【感想・ネタバレ】紫姫の国(上)(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

俺はこんなにも、死に取り巻かれている――。酒浸りの父親が逝き、商いの船旅に出た青年ソナンは奴隷として売られそうになるも、寸前で海へと飛び込む。激しい波は一緒に逃げた親友の命を奪うが、ソナンは絶壁の岩棚に投げ出された。水も食料もなく死と隣り合わせのその地に、突然ひとりの少女が現れ……。心に陰なき男と、国を背負う女。過酷なふたつの運命が交わる圧巻のファンタジー長編。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

酒浸りの父の死をきっかけに商売のため外界への船旅へと出発するソナンだが、危うく奴隷として売られそうになり命からがら脱げ出す事に成功する。しかし辿り着いたのは崖の中程にポツンと開いた岩棚で途方に暮れていると1人の少女が岩の隙間から入ってきた事で諦めかけていた「生きる」事を決意する。ん?ソナン?私が読んだ前作もソナンが主人公だった様な?と思っていたら回想の中で前作と繋がりがある事が語られ、前作で著者のファンになった身としてはちょっと嬉しく得した気分。前作を再読したくなる気持ちを必死に抑えつつ下巻へ進む。

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2025年01月06日

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