南條範夫のレビュー一覧

  • 幾松という女

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    最初は読みやすかったのに、中間がすごく長く感じました。。。
    だって同じようなものの繰り返しだし。
    最後は何だかんだでハッピーエンドになるのかな、と思っていましたが現実(?)はそう甘くなかった;
    面白さというよりは、ためになる感じの小説です。南条先生の試みに万歳!

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    2009年10月04日
  • シグルイ 11

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    前門(表紙)の伊良子フルヌード、後門(裏表紙)の藤木割腹はらわた姿。出来ておる。
    買った本屋のお姉さんが、何も言ってないのにわざわざ表紙の隅にヨレがあるからと別の美本と替えてくれたほど(本当)の見事な表紙であった。

    本編は「がま剣法」編中心とあって、ちょっと外伝的、悪く言えば寄り道的な印象。
    どう見ても藤木の第一試合後も描かずに終われない状態だけど、順番として本当に第一試合→ 屈木頑之助の試合と続くんだろうか。それも藤木・伊良子を中心に10巻近く描いてきた構成上なんだか不自然だし、かといって頑之助の試合→回想のように第一試合というのもなんだか変な気がする。
    何か上手い秘策があるのか、それとも

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    2009年10月04日
  • シグルイ 10

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    残酷無惨時代劇ということで、最初は「え・・」と思うとこもあったんですが、いつのまにか次の巻を待ちわびてます。

    くせのある絵や台詞回しなんですが、慣れてくると飛び散る鮮血や臓腑まで様式美のように思えてくるから不思議。

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    2009年10月04日
  • シグルイ 9

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    ▼牛さんが好きです。牛さん大活躍です。強いし黒いし。嬉しい。▼でも例の勝負が取り敢えずついちゃったので今までほど緊張感を持って読めなかったかもしれない。▼しかしモツ具合は今回が一番アグレッシヴ!(2007.8.22)

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    2009年10月07日
  • シグルイ 8

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    しかし漫画ばっか読んでんな俺。

    常軌を逸した描写で、読む者の心の平衡を失わせんとしてきた本作であるが、今回は一転、激しくも静謐な剣劇ものといった風合いである(といっても、そこで描かれる剣法はやはり常軌を逸しているんだが)。
    今回のカバー折り返しに曰く。「寛永五年掛川領に於ける岩本家若党・藤木源之助と賎機家用人・伊良子清玄の果たし合いは、弟子が師の仇を討つという大衆好みの事件であったにもかかわらず、決して物語に昇華されることはなかった。これは、美化することが不可能なほど、凄惨な死闘となったためである」
    そんな異常な物語を、テレビアニメにしようなどという、イカレたテレビ局が現れたという。ほかなら

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    2009年10月04日
  • シグルイ 7

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    主人公のひとりである藤木源之助のルーツに係る、幼少時の狂ったエピソードにもさほどエグさを感じず。
    常軌を逸した作品世界に俺が慣れてしまったか。
    とはいえ、異常なテンションは不変である。
    しかし、徹底的に現代の常識から乖離した作品であるにも関わらず、これを理解しエンターテイメントとして読めてしまうのは、やはり侍が斬り合っていた時代の記憶が、脳味噌のどこかしらに刻印されているからだろうか。

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    2009年10月04日
  • 海賊商人

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    戦乱の日本を逃れ、海賊となった弥平太(後の呂宋助左衛門)は広大な南の海へ。荒れ狂う怒涛と戦い、異国の海賊を退けて、命を的の荒稼ぎ。太閤秀吉の権力にも屈せず已れの意地を貫き通した海の男の物語。

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    2009年10月04日