南條範夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ下巻は、主に明治初期の政治、経済、振興財閥などについて成り立ちや事件について記述している。
弥太郎は明治新政府の保護のもと海運業界の覇者と成り、着々と個人の資産を増やしていった。
後藤象二郎から任された土佐商会をもとに自分の商売の基礎を築き、やがて土佐藩から独立し、三菱商会を立ち上げた。
三菱商会は完全に弥太郎個人の資産で成り立ち、そのワンマン経営により、外国資本との競争、官営事業との競争に勝ち、その資産力は明治政府も太刀打ちできない膨大なものとなった。
三菱はその強大な資産力によって、海運業において独占的な立場を利用し利益を貪っていた。同業他社がつぎつぎに潰れるなか、三井物産は三菱 -
無料版購入済み
個人的には3巻まで読んで、主要人物の輪郭がようやく掴めて来た感じです。
ここから藤木にも感情移入出来るようになるのかな?
無料になってたので読んでみた程度の興味でしたが、続きも気になって来てしまっています。