【感想・ネタバレ】NHKにようこそ!のレビュー

あらすじ

ひきこもりの大ベテラン佐藤は気づいてしまった。人々をひきこもりの道へと誘惑する巨大組織の陰謀を!――といってどうすることもなく過ごす佐藤の前に現れた美少女・岬。彼女は天使なのか、それとも……。
コミック化、アニメ化され大ヒットとなった伝説の青春小説! 電子版特典としてコミック版第1話を収録!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

天才だよ!ばか!なにやってんだ。芥川賞に芸人とか俳優とか選んでる暇あったら、これみろよ!!!!!
あとがき見た
書いたことで作者の頭ぶっ壊したって
こんな小説あるか?どこにある?
こんは暴力的な……!!!

0
2025年07月28日

Posted by ブクログ

人生のある時期にはめちゃくちゃ刺さるけど、いつしかそれが刺さった時間のことすら忘れてしまうような、通り過ぎる作品があると思っていて、それはたとえば、滝本竜彦や西尾維新だったりする。

10数年ぶりに読んだ、NHKにようこそ。

痛みも、どうしようもなさも、いたたまれなさも、なんとも言えないあの読後感も、やっぱり昔ほど迫っては来なかった。

でも、作家自身が、これを読むと書いていたときの自分を思い出すと記していたように、読んでいたときの自分を思い出す。そんな本はきっと、世の中にそう何冊もない。

通り過ぎて忘れるけれど、またそのうち何年かしたら、読んで思い出す。ちょっと歪な青春時代のアルバムのような本。

あとがきまでは本編だと思います。

0
2024年02月13日

Posted by ブクログ

引きこもりの引きこもりによる引きこもりのための傑作小説。引きこもりの体験者ならではの描写がすさまじくリアルだ。

0
2022年06月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

おもしろかった。
伏線がしっかり張られたライトノベルのような展開のよさと、勢いがあって読みやすいのに、不思議としっかりとした筆致。のめり込んで読んだ。
特に印象的だった場面は、
・ロリコンエロ画像収集にのめり込み、小学生の盗撮を行おうとするあたり。気持ち悪さが振り切れてていい
・ドラッグの描写。トリップしている中でその前章で書かなかったデートを描き、さらに飛躍をする構成は見事
あとがきにもあるが、作者の実体験が折り込まれてるからこそ、こんなにも生々しさが滲んでいるのだろう。ただのエンタメとしてもおもしろいけど、人物の心理に感情移入できる強度がある。おもしろかった。

0
2022年01月29日

Posted by ブクログ

 最初にこの本を読んだのは高校生の頃だった。あれから時は過ぎ、私もはや佐藤くん(主人公)の年齢を越してしまった。
 今になって、この物語を読み返すと、描写の一つ一つが痛く心に刺さる。就職もせず、進歩のない日々と己の無能を嘆き続けるモラトリアムの居心地の良さに慣れきってしまっている自分には、他人事には思えなかった。
 しかし、そんな怠惰な生活は長く続かない。それがいくら馬鹿馬鹿しくて滑稽でどうしようもないものであっても、いつかは現実の日々と向き合っていかなければならない。そんなことに気付かされもした。

0
2016年08月04日

Posted by ブクログ

ドラッグ、ひきこもり、ロックンロール!

主人公はひきこもりだし、合法ドラッグジャンキーだし、クズ。
自暴自棄っぷりが笑える。
それでも予定調和なエンディング。最高。
出てくる固有名詞は軽いものが多いし、台詞回しなどもところどころラフだが、近年蔓延っているようなお粗末ラノベとは一線を画す作品。
なんだかんだ熱い展開。
表紙だけみて敬遠しているあなた。一度読んでみて下さい。

"この世の中には「陰謀」が存在する。"

0
2012年08月02日

Posted by ブクログ

漫画版を読んだので、続いて小説版を。
序盤以外はだいぶ漫画と展開違うので改めて面白い。
展開もテンポ良くすぐ読み終えました。

0
2025年04月17日

Posted by ブクログ

とても面白く読めました。ただのロリコンひきこもりニートのギャグ小説というわけではなく、ひきこもりの実態や家庭環境の悩み、自殺など社会的な問題も含まれていて、少しほっこりする部分もあり、良かったです。佐藤に対する山崎の対応が段々と雑になっていく様子が特に笑いました。

