あらすじ
須和野家に拾われた捨て猫は、いつかは人間になれると信じていたが…!?まんがのワクを超え、大きな反響を呼んだファンタジーの最高峰。
...続きを読む感情タグBEST3
チビ猫の無垢な感性を通して見つめる世界がファンシーで温かくて夢見心地な気分にさせてくれる。砂糖菓子のようでいて、世界の残酷な仕組みも織り交ぜられている。こんなマンガがLaLaに掲載され、少女たちが夢中で読んでいた時代があったなんて、なんて豊かだったんだろうと思う。
Posted by ブクログ
これぞ傑作。すごいものを読んでしまった。こんな素晴らしい作品を今まで読んでなかったとは、なんという失態。
未読の傑作がまだまだ世にあると思うと生きる喜びがわくなー。
Posted by ブクログ
「ハーッ」?……しってる あれはためいき
もうつめたてて しがみついて おまけにかみついてしまった あんたやさしいわ わたしなんでもする 猫のときも人間になったときも あんたのためになんでもする!!
Posted by ブクログ
子供の頃、雑誌に掲載されていたのを読んで、猫耳にフリルのエプロンのチビがうっすら記憶に残っていた。
高校生の頃、サバのシリーズに出会って夢中で読んで、今はチビ猫もサバもグーグーもみんな大好き!
世界観はサバのシリーズが1番好きかなあ。綿の国星は時々、かわいい絵にシリアスなテーマが盛り込まれつつ、シリアスすぎないオチの加減が絶妙。
何度読んでも、好きな世界。
Posted by ブクログ
何年かぶりに読み返した
こんなにも
死が埋まってる
お話しだったのか
チビ猫の前の"おかあさん"と本当の母猫は何処に?
もうわからない
そしてパウダーは
やがて粉のように飛び散るのか
それでも
しあわせをみつけながら
生きてくしかない
ラフィエルに再開する日を待ちながら
にんげんにはなれなくても
少しずつホワイトフィールドに近づきながら。
Posted by ブクログ
ちょうど家で猫を飼い始めたときに読んだまんが
主人公はねこみみエプロンドレスの少女
こう書くと萌えまんがだと思われますが
そういう路線のまんがとはまた違った魅力があります
擬人化された猫の見た目をしていますが
あくまで猫の思考回路で描かれています
登場する猫たちも見た目はねこみみですが
行動も思考回路も猫です
ねこみみを70年代に描いたというのがすごいなぁと
大島弓子先生のねこまんがは何冊かもってますが
この作品が一番好きですね
ペルシャに行こうとする話と
家出お嬢様猫の話が個人的に好きです
Posted by ブクログ
子猫って、本当にあっと言う間に大きくなるんですよね。
それこそ、左向いて右を見たら、もう大人猫になってたりする。
そんな、猫生のなかで一番光り輝いている瞬間を永遠にするために、チビ猫は生まれたんだと思う。
でもよーく考えたら、人間も同じだね。
Posted by ブクログ
チビ猫がほんとうに可愛らしい!
チビ猫を取り巻く人間達も、どこか不器用で愛すべきキャラクターである。
ほんわかふわふわな絵とストーリーの中に、時々ガバッと口を開ける深淵がある。
ドキリとする。その只中にいても、どこまでも純粋であどけないチビ猫の姿に、切なくなったり、愛おしくなったりする。
Posted by ブクログ
何度読んでもいいです!
リアルタイムは知らないのですが、文庫版を本屋でみかけて購入。
それからドップリです。
猫と暮らしてみたくなったのも、この漫画があったからかもしれない。
Posted by ブクログ
須和野家に拾われた捨て猫・須和野チビ猫の目を通して描かれる、人間と猫の日常。決して異世界の話ではないのだが、猫の視点から描くことでファンタジックな雰囲気を帯びている。
猫は人間の姿で描かれているが、行動や思考はあくまで猫である。
小猫の命を抱いてるようで、愛おしむように一話一話丁寧に読んだ。
チビ猫の可愛らしさも凄まじいのだが、ただの「猫が可愛いだけの漫画」にせず、厳しさをもって猫や人間の生活を描いている点が素敵。
大島弓子さんのマンガって絵柄なんかもふんわりしていて少女趣味が強い感じだけど、そのシビアで切実な内容に毎回驚かされる。家族関係が破綻しそうだったり、社会に馴染めない苦悩だったり、変化への戸惑いだったりetc.
