沢村凜のレビュー一覧

  • 瞳の中の大河

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    同じ作者の作品でおすすめされたモノが面白かったので、実家から帰る電車で読むにもいいしと購入しました。

    黄金の~と似たテイストでしたがまた違う感じ。1人の一生を追う物語。リアルファンタジーが面白くなってきました。ファンタジーを読みたい欲望がむくむく湧いてきました。
    ファンタジーっていうか、中世のどこかの物語みたいな。。内容量が豊富でこれも読んでも読んでも終わらない!と言いたくなる話でした。面白かったけど。

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    2012年08月18日
  • 瞳の中の大河

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    読み応えありました。一気読みです。
    たくさんの登場人物の思惑や行動がいろんな出来事を引き起こし、事態は坂道を転がるように展開していく。
    アマヨクの信念、カーミラの強かさ、オルタディシャル公の思惑や、シュナンやルタンを襲う悲運や幸運等々、読み始めたら気になって止まりません。
    ラストの二人の会話もいいカンジで余韻を残しています。
    それぞれの登場人物たちのその後も気になりますね。

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    2012年08月14日
  • リフレイン

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    SFかと思って読み始めたら、あれよあれという間に場面は法廷へ。
    奪った命に対しての責任を誰がとるのか。
    難しい話で、読んでいて楽しいというよりも、「一体この展開の始末はどうつけるの!?」と気になってしかたがない状態になりました。
    後半はフレオンと一緒になって、何度「ラビルの頑固者-!」と思ったことか。
    しかし、あの星の倫理観はとても立派で得がたいものだけど、多惑星との法整備やもろもろの統合の道はなかなか大変そうですね・・・。

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    2012年08月09日
  • 瞳の中の大河

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    ネタバレ

    野賊が跋扈し内乱が続くある国で、国の平和のために戦う軍人の人生を描いたお話。
    この世に存在しない国での出来事という意味ではファンタジーではあるものの、 魔法も超人も出てこないので歴史小説のような感じ。

    主人公アマヨクは大貴族の私生児である母と平民の父を持ち、駆け落ちした両親と山奥で暮らしていたが、将軍である伯父の後押しで国王軍に入隊する。
    少尉として最初の行軍で、野賊のオーマ一味と遭遇したことから物語が始まる。

    あまたの戦いに勝利し着実に出世を遂げるアマヨクだけれど、
    何度も死に目に遭ったり、信頼していた伯父に裏切られ拷問され囚人として採石場に送られるなど、主人公とは思えない痛め

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    2012年04月02日
  • 瞳の中の大河

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    特に著者を知らずに、本屋の店頭でおもしろそうだったので購入。
    大正解です。

    主人公はまっすぐだけど癖のある人。実際にいて一緒にいたら大変だと思うけど、やっぱり偉人はこういう人なんだろうなぁとつくづく思いました。

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    2011年11月06日
  • さざなみ

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    「シマウマは白地に黒なのかしら、黒地に白なのかしら」
    思わずこの質問の答えを真剣に考えてしまった。
    絹子さんの思いつきから発生した白(善意)とも(悪意)とも判別しきれないグレーゾーンの波紋。
    ほんとうに、水面に広がっていく波紋のように目を凝らさないと見えないけれども、見えるところでははっきり判別できる。
    「ペイ・フォワード」のようでもあるが、そこまで脳天気に善意だけでもない。
    まさしくこの小説の雰囲気そのものがグレーな感じだった。
    心がほっこりしかけて、ふと小さな氷の塊に気づいて瞬間冷える。そんな感じ。
    沢村さんの4文字シリーズはこれで全部読んだことになるが、これがいちばんグレー度が高い気がす

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    2011年06月20日
  • さざなみ

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    借金のあまり、なぜか執事の真似事をすることになった男。
    謎の女主人の無理難題に答える為、
    「”小さな親切”ねずみ講」を試みる。

    で、広がったり、途切れたり、曲がったりしながら、
    小さな親切は、どこまで、どうやって広がっていくのか?

