沢村凜のレビュー一覧

  • 王都の落伍者―ソナンと空人1―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    最初のソナンではなく、もう一人のソナンの物語。
    話の行方がどこに向かうのかわからないのに引き込まれ一気に読んでしまった。慌ててすぐに次の巻も購入。
    まさかの人違いとは笑
    今後の展開に期待

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    2021年01月17日
  • 運命の逆流―ソナンと空人3―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ソナン、よく頑張ったなという巻。ソナンはよくも悪くも人間らしくて、すごく好きにはなれないけど、嫌いにはなれないです。

    お母さんに似たんですね。お父さんもそんなに厳しくしなければ、と思いますが、それも仕方なかったのかも。お母さんとどうやって結ばれたのでしょう。。

    和笏の人たちが好きなので、今後出てこないとすると悲しいですね。とりあえず4巻読みます。

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    2020年12月23日
  • 運命の逆流―ソナンと空人3―(新潮文庫)

    ネタバレ 購入済み

    勢いよく読んできたけど

    まさかの展開にびっくりした

    死刑宣告からの正直者のソランの登場は、走れメロスもおったまげよ
    さらに婚約破棄した元婚約者が罰金払いに来るって…
    ありえないよ、普通
    愛刀を売ってまで異国で金の工面する雪太に泣きそうになる暇もなく、人生かけてコツコツ貯めた全財産を渡そうとする実家の執事さんとかさあ…
    本当、主人公はもっともっと人の有り難みを知らなきゃね 
    人ってたくさんの人のおかげ様で生きているんだよね

    息子も産まれたのに会えないのは辛い
    家族揃って再会できる日を願ってやみません

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    2020年12月02日
  • 鬼絹の姫―ソナンと空人2―(新潮文庫)

    ネタバレ 購入済み

    相変わらずこの主人公は…

    無事に嫁さん迎えて 治める土地ももらえて
    土地の民の為に駆けずり回る姿勢はいいね
    ちょっとずつ真人間になって来て安心かと思いきや

    城の宝物庫からお宝ちょろまかして売っ払うって…笑
    命懸けで止める忠臣の頭 飛び越えるって…
    瑪瑙太爺さんも大変よね
    奥さんが出産するまでには帰って来られると良いけど

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    2020年12月02日
  • 黄金の王 白銀の王

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    対立している部族の長たる少年ふたりが積極的妥協から平和を勝ち取ろうとする話。負の連鎖を断ち切るべく片や憎悪と軽蔑にさらされ、片や自らの誘惑と戦う。戦わないために戦うふたりが綺麗事だけでなく信念をもって突き進む姿にしびれる。アジア風味のファンタジーがお好きな方におすすめ。

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    2020年11月30日
  • 鬼絹の姫―ソナンと空人2―(新潮文庫)

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    輪笏(わしゃく)という土地を治めることになった主人公は、その土地に住む人の生活を向上させるため改革に挑む。

    第1章はまさに伏線。物語展開が面白い。

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    2020年11月15日
  • 黄金の王 白銀の王

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    淡々とした語りの中に、登場人物たちの思慮深さや苦慮が読み取れる作品。自分が何者かを理解し、為すべきことを為す。きっとこういう人達が歴史を実際に動かしてきたんだろうな。自分は社会の一歯車で幸せだなと、逆説的に考えさせられた物語。

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    2020年02月11日
  • 猫が足りない

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    なかなか爽やかな読み応えのある著書でしたよ! 社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    こういったライトな感じのミステリもたまにはイイかもしれません…女性が描いているからこういう雰囲気になるのかな? とも思います…男性作家じゃ、なかなかこういった感じの物語にはならない…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    けれどもまあ、実際蓋を開けてみたら陰惨な事件が起きていたりもするんですけれどもねぇ…猫絡みで…。

    「猫が足りない」というタイトルに惹かれて買っただけで著者のことはまったく存じ上げていませんでしたけれども、割と満足できました! もう一冊くらい、著者の本を読んでもいいかもしれませんねぇ…さ

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    2020年01月25日
  • 黄金の王 白銀の王

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    これはまた太い物語。仇同士が聡明で、辛い道を未来のために共に歩んでいく。話はまったくキラキラしていなかった。
    2020/1/15

    驚いた。同じ本をまた借りた。初めて読んだと思っていた。登録したら感想が出てきて衝撃を受ける。ここまで忘れていたなんて。そしてたった1年前のことなのに。作品の印象が薄かったのか、自分が雑に読み流したのか。
    2021/4/6