自分はこういったところに強く惹かれてるんだと思う。
あと、宮沢賢治の童話を思わせるような朴訥とした野良猫たちの姿も好き。
Posted by ブクログ
甘いソーダ水のように優しくて懐かしいチビ猫。可愛い!「ギャザー」、「お月様の糞」、「ねのくに」、「椿の木の下で」など、どれも大好きです。子どもの頃に感じた嫉妬心や劣等感、生きることの単純でない苦しさが、チビ猫や猫たち、少女を通してよみがえってきます。そういえば、手探りで歩きながら、生きていくのに必要な現実の手触りを怖々と覚えていったなぁなんて…。大島さんは切り取られた生身の現実をまるごと描くだけで、それに対する答えは用意していません。生きるということは、いろんな理不尽さに自分なりの答えを見つけながら、自分の命を紡いで行くことなんだなと思いました。
Posted by ブクログ
チビ猫がめちゃめちゃめちゃ可愛い!❤
うちの庭によく遊びに来た真っ白で礼儀正しくて美しいのら猫っこをホワイトフィールドと呼んでました。
夜、空き地なんかで猫が集会してるのをみると「綿の国星」を思い出す。
大島弓子さんは子供のころ猫だったらしいですよ。
Posted by ブクログ
大島弓子の漫画は乙女だ、しかも知的な奥深い。
さっぱりとかわいい絵のタッチのなかで
日常の本当に大事な想いや漠然とした不安を
上手く言い当ててそれを漫画として表現してる、
すごく斬新である。当時、「男性の間でも議論が起った漫画」と言われてたようだけど納得。
詩的な表現が美しく悲しく心に響きます。
こちらは一番オススメの漫画。
ちび猫ちゃんが人間のような様で
あまりに純粋に人間社会を見つめていて、
心がちくりときたり暖かくされたり。
漫画ですごいな……と思わされた最初の一冊。
うれし なつかし 🎵
大島ワールドを電子版書籍で読むことができて、チビ猫のように踊りたい気分になりました。
全巻を そろえてゲットしたいと思いましたのに。。。購入できず。。。2巻以降を楽しみにしています。
Posted by ブクログ
チビの眼を通して語られる世界はとてもにぎやかできらきらしている。どこか懐かしい絵柄だと思ってはいたが、幼い頃愛読していた「ちびねこ」の元の作品だったとは!
Posted by ブクログ
10年ぶりの、綿の国星。ねこの視点が、もう忘れてしまった気持ちを思い出させてくれた。最初に読んだ当時は、まだその気持ちを失っていなかったからなんとも思わなかったのかなあ。猫と話したくなりました。
Posted by ブクログ
名作。家族。ほのぼの。星になる。主人公のちび猫が一生懸命で一途で可愛い。いつか猫も人間になれるんじゃないかと思わせてくれる。噴水のない池とか一面のトイレとか地球の底にキスをするとか、表現が素敵。猫にだって悩むし嬉しいし恋もする。癒しの一冊。
Posted by ブクログ
何度読んでも味わい深い名作。文庫版は全4巻。
拾われて諏訪野家に来た「チビ猫」は、いつか人間になれると思っていたけれど、銀猫ラフィエルに、猫は猫のままで死んでゆくことを教えられる。そして架空の国、綿の国の話も。思いのままに行動するチビ猫に、周りの人間も猫も振り回されて事件が起こるけれど、それをきっかけとして成長したり前に進んだりしてゆく。 猫から見た世界は本当はこんな世界ではないのだろうけれど、こうだといいなと思ってしまう、繊細なファンタジーの世界。
Posted by ブクログ
人間の男の子に恋しているチビ猫が可愛い。この作品は「綿の国が欲しい」なので「わたのくにほし」が正しいそうだ。(作者が巻末に述べているので)ふわふわずっと夢の世界にいたいような気持ちにさせてくれる暖かい作品。
Posted by ブクログ
キラキラしてる。子どもの頃のような新鮮な目線で。
人との出会い、世界との出会いが、とっても鮮やかだった幼年期を思いだす。
時夫もラファエルも素敵。
個人的に1巻が一番好き。
Posted by ブクログ
なんでもっと早く読まなかったんだろう(それは少女漫画アレルギーだったから)。どの話も、泣きそうになってしまった。猫好きじゃない人が読んだらどうか判らないけど。
Posted by ブクログ
解説の永田萌さんの言葉
「ファンタジーは、どこかにきちんとした現実が裏打されてないと、ファンタジーとしての輝きを発揮することができない。まるっきりのとっぴょうしのない作り話では、心に触れる感動が希薄になる。」
秀逸である。
Posted by ブクログ
一番好きな類いのお話。
猫部ねこ?の『ねこねこファンタジア』を思い出すけれど、むしろあの作品がこちらのオマージュなのかな?
ファンタジーに富んでいるし、その上、チビ猫がじわじわと成長していきそうな予感。
物知りになると楽しいけど、つまんなかったり、悲しかったりすることもあるね。
続きはどうなっていくんだろうか?
楽しみだ
Posted by ブクログ
この作品は、各巻で独立しているように見えて繋がっている。1巻から順に読むと、物語の構造の変化がわかる。私は4巻から読んで失敗しました。。
Posted by ブクログ
最後の終わり方が「エッ!?こ、これで終わりか」ってなる以外はとてもおもしろい!
元祖猫耳漫画。絵本を読んでいるような不思議な感覚。
須和野さんちのちびねこかわいい
Posted by ブクログ
字が多いから4どまり、でもそれだけではなにもはかれない。一巻ずつに感想を書かせるいきおいをみよ、すばらしいよ すわのチビ猫をとおしてみる世界はきらきらときれいで、あたらしくて、あたらしい!しぬということもすこしのさみしさと大きな興味、そして自分の中と外で完結してゆく世界 こんなにもいきているすべてのひとつひとつを、ていねいにえらびとっていておどろく なによりラフィエルのセンチメンタルがすごい、とこうしてひとつずつ書いているけれど しあわせとセンチメンタル ふこうとセンチメンタル センチメンタルの力強さ(また書き直す)