清水真砂子のレビュー一覧

  • ドラゴンフライ ゲド戦記5 アースシーの五つの物語

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    年代順に並ぶ短編集
    まえがきにある作者の物語へのスタンスが面白い
    アーキペラゴへ行き、収集してきた話を書きつけているという
    実際書いている感覚はそんな感じなのかなと想像してみるも、アースシー解説の記述の詳細さにくらくらする

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    2022年03月20日
  • 帰還 ゲド戦記4

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    ネタバレ

    3巻から18年を経て刊行されたという4巻
    この年月があったから書けたんだろうなぁという内容
    1巻のゲド、2巻のテナー、3巻のレバンネンと、ティーンエイジャーを中心に据えてきたのとはガラリと変わり、魔法を失ったゲドと、農園の後家となったテナーの話
    3巻の終わりにあったように、ゲドのこの先は誰も知らないめでたしめでたしっていうのも綺麗だけど、たぶん作者が年齢を重ねる中で、めでたしめでたしの先に思いを馳せるようになっていったんだろうなと
    男女の間の超えられない差が語られる箇所が多く、女性が書いてるんだなと実感

    テルーの存在はいささか突飛

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    2022年03月12日
  • さいはての島へ ゲド戦記3

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    ネタバレ

    ここまでで1番難解
    よくこれを下敷きに映画を作ったなと感心してしまう

    大賢人になっているゲドと若きアレンの掛け合いは禅問答のようになることもしばしば
    ゲドの人となりが前2巻で分かっているから、ゲドの振舞いに理解が及ぶけど、その前提がなければアレン共々不安の坩堝

    映画は前提無しのテルーありのオリジナル要素ありありで、あれは難しいわ

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    2022年03月07日
  • アースシーの風 ゲド戦記6

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    ネタバレ

    面白かった〜!最後にふさわしい感じだった。ゲド戦記シリーズなんだけど、ゲドはもうクモを倒すのに力を使い果たしたからただのおじいさんで、今回こそ本当になんの活躍もないどころかほぼ話にも出てこなくてそれが悲しい。でも良い感じに完結してくれて満足感。テハヌーはようやく竜になり、レバンネンは最高の伴侶を見つけ、アイリアンも出てきたし、割と大集合な感じ。人と竜は昔ひとつであったが、それぞれ求めるものが異なり、やがて分かれていった。魔法使いという人と竜の中間的な力を持つ者が現れ、死から逃れたいと願い、石垣を作ってしまった。そこでは亡くなった人の魂は浄化されず、永遠に感情もなく彷徨い続けてしまう。
    石垣は壊

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    2021年08月28日
  • 帰還 ゲド戦記4

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    ネタバレ

    今回も面白かった!テルー=テハヌー=竜の子、だったのねー!っていうのはゲド戦記の映画が台無しにしてくれたけど。今までの作品でも、ゲドやテナーが闇と闘う話で、人の心の闇に触れることが多かったけど、今回は根深い現代にもある闇な感じがしたな。魔法は男にしか使えないもので、女は下に見られていて。テルーが強姦され火の中に入れられたりと恐ろしい目にあったことだったり、テナーが自我に目覚めて男とは?女とは?自分の人生や役割とは?ってなるところだったり。大人向けフィクションだと思います。ゲドはついに魔法の力を失って、普通の男として生き、テナーと夫婦になり幸せを見出していきました。

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    2021年06月28日
  • ドラゴンフライ ゲド戦記5 アースシーの五つの物語

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    外伝の位置らしい短編集。

    「ドラゴンフライ」はいよいよ最終巻へ、という感じがしてわくわくした。
    「湿地で」もとてもよかったな。
    大賢人のゲドの話、安心する。

    4巻から急に「男と女」の色が濃くなってきて、そこだけは戸惑う。これを児童書の位置にしておくのはきついのでは。

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    2021年01月01日
  • 影との戦い ゲド戦記1

