南條範夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレシグルイの原作と聞いて読んでみた。
わずか40ページ足らずの1章「無明逆流れ」が、該当する部位のようだ。
だいぶすっきりと話がまとまっていて、虎眼先生は健康だし伊良子はただの色男みたいな感じだった。
それでもやはりあの異様な剣の構えはそのままで、文章においても奇怪な雰囲気が存分に伝わってくる。
御前試合11番ということで一つ一つの話は短いけれど、その他の章に関してもドロドロした女絡みの愛憎が物語を引き立てる。
句点がくどいほど多用されていたのは少し気になりつつ、読みやすいとは思った。
思っていたよりもずっと救いのない結末だったな… 。
美人に斬りつけられるのが気持ち良すぎて、とか。
とど -
Posted by ブクログ
<全15巻:全編への感想です 原作読破済み>
シリーズ途中で原作小説を読み、大筋にのみ乗っ取り、キャラクター像や登場キャラクター、エピソードは山口氏(以下「作者」)の独自創作・改変が予想以上に多いことを知り、納得しつつも改めて驚きました。
狂気の暴君・大納言忠長が駿河城にて主催した真剣御前試合。その第一試合に登場した二人の剣士は、片や全盲、片や隻腕という異様な取り合わせ。
二人の一見奇矯な剣法がぶつかり合おうとするシーンから一転、その因縁が1から語られ、最後は試合の決着がついて終わります。
残酷物の傑作として知られた原作に劣らず、(もう表紙からして)血と内臓、不条理と狂気の応酬。迫力は素 -
Posted by ブクログ
ネタバレかつて駿河城(駿府城)徳川忠長公の御前で催されたとされる、漫画「シグルイ」の原作である「無明逆流れ」を含む真剣勝負11試合を描いた短編集。
武技を究めたる剣気盛んな剣士が対峙すれば、血沸き肉踊り、互いの奥義の交錯の果てに残るは血煙と血だまりに浮かぶ酸鼻極まる骸のみ。
鍛錬に心血を注ぐ屈強な剣士たちがたった数ページで凄惨に破壊される様はとても暴力的であり、最後まで徹底した容赦のなさは
登場人物たち武芸者が封建社会の駒であり君主の娯楽の一部でしかない悲惨さを強調します。
登場人物たちは破滅的な結末を演出するがために個性豊かで多種多様な剣術とドラマを持つ魅力的なキャラクターとして描かれているのです -
Posted by ブクログ
江戸時代の講談寛永御前試合の原型になったといわれる、「徳川忠長公秘書」を基に駿河御前試合を描いた作品。
駿河御前試合に出場する11組22人の剣士たちの凄惨な闘いを12の短編で綴る。
江戸時代の初期、駿河の国に冷酷な君主徳川忠長あり。
将軍家の次男でありながら、密かに天下を狙っていた。
天下に号令せん日を望んで名だたる豪傑たちを集めていたが、あるとき余興に真剣での御前試合を思いつく。
様々な遺恨をもった十一組の剣士たちが繰り広げる血の饗宴。
読みどころは、人間離れした剣士たちの卓越した技!
一瞬にして抜く、斬る、鞘に戻すといった目にも止まらぬ技の応酬に慄然となった!
また、十一組の試合 -
Posted by ブクログ
一応コミックスの完結までは全て読む。
いやー。バキとか無理!と思ってちょっと抵抗あったけど、これは大丈夫だった。
(まったく別物!と勧められたのですが。マッチョな画がどうもね。)
描かれていない人々のことなど、真偽は別として、やっぱり面白いなぁ。
しかもコレ、主軸になる登場人物になるほどフリークスなのね。
でも、むしろそういうところから、真実の史実がわかるんじゃないかなぁ。とも思ったり。そこまで深い意味は込めてないのだろうけれども。
あえて描かれない部分から迫る部分にこそ、そこにあったリアルが描かれるんじゃないかなぁ。
まあ、これはこれでデフォルメしすぎなんでしょうが。確実に。