滝本竜彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
もう高校は昔の話なので、どちらかというと下宿のお姉さんや加藤先生の目線で読んでしまう。
子供の非行って自傷行為と紙一重なんよね…。
大人目線の山本は、慢性的な抑鬱状態に加え親友の死が重なり、どう感情の整理をつけたら良いか分からず暴走しているのが丸わかりなのだが、本人は自覚ゼロであくまでドライなのが凄く切ない。
世のしがらみから逃れるため死へと突っ走った能登。
彼に憧れ、同じく死に急ぐ山本。
自分もいつ死ぬかも分からないのに存在しない悪と戦う絵里。
生きるか死ぬか、善か悪かという極論は傷ついた子供には特に魅力的に思えるだろうが、最後にチェーンソー男が言ったように「世界は複雑」。
死んで世界の理不尽から逃れるより泥臭く生き延びてほしい。
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無料版購入済み
オールカラーです
試し読みした範囲でも、かつてクラシック・巨匠の1人と遭遇したりしているにしては今は自堕落な生活をしている吸血鬼、何気にリズム感とかは良いようです。
絵は可愛らしいので悪くはないです。 -
ネタバレ 購入済み
普通の人ならこれ迷走してるんじゃないかと疑問を抱くような内容だけど主人公が元々終わってるからそのストーリーでちゃんと成立してるのが凄い
負け犬人生の最下層に着いて感じの発言があったのでここからどうするのか楽しみ -
購入済み
1巻の始まりの時点で落ちるとこまで落ちてるのにまだまだ下はあると思わせるストーリーは凄いと思う
主人公が真人間なら読むのが苦痛になるレベルの社会不適合者っぷりで好き嫌いが別れそうな内容 -
購入済み
主人公が社会不適合者なだけに内容は共感出来ない面が滅茶苦茶多いけど物語としては普通に読める
ヒロイン可愛いんだしもう少し表紙絵に拘れば手に取る人が増えると思う -
Posted by ブクログ
面白かったです。
どの人も、筋少の曲に対する想いが溢れていた。もっと他にも、あの曲やあの曲もあるやろ!と思ったら、そう言った曲の歌詞もちゃんと話の中に登場していた。
また是非いろいろな曲を小説化してもらいたいなぁ。
辻村深月さん
中二病の神ドロシー
ある意味一番それっぽい小説化だった。
滝本竜彦さん
レティクル座行超特急。
自分は、暦15年ぐらいのにわかファンだけど、レティクル座妄想のアルバムは車の運転中に相当な回数きいている。
そのアルバムの一曲目なので、容易に脳内再生できた。
それにしてもNHKにようこそ
柴田勝家さん
サンフランシスコ10イヤーズアフター
サンフランシスコは大好きなんだけど、あえて10イヤーズアフターの方を持ってくることにまず驚き、そして読んでみて、ああ、10イヤーズアフターだ、と納得。実に筋少っぽい。
空木春宵さんのディオネア・フューチャー
ディオネアって、ハエトリグサのことだったのか。なんとなく格好いい響きだと思ってたので意外。
歌詞を改めて見ると、確かになんとなく、「トリフィドの日が来ても二人だけは生き抜く」の世界観と似たものが感じられる。
脳Wi-Fi!
この話特に面白かった。
そして人間椅子の人の書いた、福耳の子供の小説。
想像してたより、優しい話だった。
俺だったらもっと怖い話にしちゃうかも。
思いながら読んでました。
最後はオーケンの「香奈、頭をよくしてあげよう」
これは、小説、なのか?変化球なエッセイじゃないのか?
どちらにしてもテンポが良い40年の話だった。
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Posted by ブクログ
いわゆるジャケ買いでした「筋肉少女帯小説家計画」。
表紙は漫画家の藤田和日郎さん。彼をはじめとして、多くの創作に関わる人々にファンが多いのは知っていたけど、本家である筋肉少女帯の歌を聞いたことはあんまりないです。アニメ「うしおととら」のOPぐらいか。
興味はあれど、聞く機会を求めてこなかったので、聞くきっかけになるかな、と思って購入しました。
10代というか思春期が感じる違和感、疎外感、万能感、危機感、無敵感、嫌悪や潔癖、夢想に妄想、強圧や抑制、純真に偽悪、憧憬に共感、拒絶と承認。そういったもののごった煮の中から、その時の、初めて聞いた時の自分が一番欲しがっていたもの、共感できるものを見出すことができる素材だったのだろうな、と思います。
青春の一時期、何者でもないけど何者にもなれる。そういう文言だけを頼りに、うまくいかない日常をやり過ごすだけの日々を送り、文言を知ることで望んでいた何かになることができた、と勘違いをしていた自分には、現実を突きつけてくるなかなか厳しめの小説集。
踏み出す勇気を持ち得なかった自分には、サブカルクソヤロウの若かりしオーケンの独白が、羨望から生まれた尊敬と憧憬と嫉妬と冷笑となります。
自分の弱さをさらけ出し、恥をかきながら、正道や王道でなくても自分の選んだ道を歩むことをやめない強さを与えてくれたかもしれない。
その人が持っている、決意と覚悟の発露の煌めきがたまらなく好きで尊敬するのだけども、その行為の結果が好きなだけで、そこに至るまでの葛藤や逡巡には目を逸らしてきた傾向が自分にはあります。
泥の中からこそ綺麗な花は咲く、というのに。
自伝の趣がある大槻ケンヂの「香奈、頭を良くしてあげよう」で、19歳も59歳もオーケンはオーケンであるように、人間は幾つになってもその本質というものは変わらないのだとは思う。だからこそ、その本質に何らかの変化を与えるような存在と出会った喜びが、とてつもない成功体験となって肉体や精神、魂の記憶に刻まれるのだと思う。
収録されている6作品全てにおいて、それぞれの登場人物、いや作者の体験を描いたのだと思います。羨ましい。
「香奈、頭を良くしてあげよう」中の言葉を借りれば、『自分も金星人には遭っていない』年齢なので、まだ何かのきっかけがあるかもしれないなぁ。
この言葉が、ダイエット用品になりませんように。