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    岩波少年文庫70周年のタイミングで再読。ジブリのゲド公開ぶりだから、何年ぶり再読なのかな。改めて読むとゲドという青年は鼻持ちならない。圧倒的な才能に気がついてしまった少年は大人たちの忠告も気が付かず、痛い目に何度もあう。時には命を引き換えにして、生き延びたこともある。手柄をたてることもある。失敗と挫折を繰り返し、彼が呼び出してしまったものとケリをつけるまでが1巻だが、オジオンや長の辛抱強さや偉大さに気がつかされる年になってしまったようだ。

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    2020年10月18日
  • さいはての島へ ゲド戦記3

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    世界の均衡は狂い、ゲドとアレンが事件の解決に活躍する。
    魔法の世界の神であるゲドと、現実の世界の王子であるアレン。この対比はよく考えるべきだろう。常に、世界の均衡について語り続けてきたこのシリーズ。恐れられていたことがいよいよ現実になったと言うことだ。
    人は、いかに生きるべきか。現代社会の文明に依存する姿に警鐘鳴らすかのような、自然との共存を訴えるような部分もある。

    一番重要だと思われるのは、本作は、人生は、闇を超えることで豊かになると言うことだろう。反脆弱性ともいえる人生観はリアルで、自分の生き方を見直す気になる。

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    2020年08月19日
  • ドラゴンフライ ゲド戦記5 アースシーの五つの物語

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    ゲド戦記の世界に広がりを持たせるような短編5篇。
    オジオンの過去を知れる地の骨が一番のお気に入り。

    4から、「男と女」の問題に対しての言及が多いと感じる。

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    2020年01月21日
  • こわれた腕環 ゲド戦記2

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    一巻より読みやすく、面白かった。

    暗く閉ざされた世界に生きてきた少女にとって、島々を渡り歩いて数々の冒険をしてきたゲドとの出会いは、大きな衝撃だったと思う。

    「自由は与えられるものではなく、選択するもの。そして、その選択は、必ずしも容易なものではなく、重い荷物を負うようなものだ」

    テナーはゲドと共に暗い世界を抜け出して、外の光のある方へと進む勇気を出した。
    外の世界のことを何も知らないテナーが、これからどんな風に大人になっていくのか…
    3巻以降で、成長した彼女に会うのが楽しみ。

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    2018年07月01日
  • 大人になるっておもしろい?

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    著者・清水真砂子が、教師として出会った若い学生たちを見ていて感じた思いをわかりやすく、そして厳しく指摘する。自分自身は、学生よりは清水氏に近い年齢なので、同じように感じる若い人たちとの違和感に共感する。そして、違和感を感じながらも、その違和感がどこから来ていて、どういうことなのかをキチンと言い表せない自分が歯がゆいのだけれども、そんな気持ちをスッと書いてくれている。いろいろ腑に落ちる本だった。

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    2018年06月28日
  • 帰還 ゲド戦記4

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    なんだろう、、生き方とか、考え方とか、
    たくさんのことを教えてもらった気がする。

    時間置いてまた読み返したい一冊。

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    2017年05月04日
  • さいはての島へ ゲド戦記3

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    ゲドがアレンと出会い、船旅で教える1つ1つが本当に深い。
    何をするにしても全体の均衡に関わってくる。その均衡を保つにはどうしたらいいのか、私たちは学ばなければならない、、、。
    なんて、本当に児童文学なの?(笑)
    アレンとともにゲドからたくさんのことを学ばせてもらいました。

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    2016年09月18日
  • 大人になるっておもしろい?

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    そりゃあ極論だろうってところと、そうそうその通りってところに分かれた。
    全体としては文章がうまいってこともあるし、現代の価値観のカウンターパートの提示としてはなかなか良書だと思う。高校生が本書を真に受けてしまって、妙にひねくれられると困るんだけど。

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    2016年04月17日
  • 大人になるっておもしろい?

