あらすじ
売れない漫画家だった藤沼悟。彼は自分の身にのみ起きる「再上映(リバイバル)」という特殊な現象に巻き込まれた結果、何を“得て”何を“失った”のだろうか…。自分の人生をやり直すことになった彼が、辿り着いた“時間”に待っていたものとは一体何だったのだろうか…?TVアニメ・実写映画にもなった大ヒット時空間サスペンス!!
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
先生には15分のアドバンテージ、
僕には18年アドバンテージでやっと5分だよ
の台詞が、負けているという表現なのだがとても恰好良い。
八代は犯罪者ではあるが、確かに悟の先生であり
2人は同士とも言える存在でもあり
唯一の理解者である。
ヒーローって言うには、ずいぶん無様な気もするけど、そう信じたい。
本当にヒーローだ。
初めて、お母さんを出し抜いて、
でかしたあんた達と言われるシーンが
単純に面白いし、これまでのことを考えると
重みがあって感動する。
あいりとの再会も美しかった。
記憶が薄れつつある中で、まだ覚えているうちに会えたことが本当に素晴らしく、最高の結末だった。
アニメとは違う最終決戦
アニメから入りましたが、最終章はキャンプ場での対決となりアニメとは一味違いましたね(オチそのものは変わらないが)
大変美しい終わり方でまとめているので、展開にハラハラしている人もきっとお気に召すかと。描き下ろしの作者の近況漫画も濃くて楽しかったです。
Posted by ブクログ
騙しあいの騙しあいで、謎は解けていきます。やっと悟も新しい未来を作れるかな?アニメから観た私にとっては、悟と加代の話かと思ったけど、話のどの場面でもアイリの存在が消えることはなかった。「僕だけがいない街」というタイトルは悲しいタイトルだと思っていたけど、アイリが出てこなくてもずっとアイリの存在があったように、悟だけがいなくても周りはずっと悟のことで生きていた。だから悲しいだけのタイトルではなかったんだね。
一巻読んで面白そうと思って全巻買いました。
小学生編、とくに加代の救出劇は本当におもしろかったです。
ただ、おそらく犯人探しがストーリーのメインではないので無粋なのかもしれませんが、犯人があまりにもすぐ分かってしまうので、そこが残念でした…。どれだけ主人公がほだされようと読者からするとこの人以外おるまい、という結論になってしまうので。
これでミステリーの筋書きもしっかりと兼ね備えていれば、文句なしの名作だったと思います。
Posted by ブクログ
再上映の謎はよくわからないままだったけど、なんか泣きそうになった最後だった。違う場面、異なる時間でも、大切な人とはまた出会えて、共に生きることができ、未来は変えられる、ということが作者さんの一番言いたかったことじゃないのかなあ。違うのかもしれないが、私はそう思った。