あらすじ
売れない漫画家だった藤沼悟。彼は自分の身にのみ起きる「再上映(リバイバル)」という特殊な現象に巻き込まれた結果、何を“得て”何を“失った”のだろうか…。自分の人生をやり直すことになった彼が、辿り着いた“時間”に待っていたものとは一体何だったのだろうか…?TVアニメ・実写映画にもなった大ヒット時空間サスペンス!!
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Posted by ブクログ
完結。とても綺麗な終わり方でしたね!
タイトル『僕だけがいない街』からラストは嫌な予感しかしなかったけど、
まさかこんなに良い感じに終わるとは思っていなかったです(笑)
サスペンスな展開から始まり、二転三転する犯人像、そして迎える大団円。
とても完成度の高い作品でした。
再読すると色々気付く部分もありそうなので、それも楽しみ。
Posted by ブクログ
いやはや、全巻(と言っても8冊ですが)一気に新刊で購入、などという作品は初めてかもしれません。それほどまでに夢中になってしまいました。
先にアニメ版の方でハマったのですが、原作もやはり凄かった。結末を知っていてもなお、伏線に色めき立ち、展開にドキドキし、結末がすとんと心に染みる。練りに練られたストーリー運びは本当にお見事でした。
シナリオがそこまで緻密であるにもかかわらず、絵は正直粗く、勢いだけでグイグイ魅せていくのも本作の特長の一つだと思います。独特だよなあ…と思っていたのですが、何巻かのあとがきで師匠の名前が明かされて物凄く納得。そう来たかあ。
最終盤で失速した、という感想は時折耳にします。「緻密さ」と「勢い」の絶妙なバランスがちょっと崩れたかなという印象もあります。でもそこを差し引いても、やはりこれは名作でしょう。自信を持って勧めたい(ついでにアニメ版も)作品です。
ただねえ、最終巻に挟んであった試し読みマンガがグロくてねえ…本編よりそっちの悪印象が…。角川さん、作品の足を引っ張らないでよ(汗)。
Posted by ブクログ
アニメの完結と原作コミックスの完結と、別物であるがどちらもこの物語の最終話に相応しい。あー、悟が雛月の母親が捨てたごみの中を目にして愕然となって吐いちゃう、と言う「嘔吐」の場面カットしてる…なんで嘔吐してしまったのかが大事なのに。アニメってこう言うとこぼかさないと駄目なんかなぁ、とか思ったが。朝起きて、お母さんが朝食を用意してくれてる悟にとっては当たり前の風景が加代にも「当たり前」である事なんだ、と知った時に流す加代の涙…ここで涙が出るうちは子供であろうと大人であろうと、傷ついていても立ち直れる気がする。
アニメの最終回見てる限り、八代の悟への感情は執着こじらせた熱愛に近い。心の穴を埋める存在が何者であろうと熱愛に近い感情に違いない。自分の思い通りにならない相手だからこそ。八代もある意味被害者なんだよね、歪んだ兄の犠牲者。家庭内に社会病室者がいるとこうなってしまうんだろうか…八代と言う人間をも救うためのリバイバルだったのかも。その辺りがつり橋の上で会話として語られており、八代と言う人間に真っ向から向き合った藤沼悟と言う人間の土台を作ったお母さん、友達、人は人に因って作られる、と言う漫画だったなぁ。
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先生には15分のアドバンテージ、
僕には18年アドバンテージでやっと5分だよ
の台詞が、負けているという表現なのだがとても恰好良い。
八代は犯罪者ではあるが、確かに悟の先生であり
2人は同士とも言える存在でもあり
唯一の理解者である。
ヒーローって言うには、ずいぶん無様な気もするけど、そう信じたい。
本当にヒーローだ。
初めて、お母さんを出し抜いて、
でかしたあんた達と言われるシーンが
単純に面白いし、これまでのことを考えると
重みがあって感動する。
あいりとの再会も美しかった。
記憶が薄れつつある中で、まだ覚えているうちに会えたことが本当に素晴らしく、最高の結末だった。
アニメとは違う最終決戦
アニメから入りましたが、最終章はキャンプ場での対決となりアニメとは一味違いましたね(オチそのものは変わらないが)
大変美しい終わり方でまとめているので、展開にハラハラしている人もきっとお気に召すかと。描き下ろしの作者の近況漫画も濃くて楽しかったです。
Posted by ブクログ
主人公の友人ケンヤにお前には(リバイバルをした分)損をさせてしまったと言う言葉を主人公は否定していましたが、15年は長く正直、?と思いましたが主人公の一番忍耐強いお母さんの全部叶ってるべさの言葉が一番合点がいきました。ストーリーが小説のような漫画で読みごたえがありました。
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完結巻。全てを思い出した悟と、自分の行いが故にリバイバルを信じた矢白。8年間と、15分の邂逅の結果の先には……。
タイトルの『僕だけがいない街』の本当の意味が理解できた最終巻。最後は静かにフェードアウトしていく終わり方が、雪が降って足跡が消えていくようで、嫌ではなかった。
全8巻と、決して長くはなかったが、緩急と読み応えがあり面白いタイトルだった。
上手く完結したが、その後の愛梨との関わりも気になるところ。
Posted by ブクログ
タイムリープものは数あれど、これは久々に良作でしたので★5つ。
これをハッピーエンドという一言で片付けるのはあまりにも軽すぎるというか、主人公とその母親の精神力は並大抵のものではない。その重みを噛み締めつつもう一度読みなおしてみたい。
アニメも主人公が殺されるところまでは良い描写だと思ったが、その後の描写は尺が少なすぎるせいもあり、コミックで伝わる熱量が伝えきれなかったのかなーという気がした。
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アニメが面白かったので…職場で仲間と犯人当てとか久々にやったわ(笑)コミックスの方がより面白かったです。叙述トリック的な。結構な本格派だったような。1巻から8巻大人買いしてすっきりした!!!
