西原理恵子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレおおお。71歳。前著が『ダーリンは70歳』だったから、今後は年に1冊ずつ『71歳』『72歳』『73歳』……と巻を重ねていくのですね、うらやましい!
私普段は映画でも小説でも、恋愛ものを一切見ないタイプの人間なのですが、サイバラ先生と高須院長の本は別腹。
かたや無頼派の人気ギャグ漫画家、かたや巨額の個人資産を有する大病院の院長。
キャラ的にはかなり浮世離れしたお二人ですが、酸いも甘いも嚙み分けてこられたオトナの落ち着きと、それとは逆に、日常の些細なことで大ゲンカしたりラブラブしちゃう初々しさのギャップが、本当に素敵。
本書『71歳』では、高須院長の「手」が印象的に描かれていました。
全身美容整形を繰り返し、70代とは思えない若々しさを保っている院長も、手だけはおじいさん。でもその手は一生懸命働いてきた人の手で、その手が私は大好きで……みたいな。
何百万、何千万単位のカネを動かすようなネタを描きつつ、慎ましやかな喜びを忘れない。むしろ、どこまで行っても二人の原点はそこにある。
今回も泣かされました。りえくまちゃんかわいいです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ10歳と30歳なら完璧に犯罪。20歳と50歳だと援交を疑われる。でも、50歳と70歳ならそんなに違和感がないような気がする。
西原理恵子の単行本です。
自分の体を実験台に手術したり、ダライラマ猊下にお会いしたり、フリーメイソンだったり、中々普通では遭遇しないような話が書かれています。
50歳や70歳になっても恋愛できるなんて人生捨てたもんじゃないです。今から枯れるにはまだ早いですね。そして「結婚」という制度に頼らなくても二人でいれてこんなに幸せになれるんだ。と目からウロコでした。
自分がいい年になってしまったため、友人たちがどんどん結婚し、子供を産んでいます。それを見ているせいか「結婚しなきゃこのまま一人だ!」という焦りが出ている時だったので余計そう思ったのかもしれません。
手をつなぐのは結婚して恋人から家族になってしまって逆に照れたり、慣れが生じてしまったりでできなくなる人もいるかもしれませんが、結婚しても、しなくても一緒にいる限り”手をつなぐ”関係の人が欲しいです。そして一緒に年とりたいです。(その前に相手探せ)
帯に「銀座で高級お鮨をご一緒プレゼント!」の応募券がついているのですが応募しようかどうか迷っております。まぁ、当たるわけないんだから応募しとけよってな感じでしょうか。 -
Posted by ブクログ
「おかん飯」の第2弾。1冊目同様読んで面白く、調理意欲がむらむらと湧いてくる本。ダイエット編だった1冊目よりはややこってり系メニューが多いかも知れません。
サイバラ&エダモン両先生の丁々発止のやり取りと、漫画(連載分+描き下ろし分)を読んでいるだけでも楽しいですが、「ミキサーした野菜でカレー」や「生ガキの臭みは卵白で洗って取る」などの小さな調理のコツが結構勉強になります。
なお読んだその日に本に掲載の「塩そば」を作ってみました。材料のうち昆布茶とラー油がなかったので代わりに塩昆布を混ぜ込み、油抜きモードでいただきましたが、目から鱗の美味しさであったことを報告します。 -
Posted by ブクログ
私はやなせたかし氏の一ファンです。
母からのすすめで読んだが、本当に氏は偉大な人だと再認識。直接話したことがなくても、氏のことを話せば顔が柔らかくなる人は決して少なくないだろうと思う。
簡単なことではないだろうけど、本当にやなせさんのような姿勢の人になりたいと思う。
自分の人生のお手本として読んでも、焦りが少し和らぐような、やさしい本になっている。
途中下車せずに立ち続けたら、あるとき目の前の席が空いた。人生には椅子取りゲームのようなところもある/正義とは、自分の身を犠牲にしてでも人を助けようとすること/キャラクターはそのうち勝手に動き出し、作者はあとをついていくだけ/後輩にも気を遣う本当に優しい人だった/主題歌はやなせさんの憲法のようなもの/『しあわせよカタツムリにのって』などの詩が紹介されているのも良い/叙情画が心を慰める/漫画の投稿を続けていると、新しい仲間ができた/収入があっても、クリエイターにとって芯のない生活はむなしいもの/考えてもいなかった別の運命が、自分の知らないところで進行して、それが突然に思いがけない形で人生に化学変化を起こす/なにかを夢見ていても、少年にも現実が見えてくる/コンプレックスを拭う時間が発酵期間のようにはたらく/漫画家は、代表作がなければ人の記憶に残らない/めぐりあいがあって、努力したから結果が出た/仕事がないときこそ自分の「仕事」をすればいい/儲けたお金をすべて人を楽しませるためにつかうとは、なかなかできない/震災時のアンパンマンパワーのエピソードは、本当に感動的/アンパンマンの歌の中の「夢」は世界の不幸を少しでも減らしたい、というような、みんなが共有している夢