感情タグBEST3
Posted by ブクログ
怒濤の流れでハラハラしながら読み進めた。最後、まんまと早とちりしてバッドエンドかと思ってしまった。ただ、空人が弓貴で政に励む様子をもっともっと読みたかった。そこが唯一残念。しかし、4冊という読みやすい量での完結というのはまたすっきりしていてよい。大変おもしろかった。ページをめくる手が止められなかったシリーズ。
終わってしまうと
嬉しいけど寂しいです
主人公のやる事ったらいつも振り回されたけどさ
ソランより空人でいる方が
やっぱりあんたは似合うと思うよ
六樽様が心広くて深い人で良かった
ナナさんの知性と根性にもあっぱれ
お父さんを手にかける事がなくて良かった
ああ、懐かしい故郷に
ようやく帰って来られたね
本当に良かったよ
おかえりなさい
またどこかで 会いたいよ
ありがとう
Posted by ブクログ
本作はシュヌア領視察の話、弓貴の代王の話、そして最終章の3つに分けられるのかな、と思います。
シュヌア領視察では、ソナンが輪笏で行っていたように領地を視察し、その問題点・課題を見つけ出すところからスタート。領内の問題をきっかけとして、トコシュヌコ全体の問題も見えてきて、この解決アクションがストーリーの軸になるかと思いきや、ちょこっと釘を刺して終了。改善は不完全なままで、なんだかハンパな印象を受けたのですが、これが最終章への布石になってるんですね。読み終わった今は納得な内容。
続いて弓貴の代王の話。まさかここでナナとの再会があるとは予想してなかったので超驚きました。弓貴では夫婦だったことがバレないよう、トコシュヌコで夫婦になるための大作戦がスタート。王族とのコネのある豪商ナーゲンの登場という超幸運もあり、めでたしめでたしとなりますが、それまでの過程は二人の関係がバレないか終始ヒヤヒヤしてました。また、改めて二人がお互いどう思っているかを再確認できたことも嬉しいポイントでした。
そして最終章。序盤に分かったトコシュヌコが抱える問題に対し、クーデターが計画されるという驚きの展開。クーデター後、そのままナナと父親を連れて弓貴に脱出するという流れは「主要人物みんな幸せになってほしい」という想いを実現するには(難易度は高いですが)最適の形だったのではと思います。執事のヨナルアやトコシュヌコのその後は気になるし、出来すぎな展開にちょっと都合のよさを感じつつも、個人的には納得してます。
最後は六樽とちょっとこじれてしまいますが、最終的には赦された……んですよね? 処刑されちゃうのか……とガッカリしかけてたので、最後のページの「六樽様に赦されて、輪笏の督としてふたたび活躍した」という一文を読んで(「えっ」と思ったので、この部分だけ2度・3度と読み返しました)ほっとした気分で本作を読み終えました。
シリーズを振り返ってみると、ソナンの第一印象は最悪でしたが、2巻以降はソナンが真面目に民や周囲の人たちの幸せを願い(できるだけ正攻法で)あらゆる手段を講じようとする姿と覚悟に惹かれました。その点は「瞳の中の大河」「黄金の王 白銀の王」にも共通している気がしていて、同じような読書体験・感覚を味わえたように思います。もし沢村凛の新たなファンタジー作品が出たら、序盤どんなに落胆しても最後まで希望を捨てずに読み切れる自信がつきました(笑)
Posted by ブクログ
ハッピーエンド……なのかな?
帯に「最期」って書いてあるから主人公死ぬのかよ……!いつ死ぬんや……!って思いながら読んだ。六樽様許してくれなかったんか……うわぁ……ここで死ぬの?せっかく弓貴に帰ってきたのに??って思ってたら!!ちゃんと!!赦してもらったのね!!!心臓に悪い!!!!
トコシュヌコのことを全部ほっぽり出して自分は自分の好きな土地に帰って暮らしましたとさ!ってことでしょ。なんか、こう釈然としない感じはある。でも主人公は悩むし何とかしたいって思うし、罪悪感は感じてるしちゃんと弓貴で督としての日々を送れたのだからよしとすることにする。したい。しよう。
急展開すぎるよ!代王が七の姫で策略を巡らせてお父さん脅して結婚できたと思ったら革命に巻き込まれるとか、ジェットコースターに乗ってる気分だよ……予想出来なかったよ……
お父さんとソナンとの関係が、何と言うかこう、4巻通して複雑。親だから子どもを思うし愛してるし(一応)、息子としても父親を見捨てて殺して逃げることは出来なかった。ヨナルアさん大丈夫だったかなぁ?ソナンに振り回されっぱなしじゃん。
最後まで手に汗握る物語だった。グイグイ引き込まれて一気読みしてしまった。こんなに本にのめり込んだのは久しぶり。良い本を読んだ……この作者さんの他の本も読んでみようかしら。
解説の人の解説が上手い。まとめてくださってありがとうございます。
Posted by ブクログ
誰も書いてないから私の勘違いかもしれないが‥
空人は色の見分けがつかなくて4の姫と7の姫を間違えたのにナーゲンの部屋で出会ったオッドアイの男の目をそれぞれの姫が着ていた服と同じ色の目と表現していて???となった。
色盲かと思っていたけどトコシュヌコでは水色も青も青としか表現しない。細かい色の名前を持っていなかったというのが本当だったのかな。何度も空人には色の違いがわからないというセリフが出てきていたのでなんかもやもやした。
Posted by ブクログ
後半が特に良く言えばテンポが良い、悪く言えばあらすじ読んでる様なバタバタ感
そして弓貴は日本やイスラム系位、女性は表に出ないイメージだったのに、イキナリ外交も護身術も何でもござれの七の姫のチート感
弓貴に帰ってからラスト迄は、淡々としたスタンスがこの作家さんらしいけど、もうちょっと詳しく描いて欲しかったかな。
Posted by ブクログ
死ぬの!え、死んじゃうの?と思ったけど
ラストのページにそうではないことが書かれていて一安心。
でも、なんかこーちょっと中途半端な気がしてもったいない!