沢村凜のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
なかなか爽やかな読み応えのある著書でしたよ! 社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
こういったライトな感じのミステリもたまにはイイかもしれません…女性が描いているからこういう雰囲気になるのかな? とも思います…男性作家じゃ、なかなかこういった感じの物語にはならない…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
けれどもまあ、実際蓋を開けてみたら陰惨な事件が起きていたりもするんですけれどもねぇ…猫絡みで…。
「猫が足りない」というタイトルに惹かれて買っただけで著者のことはまったく存じ上げていませんでしたけれども、割と満足できました! もう一冊くらい、著者の本を読んでもいいかもしれませんねぇ…さ -
Posted by ブクログ
個人的にかなりお気に入りの作家沢村凛の作品。
今気付いたのですがこの本で文庫化された沢村凛の作品は全て読んでしまったことになります。
次は単行本に行きますかね。。。
と前置きはさておき「黄金の王 白銀の王」と似たような
歴史ファンタジーのこの作品。
「黄金の~」の時も少し思ったのですが登場人物の名前が
覚えにくいんですよね。
世界観に完全に浸るまでは誰が誰だか確認しつつという感じでしたが終盤は一気読みでした。
とにかくブレないアマヨクの愚直さが良いです。
登場人物の行動の一つ一つ、発言の一つ一つにちゃんと
明確な理由付けがされているようなストーリー立ても
読んでいて安心感があるというか圧倒さ -
Posted by ブクログ
ストーリーは、骨太です。
陰謀とか、秘められた部分はいろいろあるのですが、でも、読後感はストレートなお話を読んだなぁという感じがします。
不思議のないファンタジーで、まぁ、空想歴史物語みたいな感じです。
実はわたしは、北上 次郎とは違って、ファンタジーは不思議がある方が好きです。
大佐って、でも、あんまり好きなタイプではないです。実は。まじめに見えてるけど、実は意地っ張りで、いやなやつだよねぇ(笑)
でも、これは、これで一本通っている。
わたしは、銀爺こと鈴木 銀一郎の小説の男主人公の生真面目さを思い出していました。
終わったあとね、この世界でのいろんなキャラクターの話をもっと聞きたくな -
Posted by ブクログ
「黄金の王 白銀の王」が面白かったので手に。
沢村凛さん2作品目。
こちらはファンタジーといってもさらに現実的。
人の汚い部分がこれでもかってくらいぶつけられる。
もうドロドロです。
本来、こういう話は苦手。
辛いばかりで救いがないと読むのが辛くなってしまうから。
なので、失敗したかなー。最後まで読めるかなーと思いつつも読む手がとまらない。
読んでる最中もなんでだろ?って思いながら読んでた。
テンポがいいのかな。
まぁ面白いからに違いないんだろうけども。
素直に面白かったと言えばいいんだけど(笑)
特に終わりかたは最高でした。
読んで良かった。と思える本です。 -
Posted by ブクログ
一応「ミステリー」のカテゴリーには入れられているけれども、私にとってはこれは、発達障害を抱える人達の物語のように思えてならない。
「誠実すぎるひとたち」と評されているが、たぶん、一般的に想定されている「誠実さ」とはちょっとずれているのだ。
融通が利かないとか、杓子定規、自分の規範に固執する、という感じ。
決して間違っているとか、悪であるというわけでもないのに、なぜか窮地へ自分を追い込んでしまう。
もちろん、発達障害をテーマにした小説ではないからそれに関する記述はないのだが、「バクの見た夢」の二人の、妙に理詰めな考え方とか、「袋のカンガルー」の双子のあり方とか、「駅で待つ人」の倫理観とか、「とっ -
Posted by ブクログ
この現代において「執事」をやる羽目になった借金まみれの男。
何かを渡す事に苦心するも、それが叶わず苦しむサラリーマン。
それぞれの幕間に差し込まれる、ちょっとした人々の話。
「水の中に小石を落とすと、その周りに輪になって広がっていくでしょ。たとえていうと、そんなふうなものが見てみたくなった」という女主人の無理難題をクリアするため、にわか執事が考え出したアイディアとは。
そして、広がっていく波紋の反響はどこへ返っていくのか。
断片的に語られる話が徐々にまとまっていく、恩田陸『ドミノ』や伊坂幸太郎『ラッシュライフ』に似た構成。
こちらは「話が一つにまとまっていく」というより、「根っこが繋がって