0
2024年06月27日

Posted by ブクログ

結局のところオタクってみんな中原岬ちゃんに出会いたいだけだから。空から翼の生えた女の子が降りてきてほしいだけだから。

0
2024年02月14日

Posted by ブクログ

☆4.5 実在する生なましさ
 『鬱の本』を読んだら、『NHKにようこそ!』に共感した、救はれたといふ人がをり、また作者の滝本氏もすごい文章を書いてゐたので、読んでみた。

 饒舌なモノローグ文体がつづくが、テンポとリズムがよくて読みやすい。展開もご都合主義だけど、気にならない。主人公はお先真っ暗と思うてるんやけど、文体が陽気。

 隣の部屋のアニソンがおジャ魔女どれみだったり、主人公がナディア世代だったり、滝本の実体験だらう。だからこそ、ひきこもりを自虐的におもしろ可笑しく書けるのだらう。
 主人公も山崎もみんな表現に生なましさがある。私も大学時代の人間関係を思ひ出した。

 なにより凄みがある。トリップ描写も、岬ちゃんの真実も、おおと思った。最後の契約書もおれは好きである。

 おなじモノローグ系の『イリヤの空、UFOの夏』は饒舌が長すぎて挫折した。森見登美彦の『四畳半神話大系』も原作は淡泊で、アニメの方がおもしろい。
 しかし『NHKにようこそ!』は短くて読みやすく(原作はアニメより短い)、見てみたらアニメも演出がうまくかなりおもしろかった。

0
2024年09月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

確か新聞で紹介されてて知った本。2002年発行と意外と古い本だった。なので、表紙が違ってて残念。確かにこの頃引きこもりは流行っていた。私が勤めたとこでも引きこもり対策をやっていたのに、3年後にはもう下火だったもんな。移り変わりの早さよ。しかし、今や私も立派な引きこもり。夢がかなったわ。すごいポップな口語で書かれてて、奇しくもちょうど前に読んでた「嫌いなら呼ぶなよ」と一緒の感じ。なら、これも純文学なのか。全然聞いたことない初読みの作家さんだったのと、あとがきで自分のことのようで恥ずかしいと書いてあったので、生きてるか心配になって珍しく調べちゃった。生きてて良かった。しかし、今も苦しんで引きこもってる人もいるんだろうなぁ。人生に意味なんか考えちゃならんよ。薬物をやってる間のことがすごい書かれてて、本当にやってたんじゃあるまいな、と思う。合法ならいいのか。

0
2023年08月29日

e3

購入済み

立ち上がるリアリズム

 主人公は割と普通にいる感じの青年。統失的なネガティブ思考が少々目立つものの、こういう人間はいる。多くの人が自分の中にも大なり小なり見いだせる存在だと思う。
 ヒロイン(?)の岬ちゃんは、どこか捉えどころのない少女。とはいえその実、最後まで読んでしまえば、分かりやすい設定の「(境遇は特殊で哀れではあるが)普通の少女」でしかない。しかし、主人公の岬ちゃん(と他者)に対する興味の無さが、岬ちゃんを不思議少女に仕立て上げている。
 主人公のありようはどこまでも臆病かつ現実的で、岬ちゃんというヒロイン候補がラノベ的なイベントアプローチをしかけてきても全くなびかず、ただただひきこもるばかり。自分から興味を抱かないから岬ちゃんは捉えどころのない不思議女子のままで、そのよく分からなさがボーイミーツガールなラノベヒロイン的でありながらも「リアルな異性」性を絶妙に立ち上がらせているように思える。

 主人公は他者を恐れ、岬ちゃんは他者に依存したがっているのであるから、二人は全く噛み合わない。クライマックスではなんやかやとあって、最終的にはお互いに譲歩して、間をとって、ゆるい共存関係に収まる。大きくて夢想的な目的は達成できず、当座を生きていくために折り合いをつけるのである。
 このすっきりとしない、ぼんやりとしたノーマルエンドの感じこそ、まさしく日常であり現実である。
 現実世界には明確な悪も倒すべき敵もいないし、分かりやすいハッピーエンドもないし、形の見える未来もないのである。

0
2019年03月23日

Posted by ブクログ

個人的には結構好きなタイプ。
あと、岬もwww.

