大島弓子のレビュー一覧

  • バナナブレッドのプディング

    Posted by ブクログ

    どんな子も、どんな子も、どんな子も
    生まれてきたからにはこの世は素晴らしいと思ってほしい。
    親になると、切実に思います。

    0
    2009年10月18日
  • サバの秋の夜長

    Posted by ブクログ

    すごくすごく好き。
    大島先生の視点は本当にすごい。深い。
    単なるネコエッセイの枠をはるかに超えている。
    擬人化ってあんまり好きじゃないけど、これは大好き。
    むやみにしゃべったりすることなく、その存在感だけが大きく擬人化されているから。
    人間よりも大きく描かれているあたりからも、サバの存在の大きさが分かる。
    ノミや●●ブリやハエまで擬人化されていて、これらが喋ったりしているのは逆に面白い。

    0
    2009年10月18日
  • グーグーだって猫である1

    Posted by ブクログ

    四巻まで読む。
    大島さんとグーグーをはじめとする猫たちのエッセイ本である。癌騒動や新居騒動などを交えて、猫たちのいる日常があたりまえのように過ぎていて、癒される漫画となっている。最後は十三匹と一緒に暮らすことになっていることにびっくりする。
    大島さんにとって、飼い猫も野良猫もないことに尊敬の念さえ感じる。

    0
    2009年10月04日
  • 綿の国星 1巻

    Posted by ブクログ

    甘いソーダ水のように優しくて懐かしいチビ猫。可愛い!「ギャザー」、「お月様の糞」、「ねのくに」、「椿の木の下で」など、どれも大好きです。子どもの頃に感じた嫉妬心や劣等感、生きることの単純でない苦しさが、チビ猫や猫たち、少女を通してよみがえってきます。そういえば、手探りで歩きながら、生きていくのに必要な現実の手触りを怖々と覚えていったなぁなんて…。大島さんは切り取られた生身の現実をまるごと描くだけで、それに対する答えは用意していません。生きるということは、いろんな理不尽さに自分なりの答えを見つけながら、自分の命を紡いで行くことなんだなと思いました。

    2
    2009年10月07日
  • バナナブレッドのプディング

    Posted by ブクログ

    全然最近読んだ本じゃないけど、
    ここの本棚に置いておきたくなっちゃった。
    わたしの思春期時代は
    大島弓子さんの作品とともにあった、
    と言っても過言じゃないでしょう。
    せつなさを
    しっかり受け止めることにこそ、
    人生に奥行きが生まれてくる、
    そんなことを、大島さんの
    作品たちから教えてもらったような
    気がします。
    この深さ・・・ただの
    少女漫画じゃありませんよ。

    0
    2009年10月07日
  • 四月怪談

    Posted by ブクログ

    「四月怪談」に限らず、大島弓子について。

    大島弓子を知る以前・以後、と人生をわけることができるぐらい大きな出会い。
    高校生のころ、初めて手に取ったのは「毎日が夏休み」。
    このなんともうらやましいタイトル。
    自信がもてない自分に、それでも大丈夫と言ってくれた気がした。

    話ももとより、印象的なフレーズ、エピソードも心に残る。

    太陽の下で文字を読んだ後、他に目を向けたときの、あのチカチカとする感覚。
    屋内で冷たいデザートをたらふく食べた後、
    太陽の下にでたときの、あのさらに体が満たされる感覚。

    そういったものをマンガにしてくれる。
    そんな感覚は自分だけじゃないんだ、と安心させてくれる。

    0
    2009年10月04日
  • 夏のおわりのト短調

    Posted by ブクログ

    思春期の女の子が持つきらきらとした理想や不安感、残酷すぎるほどの潔癖さ、汚れた者たちへの嫌悪感。大人になるということはそれらを脱ぎ捨て、生々しく醜悪な現実を泥だらけになりながら生きるということの切実な意味を知ってしまうことなのかもしれません。汚れた存在に抗いながら、客観的で乾いた視線で大人が持つ湿った感情を切り捨て、現実と幻想の間を行ったりきたりしながら、幻想に脚を取られないように、かと言って現実という沼に引き摺りこまれないようにもがき苦しむ季節の後に、長調から短調へと旋律が切り替わる、誰にでもそんな瞬間が訪れるのでしょうか。この本の中には思春期の少女だけではなく、それをとおに通り過ぎた人々に

    0
    2009年10月07日
  • バナナブレッドのプディング

    Posted by ブクログ

    久々に読み返した。「今日は明日の前の日だから、不安で仕方ないのです」確認したらちょっとちがう言い回しだったけれど、なんど冒頭のこの台詞を思い出したことだろうか?なけなしの乙女心がチクチクする。

