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Posted by ブクログ
沢村凜『リフレイン』
(1992年2月・新潮社 / 2012年7月・角川文庫)
一隻の船が無人の惑星に漂着したことからドラマは始まった。属す星も、国家も、人種も異なる人々をまとめあげたリーダーに、救援後、母星が断じた「罪」とは!? 争いは人間の本能なのか? 厳格な法なくして人は拳をおさめられないのか? 信念を貫き通す男と、彼を愛するがゆえ、それを阻もうとする仲間たち。二つの“正義”がせめぎあう。
沢村凜の書く物語は、なぜかくも心を揺さぶるのだろうか。
『瞳の中の大河』しかり、『黄金の王 白銀の王』しかり、信念を貫く男を主人公に配してその闘いと苦悩を描く。
異世界を舞台にしながらも、そのテーマは我々の住む現実世界が内包する問題と密接に関わり、沢村凜の出す答えは強く、清廉である。
本作は主人公ラビルの物語だが、後半はラビルの物語であると同時に、彼に闘いを挑むイフゲニア人の物語となっている。ラストも良い。
淡々と描かれながらもマグマのような熱を帯びた沢村凜独特の語り口には、強烈な依存性があるらしい。
今から次の物語が楽しみで仕方が無いのだ。
90点(100点満点)。
Posted by ブクログ
ジャンプに失敗して辺境の惑星に不時着した宇宙船。惑星統合を目指している世界。宇宙船にはいろいろな星の人が乗っていた。さてどうなるか
前半は、文明の無い星で自然を相手に生き抜いていこうとする話
後半は、その時の事件の捉え方が惑星によって違うことの話
地球上の国に置き換えてもおかしくない。
人を殺すということ、争うということ、許すということ、沢山のことを考えさせてくれる。殺人に情状酌量があるから「国としての大義名分があれば戦争もかまわない」というより、どんな時と場合でも殺人は実刑(終身刑…情状酌量はなく死刑もないけど、きっと恩赦も無いんだろうな)で戦争は絶対しないという方が良い気がしてきた。
Posted by ブクログ
沢村凜の著作は「黄金の王 白銀の王」に続き2作目。
「黄金の王 白銀の王」が妙に心に残る話だったので、これにもちょっと期待した。
・・・が、テーマはともかく、登場人物たちに感情移入出来なかった。なので★は3つの評価。
本作は、遠い未来、どこかの宇宙の話。
属す星も人種も違うクルーたちを乗せた一隻の宇宙船が、事故により無人惑星に漂着してしまう。
生き残った人々をある優れたリーダーがまとめ上げ、小規模ながらもしっかりとした国家体制を作り、飢えや寒さをしのぎながら最小限の犠牲で救援までを持ちこたえる。
が、救援後、リーダーが属する国家は彼をある罪に問うた。その罪とは・・・!?
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小説・文芸
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