シャブ中引きこもりニートが、
ロリコンキモヲタシャブ中ニートになり
シャブ中引きこもりになり、
ただの引きこもりになる話www.

自分が経験のない世界ではあるが、どこか親近感は湧くし、
所詮、考えてることはみんな同じなんじゃないかなーと感じさせられた。

0
2017年01月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「死のう、もう死のう。しかし俺は死なない。なぜならば、今日は天気がいいからだ。」(p46)
 この軽々しく死のうと思って、すぐに撤回する感覚は、私にはすっと馴染んできました。「あー死にたい」とか思った直後に、「でも死ななきゃならんほど何か具体的な苦しみがあるのか?いや無いよなあ」となるんですね。
自分を苦しめている仮想敵。それがNHKの本質だ。」(p303)
 自分の中で発生増殖する、漠然とした苦悩。それを仮想敵として名付けるというのは、つまりそれを何らかの実体として見たいということ。実体としての敵がいれば、まだ戦ったり、逃げたり、恨んだりができるから。でも、そんなものは実体としては存在しないことを佐藤(主人公)は分かっているんですね。じゃあ、どうやって敵を倒すの?というのは物語のハイライトなので読んで確かめて欲しい所です。
 なお、本書を読む前に数話でいいのでアニメ版を視聴しておくことをおすすめします。岬(ヒロイン)を演じる牧野由依さんの声がすばらしく可愛いので、その声をイメージしながら読まないと損です。

0
2016年09月27日

Posted by ブクログ

大学を1年目で中退して、以来4年間引きこもりしている25歳男の話。なぜか、こういう話だと綺麗な女性と知り合いになるという展開になるんですが、案の定という感じ。途中ダレたけど、最後の方は結構面白かった。

0
2014年12月23日

Posted by ブクログ

ひきこもりと不遇の悲観少女の苦しみながらもがく日々。チェーンソー男の代わりのNHK、「ネガティブハッピー」の発展版といった感じ。自分を守るために他人を見下さなければ生きてゆけない辛さ、そんな自分に絶望する心理、とてもよくわかる

0
2014年10月22日

Posted by ブクログ

漫画版を読んで「これは面白い」と思って原作を買いました。マンガを読んでいた分、頭の中で風景やキャラクターの描写がしやすかった。途中休憩しながら読んでいたけれど、一回も読み返すことなく読めた(ごめん。一回だけあった)

どうしても感想として、この言葉だけ書きたかった。

「おまいは俺か」

0
2013年07月22日

Posted by ブクログ

私自身、大学時代は引きこもっていた。主人公の心情はリアルに感じ取れる。引き込まれる。
この作品を読んで、現実世界の引きこもりは、「現実世界に岬ちゃんはいない」と嘆くかもしれない。しかしそもそも、主人公の社会復帰は、岬ちゃんの力によるものではない。それは、主人公自身の努力によるものだ。
むしろ、物語において最後に救われるのは、岬ちゃんである。この物語が絶望的だとすれば、現実に存在する岬ちゃんは、主人公のような人物を見つけられないであろうこと。なぜなら彼は引きこもりだからだ。

0
2012年11月26日

Posted by ブクログ

これは一気呵成に読むべきだった。
名作。
過去は語られず、未来はなく、徹底的に現在しかない。
主人公たちは死に至る病にのたうち苦しんでいるが、その様は悲劇としてではなく喜劇として描かれる。

わたしの傍らに山崎はおらず、わたしの前に岬ちゃんは現れない。
現実と小説は違う。だから小説がある。

0
2012年08月07日

Posted by ブクログ

自分が初めて見た深夜アニメの原作なので、ワクワクしながら読みました。

主人公の佐藤は引きこもりのプロフェッショナルで、
引きこもりを脱するために奮闘するも、すぐに折れて鬱な思考に陥る、
その自虐的な文章がとても笑えて、吹き出してしまいました。