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    2021年04月07日
  • リフレイン

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    ファンタジーとして面白いだけでなく、生き方や社会のありかたについて考えさせられた。
    前半は、無人島でのサバイバルで、非常事態で、人はどう行動するのか、どう行動すべきかの示唆が得られ、これで十分考えさせらたと思った直後に、後半では、非暴力とは死刑廃止とはどういうことかを根本まで考えさせれた。

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    2018年11月12日
  • タソガレ

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    気持ちがわかりすぎたのは最初の章。
    「どこかでわたしはずれている」
    「わたしの中には醒めている部分がある」
    まさにこれ。
    私以外にもいるんだなと思った。

    知らず知らず人を傷つけることがある。
    今年の戒めにしよう。

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    2017年01月01日
  • 瞳の中の大河

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    個人的にかなりお気に入りの作家沢村凛の作品。
    今気付いたのですがこの本で文庫化された沢村凛の作品は全て読んでしまったことになります。
    次は単行本に行きますかね。。。

    と前置きはさておき「黄金の王 白銀の王」と似たような
    歴史ファンタジーのこの作品。
    「黄金の~」の時も少し思ったのですが登場人物の名前が
    覚えにくいんですよね。
    世界観に完全に浸るまでは誰が誰だか確認しつつという感じでしたが終盤は一気読みでした。
    とにかくブレないアマヨクの愚直さが良いです。
    登場人物の行動の一つ一つ、発言の一つ一つにちゃんと
    明確な理由付けがされているようなストーリー立ても
    読んでいて安心感があるというか圧倒さ

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    2016年10月02日
  • ディーセント・ワーク・ガーディアン

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    いくら法律で保護されていても実際に、労働者ご使用者に権利を主張するのは難しい。そういう意味で、労働基準監督署はまさにガーディアンだな。
    最後の大事件、どう覆すのか?尺は足りるのか?と思っていたらあっさり解決しすぎてビックリした。黒幕抜かりすぎ。
    そして由香里の身勝手さには驚く。

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    2016年08月21日
  • リフレイン

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    書店でなんとなく気になって買ったのですが、買ってよかったです。表紙イラストは軽めですが、テーマはいろいろ考えさせられるハードなものでした。ラストがちょっと。。。でも、ああ終わらせるしかないかなー?この作者の他の本も読みたくなりました。

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    2016年07月18日
  • ディーセント・ワーク・ガーディアン

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    普段知ることのない仕事系ミステリ。
    とても楽しく読めたのだけど、最後の話で出てきた主人公の厄災の一つが未解決のままなのが、イライラするぜ。続編ある?

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    2016年02月10日
  • ディーセント・ワーク・ガーディアン

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    労働基準監督官が事件を解明するって云うちょっと変わった話。なかなか興味深かった。でも、最後の大臣の話はちょっとなあ・・・

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    2015年09月05日
  • 黄金の王 白銀の王

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    繰り返されてきた戦いに、人々の中にも自分の中にも横たわるうらみ、憎しみ、敵対心。
    それらをどう乗り越え、いなしてゆくか。
    二人の若き頭領、それぞれの知恵と手段。葛藤。

    芯に歴史小説のような骨太さを感じながらも、やわらかなタッチで読みやすい。
    よく「リーダーは孤独」といわれるけれどこの二人もまさしく。
    この先も二人のすれ違いなど、もう少し読み続けてみたかった気もする。

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    2015年08月02日
  • ディーセント・ワーク・ガーディアン

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    労働基準監督官の物語。
    融通が利かず苦労する時もあるけれど、こういう機関があるから守られ助けられることがあるんだよね…普段ではあまり知ることのない仕事内容を知ることが出来、少し見方も変わる。「すべての人が幸せに働けますように」そんな主人公の思いが好きだ
    「法律は冷たいんじゃない、平等なんだ」…つかいかたひとつで変わってしまうけれど…そうね…平等の為に作られてるんだよね…
    そして最後に残った家族の問題は、どう解決していくのかが気になった…

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    2014年12月30日
  • リフレイン

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    ジャケットも軽く、SF仕立てだけど、内容は社会正義とはなにかというすごく重い話。ストーリー自体は読みやすいので、中高生に読んでほしいなぁ。

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    2014年03月01日
  • 瞳の中の大河

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     著者お得意の大河物のファンタジー。
     1文字ずつ増えていく章タイトルから、登場人物の配置や描写まで、著者が「楽しんで書いているな」という雰囲気がするので読んでいて心地よい。
    (いや、話は一本筋で読みやすくも心地よい話でもないんだけどね)

     著者にとって、(悪い意味ではなく)登場人物は血肉のある素材なのだろうなぁ。好きなキャラクターだからと言ってひいきせず、きちんと考え決断させていそう。まさしく神のごとき無慈悲さでキャラクターを平等に……って某人だけは、神に愛されているかもしれない。

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    2013年12月11日