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アニメ版と対決の解決の骨組みはかわらなかったが、演出はやはり完全なる上位互換! 7巻まではつっこみどころをかんじてしまっていたけど、8巻の勢いで完全に巻き返した感じ。たのしかった! エピソード集的なものが出るのも楽しみにしてます。映画…作者が絶賛してるとみたくなるなぁ。どうやって映画の尺にしたんだろ?
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映画を見てから原作の漫画を購入しました。なので、八代が犯人なのは解っていたのですがラストが全然違うので驚きました。私は原作の終わりかたの方が好きです。映画は悲しい終わりかただったので。
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いやー立て続けにコミック読んだの久しぶりだったけど…面白かったです!解決というかラストまでもうちょっと焦らしてほしかった感はあるけども(笑)機会があれば映画も見てみたいなー。
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騙しあいの騙しあいで、謎は解けていきます。やっと悟も新しい未来を作れるかな?アニメから観た私にとっては、悟と加代の話かと思ったけど、話のどの場面でもアイリの存在が消えることはなかった。「僕だけがいない街」というタイトルは悲しいタイトルだと思っていたけど、アイリが出てこなくてもずっとアイリの存在があったように、悟だけがいなくても周りはずっと悟のことで生きていた。だから悲しいだけのタイトルではなかったんだね。
一巻読んで面白そうと思って全巻買いました。
小学生編、とくに加代の救出劇は本当におもしろかったです。
ただ、おそらく犯人探しがストーリーのメインではないので無粋なのかもしれませんが、犯人があまりにもすぐ分かってしまうので、そこが残念でした…。どれだけ主人公がほだされようと読者からするとこの人以外おるまい、という結論になってしまうので。
これでミステリーの筋書きもしっかりと兼ね備えていれば、文句なしの名作だったと思います。
Posted by ブクログ
再上映の謎はよくわからないままだったけど、なんか泣きそうになった最後だった。違う場面、異なる時間でも、大切な人とはまた出会えて、共に生きることができ、未来は変えられる、ということが作者さんの一番言いたかったことじゃないのかなあ。違うのかもしれないが、私はそう思った。
Posted by ブクログ
後半一気読みできました。
犯人が誰かというのは何となく
初めの方から胡散臭いなぁと思っていたけれど
やっぱりなぁで。
ただ、これってひずみが起きてるんじゃない?と
思ってしまうのは確か。
それを、うまく言い訳すれば
冒頭の始まりが既にリバイバル(再上映)だったのでは。
着地はよかったと思う。
面白かった。
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また,再上映という結末を危惧していたので,新しい真っ白なページで未来に繋ぐ世界で終わったのが本当に嬉しい.小5からの強い友情と母の信念,愛に感動です.
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原作→映画→アニメときてついに完結。映画版のラストには正直“違和感”がありましたが、マンガ版のラストには満足。いい作品を読ませていただいたという気がします。三部先生、ありがとうございました。
なんだか釈然としない
1巻から楽しみに読んでいましたが、話が進むにつれて、釈然としない感じが大きくなっていき、、
サスペンス要素が大きかったけど、けっきょくそれが真相??と思い。
再読することはありませんでした。
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骨付きラム肉 今日更新された「幸せな瞬間」を今夜再び更新させてくれ…!悟…僕は「悪」か…? 世間の物差しではそうだだがそれは「理性」という言い訳の殻を破ろうとせず自分の本当の欲望を隠している者が自分を「善」であると肯定する為の物差しだ 戦え!ワンダーガイ 未来は常に白紙だ自分の意志だけがそこに足跡そくせきを刻める 「パワーを貰う」という言葉をよく目にしますが共感意識か齎すモチベーションの高まりを差すのだと思います 藤原竜也 土屋太鳳たお
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完結。悟の母親の愛情には毎度うるっときたし周りの人間の温かさに救いがあった。八代先生が最後までしっかり悪役だったのは良かった。リバイバルは謎のままだったけど、ここ最近完結した漫画の中ではわりと良い感じにまとまっているのでは。
Posted by ブクログ
「僕だけがいない街」、そのタイトルから切ないラストを勝手に予感してたけど、なんとも希望のあるラストじゃないか。
続きが気になって一気読みしてしまった。
悟のお母さん・サチコさんがすてき。
八代先生はトラウマになりそうなほど怖い。。
「声に出てた」に毎回クスリとさせられた。
悟は声に出しすぎだよ。笑
Posted by ブクログ
きれいにまとまったとは思うけど、期待が大きすぎた所とアイリ出番少なくない?という所でちょっと肩すかし。皆の思いと言葉に支えられて前へ進んできた悟はとても格好良かったし、「冗談に決まってるべさ」と泣く母さんもあーよかったなぁとしみじみ思ったけど。
ハッピーエンドなのに、もう話すことはないのに、でも名残惜しいような話し足りないような寂しさが。スピンオフとかあればまた読んでしまう気がする。
Posted by ブクログ
対決シーンは「みんなの力が僕の力」みたいな展開でちょっと萎えました。
ラストシーンは、タイムトラベルものの王道で終わったけれど、これだけタイムトラベルした先(消えた時間列)になんの配慮もない主人公も珍しい…かな。
途中まで面白かったのだけど、目が覚めてからの流れは好みではなかったな。それまでの面白味か消えてしまっていた。