南條範夫のレビュー一覧

  • 細香日記

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    江戸後期に活躍した学者、頼山陽。
    この方はエピソードの多い方で、漢詩においては溢れんばかりの才能を持ちながら、放蕩三昧の末には脱藩を繰り返すといった破れかぶれな人生を歩んだことで有名です。

    源平以降の歴史を体系的にまとめた「日本外史」は彼の業績としては最も有名。
    川中島合戦における、「鞭声粛々夜河を渡る」(べんせいしゅくしゅく、よるかわをわたる)といった漢詩のエッセンスを活かした一文などは、ご存知の方も多いでしょう。

    さてこの小説ですが、この頼山陽にひとめぼれしたがために、その後の人生を頼山陽への恋にささげた女の半生を描きます。
    作品で描かれる主人公「細香」ですが、男性に対して献身的につく

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    2012年11月08日
  • シグルイ 1

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    ネタバレ

    全15巻。完結済み。
    そのうちの95%くらいが過去の話。現在(因縁ある剣客の試合開始>延々過去の因縁の話>殆ど一瞬で試合終了(完)
    という流れ。
    ねちっこく妖しく人間の欲を体現する男と、清廉で真面目で人間としてどこか欠如した男の因縁が軸。
    絡みつくような残虐さが漂っており、爽快さとは無縁で非常に救いのない展開。

    容赦ない。だが逆にこれで最後がハッピーエンドだったりしたら全く面白くないので、これで良かったんだと不思議に納得してしまう結末だった。

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    2012年05月05日
  • 駿河城御前試合

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    漫画シグルイの原作であるが、十一試合ある真剣勝負のうち漫画は第一試合だけであるが、戦った剣士と関係者が全て死んでしまうのと、ほとんどが痴情にまつわる物語であるところが面白い。全てを漫画で描いていたらあと10年以上かかるだろう。

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    2012年01月03日
  • 武魂絵巻(上)

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    全2巻。
    時代小説。

    真田幸村の息子が生きていたってことで、
    そいつが豊臣残党の生き残りとかと
    徳川の転覆を目指す話。
    あらすじ書くとぶっそうだけど、
    爽やかな青春小説な雰囲気。

    主人公の颯爽たる登場と、
    有名どころや忍者とか姫とか
    魅力的な登場人物たち。
    主人公の出生の秘密と
    野望をにおわせる、
    スピード感あるワクワクな感じの冒頭。

    が。
    上巻後半ころから、やや首をひねる感じに。

    いろんな脇道に話がそれて、
    物語の背骨が段々ぼやけてくる。
    しかもそれぞれの脇道が割と浅く、
    駆け足な感じ。

    最後とか、うまいことまとめた感じはあるものの、
    それが逆に打ち切りマンガっぽくて
    逆にがっかり

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    2011年10月12日
  • シグルイ 1

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    ネタバレ

    死狂い。チャンピオン臭バリバリの剣客グロ漫画。独自の濃厚な勝負の世界が実に楽しい。第一部完で終わっているのだが、ええ!?終わり!?もう終わり!?しかもそのオチで終わり!?という衝撃作。

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    2012年01月16日
  • シグルイ 15

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    こうして読んだ後振り返ってみると、いったい何だったんだろう的な感想。どちらかというと悪い意味で。読んでいる最中はワクワクしたんだけど…?

    最後になんで三重が死んだのかわからん…、なんだかんだで惚れてたってことか…?

