三部けいのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
<5巻まで読んだ>
面白い…やっぱり人間はミステリアスな展開はどうやっても引き込まれる。
事件の展開も面白いが、キャラクターたちが主人公に対して発するセリフが本来ならばいいセリフに聞こえるはずなのに、なぜか不穏な雰囲気を出すのが絶妙。「え、このセリフに裏があるの?」とついつい深読みさせられる。(ちゃんと裏がある展開も作られているから、簡単には自分の深読みを捨てられない)
サスペンス作品はどれだけ読者に深読みさせるかが、作品の技量の一つになるのかもしれない。
深読み=不安=どきどき?
またこれはヒントか?という情報の出し方もうまい。関係者の下の名前を思い出せずわざわざ「下の名前が思い出せない…」 -
Posted by ブクログ
ネタバレお母さんが膝から崩れ落ちている描写が胸に痛い。
悟が生きいることを明かす展開も良いし
母の愛と賢也との絆も泣ける。
加代の事をあまり話したことがないと思っている
という、リバイバル自体を忘れているのは中々の衝撃。
時間の中に閉じ込められているみたいだから
出してあげなくちゃ
と感じるお母さんが、流石サトリである。
本当に愛情が深くて頭が下がる。
そんな彼女に、一生懸命記したであろうファイルを
「処分してもいい」と渡す賢也も流石だ。
あの時君は僕らのヒーローだった
胸にしみる言葉だ。
そしてここに来てアイリとの再会。
どう物語が動くのか予想できない。楽しみだ。 -
ネタバレ 無料版購入済み
どうなるのか、本当に雛月さんを助けられないのか、先が気になります。テーマもいろいろと重いものがあって息を詰めるようにして読んでしまいます。
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Posted by ブクログ
ネタバレ貸していない本の話を出してカマをかけてくるケンヤ。
本当に賢い人だ。
勇気を出して、というワードを中西さんらしい少女が言っている描写があるなど芸が細かい。
投げ出さなかったらこうなった、と直球勝負な悟を
「でかした」と全員迎え入れてくれるお母さん。
悟のお母さんは本当に恰好良い。
子供を信じていて過干渉になるようなことはしないが
基本的には大体察していてさり気なく手助けし、
その時がくれば前面に出てくれる。
児相の人たちが来た時にさり気なく傷を隠そうとするところなど凄かった。
傷害で警察を呼んでも良いと思うくらいだが、一番大事なのは子供という理念が徹底している。
勇気ある行動の結末が悲劇 -
ネタバレ 無料版購入済み
どんなファンタジー作品になるか
試し読み部分で話の導入部分でしたので、続き、普通に気になります。お札が貼られていますので、然るべき邪悪な能力もあって、主人公の刀が伝家の宝刀なのでしょうが……