沢村凜のレビュー一覧

  • カタブツ

    Posted by ブクログ

    少し前に読んだ『黄金の王、白銀の王』が面白かったので、沢村さんの作品を購入。まず「バクのみた夢」の不思議な雰囲気に魅かれた。タイトルにあるとおり、誠実でカタブツな二人の男女のお話。そして最後の「無言電話の向こう側」。これもまた己の信念(?)を貫く登場人物が面白く、やさしい結末が印象的だった。

    0
    2011年07月17日
  • カタブツ

    Posted by ブクログ

    でてくる人たちは基本的にモラルのしっかりした人たちです。良心に誠実で、唆されれば気持ちは揺らぐけど道を踏み外せないタイプ。なので事件に巻き込まれても面白みに欠けるのが残念。話のつくりは好きなので、もうちょっと表現の仕方が変わるとぐっと引き込まれると思います。いい意味で次回作に期待。

    0
    2009年10月04日
  • 王都の落伍者―ソナンと空人1―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    愚かな放蕩息子の異世界転生、として読むにはソナンの言動がいちいち共感性羞恥してちょっと厳しかった……取り敢えず沢村凜を信じて読むしかない…

    0
    2025年09月07日
  • 朱く照る丘―ソナンと空人4―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    久しぶりのガチファンタジーでした。
    いいところのお坊ちゃんはグレてなんやかんや自業自得の事故で亡くなりかけたところ、神の目に止まって別世界に落とされる。ただし、別世界と思いきや同じ世界の別の国だったというオチ。落とされた国と生まれた国で貿易が始まってその仲介をする。(言葉がわかるから)
    でも生まれた国に連れ戻されて罪を生産して落とされた国に生きて戻って偉業を達成しました。という話。
    主人公めっちゃがんばって、領民にめちゃめちゃ慕われます。与えられた土地の領主としてど貧乏な地を豊かにかえたからなのですが、その方策がすべて上手くいくという。ちょっと。。ちょっとだけご都合主義展開なところがありました

    0
    2025年09月07日
  • 王都の落伍者―ソナンと空人1―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    【あらすじ】
    主人公・ソナンは良いとこのお坊ちゃんでとても恵まれた環境で育ってきた。でも何かが満たされない。自堕落な生活で何度も父上を怒らせては勘当され、それでも自分の人生に責任を持つことができなかった。

    ある日、ソナンは川の中に落ちて死を迎える。ソナンは死ぬことを恐れていなかった。自分を大切にしてこなかった彼は、生きることに執着がなかったのだ。
    ソナンは己が死んだと思った。
    だが、神の気まぐれによって第二の人生を歩むことになる─────

    ──────────────────────────────

    【ネタバレ&感想】


    死ぬまでのソナンの性格がかなり終わっていて、弱者をいたぶって仲間

    0
    2025年08月02日
  • 紫姫の国(下)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    紫姫との間に娘が生まれ、紫姫のいいつけ通りにこなしてきたソナン。
    都に入ると紫姫の護衛隊のようなものに入らされる。
    束の間の親子の時間だが、紫姫の暗殺が企てられてる事を知る。
    暗殺は成功し、紫姫は殺されるが、実は神の手によって幼き時にフームーと入れ替わってた事を知る。
    最後が急展開すぎて、もう少ししっかり描いて欲しかった。しかし、紫姫の国のシステム、腐敗、権力など現代でもあるだろう構図はしっかりと描かれていて、描かれているからこそ、そういった根幹に関わらない紫姫の死がなんだか展開をつまらなくしてると思った。

    0
    2025年07月09日
  • 紫姫の国(上)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    まさか、ソナンのシリーズにサイドストーリーがあったとは!
    淡々とはじまり、今回の主人公のソナンに降りかかる不幸が淡々と語られる。
    騙されて外海を渡り、難破してたどり着いた先で出会った少女。
    ライネンココニイタラオマエトコヲナス
    の意味を知るため、ソナンは必死に生き、再び少女と出会う。
    紫姫が治める国は一見穏やかに見えるが、紫姫は過酷な運命を背負っていた。
    それを知ったソナンはどうするのか。
    物語はまだまだ序盤。物事が動く前。次巻が楽しみだ。

    0
    2025年07月08日
  • 王都の落伍者―ソナンと空人1―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    空鬼の力で、生き返った極悪非道のソナン。死ぬ前に後悔しても遅いが、新たな生で正しく生きたい?と思ったのかなー。
    残された人たちがどうなったのか気になる。タハルが無事であって欲しい。
    生き返ったソナンが、戦で攻をなしたのはよかったが、人違いで結婚したいとか言い出したのがちょっと??と思った。
    面白いのかどうかよくわからず読み終わってしまった。