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    2011年05月31日
  • 暁の群像(下)

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    歴史的に日本の最大の転換期となる、幕末〜明治を書いた本。そんな時代だからこそ数多くのスターが産まれる。この本の主人公は岩崎弥太郎。誰もが知っている大企業の創業者。サイドストーリもかなり凄い。善悪を越えて憎めない人物にかなりひかれた。個人的には幕末という時代を主人公を中心に描いたのがこの小説だが、もう少しよって欲しい気もした。

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    2011年04月12日
  • 暁の群像(上)

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    日本が激変する時代。沢山の豪傑たちがいたもんだ。生き方、考え方、今からは考えられないくらい大きい。岩崎弥太郎伝というにはどもう本人の事を掘り下げて欲しい。幕末の諸人物伝といった所か

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    2011年03月01日
  • 駿河城御前試合

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    漫画「シグルイ」の原作ということで読んだ。15巻くらいあったシグルイと違い、原作の「無明逆流れ」は短編。これを含めて11の御前試合の顛末が描かれるのだが、様々な人物が様々な事情で戦う過程が面白い。ネットで「車大膳」を調べたのは私だけではないはず。

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    2011年01月19日
  • シグルイ 7

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    伊良子と藤木、友になれなかった似たもの同士か。伊良子の藤木への憎しみは、己の満たされぬ部分に対する憎悪か。

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    2011年01月02日
  • シグルイ 1

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    完結したとは思いたくないです。あと表紙がちょっとアレなんで、買うとき少し恥ずかしかった(笑)内容は最高。

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    2011年01月01日
  • シグルイ 15

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    これまでの闘いは全てこの為にあったと言うことなのだろうけど、他の剣士にもきっちりと結末を描いて貰いたかった。幸せなひとときの後には不幸な展開というのはお約束かも知れないが、ここまで引っ張って若い二人にこの結末とは、筆力で読まされたが好きにはなれない。映画「13人の刺客」の敵役である稲垣吾郎がこのマンガの狂気を参考にしたと言っても不思議ではない狂気に満ちたチャンバラマンガでした。この作品が好きな人は映画も気に入るに違いない。

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    2010年10月24日
  • 華麗なる割腹

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    「武士として名誉ある死に様」を扱った短編集。

    タイトルになっている「華麗なる割腹」という編では、人生に飽きた男が主君への追い腹と称して、見事な切腹をやってのけます。

    どれもこれも凄まじい物語です。

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    2010年10月15日
  • 暁の群像(上)

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    龍馬伝で興味を持ったので読んでみました。大河では狂言回し役なので、かなりコミカルな人物に設定されてますが、実際はかなりしたたかで政治的な面を持っていたようですね。三菱財閥誕生の物語として興味深く読ませてもらいました。

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    2010年06月11日
  • シグルイ 2

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    殺陣の残虐性は増すばかりですが、ここが最北でしょうか。
    南條 範夫さんが原作なので、べースはしっかりしていて、武士道のもつ残酷さはかるあるというとこでしょうが、個人的には露悪的かな。腸がどばどばというのは悪趣味に感じますね。わざわざ脳を輪切りにしなくてもと思ってしまう。

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    2010年05月04日
  • シグルイ 14

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    2010/3/28
    ひさびさに大人しい巻。
    来るべき上覧試合に向けて、背景説明がメイン。
    凄惨な回が続いたので、たまにはいい。
    しかし、これから。

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    2010年03月28日
  • シグルイ 14

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    ただでさえ読む人を選ぶ作者だが、この巻はまた描写がどぎつい。作者が終わらせたくないのか、随分な引き延ばしである。原作に無いエピソードもこれまでは気にならなかったが、そろそろ苦しいのでは。

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    2010年03月24日
  • シグルイ 14

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    画面的には激しさの無い淡々とした進み方。
    が、最終辺りでとうとう、もしくはやっとここまで来たか……という感慨アリ。
    15巻は秋頃になるのかな?

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    2010年03月21日
  • シグルイ 13

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    09/09/19
    互角の腕をもつキャラクターが出てくると引き締まる。
    笹原修三郎の槍。少しずつ再対決に向かっていく・・・。

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    2009年10月07日
  • 南国武道(電子復刻版)

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    全1巻。
    長宗我部の話が読みたくて
    探してたら引っかかった。

    時代劇な感じ。
    舞台を借りた青春ロマン。
    まあ。
    そういうもんって読めば。
    それなりに楽しい。
    短いけど。
    長宗我部あんま関係ない。

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    2010年01月28日