    0
    2011年09月03日
  • 綿の国星 1巻

    Posted by ブクログ

    ちび猫の目線で世界を見るのが好きです。
    しっかりのんびり成長していくちび猫をあたたかく見守りたい気分になります。

    1
    2009年10月04日
  • グーグーだって猫である1

    Posted by ブクログ

    私のバイブル、大島弓子センセイの猫エッセイ。
    愛猫サバが亡くなった後、新猫のグーグーの猫セラピーでpet lossから立ち直っていくセンセイの姿が嬉しい。
    大島ファンは勿論、猫ファン、私の様なお犬様派でも楽しめるシリーズ。
    疲れた時や病気の時にはいつもベッドに持ち込む一冊。

    0
    2009年10月04日
  • 綿の国星 1巻

    Posted by ブクログ

    チビ猫がめちゃめちゃめちゃ可愛い!❤
    うちの庭によく遊びに来た真っ白で礼儀正しくて美しいのら猫っこをホワイトフィールドと呼んでました。
    夜、空き地なんかで猫が集会してるのをみると「綿の国星」を思い出す。
    大島弓子さんは子供のころ猫だったらしいですよ。

    1
    2009年10月04日
  • いちご物語

    Posted by ブクログ

    長編ではこれが一番好き。唐突なラストも、大島さんが吟じてしまえばたちどころに号泣ですよ。フリーセクスとかの下りは男作家だったら殴ってるけれど(河下水希でも殴ってる)、嫌みがない。大島さんすごい。

    0
    2009年10月04日
  • グーグーだって猫である1

    Posted by ブクログ

    大島さんの猫たち(=家族)への関わり方が好きだなあ。あったかくて。
    人との関わり方も。自分も大変なのにね。
    猫好きな方は特に、そうでない方も是非一度読んでみてください。
    うちにいた猫も、ずいぶん前だけど遠くに行っちゃったな…。

    0
    2009年10月04日
  • グーグーだって猫である1

    Posted by ブクログ

    一見、何だかてきとーそうな絵(ごめんなさい)。
    でも、読み進めていくうちに味がでてきてハマります!!
    それにしても、ネコは可愛い!!
    グーグー可愛い!
    もちろん、ビーも可愛い!

    0
    2009年10月07日
  • グーグーだって猫である1

    Posted by ブクログ

    あ、これすっごい好き!!
    うちで飼っているのは猫じゃないけど、
    読んでいる間中、やんちゃで、かわいい「ウチのコ」の
    ことをずっと考えていました。

    出遭えた奇跡に、そばにいてくれるあたりまえに、
    元気で生きていてくれる事に、全部感謝したくなる1冊
    猫好きでなくても面白い!!

    0
    2009年10月04日
  • 夏のおわりのト短調

    Posted by ブクログ

    全編いい感じの編集

    「たそがれは逢魔の時」
    昔の好きな女の子に気持ちを伝えられなかった
    過去に縛られている40の男が
    当時の面影がある少女に出会い恋をする話

    妻は浮気していて
    この少女は売春をしている

    男は抱いていいといわれるが
    預金を全部渡して売春をやめるようにつたえる

    少女は売春をやめ 男はまた過去に縛られて
    妻と何事も無かったように生活を送る
    深い・・・

    「裏庭の柵を越えて」
    結構好きな話
    世間からはずれた感覚の大学生のお兄さんと
    小学3年生の女の子の話
    大学生の価値感はなんか共感できた

    「赤すいか黄すいか」
    普段は能天気だけど生理痛になると
    自暴自棄で陰鬱な性格になる女の子

    0
    2009年10月04日
  • ロスト ハウス

    Posted by ブクログ

    この中の8月に生まれる子供という作品はすごいインパクトだった。
    実際、早老症というのは聞いたことがあるが、
    肉体の老化と精神の老化のバランスがとれないというのは
    大きな不幸だろうけれど、普通の人には見えないものが見えることが
    あるのかもしれない。

    0
    2009年10月04日
  • ダリアの帯

    Posted by ブクログ

    我が家の大島弓子はこの白泉社文庫シリーズで揃えています。
    選集のと迷いましたが。。

    一番好きなのがこれ。
    名作。泣けます。

    0
    2009年10月04日
  • 綿の国星 1巻

    Posted by ブクログ

    大島弓子の漫画は乙女だ、しかも知的な奥深い。
    さっぱりとかわいい絵のタッチのなかで
    日常の本当に大事な想いや漠然とした不安を
    上手く言い当ててそれを漫画として表現してる、
    すごく斬新である。当時、「男性の間でも議論が起った漫画」と言われてたようだけど納得。
    詩的な表現が美しく悲しく心に響きます。

    こちらは一番オススメの漫画。
    ちび猫ちゃんが人間のような様で
    あまりに純粋に人間社会を見つめていて、
    心がちくりときたり暖かくされたり。
    漫画ですごいな……と思わされた最初の一冊。

    1
    2009年10月04日
  • 綿の国星 1巻

    Posted by ブクログ

    これぞファンタジー!て感じです。
    チビ猫の目からみた世界って、新しくて楽しいことばかり。

    元祖擬人化・元祖猫耳らしいですね。

    0
    2011年07月25日