アースシーの風 ゲド戦記6

アースシーの風 ゲド戦記6

小説・文芸
924円 (税込)

4pt

故郷の島ゴントで、妻テナー、顔に大やけどを負った養女テハヌーと、静かに余生を送るゲド。そこへハンノキというまじない師が訪れ、物語は再開する。ふたたび竜が暴れ出し、緊張が高まる。テハヌーは、レバンネン王に王宮へ呼び出され、重要な使命を与えられるが……。アースシー世界を救うのは、いったい誰か。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    児童書 / 児童文学
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • 掲載誌・レーベル
    :
    岩波少年文庫
  • タイトル
    :
    ゲド戦記
  • タイトルID
    :
    338464
  • ページ数
    :
    386ページ
  • 電子版発売日
    :
    2015年11月20日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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ゲド戦記 の一覧

1~7巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~7件目 / 7件
  • 影との戦い ゲド戦記1
    902円 (税込)
    大魔法使いオジオンに、才能を見出された少年ゲド。自分に並はずれた能力がそなわっていることを知ると、魔法の力にさらに磨きをかけようと、魔法の学院に入る。得意になった彼は禁じられた呪文を唱え、自らの〈影〉を呼び出してしまい、〈影〉との果てしない戦いに引き込まれていくことになる。大賢人ゲドの若き日の物語。
  • こわれた腕環 ゲド戦記2
    836円 (税込)
    魔法使いのゲドが〈影〉と戦ってから数年後、アースシーの世界では島々の間に紛争が絶えない。ゲドは平和をもたらす力をもつという腕環を求めて、アースシーの東、アチュアンの墓所へゆく。墓所を守る大巫女アルハは、幼い頃より闇の者たちに仕えてきたが、ゲドとの出会いによって、自らの世界に疑問を抱きはじめる……。
  • さいはての島へ ゲド戦記3
    946円 (税込)
    ロークの長としてアースシーを治める大賢人ゲドのもとに、ある国の王子が知らせをもってきた。彼の国では魔法の力が衰え、人々は無気力になり、まるで国中が死の訪れをじっと待っているようだと。一体何者のしわざか。ゲドはアレン王子を連れ、見えない敵を求めて旅立つが、なかなか正体はわからない。ゲドは覚悟を決める。
  • 帰還 ゲド戦記4
    1,012円 (税込)
    ゲドの故郷ゴント島で一人暮らすテナーのもとに、大やけどを負った少女と、いまや魔法の力を使い果たしたかつての大賢人ゲドが、吹き寄せられるようにやってきた。やがて3人はいっしょに暮らすようになるが、それぞれの過去がこだましあい、領主の館をめぐる陰謀にしだいに巻き込まれてゆく。
  • ドラゴンフライ ゲド戦記5 アースシーの五つの物語
    1,122円 (税込)
    平和の訪れたアースシーで、自分の持つ力をつきとめるため、大賢人不在の魔法の学院ロークへやってきた、ある少女の物語「ドラゴンフライ」。アースシー世界を鮮やかに映し出す短篇「カワウソ」「ダークローズとダイヤモンド」「地の骨」「湿原で」。さらに作者自身による詳細な解説を収録する。『ゲド戦記外伝』を改題。
  • アースシーの風 ゲド戦記6
    924円 (税込)
    故郷の島ゴントで、妻テナー、顔に大やけどを負った養女テハヌーと、静かに余生を送るゲド。そこへハンノキというまじない師が訪れ、物語は再開する。ふたたび竜が暴れ出し、緊張が高まる。テハヌーは、レバンネン王に王宮へ呼び出され、重要な使命を与えられるが……。アースシー世界を救うのは、いったい誰か。
  • 火明かり ゲド戦記別冊
    990円 (税込)
    まどろみながら彼は,はてみ丸のことを考えていた.あの小さな舟で旅した日々を――.作家の没後に公表された〈ゲド戦記〉最後のエピソード「火明かり」.ほか,未邦訳短編「オドレンの娘」,『夜の言葉』よりエッセイ3編,講演「「ゲド戦記」を“生きなおす”」などを収めた,日本語版オリジナル編集による別冊.解説=中島京子

