南條範夫のレビュー一覧

  • シグルイ 1
    隻腕の剣士は骨を断つことが出来るのか?盲目の剣士は相手に触れる事が出来るのか?出来る 出来るのだ!駿河御前試合に顕れた二人の異形剣士の勝負の行方はいかに!?
  • 燈 台 鬼
    1956年の直木賞受賞作品ほか全6篇、南條範夫の最初期時代小説集。世の非情や不条理の描きかたにグッときました。他の作品も探してみます。
  • シグルイ 12
    運命の地に入りし隻腕の剣士と乙女を待ち受ける二輪の修羅花。虎と出会う前の清玄に憑かれし人鬼と、虎に仕置かれし後の清玄を導く菩薩。そして禁断の再会が乙女の花心を振るわせ…!?残酷絵巻第12巻。

    藤木源之助と三重は、御前試合の前に腕前を示すために、伊良子清玄の兄弟子・俊庵と対決する。
    伊良子清玄は、師...続きを読む
  • シグルイ 7
    「父、虎眼、乱心者にあらず!」真白き乙女の殺意が、二名の美剣士を最も残酷な舞台に向かわしめる! 魔人・忠長の庇護のもと野心の翼を広げる盲目の天才に、虎をも凌ぐ最強最速の牙が迫る!残酷絵巻第7巻。

    濃尾無双と名高い虎眼を破り、徳川忠長の庇護の下で天下を夢みる清玄、濃尾無双の名声が地に落ちた虎眼流の後...続きを読む
  • シグルイ 4
    伊良子清玄の仕置き追放から3年、最強無双を誇る虎眼流剣士たちに次々と襲いかかる謎の凶刃! 剣と剣、情念と情念が今再び徹底不退転の激突を開始する。各誌紙大絶賛、話題の残酷無惨時代劇の真章開幕!!

    眼を奪われて再起不能だった伊良子清玄が、会得した「流れ」を凌駕する技とは何かの謎を含みながらの激闘は、ス...続きを読む
  • シグルイ 11
    凄絶なる仇討試合で片腕を失った藤木源之助。三重とともに黄泉の国へ旅立つ覚悟をもって迎えた運命の日、2人を待っていたのは死よりも残酷な上意であった……。新章・がま剣法編も収録。残酷絵巻第11巻。

    汚名を背負って、再び宿敵に挑む藤木の修羅道、ガマガエルのような男が使うガマ剣法を編み出す過程などを描くが...続きを読む
  • シグルイ 10
    暴虐の限りをつくし、まさに鬼と化した牛股権左衛門。伊良子清玄は秘剣をもって立ち向かおうとするが…!?残酷絵巻第10巻。

    牛鬼をも制する無明逆流れの秘話が、今明らかに。
    魂のみになり死兵となって立ち向かうも、敵わない伊良子の秘技。
    凄まじい迫力の死闘とホルモンが、マシマシで描かれていて、凄まじい10...続きを読む
  • シグルイ 5
    巨剣・虎眼が恐るべき南蛮剣術の使い手と激突する中、藤木源之助は宿命の敵・伊良子清玄と再会する。運命の時へ急ぐ最新第5巻!

    虎眼vs夕雲の刀とレイピアのバトルは、どのように突き技を制するかの勝負。
    伊良子に力を貸す検校の力も、恐るべき。
  • シグルイ 3
    「その場所」で伊良子を待つものは何? 髪をしめらす血の霧か? それとも呪いの吠え声か? 今、仕置きという名の宴がはじまる…!!
    いくとの密通が虎眼に見つかって、伊良子清玄を虎眼流の秘伝を伝授するという名目で呼び出し、仕置きをする。
    虎眼の仕置き、恐ろし過ぎる。
    次回から、復讐編に突入する3巻。
  • シグルイ 15

    壮絶

    因縁の二人、いよいよ決着。
    今までの戦いとは異なり、このような試合内容になるとは…と意表を突かれた。
  • チャンピオンRED 2021年7月号
  • シグルイ 3
    個人的には3巻まで読んで、主要人物の輪郭がようやく掴めて来た感じです。
    ここから藤木にも感情移入出来るようになるのかな?
    無料になってたので読んでみた程度の興味でしたが、続きも気になって来てしまっています。
  • シグルイ 1

    一読の価値あり

    描写もとてもリアルで思わず見入ってしまう作品です!
    時代物好きの人はもちろん、初トライの人も楽しめると思っています。
    オススメです‼️
  • 暁の群像(下)
    あまり知られていないが面白かった。三菱はこのワンマン経営から引き継いでしっかり生き残っているんだな。
  • 元禄絵巻
    元禄とかよく知らないから最初は読むのが面倒だったんだけど、しばらくして読み直したらすげえ面白かった。この時代の事を事実と想像をうまく組み合わせてまるで見てきたかのように筆を運ぶ南條範夫は凄い。なるほどこの将軍が生類憐みの令をねえ。浪士慕情が特に良かった。
  • 駿河城御前試合
    『シグルイ』の原作本として有名だが
    としてしか今は知られていない
    剣法十一番勝負の個々因縁を語る描写はおしなべて質高く
    同じような剣豪もの背景を並べながら飽きさせず
    御前試合での決着も素晴らしい
    ただ連作物語の結局帰結するところが読者好みでないのだろう
    同様材料の『甲賀忍法帳』と比べ
    どちらが好かれ...続きを読む
  • シグルイ 15
    再読 
    原作を読んだことだし14と最終15巻だけ再読
    虎眼先生のキャラクタを初めとして部分的には間違いなく面白いのだが
    全体としては失敗作 
    『覚悟のススメ』は上手くまとめていたのに比べて残念
    主人公2人とその因縁に焦点絞って5巻くらいでまとめて欲しかった
  • 古城秘話
    漫画「シグルイ」の原作「駿河城御前試合」を書いた南條範夫が1974年に発表した「古城悲話 南条歴史夜話」の文庫版です。北は松前城から南は鹿児島城まで全国にある30のお城を選び、そこに残されている怪談、奇談、艶話などを収集した作品です。それぞれのお城にさいているページは短いですが、小説家らしい語り口で...続きを読む
  • シグルイ 15
    凛然といま閃く虐げ 隻腕の剣士 饗宴に招かれし あた能わず 裃かみしも 尾張なり紀州なり 自己の存在など刹那に散り行く儚きもの 死桜 春日局 乳母うば 落胤らくいん 灯ともしび 野心を満たす為に昇ってきたのではない…人間に優劣をつける階級社会を否定する為に昇ってきたのだ 斬りたいから斬りに行くそれだ...続きを読む
  • シグルイ 11
    画策 よう擁する こうし後嗣として寵愛された驕児きょうじ 得体の知れぬ不満 雪千代の介錯は首の皮一枚を残す見事な業前であった きゃつ彼奴は天稟てんぴんの才 上意 こそばゆい 千加さまは…男子おのこ… 屈木頑之助 不憫 その特異な重心により容易に転倒を招いた 家畜以下の生物 兜投げ 可憐なる抗議 舟木...続きを読む