    こういうおは、伏線命。
    各エピソードはしっかり覚えておきましょう。

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    2011年05月04日
  • さざなみ

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    最初は、短い章の繰り返しのために切れ切れな感じがして展開がつかめずイラっともしたが・・だんだんと話が見えてきて、最後には、本当に心がほっこりした。タイトルもいいなぁと思った☆

    小さな親切。簡単そうですごく難しい。
    でも、私もしていけるようになりたいなと思った☆

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    2011年04月24日
  • あやまち

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    妄想ビビりタイプな私としては、主人公である美園のストーカーに対する恐怖が感染し、かなりハラハラした・・・ストーカー怖いよ!泣

    重たそうな題名だけど、案外明るくさらっと読めた(主人公が共感しやすい)
    サイコロを使った偶然必然論とか、登場人物達の考え方とか、なるほど…と思ういい言葉が多かった。
    タツヤが言う、人間は草食動物じゃないから視界が狭い、ちょっと落ち着いて色んな方向を見てみれば生きていく道が見つかる、という件が好きだなと思った。

    ネタバレになっちゃうけど、タツヤが変なヤツじゃなくてよかった!!勝手に家宅捜査して見つかったときは、ヤバイと焦ってしまったので…
    しかし、恋人が殺人者だったら

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    2011年03月22日
  • あやまち

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    たんたんと続くごく平凡なOLの私生活の描写、
    ちょっと平凡じゃない出来事が起こったときの心理反応とかは
    同年代女子としてリアルを感じてその点は面白く読み進めました。
    地味めなOLさんの精神生活を知りたい人はこれをよめば
    半分くらいは知ることが出来るかと。
    いつ急展開があるのかな?どんな感動が?と期待したのですが
    急展開はなくあまり強い感動も残らず、
    やさしいけれど読後感が良くない結末のような気がします。
    ・・と、感じるのは想像力が乏しいのでしょうか。
    もうひと展開、あれば・・
    でも、主役の子に対する思いやりややさしさが小説全体に感じられた気がする。
    草食男子みたいな本。

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    2010年10月21日
  • あやまち

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    カテゴリを恋愛小説にするか、ミステリーにするか迷った。
    読後の切なさを考えて恋愛小説にした。

    ミゾッチはごく普通の一人暮らしのOL。
    その生活ぶりがあまりにリアルで、少し息苦しくなった。
    日々の送り方、感じ方、結婚前に働いていた頃にしてたような気がする。
    どうしてそんな男と付き合うの?と疑問に感じもしたが、これがきっと恋なんだろうな・・・なんて思ったりもした。婚活とは違う、恋。
    ラストはどうなるんだろうと、最後の頁までどきどきしてたけど。
    タイトルは「あやまち」
    そう終えるしかなかったのだ。

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    2009年12月13日
  • あやまち

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    『瞳の中の大河』が面白くて、文庫になったばかりのこの作品が気になり読んでみました。恋愛モノは苦手なんですが、ミステリが絡むとさらり読めてしまうのが不思議。しかも、文章が非常に読みやすい。もちろん内容も面白いです。ただ、主人公が友人の家に泊まったときの話が。。。物語上しょうがないとはいえ、主人公が可哀想でした。

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    2009年10月07日
  • カタブツ

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    少し前に読んだ『黄金の王、白銀の王』が面白かったので、沢村さんの作品を購入。まず「バクのみた夢」の不思議な雰囲気に魅かれた。タイトルにあるとおり、誠実でカタブツな二人の男女のお話。そして最後の「無言電話の向こう側」。これもまた己の信念(?)を貫く登場人物が面白く、やさしい結末が印象的だった。

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    2011年07月17日
  • カタブツ

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    でてくる人たちは基本的にモラルのしっかりした人たちです。良心に誠実で、唆されれば気持ちは揺らぐけど道を踏み外せないタイプ。なので事件に巻き込まれても面白みに欠けるのが残念。話のつくりは好きなので、もうちょっと表現の仕方が変わるとぐっと引き込まれると思います。いい意味で次回作に期待。