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アースシーの風 ゲド戦記6 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    ゲド戦記シリーズの6巻。
    4巻の『帰還』と5巻の1作『ドラゴンフライ』と接続する物語。
    7巻の『火明かり』がアーシュラ・K・ル・グィンが没後に出版されたが、実質この『アースシーの風』がゲド戦記シリーズの最終巻を飾る作品であると言える。

    ゴント島で暮らすゲドの元に一人の魔法使いが訪ねてくる。
    彼はハンノキと名乗り、ローク島の様式の長からゲドの元を訪ねることを勧められて来たのだと言う。
    ハンノキはある夢に悩まされていた。それは死者の世界の夢で、寝る度に死者の世界の夢を見て、そこで亡くした妻が何かを訴えてきているのだと言う。
    ゲドはかつて死者の世界に行き、戻ってきた。ハンノキの夢がアースシー世界全土に関わるものかもしれない、と感じたゲドは共に死者の世界に行き戻ってきたレバンネン王の元に行くようにとハンノキをハブナーへと送り出す。
    時を同じくしてハブナーでは、カルガド帝国との緊張が高まっていた。戦争にも発展するかもしれないという状況で、カルガド帝国からレバンネン王の王妃にとセセラクが送り込まれる。カルガド帝国の思惑がわからないレバンネンは、話も通じないセセラクとの通訳にとテナーを呼び寄せる。
    更に、アースシー全土で竜が暴れ、人間たちへの攻撃が始まろうとしていた。レバンネン王は竜の子であるテハヌーとドラゴンフライの力を借りようとする。
    図らずもハブナーに集まった人々は、アースシー世界の異変を救うために世界の中心であるまぼろしの森へと向かう。

    5巻の『ドラゴンフライ』で感じた世界の複雑さが、やはりこの巻でも現れてるなあ、と感じた。
    ゲド戦記シリーズは1巻から3巻までは1968年、1971年、1972年と短いスパンで出版されている。だが4巻は1990年、5巻と6巻は2001年と10年以上の時間が空いている。
    6巻が発売されたのは同時多発テロの2日後らしく、同時多発テロが作品に反映されてるとは思わない。だが冷戦の終結から湾岸戦争なんかは、ゲド戦記世界への影響も僅かながらにもあるのかもしれない、と読んでいて感じる。
    そういったものも反映されてか、いろんな地域から、言語が違い肌の色も違い、何なら人間と竜のハーフだったりする人々が、世界を救うために同じ船で旅立つという展開が良い。
    中にはコミュニケーションが取れないことが原因して諍いや衝突が発生するキャラクターもいるのだが、ちゃんと向き合い歩み寄れば理解が出来るということが描かれている。
    わからない、怖いのは頭のなかで仮想敵を作って、それと戦っているからで、その人とちゃんと向き合って接してみたら、相手がどんな人間なのか理解できる。レバンネンとセセラクのやり取りなんかはまさにそうだった。
    レバンネンも久々に会ったらこんなダメな奴に……なんて思っていたが、内省して行動に移してるんだからやっぱ信じられる王なんだよな、なんて思ったりした。
    ちゃんと反省出来る人間がトップなのは羨ましいね笑

    2025年に読んでも古臭さは一切感じないどころか、今の時代にこそという部分もあった。
    4巻以降は20年以上経っているのに、未だここに描かれている世界と現実は大して変わらなかったりして、うんざりすることもあるのだが……。

    また、この巻は訳者である清水真砂子さんの解説も素晴らしかった。
    アーシュラ・K・ル・グィン夫妻を訪れてのやり取りは読んでいるこちらが涙ぐんでしまうようだった。

