沢村凜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ野賊が跋扈し内乱が続くある国で、国の平和のために戦う軍人の人生を描いたお話。
この世に存在しない国での出来事という意味ではファンタジーではあるものの、 魔法も超人も出てこないので歴史小説のような感じ。
主人公アマヨクは大貴族の私生児である母と平民の父を持ち、駆け落ちした両親と山奥で暮らしていたが、将軍である伯父の後押しで国王軍に入隊する。
少尉として最初の行軍で、野賊のオーマ一味と遭遇したことから物語が始まる。
あまたの戦いに勝利し着実に出世を遂げるアマヨクだけれど、
何度も死に目に遭ったり、信頼していた伯父に裏切られ拷問され囚人として採石場に送られるなど、主人公とは思えない痛め -
Posted by ブクログ
「シマウマは白地に黒なのかしら、黒地に白なのかしら」
思わずこの質問の答えを真剣に考えてしまった。
絹子さんの思いつきから発生した白(善意)とも(悪意)とも判別しきれないグレーゾーンの波紋。
ほんとうに、水面に広がっていく波紋のように目を凝らさないと見えないけれども、見えるところでははっきり判別できる。
「ペイ・フォワード」のようでもあるが、そこまで脳天気に善意だけでもない。
まさしくこの小説の雰囲気そのものがグレーな感じだった。
心がほっこりしかけて、ふと小さな氷の塊に気づいて瞬間冷える。そんな感じ。
沢村さんの4文字シリーズはこれで全部読んだことになるが、これがいちばんグレー度が高い気がす -
Posted by ブクログ
妄想ビビりタイプな私としては、主人公である美園のストーカーに対する恐怖が感染し、かなりハラハラした・・・ストーカー怖いよ!泣
重たそうな題名だけど、案外明るくさらっと読めた(主人公が共感しやすい)
サイコロを使った偶然必然論とか、登場人物達の考え方とか、なるほど…と思ういい言葉が多かった。
タツヤが言う、人間は草食動物じゃないから視界が狭い、ちょっと落ち着いて色んな方向を見てみれば生きていく道が見つかる、という件が好きだなと思った。
ネタバレになっちゃうけど、タツヤが変なヤツじゃなくてよかった!!勝手に家宅捜査して見つかったときは、ヤバイと焦ってしまったので…
しかし、恋人が殺人者だったら -
Posted by ブクログ
たんたんと続くごく平凡なOLの私生活の描写、
ちょっと平凡じゃない出来事が起こったときの心理反応とかは
同年代女子としてリアルを感じてその点は面白く読み進めました。
地味めなOLさんの精神生活を知りたい人はこれをよめば
半分くらいは知ることが出来るかと。
いつ急展開があるのかな?どんな感動が?と期待したのですが
急展開はなくあまり強い感動も残らず、
やさしいけれど読後感が良くない結末のような気がします。
・・と、感じるのは想像力が乏しいのでしょうか。
もうひと展開、あれば・・
でも、主役の子に対する思いやりややさしさが小説全体に感じられた気がする。
草食男子みたいな本。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ久しぶりのガチファンタジーでした。
いいところのお坊ちゃんはグレてなんやかんや自業自得の事故で亡くなりかけたところ、神の目に止まって別世界に落とされる。ただし、別世界と思いきや同じ世界の別の国だったというオチ。落とされた国と生まれた国で貿易が始まってその仲介をする。(言葉がわかるから)
でも生まれた国に連れ戻されて罪を生産して落とされた国に生きて戻って偉業を達成しました。という話。
主人公めっちゃがんばって、領民にめちゃめちゃ慕われます。与えられた土地の領主としてど貧乏な地を豊かにかえたからなのですが、その方策がすべて上手くいくという。ちょっと。。ちょっとだけご都合主義展開なところがありました -
Posted by ブクログ
【あらすじ】
主人公・ソナンは良いとこのお坊ちゃんでとても恵まれた環境で育ってきた。でも何かが満たされない。自堕落な生活で何度も父上を怒らせては勘当され、それでも自分の人生に責任を持つことができなかった。
ある日、ソナンは川の中に落ちて死を迎える。ソナンは死ぬことを恐れていなかった。自分を大切にしてこなかった彼は、生きることに執着がなかったのだ。
ソナンは己が死んだと思った。
だが、神の気まぐれによって第二の人生を歩むことになる─────
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【ネタバレ&感想】
死ぬまでのソナンの性格がかなり終わっていて、弱者をいたぶって仲間 -
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