沢村凜のレビュー一覧
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沢村凜の著作は「黄金の王 白銀の王」に続き2作目。
「黄金の王 白銀の王」が妙に心に残る話だったので、これにもちょっと期待した。
・・・が、テーマはともかく、登場人物たちに感情移入出来なかった。なので★は3つの評価。
本作は、遠い未来、どこかの宇宙の話。
属す星も人種も違うクルーたちを乗せた一隻の宇宙船が、事故により無人惑星に漂着してしまう。
生き残った人々をある優れたリーダーがまとめ上げ、小規模ながらもしっかりとした国家体制を作り、飢えや寒さをしのぎながら最小限の犠牲で救援までを持ちこたえる。
が、救援後、リーダーが属する国家は彼をある罪に問うた。その罪とは・・・!? -
Posted by ブクログ
ネタバレ①とある貴人の執事となり、彼女の無理難題に応える借金まみれの男
②他人に親切を働くため、困った人を探す中年サラリーマン
③いろいろな人物が入れ替わり立ち代り物語を紡ぐ
この3つが順繰りに進む。
まず借金男の場面以外、よく意味がわからないまま進む。
特に③は、男に会うため田舎町に来たのにペディキュアが剥がれてしまい除光液とマニキュアを探しさまよう女、ATMで金を振り込みたい男、宗教の勧誘を始める女、ヒッチハイクの振りをした強盗などが唐突に主人公となり意味不明。
最終的に、借金男が貴人の願いをかなえるために考えた策略がすべてのはじまりだとわかる。
そして話は繋がり、確かになるほど -
Posted by ブクログ
淡々とすぎる毎日でも、だれもが自分なりの密かな楽しみを持って生きている。通勤電車でのチョッとした顔みしりや、風景もそのひとつで。そんな中、ある出来事をきっかけに、2人は出会うことになる。密かな楽しみという価値観が同じだった2人が。それは本当に偶然だった。主人公ミゾッチとその男は、まるで足りなかったピースがはまるように惹かれあっていくが、彼の過去が謎のままだった。その謎が解かれた時…2人は…? 人間は思うほど強くはないから、いろんな経験や体験を通して強くなっていく。過ちを犯しながら成長し、強くなっていくもの。ここで描かれているあやまちが、もうひとひねりあってほしかった。ちょっと感動には至らず、や