 話すための英語力

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    ネタバレ

    同著者による『国際共通語としての英語』(2014年),『本物の英語力』(2015) (いずれも講談社現代新書)に続く続編です。

     英語を使うには単語やフレーズ,そして単語の適切な並べ方(いわゆる文法)を学ぶ必要がありますが,英語でやり取りする場合には日本語で行う場合と多少異なるコミュニケーション上の約束事があります。本書はそのようなコミュニケーション・ストラテジーを紹介したもので,特に鳥飼氏の前著『本物の英語力』(2015)と対を成すものと解釈できます。

     鳥飼氏の言う「コミュニケーション・ストラテジー」とはどのようなものかというと,うなずきやあいづちに関する日本語と英語の差や,エレベータ

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    2017年05月23日
  • 国際共通語としての英語

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    英米人などのように、英語を母語とする人たちは4億人程度なのに対し、インドやシンガポールなどのように英語が公用語の人たちと、英語を外国語として使う国の人たちを合わせると、十数億人になるという。なので、我々が英語を使う相手もそれら十数億人になる確率がはるかに多く、そのような時代では英語は英米人の基準に合わせる必要はない時代になっていると著者は主張する。つまり、英語はネイティブレベルを目指す必要はなく、言語としての最低限のルール(文法、発音、アクセント、イントネーション)が守られていれば十分で、それを前提とした英語教育をすべきである、というのが本書の主張である。
    英語に限らず、語学学習にはネイティブ

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    2016年08月14日
  • 国際共通語としての英語

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    「ニュースで英会話」を見始めて知った鳥飼さん。とても読みやすかった。日本人が何で英語を勉強してるのか、考えさせられる。

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    2014年12月08日
  • 歴史をかえた誤訳(新潮文庫)

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    「言葉は文化である。」この言葉をまさに実感できた本。
    どんなものをとっても、100パーセントの意味を持って訳すことはできないようです。an orange cat って、何色の猫だと思いますか?

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    2013年11月29日