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    清水真砂子さんの本は全て読んだので、特に目新しさはなかった。
    昔にくらべると随分丸くはなったものの、その切れ味の鋭さは変わらない。
    この本で紹介された本も、結構読んでいて、知らず知らず清水真砂子的思考が自分のものとなり、好みが似てきたのかもしれない。だとしたらやっぱり清水真砂子さんすごい。
    個人的には岩瀬成子の評価が高いのが嬉しい。岩瀬成子は出来不出来の波はあるが、いいものは本当に素晴らしいので、もっと読まれてほしい。
    岩波ジュニア新書だから中高生向けだろうけど、読んで楽しめるのは大人の女性で、児童文学に関心のある人という気はする。

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    2015年08月13日
  • アースシーの風 ゲド戦記6

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    最後まで読んでようやく面白さがわかったのと、やっと解放される喜びと。

    ゲド戦記は、ファンタジーだからといって特別ワクワクするわけでもないし、魔法使いが出てくるからといって勇敢で立派なわけでもない。
    でもこれは現実社会にも通ずるところであって、人間は愚かなんだということを痛烈に伝えているように感じた。そしてそれでも生きていくんだということも。
    多くの人が哲学書のようだというのも納得です。

    最終巻はいままでの登場人物たちがロークへ集結していくまでの過程が面白かったものの、これも毎度のことだが、肝心の盛りあがるべきところでは妙にあっさりした展開に不完全燃焼。
    でもいつもこんな感じだったから、きっ

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    2015年01月27日
  • アースシーの風 ゲド戦記6

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    ゲド戦記の最後の作品。
    死とは、永遠の命とは何なのか、レバンネンやテナー、ハンノキらはさぐっていきます。アーキペラゴの人々は、死後、石垣のむこうで永遠に生き続け、カルカド帝国の人は、生まれ変わることによって永遠に生き続けるという、テナーが感じた生死観の違いのなぞも、竜と人間の関係があかされ、解かれていきました。

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    2013年09月03日
  • 帰還 ゲド戦記4

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    やっとここまできた~!という達成感。まだあと2冊残ってるけど。

    今作はテナーが語り手となったテルーのお話。
    未亡人となったテナーと、親に焼き殺されかけた少女テルーの元に
    魔法の力を失ったゲドが竜に乗り現れ、共に生活をはじめます。
    オジオンが亡くなり、ゲドが力を失ったことにより引き起こる禍がテナーとテルーにのしかかります。

    これまでゲド戦記を読んできてずっと感じていたのが、物語の世界観は壮大だけど、暗くて抑揚がないということ。
    ここはそんなに細かくなくていいなと思う部分で淡々と語り続けたり
    逆に、ここはもっと書いてほしい!って部分が妙にあっさりしていたりして...。
    日本語に訳してあるのに言

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    2015年01月27日
  • さいはての島へ ゲド戦記3

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    ゲド戦記3巻。

    今作はエンラッドの王子アレンが登場。
    エンラッドでの異変...魔法の力が衰え、人が無気力になる...。
    アレンが大賢人となったゲドの元に訪ねることで物語がはじまり、二人で原因を追及する旅に出ます。

    いままで同様読んでいる間はずっと雲をつかむような感覚でしたが、竜が出てきたあたりからぐぐんと面白くなりました。

    どうやら私はそういうわかりやすい展開がぼんぼこ起こるようなお話じゃないとだめみたい。
    でも、それでも、時間をかけても読む価値がある気がする。不思議な力を持った小説。
    次はどんな物語だろうなあ。楽しみ。

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    2015年01月27日
  • こわれた腕環 ゲド戦記2

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    今回は前作ゲドが老婆から授かった世の中を平和にする力があるといわれるエレス・アクベの腕環のお話。
    腕環の片割れを持つアチュアン神殿の大巫女アルハ(テナー)は、先代のアルハが死んだ日に生まれたというだけで、家族や故郷、名前までもを捨てさせられてしまった可哀想な女の子。
    アチュアンの地下迷宮を舞台に、呪われた運命を背負うテナーをゲドが救いだし腕環がひとつになります。

    うーん。世界観は抜群にすきなのだけど...。どうも文章に深みがないというか...いまいち乗れないのが残念。
    やっぱり自分の想像力が乏しいことが最大の難点ですね。
    宮崎駿がアニメにしてくれたらすっごい映像になる気がするもんなあ。
    地下

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    2015年01月27日