    0
    2026年03月09日

    Posted by ブクログ

    “長く、白い帆を白鳥の翼のように膨らませて、その船、天翔丸はよろい岩を抜け、静かな夏の湾を滑るように、ゴンド港目指してやってきた。”
    清水真砂子さんによる美しい翻訳にいざなわれて、冒頭から懐かしいアースシーの世界に浸ることができる。
    しかし、帰還 -ゲド戦記最後の書-」から10年経って著された「ドラゴンフライ」と「アースシーの風」では、これまでの正義や秩序、そして世界のありように疑念の目が向けられていく。
    真の魔法使いは世俗を断って学問を修め、世界の均衡を壊さないように必要なときにだけ魔法の力を用いる。では“魔法の力”とはなんなのか?
    人は死ぬと黄泉の国に赴くのに、何故、鳥は山羊はそこにはいないのか?
    この問いを巡る思考がスリリングだ。
    “死んだのに、あのヤギは向こうにいない。あれはあれのいるべきところに、土の中にいるのだ。土の中に。光の中に。風の中に。岩をかけくだる滝水の中に。太陽のオレンジ色の目の中に。ならば、なぜ?ならば、なぜ?”

    そして死生観についてと共に、自由と善悪の意味も問い直される。
    “動物は善もなさなければ悪もなさない。なさなければならないようになす。それだけのこと。私たちは動物のすることを見て、有害だとか有益だとか言うが、良い悪いは、何をするか選ぶことを選んだ我々人間の側の問題なんじゃないだろうか。”
    “動物たちには命こそ見えていても死は見えていないのだから”

    ル=グウィンの思考は、自然や自由を礼賛して、欲に縛られて自由に生きれない人間を断罪したりするのではなく、その先へと向かう。
    “竜は自由に生き、残された私たちは自らの選択を引き受けていく、それしかないのではないでしょうか。”
    「ものをつくり形にしていく喜びも、所有していく欲の深さも」抱えて人は生きていく。自由に憧れながらも「善と悪に線を引くことを選び」自らをくびきにつなぐ決意も秘めて生きていく。
    そして「死んだら、生かしてきてくれたすべてを、したかったのにしなかったこと、なりえたかもしれないのに実際にはなれなかったもの、選べるのに選ばなかったもの、なくしたり、使ってしまったり、無駄にしたものを、まだ生きている途中の生命にお返しする。それが、せめてものこの世界へのお礼なのではないか」と、まだ年端もいかない少女に語らせる。
    生と死を分つ扉を閉めることで世界の均衡を守ったゲドをして、“わたしたちは世界を全きものにしようとして、こわしてしまったんだ”と言わしめる作者の覚悟と至った境地には感嘆しかない。
    ゲド戦記(原題: Earthsea Cycle)は本巻で終わりではなく、未邦訳の“Firelight”がある。いつの日か訳されるのだろうか。読みたいなぁ。

    0
    2023年06月03日

    Posted by ブクログ

    子どもの頃から読み続けて
    遂に大団円。感慨深い。

    読む度に発見があり、
    最終感はローク的な価値観も相対化されている。
    著者が常に現代を意識しながら
    書き続けてきたからか?

    著者も、鬼籍に入り
    もう本当に続きが書かれないのが残念

    0
    2021年01月11日

    Posted by ブクログ

    玉石垣で有名な八丈島で、石垣の上に腰掛けて読みました。

    生死の国を分ける石垣。
    アースシーとは違う風にのって西へ行くとたどり着く死者の国。
    東の、最新技術の魔法は遅れてるけれど太古の力の残る国から渡ってくる輪廻思想。

    3巻目から登場するレバンネンの葛藤がいいです。
    王子と慕われ、優れた王として治世をおこなってますが、表面を取り繕いつつ内面は些細なことを他人のせいにしていらっとしてる。
    皇女に対する蔑みと恋心を混乱させてる風情。

    抽象的な描写の大円団だけど、落ち着く場所に落ち着いてるし、これで本当に最終巻だなって思います。

    0
    2013年09月21日

    Posted by ブクログ

    こっちでもドラゴンフライになってるんですねぇ。
    この、”物語が終わった”巻がものすごいです、ホントに…!