この作品は恋愛モノで、岬ちゃんという18歳の女の子がおり、
佐藤の引きこもりを抜け出させるため積極的にアプローチします。

当初は、
主人公が受け身となり、ライトノベルのような展開になるのかな、自分はライトノベルが好きだからそれでもいいやと思っていましたが、
物語が進むにつれて、どうやら岬ちゃんにも事情があり、
岬ちゃんが主人公になってもおかしくないほどでした。

恋愛モノと述べましたが、青春とは程遠く、とても歪んでいます。

佐藤の引きこもる部屋の隣に、高校時代のかつての後輩である山崎が引っ越して来ます。

彼はイジメられっ子で、
アニメソングを聴きまくり、部屋にはフィギュアを並べるオタクとなり、重度のロリコンでした。

山崎に毒された佐藤は協同して、なぜかエロゲーを作ります。

このクリエイト活動は座礁しますが、この悪友とつるみ、お酒や煙草、更には覚醒剤まがいの代物に手をつけるまでに落ちぶれます。

ちなみに、未成年のうちから喫煙や飲酒を嗜んでいたと思われる描写があり、これには不快感を拭えませんでした。

それにオチも、
上手い感じにはなっているのですが、ちょっと弱いかなとも……。

ですが、
今では珍しくなくなったオタクや引きこもりを題材にした作品を10年も前に書かれた、この先見の明は素晴らしいです。

0
2012年05月31日

Posted by ブクログ

3.4
-----
初めて読んだ時の熱に浮かされたような印象は褪せてしまっていた。ただあの頃、小説はもっと自由であるということを教えてくれたことは確かだ。

0
2025年02月19日

Posted by ブクログ

引きこもり当事者のものとして、昔話題になっていたことを思い出した。NHKだかの特集で、筆者の執筆している様子が流れていた。宇宙空間のような、引きこもっているような場所で、色白のスキンヘッドの男性が中空に浮かんだディスプレイに向かってタイピングしているものだった。分かりやすい生きる目標は無い。NHKみたいな分かりやすい敵なんていない。敵を倒す為になんて目標なんて無い。生きていても、どうしようもない。苦しいだけだ。実体験による生きることの閉塞感が感じられ、底が抜けたように自分の足下が崩れるような感じがした。

0
2024年07月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 アニメを視聴した後に原作を読むと、内容は意外とあっさりしてると思った。そのため、単純に話の内容だけを見ると、アニメ版の方が圧倒的に多く、その分、この物語を楽しめる。その一方、アニメ版では厳しい描写(例.薬物使用)や、アニメでは詳細に語られなかった内面の描写を小説版では味わえる。したがって、どちらか一方を既に触れた人でも、楽しめるように工夫されている。
 本作は筆者の実体験をもとにしたひきこもりを主人公とした話である。そのため、ひきこもり特有の悩みや葛藤を追体験できるのが本作の良さである。

0
2023年07月01日

Posted by ブクログ

読んでいて目眩がした。ひきこもり、新興宗教の2世の子供。アニメオタク。ロリータ。 息苦しい内容だけども 実際にそのような 人たちが 身の回りに沢山いる 世の中だから。

0
2018年02月12日

Posted by ブクログ

この作家さんは、好きなんだが「超人計画」にも有った合法ドラッグのところで大丈夫か?ってなってまう。 現代に青春時代を迎えていないで良かったと思ってしまう。 今の若者は大変だ。 最後がハッピー?で良かった。

0
2016年11月04日

Posted by ブクログ

主人公の佐藤達広は、大学を中退して4年間の引きこもり生活を送っている青年です。彼はある日、中原岬という少女から「あなたは私の『プロジェクト』に大抜擢されました。ですので、今夜九時に、三田四丁目公園に来てください。」と書かれた手紙を手渡されます。何がなんだか分からないまま、佐藤青年が指示された公園へ向かうと、彼の到着を待っていた岬ちゃんは、引きこもりの脱出方法を教えてくれると言います。

こうして佐藤は、毎日公園で彼女に会い、引きこもり脱出プロジェクトを受けることになります。その一方で、アパートの隣の部屋に住んでいる後輩の山崎といっしょにエロゲー制作をめざしたり、ドラッグでラリったりして、かなりぶっ飛んだ引きこもり生活を送りますが、やがて彼は岬ちゃんの過去を知り、彼女が心に抱える傷に触れて、引きこもりの自分が彼女を救うことができるのか、という問題に向き合わされることになります。

