大島弓子のレビュー一覧

  • バナナブレッドのプディング

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    「かわいい」の源流の一つなのだと思う。ちょっと「抜けた」女の子の幼稚性と女性性と母性。そしてその魅力と暴力。
    本書は「かわいい」とはどんなことなのかを期せずして炙り出しているのかもしれない。
    また、同様のことを男性にも言える気がした。男性の持つ倒錯。つまり女性になって女性的な振る舞いをしたいという欲求。
    なにか現在蔓延するコンテンツの根本的な部分を、垣間見たような気がしている。

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    2020年02月28日
  • つるばら つるばら

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    子どもの頃読んだ
    名前の思い出せない漫画

    友達から借りた大島弓子さんの漫画を読んで
    同じ作家さんかもと思って探したら
    再会できた

    つるばらつるばら

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    2020年01月30日
  • キャットニップ 3.

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    シリーズも長くなって、つまりは猫も高齢になるということ。
    出会いでなく別れが積み重なる。
    老いと病。避けられない別れ。
    うちの子は、10歳でうちにきた立派なシニアにゃんこ。
    身につまされすぎて、何度も胸が詰まって涙が出た。
    健康で幸せに、長生きしてほしい。

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    2020年01月10日
  • キャットニップ 3.

    購入済み

    ありがとう

     グーグーが死んじゃって……キャットニップなんてあったんだ。
     えー 3が出た!
    ビーとたまが気になって気になってって。
     うちのねこが死んじゃって……キャットニップすごいなって思う。
    だって、ちゃんと、そう、最初(出会い)だけじゃなくって描いてる。
     色々な、そうだよね、なにかが、いっぱい詰まっている。
     読んでると(見てると?)そうだよね、そうなんだよねって伝わってくる素敵な時間。ありがとう、ありがとうってなんかね泣けてくる。

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    2019年12月06日
  • キャットニップ 3.

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    そりゃあね猫はいつか亡くなる。ウチのお猫さまも今年19歳で亡くなった。でもまだいるような気がする。炬燵の中で脚に何かが当たった感触がする。

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    2019年11月15日
  • グーグーだって猫である1

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    マンガ家さんのエッセイマンガ。猫を飼うようになってから2匹目のグーグーをメインに日常を書いている。癒される。

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    2018年10月19日
  • バナナブレッドのプディング

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    初めて読んだときは「繊細すぎてついてけない。『つるばらつるばら』の方が成熟してて好き」とか思っていたが、改めて読み返してみると熱烈なファンがいるのも分かる大傑作でした。壊れそうで脆そうだけど、どこかふてぶてしい少女達と、とてつもなく優しい青年の世界。唯一無二です。大島さんと同時代に生きているだけで幸せ。

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    2018年05月04日
  • バナナブレッドのプディング

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    もう 何十年も前からの愛読書 古く 紙も変色してきているけど…これは漫画というジャンルを超えてる名作だと思う
    何故か?心が折れそうになった時に 読んでは 結局 涙してしまう。青春時代と心は変化していないのか?って思えるくらい 。本屋さんで 大島 弓子さんの作品を見つけ出すのは 困難かもしれないが、是非 多くの人に読んでほしいと思ってしまう。
    私にとって大切な一冊…
    大島 弓子さんの作品は 多分全て読んでると思いますが その全部が素晴らしいです。(私には特にヒットするのかも…。)本は小説も含めて沢山読んでいるし、素晴らしく 崇高で勉強になり 人生の中の大切な頁に出会えるけど、この本は漫画であり

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    2018年03月02日
  • キャットニップ 1.

    mio

    購入済み

    すてき

    大島先生の優しさに読んでて涙が出ました。

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    2018年01月28日
  • グーグーだって猫である1

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    ネタバレ

     大好きな穂村弘のエッセイでたびたび語られる大島弓子氏。自費出版した最初の歌集、『シンジケート』の帯コメントを彼女に頼みたく、吉祥寺のアパートを探し歩いたというのは有名な話。2018年こそはと、気になっていたこの一冊をようやく手に取った。読めばなるほど、どうしてほむほむの琴線に触れたのかがよおく分かったし、私の琴線もビンビンに反応した。

     長年連れ添ったサバの死後、喪失感の中家に迎えたアメリカンショートヘアのグーグー。そして、その後傷だらけのところを保護したビー。ふたりの猫との愛らしいあったかい日々は、猫好きなら目を細めて読むことウケアイ。一緒に暮らす猫への慈しみの気持ちは、身に覚えがありす

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    2018年02月06日
  • バナナブレッドのプディング

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    ヒーヒズヒムが特に気に入った。ある時期の女の子というものは痛々しさを抱えているもので、それはわりと普遍的なんだなと自分の過去を思い返しながら「イタタタ……」となりつつ共感した。恋に恋する姿は感受性の高さの表れなのかもしれない。

