滝本竜彦のレビュー一覧

  • NHKにようこそ!

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    ひきこもりと不遇の悲観少女の苦しみながらもがく日々。チェーンソー男の代わりのNHK、「ネガティブハッピー」の発展版といった感じ。自分を守るために他人を見下さなければ生きてゆけない辛さ、そんな自分に絶望する心理、とてもよくわかる

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    2014年10月22日
  • ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ

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    【本の内容】
    「ごめんなさい。やっぱり私はあいつと戦います」

    平凡な高校生・山本陽介の前に現れたセーラー服の美少女・雪崎絵理。

    彼女が夜な夜な戦うのは、チェーンソーを振り回す不死身の男。

    何のために戦っているのかわからない。

    が、とにかく奴を倒さなければ世界に希望はない。

    目的のない青春の日々を“チェーンソー男”との戦いに消費していく陽介と絵理。

    日常と非日常の狭間の中、次第に距離が近づきつつあった二人に迫る、別れ、そして最終決戦。

    次世代文学の旗手・滝本竜彦のデビュー作、待望の文庫化。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    普通の生活を送る高校生・山本陽介。

    友達が死んだり、期

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    2014年08月27日
  • NHKにようこそ! 8巻

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    ひきこもりの他、身近なダーティな問題を題材にしていて、自身も何個かというか間接的な物も含めるとほぼ全部経験もある話なので読んでると心に突き刺さるものがある。けど面白い。最後は割りとハッピーエンド 2013.12

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    2013年12月08日
  • NHKにようこそ!

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    漫画版を読んで「これは面白い」と思って原作を買いました。マンガを読んでいた分、頭の中で風景やキャラクターの描写がしやすかった。途中休憩しながら読んでいたけれど、一回も読み返すことなく読めた(ごめん。一回だけあった)

    どうしても感想として、この言葉だけ書きたかった。

    「おまいは俺か」

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    2013年07月22日
  • ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ

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    全体的に不思議な雰囲気だったものの、きっちりとまとめられていた。
    平凡な人生を歩むことについての主人公の心情に共感できた。

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    2013年03月15日
  • NHKにようこそ!

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    私自身、大学時代は引きこもっていた。主人公の心情はリアルに感じ取れる。引き込まれる。
    この作品を読んで、現実世界の引きこもりは、「現実世界に岬ちゃんはいない」と嘆くかもしれない。しかしそもそも、主人公の社会復帰は、岬ちゃんの力によるものではない。それは、主人公自身の努力によるものだ。
    むしろ、物語において最後に救われるのは、岬ちゃんである。この物語が絶望的だとすれば、現実に存在する岬ちゃんは、主人公のような人物を見つけられないであろうこと。なぜなら彼は引きこもりだからだ。

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    2012年11月26日
  • NHKにようこそ!

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    これは一気呵成に読むべきだった。
    名作。
    過去は語られず、未来はなく、徹底的に現在しかない。
    主人公たちは死に至る病にのたうち苦しんでいるが、その様は悲劇としてではなく喜劇として描かれる。

    わたしの傍らに山崎はおらず、わたしの前に岬ちゃんは現れない。
    現実と小説は違う。だから小説がある。

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    2012年08月07日
  • NHKにようこそ!

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    自分が初めて見た深夜アニメの原作なので、ワクワクしながら読みました。

    主人公の佐藤は引きこもりのプロフェッショナルで、
    引きこもりを脱するために奮闘するも、すぐに折れて鬱な思考に陥る、
    その自虐的な文章がとても笑えて、吹き出してしまいました。

    この作品は恋愛モノで、岬ちゃんという18歳の女の子がおり、
    佐藤の引きこもりを抜け出させるため積極的にアプローチします。

    当初は、
    主人公が受け身となり、ライトノベルのような展開になるのかな、自分はライトノベルが好きだからそれでもいいやと思っていましたが、
    物語が進むにつれて、どうやら岬ちゃんにも事情があり、
    岬ちゃんが主人公になってもおかしくない

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    2012年05月31日
  • ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ

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    大好き!
    漫画みたくサクサク読める(^-^)
    映画も好きだったけど、映画単発では意味が分かりにくくて。
    映画では不明確だった部分がクリアになった感じ。読んでから映画見ると何だか泣けちゃいました。
    学生時代ってほんと人生のなかでも大切な時間。
    もう一回学生したいな~なんて思っちゃう作品。

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    2012年03月09日
  • ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ

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    なかなかおもしろかった。滝本さんの本は流れるように読めるから好き。いろいろと明確にならないところがまた良かった

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    2012年03月04日
  • ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ 1巻

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    ストーリー:9 画力:7 魅力:8 デザイン:8 構成:8 表現力:8 独創性:9 熱中度:9 センス:8 感動:8 総合:82

    確か全2巻で、元々の原作が文庫であったと思います
    僕はあまり活字をあまり読まないので、読んだのはこちらの漫画版の方です
    原作が好きな人がどう感じるかは、原作を読んでないので僕はわかりませんが、漫画だけ読んだ感じではそれなりには面白かったです
    他にも言える漫画はいっぱいありますが、面白いと言っても印象に残るかどうか、所持しておきたいかどうかなど、やぱり一流の国民的人気漫画たち(例としてワンピースなど)に比べると多少劣ります
    まあ、それはこの漫画だけに言えるわけではな