ゼロ年代のサブカルチャーを席巻したボーイ・ミーツ・ガールのストーリーを、引きこもり青年とトラウマ少女の救いのない物語に仕立てた作品という印象です。今回読み返してみて、やっぱり私自身のサブカルチャー体験はこの時代の空気に規定されていることを再確認しました。もっとも、この場所にとどまり続ける限り、とぐろを巻くように自意識が折り重なっていくばかりでどこにも行きつかないということもよく分かってはいるつもりなのですが。

0
2016年08月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【本の内容】
俺は気づいてしまった。

俺が大学を中退したのも、無職なのも、今話題のひきこもりなのも、すべて悪の組織NHKの仕業なのだということを!

…だからといって事態が変わるわけでもなく、ずるずるとひきこもる俺の前に現れた清楚な美少女、岬ちゃん。

「あなたは私のプロジェクトに大抜擢されました」って、なにそれ?

エロスとバイオレンスとドラッグに汚染された俺たちの未来を救うのは愛か勇気か、それとも友情か?

驚愕のノンストップひきこもりアクション小説ここに誕生。

[ 目次 ]


[ POP ]
新聞広告でこの本を見かけたとき、てっきり“NHK”について書かれた新書だとばかり思っていた。

不祥事に揺れるNHKのイメージアップを図るべく書かれた本だと。

手元に届きライトノベル系のイラストが描かれた表紙を見ても気づかなかった。

実はとんでもない思い違いをしていたことに。

引きこもりになり大学を中退した俺は、この状態を脱しようともがいていた。

健全な社会生活を営みたいのに、外出することさえも、誰かに悪口を言われているようで苦しい。

そこでハタと気づく、これは“NHK”の陰謀だと!(NHKが何の略かは本書をどうぞ)

話自体は本当に馬鹿ゞしくってしょうがないだけど、俺のつらい気持ちがわかってしまう上に、おかしくってたまらなかった。

社会的に精神的に追い詰められる気持ち、倦怠感、未来への不安に恐怖、云々。

おまけにひきこもりだ。

ネガティブな要素が満載なのに、妙に明るく展開するのは何故?

最後、世をはかなむのではなくって、「ぼちぼちとがんばってみる予定」となる。

大変だけどなんとか生きていく。

こういう話、大好き。

[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

0
2014年11月25日

Posted by ブクログ

今更読んだw
内容は、NHKに怒られなかったのかなと思った。

作者が真の引きこもりということで、そういった意味でおもしろい。人からもらった本なので印税減ってゴメンなさい。

引きこもりにはならないように気を付けます。


三日とろろ、おいしゅうございました。

0
2013年02月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

近い将来こんな感じになるんじゃないかと思うと怖い・・・りあるに・・・。

ひきこもりでも人間で、社会不適合者でも人間で、誰かが苦しんでいれば助けたいと思う。
社会に不適であるから悪である、ということではないのだと感じた。

0
2013年01月20日

Posted by ブクログ

ぶっとんでると思う。
自由過ぎて馬鹿みたいで話が一つにまとまってるところが恐ろしい。
NHKの文字を見るたびにこの本を思い出してしまう。。
勘違いと思い込みがここまで発展する小説はなかなかない。

0
2012年08月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルに惹かれて読んでみた。
引きこもりが主人公なので場面展開の少ない
ストーリーなのですが意外と飽きません。

全編に渡って言い訳ばかりで全てを人のせいにする
主人公は人間として最低ですが、憎めません。
おそらく少なからずそういう負の部分に共感できるところが
あるからなのかなぁと思いますが。

「世の中はいろいろと複雑で目に見えるような悪者など、存在しない。」
(本文引用)
単純な悪者というものが存在すればその悪者に立ち向かうという
人生の目標が簡単に見つかるのにというような
感じで書かれていましたが意外と真理かなと思います。

暇つぶしで読むには軽い感じで読めるかなと思います。

0
2012年03月04日

「小説」ランキング