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    2009年10月04日
  • 王都の落伍者―ソナンと空人1―(新潮文庫)

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    愚かな放蕩息子の異世界転生、として読むにはソナンの言動がいちいち共感性羞恥してちょっと厳しかった……取り敢えず沢村凜を信じて読むしかない…

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    2025年09月07日
  • 朱く照る丘―ソナンと空人4―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    久しぶりのガチファンタジーでした。
    いいところのお坊ちゃんはグレてなんやかんや自業自得の事故で亡くなりかけたところ、神の目に止まって別世界に落とされる。ただし、別世界と思いきや同じ世界の別の国だったというオチ。落とされた国と生まれた国で貿易が始まってその仲介をする。(言葉がわかるから)
    でも生まれた国に連れ戻されて罪を生産して落とされた国に生きて戻って偉業を達成しました。という話。
    主人公めっちゃがんばって、領民にめちゃめちゃ慕われます。与えられた土地の領主としてど貧乏な地を豊かにかえたからなのですが、その方策がすべて上手くいくという。ちょっと。。ちょっとだけご都合主義展開なところがありました

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    2025年09月07日
  • 王都の落伍者―ソナンと空人1―(新潮文庫)

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    【あらすじ】
    主人公・ソナンは良いとこのお坊ちゃんでとても恵まれた環境で育ってきた。でも何かが満たされない。自堕落な生活で何度も父上を怒らせては勘当され、それでも自分の人生に責任を持つことができなかった。

    ある日、ソナンは川の中に落ちて死を迎える。ソナンは死ぬことを恐れていなかった。自分を大切にしてこなかった彼は、生きることに執着がなかったのだ。
    ソナンは己が死んだと思った。
    だが、神の気まぐれによって第二の人生を歩むことになる─────

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    【ネタバレ&感想】


    死ぬまでのソナンの性格がかなり終わっていて、弱者をいたぶって仲間

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    2025年08月02日
  • 紫姫の国(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    紫姫との間に娘が生まれ、紫姫のいいつけ通りにこなしてきたソナン。
    都に入ると紫姫の護衛隊のようなものに入らされる。
    束の間の親子の時間だが、紫姫の暗殺が企てられてる事を知る。
    暗殺は成功し、紫姫は殺されるが、実は神の手によって幼き時にフームーと入れ替わってた事を知る。
    最後が急展開すぎて、もう少ししっかり描いて欲しかった。しかし、紫姫の国のシステム、腐敗、権力など現代でもあるだろう構図はしっかりと描かれていて、描かれているからこそ、そういった根幹に関わらない紫姫の死がなんだか展開をつまらなくしてると思った。

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    2025年07月09日
  • 紫姫の国(上)(新潮文庫)

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    まさか、ソナンのシリーズにサイドストーリーがあったとは!
    淡々とはじまり、今回の主人公のソナンに降りかかる不幸が淡々と語られる。
    騙されて外海を渡り、難破してたどり着いた先で出会った少女。
    ライネンココニイタラオマエトコヲナス
    の意味を知るため、ソナンは必死に生き、再び少女と出会う。
    紫姫が治める国は一見穏やかに見えるが、紫姫は過酷な運命を背負っていた。
    それを知ったソナンはどうするのか。
    物語はまだまだ序盤。物事が動く前。次巻が楽しみだ。

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    2025年07月08日
  • 王都の落伍者―ソナンと空人1―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    空鬼の力で、生き返った極悪非道のソナン。死ぬ前に後悔しても遅いが、新たな生で正しく生きたい?と思ったのかなー。
    残された人たちがどうなったのか気になる。タハルが無事であって欲しい。
    生き返ったソナンが、戦で攻をなしたのはよかったが、人違いで結婚したいとか言い出したのがちょっと??と思った。
    面白いのかどうかよくわからず読み終わってしまった。

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    2025年05月13日