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    2011年12月29日
  • ムーの少年

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    滝本竜彦の作品は初めて。
    ファーストインプレッションは後ろ向きに全力疾走な印象。

    現実逃避をこじらせ完全に自分の世界に入り浸ってる主人公が更に痛い言動の少女・弓子さんと出会う。彼女はなんと魔法使いだった。

    敵の産み出す幻惑や幻想は本当に敵が生み出しているのか、自分たちが生み出しているのではないのか・・・
    色々と考えさせられる物語だった。

    最後の弓子さんと「さよなら」をするのは、切なかったし・・・もう、すごいんです。色々と。

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    2011年12月07日
  • ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ

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    軽快に描かれるがグダグダとした男子高生。
    謎の怪人に日夜戦いを挑む女子高生。
    どちらが主人公なのか? 勿論、男子高生である。
    何故、駄目で不快になるような男子高生が主人公なのか。

    なんとなく生きている人間は多い。
    生きるというのは、ある程度自意識で選び取っていくことだから、なんとなく生きている人間はなんとなく死んでいる。あるいは死ぬことに近い上に生死どちらも結構どうでもいい。

    そんな頭の中で考えても、友人にも言葉に出さないような曖昧さを持ってカッコつけたフリしながら生きる。それが主人公。
    不良である。暴力などを振るうわけではないけれど、馬鹿。

    彼とは正反対の、颯爽と闘う少女と出会った時か

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    2011年11月14日
  • ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ

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    ネタバレ

    突拍子のないストーリーのようで、誰しも経験する普遍的な懊悩を描いた作品。泣ける小説というのは、こういう小説を言うのかもしれない。

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    2011年08月17日
  • ムーの少年

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    完全にライトノベル。
    滝本さんの作品は初めてでしたが、きっと作者が中島くんみたいな中学生やったんやろな。
    いっちゃってるのなー。
    でも面白かったです。

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    2011年07月04日
  • 超人計画

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     NHK滝本さんのエッセイ。超痛々しい。ネガティブキャンペーン満載だがそれがいい。
     滝本さんの、小説家としての起源めいたものを垣間見られる……かもしれません。

     あと滝本さん脳内でどんだけレイ可愛いキャラにしてくれてんですか。これはいい綾波さん(*´∀`)

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    2011年06月24日
  • NHKにようこそ! 8巻

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    【激しいネタバレを含みます。】
    アニメから入って、アニメがすごく気に入ったので原作を読んでみたんだけど、期待していただけにちょっと残念だったかな。

    一応、学校にもちゃんと行ってるけど必要以上に他者と交流をもってない「実質的引きこもり」にとって、アニメ版の佐藤の心理描写はすごく共感できたから好きだっていうのがあったんだけど、漫画版は当初の「引きこもり」というテーマから少し離れてしまった感じが否めない。これはこれで好きなんだけど。アニメ版の構成のうまさを再認識させられた。

    作品後半は妄想や幻覚のシーンが非常に多く、ぱって読んだだけだと内容を理解するだけでも大変だった。そういう意味でも重い。

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    2010年02月26日
  • NHKにようこそ! 8巻

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    ひょんな事から、
    岬ちゃんと共にひきこもり脱出を目指すことになった
    ひきこもりのエキスパートである俺。

    しかし、何故岬ちゃんはひきこもりを助けようと思ったのか、
    なぜ、俺をひきこもりから脱出させようとしたのか。

    なぜ、こんな俺に対してあんなに優しくしてくれるのだろうか。

    そして明らかになる”プロジェクト”の本当の意味。


    「俺は、NHKなんかには…負けない。」



    小説版とも一味違ったストーリーが楽しめるコミック版NHK。

    もうひとつのNHKがここに!

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    2009年10月21日
  • ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ

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    『NHKへようこそ!』の原型、という感じ。なんだか周りのいろいろなことが上手くいかないのは正体不明の悪者、自分たちの敵のせい!な気がする。というかそうだったらなんて簡単でわかりやすいんだろう。そんな気持ち、わかるような気がします。よくないことはいろいろ起きてる。だけどどうしたらこの状況はよくなるのかわからない。なんか今の世の中に出てくるべくして出てきた作品なんじゃないかなぁと思ったり。

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    2011年07月17日
  • 超人計画

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    脳内彼女レイと共にルサンチマンに囚われず永劫回帰を肯定する超人を目ざすというのが最初の方に書かれている事だが、脳内彼女ではなくリアル彼女を作るために努力する経過を書いた体験エッセイである。
    滝本の日常が中心になっていて、脳内彼女が登場する場面は私のような観念的な対話が中心ではなく、日常に根づいたもの。
    哲学に興味を持つエヴァ好きのひきこもりというのも、現実の彼女がいないから脳内彼女を作り出すというのも、ある種のパターンなのかな。
    私と同じだ。
    作家として成功するのはそうした男子の中の100人に1人以下なのだろうな。

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    2009年10月04日