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    2017年12月16日
  • つるばら つるばら

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    何年振りに読み返したんだろう。
    本棚の奥に少し汚れてひっそりとあった。

    『つるばらつるばら』
    スカートが好きで男の子が好きな男の子、継雄が「夢の中の薔薇の垣根の家」を現実で探す物語。
    犬童一心監督の映画『メゾン・ド・ヒミコ』の原案。「私はトランスジェンダーの気持ちが分かる!」といわゆるLGBTの方たちに肩入れするきっかけになった作品。勘違いですが。
    ゲイバーのママが素敵。

    『夏の夜の獏』
    「実年齢は八歳だが精神年齢が異常発達をとげてしまった」少年、走次。彼の目には父親も母親も兄も子供に見える。寝たきりのおじいちゃんに至ってはハイハイする乳児だ。そんな彼の目から見た世界は...。
    もしかした

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    2017年11月25日
  • 四月怪談

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    何のために生きていくのだろう、生き返ってなんになるんだろう。
    1度死んだ主人公は生き返らなくてもいい、命をあげると気軽に言ったりします。
    ストーリーとは関係ない木の上に座ってる女の子の描かれたラストシーンが後を引きます。

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    2017年10月17日
  • キャットニップ 2.

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    大島弓子さんと猫ちゃんたちとの日常が温かくて好き。
    猫ちゃんたちも、どんどん高齢になっているためか、さよならする子も複数で、切ない。でも、最後まで心をこめて見送ってもらった猫ちゃんたちは、おだやかに旅立ったはず。

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    2017年02月26日
  • バナナブレッドのプディング

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    思春期の不安定なこころを、漫画ならではの絵と詩で表現した傑作。
    お姉さんが結婚してしまうことを起因にして、女の子のこころの動きを繊細に扱っている点は、「結婚式のメンバー」と共通する。
    読んでいて思い浮かんだのは、カラックスの映画。

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    2016年11月28日
  • ロスト ハウス

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    ラジオドラマで聴いていたけれど、絵になるとやはり格別の風味。
    とにかくモノローグが絶妙なんだ。
    少女や少年に入り込めてしまうのだ。
    そして作者の優しい眼差しと、ホラーな視線。

    ちなみに。
    女の子の怒った顔ってかわいくていいなぁ、
    と読書中思っていたが、読後、現実に帰ってはたと気づく。
    あ、かわいい女の子の起こった顔がいい、と混同していた。

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    2016年07月14日
  • つるばら つるばら

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    「つるばらつるばら」
    夢の中で自分は「たよ子」だったという記憶が、少年の人格を形成していく。
    その家を探すために、路地探索を人生の第一目的にする……。
    不覚にも泣きそうになる。
    父母の会話シーンまでもが継雄のモノローグに組み込まれるという作りは、ささやかながら憎い。
    「毎日が夏休み」
    非常に後味の爽やかな映画を見たことがあるが、その原作。
    いかに映画が原作に忠実だったかがわかる。
    「恋はニュートンのリンゴ」
    天才少女三時子の恋と、恋された大学生泡盛くんの駆け引き。

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    2016年07月14日
  • ダリアの帯

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    穂村弘が、
    大島弓子のある時期の漫画は、まぶしすぎて読み返せない、
    と書いているのを読んで、わかる! と快哉を叫んだことがある。

    大きな家ではない。
    自然、一定期間ごとに本を売らなければならない。
    そのころの私は荒んでいて、自分への怒りや嫌悪を、小説や漫画や映画や音楽にぶつけてしまった。
    『綿の国星』もその被害に遭ってしまったのだ。
    あのとき確実に私の一部は死んだ。
    手放さずにはいられなかった本である。

    ……じゃがいもで作った犬みたいな顔をした男が何をか言わんや。
    好きと嫌い、好きと好きじゃない、嫌いと嫌いじゃない、
    生きていると死んでいる、生きていると死んでいない、

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    2016年07月14日
  • 綿の国星 3巻

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    おれさ あんたの映画とりたい

    お手持ちのきなこもち…いやゴマよごしといったお荷物はなんでございましょうかお客様
    え?これ猫です もう浜でころげまわって砂まみれですけどシャワーで洗えばほんのりかわいい猫になりますから そしたらごらんにいれますわ

    ねこふまないで ねこふまないで ねこふんじゃーふんじゃーつぶれちゃう

    そいでもってそいでもって


    みつあみが前より無邪気な印象で可愛い

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    2015年07月30日
  • 綿の国星 1巻

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    「ハーッ」?……しってる あれはためいき

    もうつめたてて しがみついて おまけにかみついてしまった あんたやさしいわ わたしなんでもする 猫のときも人間になったときも あんたのためになんでもする!!

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    2015年07月23日