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Posted by ブクログ 2023年06月03日
“長く、白い帆を白鳥の翼のように膨らませて、その船、天翔丸はよろい岩を抜け、静かな夏の湾を滑るように、ゴンド港目指してやってきた。”
清水真砂子さんによる美しい翻訳にいざなわれて、冒頭から懐かしいアースシーの世界に浸ることができる。
しかし、帰還 -ゲド戦記最後の書-」から10年経って著された「ドラ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月21日
玉石垣で有名な八丈島で、石垣の上に腰掛けて読みました。
生死の国を分ける石垣。
アースシーとは違う風にのって西へ行くとたどり着く死者の国。
東の、最新技術の魔法は遅れてるけれど太古の力の残る国から渡ってくる輪廻思想。
3巻目から登場するレバンネンの葛藤がいいです。
王子と慕われ、優れた王として治...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月02日
大円団!
テハヌーとの別れはうるっときた。
テナーが愛おしすぎて、、。
ゲドは山で待っている。
テナーはテハヌーのためにロークへむかう。
テハヌーは自分自身のために。
王は国のために。
ハンノキは愛する人のために。
世界の中心はロークの山だった。
壊していたのは誰か。
壊されたものをなおすのは誰...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年10月20日
テハヌーの独り立ち。
いつもテナーの陰に隠れていたテハヌーが、王やロークの魔法使い、カルカドの王女と関わりを持っていく。彼女の生い立ちを思うと、彼女を育てたのが、二人の子供を育て終わった熟練のテナーとゲドで良かったと思う。また彼女自身も彼らを父母と認められて良かった。
レバンネンは恐らく30歳前後に...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年08月01日
ゲド戦記シリーズの最終巻。
第一巻が30年以上前に書かれたもののに対し、本作は原作が書かれてから10年程度しか経過していないため、随分と読みやすい。
これまで、作者が無意識にはっていた伏線のいくつかが、一本になり、気持ちよい形で終わる。世を反映してだろうか、自分の生き方や心の琴線に触れるフレーズ...続きを読む
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