    0
    2025年05月13日
  • 鬼絹の姫―ソナンと空人2―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    1巻目の前振りが長過ぎで2巻目を手を付けるのが遅くなりました
    表題の「鬼絹の姫」は、色々な意味を想像させますが、七の姫(ナナ)の出番が少な過ぎ

    0
    2025年04月17日
  • 朱く照る丘―ソナンと空人4―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    結局、最後まで自分のやりたい事をやりたいように貫いた主人公。
    挫折や後悔、苦悩もあっただろうけれど、子供じみたイメージが強いです。
    物語の終わりまで、愛されるお騒がせ健在です(笑)
    出来るなら弓貴に戻ってからのお話しを、もう少し読んでみたかったかなぁ……。

    0
    2024年07月18日
  • 運命の逆流―ソナンと空人3―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    心機一転と思いきや、ソナンとしての自分に向き合わなければいけない現実。
    やっぱり全ては自分に返ってくるんですね……。
    ナナの一途さが切なくなってきます。

    0
    2024年07月18日
  • 鬼絹の姫―ソナンと空人2―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    意気揚々と活動する主人公の姿に、周囲の人達はめちゃくちゃ大変だろう。
    愛されるお騒がせと化した主人公が、異世界ではなく異郷だと気が付く場面には、そう来たか!と。
    まとめ買いしておいて良かった〜と喜んだ瞬間です。

    0
    2024年07月18日
  • 王都の落伍者―ソナンと空人1―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    なんと言うか、自業自得・因果応報を体現している主人公だなぁと。
    奇跡にすがって、言い訳して……それでも最後には自らの言動の責任が追いかけてくる。

    空人を見ていると、結局自分の人生は自分で切り開いてケリをつけなければいけないんだなと感じますね。
    心しておこう。

    0
    2024年07月18日
  • 黄金の王 白銀の王

    Posted by ブクログ

    星3.5
    初めてファンタジー小説というものに触れたがなかなか読み応えがあった。
    公のために生きる、私のために生きる、その間で揺れ動く心を押し殺し、本書の表現を借りれば「なすべきことをなす」感動とやるせなさ、切なさ、かっこよさ、色々な人の側面が垣間見えた。

    0
    2024年01月27日
  • 朱く照る丘―ソナンと空人4―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    個人的には不完全燃焼の感じが否めないのですが、作者さんの中で折り合いついたものが私に届いてないからなのかなと思いました。

    0
    2022年11月17日
  • 王都の落伍者―ソナンと空人1―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    異世界転生ものに近い印象。
    導入編なのですべて次巻に繋がると思って読むと良いかも。
    主人公が「あ、そっち」と思ったので、それは面白かったです。
    このままシリーズを追いたいと思います。

    0
    2022年10月26日
  • 王都の落伍者―ソナンと空人1―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    -------------------------
    令和のファンタジーは
    沢村凛が牽引する!
    まったく新しい、英雄物語。
    -------------------------
    十二国記物語と守り人シリーズが大好きで、
    本屋で気になって手に取りました。

    ただ、私にしては珍しく、途中で何度も挫折した一冊です。苦笑

    名称軍のひとり息子として生を受けながら、
    とにかく自由にわがままに、
    他人を傷つけ、父親からも勘当されるような生活を送るソナン。
    自らの悪事で死ぬ間際に、
    空鬼(そらんき)という神の気まぐれで、
    見知らぬ異国で生きることになります。
    というか、ソナンがその国を選んで、自ら降りていくんで

    0
    2021年08月28日
  • 王都の落伍者―ソナンと空人1―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    空人の性格はあまり良いものではないけど、土壇場になってからの後悔が強い。
    転生してもまだ良いとはいえないけど、今後どうなっていくか。

    0
    2021年07月23日
  • 朱く照る丘―ソナンと空人4―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    誰も書いてないから私の勘違いかもしれないが‥
    空人は色の見分けがつかなくて4の姫と7の姫を間違えたのにナーゲンの部屋で出会ったオッドアイの男の目をそれぞれの姫が着ていた服と同じ色の目と表現していて???となった。
    色盲かと思っていたけどトコシュヌコでは水色も青も青としか表現しない。細かい色の名前を持っていなかったというのが本当だったのかな。何度も空人には色の違いがわからないというセリフが出てきていたのでなんかもやもやした。

    0
    2021年06月13日
  • 朱く照る丘―ソナンと空人4―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    後半が特に良く言えばテンポが良い、悪く言えばあらすじ読んでる様なバタバタ感

    そして弓貴は日本やイスラム系位、女性は表に出ないイメージだったのに、イキナリ外交も護身術も何でもござれの七の姫のチート感

    弓貴に帰ってからラスト迄は、淡々としたスタンスがこの作家さんらしいけど、もうちょっと詳しく描いて欲しかったかな。

    0
    2021年05月25日