【感想・ネタバレ】シグルイ 8のレビュー

「シグルイ」とは、武士道を体現した「葉隠」に記された一節“武士道は死狂ひなり。一人の殺害を数十人して仕かぬるもの”に由来している。
同作品を単なる時代劇マンガと思って読んだら、思わぬショックを受けてしまうほど衝撃的でエキセントリックな作品。「虎眼流」という流派を中心に、二人の主人公「藤木源之助」と「伊良子清玄」の戦いと生きざまを描いている。

登場人物は皆、個性的で剣の道を一心不に追求する姿は非常にストイック。ページをめくるたびに何とも言えない狂気が漂い、セリフの独特な言い回しや画面構成は、板垣恵介の『バキ』を想起させる。そして、命をかけた真剣勝負のシーンは圧巻の迫力!

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Posted by ブクログ 2023年01月22日

封建の世が生み落とせし復讐の御法、一方が果てるまで続く公開死合! 大剣士が続々と集う中、白刃を手に向かい合うは一切の死角を持たぬ不屈の剣鬼と死の流星より甦りし暗黒の天才! 秘剣が喰らうか? 魔剣に呑まれるか?残酷絵巻第8巻。

いよいよ藤木源之助vs伊良子清玄のライバルバトル。
両方とも虎眼流の奥義...続きを読むを極める剣士同士であるが故に、「流れ」「流れ星」など奥義がぶつかり合う体力気力の限界までの魂と肉を、削り合う壮絶な対決になる。

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購入済み

 

匿名 2022年12月30日

面白かった。
戦闘描写の迫力がとんでもない。
言い回しも半端なくかっこいい。
真剣同志の戦いの緊張感が凄まじい。

#ドキドキハラハラ #ダーク

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

すごいまんが。指6本あるおじいちゃん(超強い)とか自分で自分のチンコをしゃぶるギョロ目(相当強い)とか双子のホモ(かなり強い)とか出てくる。敬虔なクリスチャンに見せたらひきつけを起こしかねないクレイジーな漫画だが今夏ついにアニメ化!日本にうまれてよかった

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年04月02日

藤木VS伊良子の果し合い。
伊良子の上段に藤木は刀をかつぎ背を向ける構えで応戦。伊良子の姿を刀面に映す紐鏡から右に飛ぶ飛猿、伊良子は片手念仏鎬受けで受け止める。柔術のようなマウントの取り合い。伊良子は盗んだ技の流れ星を繰り出し、藤木は茎受けでしのぐ。さて。

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Posted by ブクログ 2013年10月31日

どう考えたって、源之助の方が有利なんである。
それを、そう感じさせない、力任せの説得力があって、よい。

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Posted by ブクログ 2017年05月14日

偉丈夫 孕石雪千代 またかたき重敵 委細承知 くら晦まし 参れ貝殻野郎 土壇場の光景 紐鏡 片手念仏鎬受け 飛猿 足掻き 土雷 四足獣の如く嘶いたのは舟木一伝斎 糞をひりつつ 屈木頑之助 流れ星 死の間合い あたかも蝦蟇が雨雲を見た時のように 抗う術 なかご茎 飛来する弾丸を弾丸で撃ち落とすに等しき...続きを読む無謀 すだれ簾牙 刮目して見届けよ

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

しかし漫画ばっか読んでんな俺。

常軌を逸した描写で、読む者の心の平衡を失わせんとしてきた本作であるが、今回は一転、激しくも静謐な剣劇ものといった風合いである(といっても、そこで描かれる剣法はやはり常軌を逸しているんだが)。
今回のカバー折り返しに曰く。「寛永五年掛川領に於ける岩本家若党・藤木源之助...続きを読むと賎機家用人・伊良子清玄の果たし合いは、弟子が師の仇を討つという大衆好みの事件であったにもかかわらず、決して物語に昇華されることはなかった。これは、美化することが不可能なほど、凄惨な死闘となったためである」
そんな異常な物語を、テレビアニメにしようなどという、イカレたテレビ局が現れたという。ほかならぬWOWOWである。この狂気の大英断に心から敬意を表するものである。ウチはWOWOW入ってないけど。

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