滝本竜彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【本の内容】
「ごめんなさい。やっぱり私はあいつと戦います」
平凡な高校生・山本陽介の前に現れたセーラー服の美少女・雪崎絵理。
彼女が夜な夜な戦うのは、チェーンソーを振り回す不死身の男。
何のために戦っているのかわからない。
が、とにかく奴を倒さなければ世界に希望はない。
目的のない青春の日々を“チェーンソー男”との戦いに消費していく陽介と絵理。
日常と非日常の狭間の中、次第に距離が近づきつつあった二人に迫る、別れ、そして最終決戦。
次世代文学の旗手・滝本竜彦のデビュー作、待望の文庫化。
[ 目次 ]
[ POP ]
普通の生活を送る高校生・山本陽介。
友達が死んだり、期 -
Posted by ブクログ
自分が初めて見た深夜アニメの原作なので、ワクワクしながら読みました。
主人公の佐藤は引きこもりのプロフェッショナルで、
引きこもりを脱するために奮闘するも、すぐに折れて鬱な思考に陥る、
その自虐的な文章がとても笑えて、吹き出してしまいました。
この作品は恋愛モノで、岬ちゃんという18歳の女の子がおり、
佐藤の引きこもりを抜け出させるため積極的にアプローチします。
当初は、
主人公が受け身となり、ライトノベルのような展開になるのかな、自分はライトノベルが好きだからそれでもいいやと思っていましたが、
物語が進むにつれて、どうやら岬ちゃんにも事情があり、
岬ちゃんが主人公になってもおかしくない -
Posted by ブクログ
ストーリー:9 画力:7 魅力:8 デザイン:8 構成:8 表現力:8 独創性:9 熱中度:9 センス:8 感動:8 総合:82
確か全2巻で、元々の原作が文庫であったと思います
僕はあまり活字をあまり読まないので、読んだのはこちらの漫画版の方です
原作が好きな人がどう感じるかは、原作を読んでないので僕はわかりませんが、漫画だけ読んだ感じではそれなりには面白かったです
他にも言える漫画はいっぱいありますが、面白いと言っても印象に残るかどうか、所持しておきたいかどうかなど、やぱり一流の国民的人気漫画たち(例としてワンピースなど)に比べると多少劣ります
まあ、それはこの漫画だけに言えるわけではな -
Posted by ブクログ
軽快に描かれるがグダグダとした男子高生。
謎の怪人に日夜戦いを挑む女子高生。
どちらが主人公なのか? 勿論、男子高生である。
何故、駄目で不快になるような男子高生が主人公なのか。
なんとなく生きている人間は多い。
生きるというのは、ある程度自意識で選び取っていくことだから、なんとなく生きている人間はなんとなく死んでいる。あるいは死ぬことに近い上に生死どちらも結構どうでもいい。
そんな頭の中で考えても、友人にも言葉に出さないような曖昧さを持ってカッコつけたフリしながら生きる。それが主人公。
不良である。暴力などを振るうわけではないけれど、馬鹿。
彼とは正反対の、颯爽と闘う少女と出会った時か -
Posted by ブクログ
【激しいネタバレを含みます。】
アニメから入って、アニメがすごく気に入ったので原作を読んでみたんだけど、期待していただけにちょっと残念だったかな。
一応、学校にもちゃんと行ってるけど必要以上に他者と交流をもってない「実質的引きこもり」にとって、アニメ版の佐藤の心理描写はすごく共感できたから好きだっていうのがあったんだけど、漫画版は当初の「引きこもり」というテーマから少し離れてしまった感じが否めない。これはこれで好きなんだけど。アニメ版の構成のうまさを再認識させられた。
作品後半は妄想や幻覚のシーンが非常に多く、ぱって読んだだけだと内容を理解するだけでも大変だった。そういう意味でも重い。
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