あらすじ
恋愛、結婚、出産、子育て。キレイゴトでは済まされない問題に、豊富な経験値にもとづいた的確なアドバイスを贈る、本音のガールズトーク。人生のスカを引かないための最強サバイバル戦術指南!
※本書は、二〇一三年~二〇一四年に小社より刊行された新書判単行本『スナックさいばら おんなのけものみち』シリーズ全五巻をリミックスし、再構成のうえ、文庫化したものが底本です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
2018/01/24
女の人生をバサバサ切ってくれて痛快でした。
10年前だったら、西原さんの言ってることに首を傾げて、「イヤ、でも私は大好きな彼氏とはきっと一生恋愛しながら生きていける」とか思ってたかもしれないけど、結婚と出産を経た今ならものすごく頷ける言葉であふれてました。そんなロマンチシズムは物知らずの証拠でした。(テヘペロ)
今も夫のことは大好きだけど、これから色んなことがまだまだ起こっていけば、それはどうなるかわからない。
どうなったとしても、自分を大事に今を大事に。
そして、出産のエピソードは神聖なものではなくて、生々しくて「これが聞きたかった!」と笑いました。
産後鬱の方のお話は私も心当たりがありすぎて泣きました。「可愛い」と心の底から思えたのが産後5ヶ月ごろ、その後一歳を過ぎ、かわいいはどんどん加速していきますが、それでも未だにうんざりすることもある。というかうんざりの方が多い。
産んだ瞬間から「子供がかわいい」って言わないといけない雰囲気が重くて重くて…
でも、他の皆さんや、ロマンチシズムを張り倒す西原さんが「子供を産んでよかった」と声高らかに言ってくれるから、子供の成長が楽しみになりました。
私もさらに10年後、20年後、声高らかにこの人生最高だわって言えるといいなって思います。
なんか本の感想じゃなく自分語りになってしまった。
まあいいか。
Posted by ブクログ
西原先生の「まいにち母さん」を読みたいんだけど、漫喫には置いてないし、まとめ買いする勇気はないし、どうしようかな‥と悩んでいる中で、ちょこちょこ文庫本を読んでいます。
西原さんは割と浪花節なところがあるなあと思うので、んん?っていう文章は微かにあるんだけど、荒波をくぐり抜けてきた人だから、やっぱり面白い。
特にこの本は、読者の投稿が良くって。
私が好きなのは、自分は結婚相手を選ぶ目がないと自覚し、親が連れてきた相手と結婚して、幸せな人の話。
農家のお嫁さんの話も良かった。
おじいちゃんおばあちゃんの話も良かった。
理想は低く、今ある幸せを大事に、でも掴めるものは掴むんじゃい!と、意味のわからない前向きさが手に入る一冊。