    0
    2009年11月07日

    Posted by ブクログ

    ゲド戦記は他のファンタジーとは違い、テンポが軽くなく読むのは少し大変だが、その分「性別」や「正義」、「生と死」という深く、実際の生活や社会の通じる内容もありとても面白かった。
    最終的に全員がいい形で終わったことによんでいる自分まで満足したような気持ちになった。

    0
    2023年02月16日

    Posted by ブクログ

    大円団!
    テハヌーとの別れはうるっときた。
    テナーが愛おしすぎて、、。

    ゲドは山で待っている。
    テナーはテハヌーのためにロークへむかう。
    テハヌーは自分自身のために。
    王は国のために。
    ハンノキは愛する人のために。
    世界の中心はロークの山だった。

    壊していたのは誰か。
    壊されたものをなおすのは誰か。

    竜がかっこよかったなあ、最後まで。


    最後まで通してよんだけど
    やっぱり小学生にはすすめにくい話だよなあ、
    これは児童書じゃないよなあ、とおもいます。

    0
    2021年01月02日

    Posted by ブクログ

    テハヌーの独り立ち。
    いつもテナーの陰に隠れていたテハヌーが、王やロークの魔法使い、カルカドの王女と関わりを持っていく。彼女の生い立ちを思うと、彼女を育てたのが、二人の子供を育て終わった熟練のテナーとゲドで良かったと思う。また彼女自身も彼らを父母と認められて良かった。
    レバンネンは恐らく30歳前後になるのに、まだ結婚していないのには驚いた。

    0
    2019年10月20日

    Posted by ブクログ

     ゲド戦記シリーズの最終巻。
    第一巻が30年以上前に書かれたもののに対し、本作は原作が書かれてから10年程度しか経過していないため、随分と読みやすい。
     これまで、作者が無意識にはっていた伏線のいくつかが、一本になり、気持ちよい形で終わる。世を反映してだろうか、自分の生き方や心の琴線に触れるフレーズがいくつか見られた。

     レビューでは、ゲド戦記とハリーポッターシリーズを比較して書くことが多かったが、全館を読み終えたいま、訳者によるあとがきもヒントにして両者の作品の最大の違いにやっと気がついた。

     ハリーポッターシリーズのJ.K.ローリングが、第一巻から意図的に多数の伏線を用意して最終巻まで物語を綴っているのに対して、アシュラ・K.ル=グウィンは、本能の赴くままに物語を綴り、その物語をたどっていくうちにまた新たな物語と自身が出会い、執筆していくスタンスである、ということだ。
     もちろん、二人は世代も、作家がすべて同じスタイルで執筆するとも限らない。国民性が違えば、たとえ同じ言語を操る人間でも考え方も異なってくるだろう。

     この2ヶ月間、私は全く間違った方法でゲド戦記をとらえようとしていたようだ。

    世の中にはまだまだ、たくさんの良書と呼ばれる児童書が存在する。今後様々な作品に触れる際、今回の反省が生かされるとよい。

    0
    2011年08月01日

    Posted by ブクログ

    読む力が落ちてきていて、物語の情景をありありと描けなくなっているのを感じる。
    ちょっと無理をしながら、時にこの人誰だっけと諦めながら読み進めた。
    失うことは得ること。
    裏と表の存在。世界は均衡。
    愛おしい日常。そばにいる大切な人。
    そんなメッセージを受け取った。読めてよかった。

    0
    2024年02月17日

アースシーの風 ゲド戦記6 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    児童書 / 児童文学
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • 掲載誌・レーベル
    :
    岩波少年文庫
  • タイトル
    :
    ゲド戦記
  • タイトルID
    :
    338464
  • ページ数
    :
    386ページ
  • 電子版発売日
    :
    2015年11月20日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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