南條範夫のレビュー一覧
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苛烈無惨な仕置き 蠢き 庇護 迎撃 蝉の死骸 月経の停止した娘に精をつけさせて強い種を宿す器を取り戻して欲しいその切なる願い ふたわ二輪にて身の証を立てい! 厠 腹腔に内容物は何も残っていない 切腹 臓物の臭気 礼法 体毛の一切ない剣士 結託 しずはた賎機検校 せきうん夕雲 いすぱにあ? 異教徒キリシタン切支丹 ''れいぴあ''
と呼ばれる刺突剣 蜂の巣 戯れるには手強き相手 戯れならば当て身にて… 忠義を理解出来ぬ夕雲の本性が剥き出しになっていたのだ 手甲鉤と呼ばれる忍具が嵌められていた 南蛮剣法 屠る手筈 無双許し虎参り 路銀調達法 この日権左衛門が携えていた盾となり得る木剣「かじき」の存在 恐るべき腹圧で射出される含み針の威力は水中の鯉の目を正確に射抜くほどだ 首の無い蝉丸の腕が権左の足を掻いた -
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弥太郎を中心に綺羅星の如き幕末の英雄たちを描く後編。
筆者は史学教授の肩書もある為、情報が緻密で生々しく、面白い。読んでるだけで歴史の勉強になる。
特徴として、幕末の英雄たちを史学者の視点で冷静に見てるのが面白い。裏金は渡す、女は抱く、要らなくなったら斬る、とやりたい放題で、手前の保身しか考えていない連中ばかり。勝海舟や坂本龍馬ですらそんな感じで描かれているものの、ふと考えると、江戸末期のルールも何もあったもんじゃない時代なら、それも当たり前かも…と考えさせられた。
とりあえず、弥太郎は接待しまくるクソ野郎として描かれているものの成功しているが、成功していない三橋くんとの対照が印象的。 -
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江戸後期に活躍した学者、頼山陽。
この方はエピソードの多い方で、漢詩においては溢れんばかりの才能を持ちながら、放蕩三昧の末には脱藩を繰り返すといった破れかぶれな人生を歩んだことで有名です。
源平以降の歴史を体系的にまとめた「日本外史」は彼の業績としては最も有名。
川中島合戦における、「鞭声粛々夜河を渡る」(べんせいしゅくしゅく、よるかわをわたる)といった漢詩のエッセンスを活かした一文などは、ご存知の方も多いでしょう。
さてこの小説ですが、この頼山陽にひとめぼれしたがために、その後の人生を頼山陽への恋にささげた女の半生を描きます。
作品で描かれる主人公「細香」ですが、男性に対して献身的につくすような女性とは違い、自らの恋の情念を男性いストレートにぶつけるタイプ。
男女の理屈では割り切れない恋愛を、25年に及ぶ長い関係の流れから紡ぎ出していきます。
文化文政期、京の都に住む風流人達の美意識と、ねじれながらも恋愛の深みにはまっていく男女の不可思議さのコントラストが非常によかったです。
不倫がモチーフになっている小説が好きな方にはオススメです。 -
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全2巻。
時代小説。
真田幸村の息子が生きていたってことで、
そいつが豊臣残党の生き残りとかと
徳川の転覆を目指す話。
あらすじ書くとぶっそうだけど、
爽やかな青春小説な雰囲気。
主人公の颯爽たる登場と、
有名どころや忍者とか姫とか
魅力的な登場人物たち。
主人公の出生の秘密と
野望をにおわせる、
スピード感あるワクワクな感じの冒頭。
が。
上巻後半ころから、やや首をひねる感じに。
いろんな脇道に話がそれて、
物語の背骨が段々ぼやけてくる。
しかもそれぞれの脇道が割と浅く、
駆け足な感じ。
最後とか、うまいことまとめた感じはあるものの、
それが逆に打ち切りマンガっぽくて
逆にがっかり。
結果、それなりな印象。
題材とか、登場人物とか、
もっとうまいことできたんじゃないのって感じ。
もったいない。