ドラゴンフライ ゲド戦記5 アースシーの五つの物語

ドラゴンフライ ゲド戦記5 アースシーの五つの物語

小説・文芸
1,122円 (税込)

5pt

平和の訪れたアースシーで、自分の持つ力をつきとめるため、大賢人不在の魔法の学院ロークへやってきた、ある少女の物語「ドラゴンフライ」。アースシー世界を鮮やかに映し出す短篇「カワウソ」「ダークローズとダイヤモンド」「地の骨」「湿原で」。さらに作者自身による詳細な解説を収録する。『ゲド戦記外伝』を改題。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    児童書 / 児童文学
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • 掲載誌・レーベル
    :
    岩波少年文庫
  • タイトル
    :
    ゲド戦記
  • タイトルID
    :
    338464
  • ページ数
    :
    558ページ
  • 電子版発売日
    :
    2015年11月20日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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ゲド戦記 の一覧

1~7巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~7件目 / 7件
  • 影との戦い ゲド戦記1
    902円 (税込)
    大魔法使いオジオンに、才能を見出された少年ゲド。自分に並はずれた能力がそなわっていることを知ると、魔法の力にさらに磨きをかけようと、魔法の学院に入る。得意になった彼は禁じられた呪文を唱え、自らの〈影〉を呼び出してしまい、〈影〉との果てしない戦いに引き込まれていくことになる。大賢人ゲドの若き日の物語。
  • こわれた腕環 ゲド戦記2
    836円 (税込)
    魔法使いのゲドが〈影〉と戦ってから数年後、アースシーの世界では島々の間に紛争が絶えない。ゲドは平和をもたらす力をもつという腕環を求めて、アースシーの東、アチュアンの墓所へゆく。墓所を守る大巫女アルハは、幼い頃より闇の者たちに仕えてきたが、ゲドとの出会いによって、自らの世界に疑問を抱きはじめる……。
  • さいはての島へ ゲド戦記3
    946円 (税込)
    ロークの長としてアースシーを治める大賢人ゲドのもとに、ある国の王子が知らせをもってきた。彼の国では魔法の力が衰え、人々は無気力になり、まるで国中が死の訪れをじっと待っているようだと。一体何者のしわざか。ゲドはアレン王子を連れ、見えない敵を求めて旅立つが、なかなか正体はわからない。ゲドは覚悟を決める。
  • 帰還 ゲド戦記4
    1,012円 (税込)
    ゲドの故郷ゴント島で一人暮らすテナーのもとに、大やけどを負った少女と、いまや魔法の力を使い果たしたかつての大賢人ゲドが、吹き寄せられるようにやってきた。やがて3人はいっしょに暮らすようになるが、それぞれの過去がこだましあい、領主の館をめぐる陰謀にしだいに巻き込まれてゆく。
  • ドラゴンフライ ゲド戦記5 アースシーの五つの物語
    1,122円 (税込)
    平和の訪れたアースシーで、自分の持つ力をつきとめるため、大賢人不在の魔法の学院ロークへやってきた、ある少女の物語「ドラゴンフライ」。アースシー世界を鮮やかに映し出す短篇「カワウソ」「ダークローズとダイヤモンド」「地の骨」「湿原で」。さらに作者自身による詳細な解説を収録する。『ゲド戦記外伝』を改題。
  • アースシーの風 ゲド戦記6
    924円 (税込)
    故郷の島ゴントで、妻テナー、顔に大やけどを負った養女テハヌーと、静かに余生を送るゲド。そこへハンノキというまじない師が訪れ、物語は再開する。ふたたび竜が暴れ出し、緊張が高まる。テハヌーは、レバンネン王に王宮へ呼び出され、重要な使命を与えられるが……。アースシー世界を救うのは、いったい誰か。
  • 火明かり ゲド戦記別冊
    990円 (税込)
    まどろみながら彼は,はてみ丸のことを考えていた.あの小さな舟で旅した日々を――.作家の没後に公表された〈ゲド戦記〉最後のエピソード「火明かり」.ほか,未邦訳短編「オドレンの娘」,『夜の言葉』よりエッセイ3編,講演「「ゲド戦記」を“生きなおす”」などを収めた,日本語版オリジナル編集による別冊.解説=中島京子

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ドラゴンフライ ゲド戦記5 アースシーの五つの物語 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ゲド戦記シリーズの5巻だが、外伝という立ち位置にある作品集。
    収められている作品は5作品。
    作品は短編くらいの短さのものから中編、なかには長編レベルと言ってもいい長さの作品もある。それもあって600ページ近い分厚さ。
    また、描かれている作品世界は、アースシーの歴史のなかでも年代はバラバラ。ほぼその世界の神話や伝説のような扱いとされるものもあるし、4巻の『帰還』と6巻の『アースシーの風』とをブリッジする作品世界内でも新しい位置付けにあるものもある。

    『カワウソ』
    ゲド戦記世界で魔法使いを育成する要所として存在するローク学院。そのローク学院誕生について語られる長編。
    ゲドが活躍していた時代ほど魔法が世界に受け入れられてない時代、魔法の才能を持って生まれてきてしまった人たちは魔法を使えることを隠して生きていた。見つかれば、村を追い出されるか、奴隷として捕まり力を利用されるかだった。
    そんな時代に才能ある一人の魔法使いの少年カワウソが、奴隷として捕まってしまう。カワウソはその才能から、辰砂探しの奴隷として使われるようになる。そこで同じく奴隷として捕まっている少女と出会うが、カワウソは少女に助けてもらい、逃走することが出来た。
    逃げ延びたカワウソは、魔法使いだけが訪れることが出来る場所を作ることに協力し、手の者と呼ばれる地下組織を巡っていく。

    『ダークローズとダイヤモンド』
    ダイヤモンドと呼ばれる有力商人の息子が、魔法の力を持って生まれてきた。その才能から魔法使いの弟子となり、魔法の勉強を始める。
    魔法使いもダイヤモンドの才能を認め、ローク学院へ入ることを勧める。
    しかし、魔法使いの道を選ぶならダイヤモンドはこの先、愛する相手を作ることなく一人で生きていかなければならない。彼には愛する相手がいた。子どもの頃から一緒に育ち、ずっと近くにいてくれた村の女性ローズだ。ローズとの人生を選ぶか、魔法使いとしての人生を取るかダイヤモンドは悩む。

    『地の骨』
    ゲド戦記第1巻『影との戦い』でゲドが仕えるゴントの魔法使いオジオン。彼はゴントで起きようとしていた大地震を沈めた逸話がある。
    オジオンがまだダンマリと呼ばれていた頃、彼と、彼の師匠ダルスがゴントで起きる大地震を沈めるまでを描く。

    『湿原で』
    セメルと呼ばれる島では家畜の病気が流行っていた。
    ある日、家畜の病気を治すために魔法使いのオタクがやって来る。オタクは治療のあいだ、メグミと呼ばれる村外れの女性のところに厄介になる。彼は変わったところがあったため村人に疎まれるが、実力は本物だったため、治療している間は渋々ながら村人たちも彼の滞在を許していた。
    そんなオタクの前に、それまで村のお抱えまじない師だったアイエスが来る。アイエスはオタクに突っかかり諍いになるのだが、それがきっかけとなってか魔法の力が発動してオタクはアイエスに強力な魔法をかけてしまう。
    そんなセメルに大賢人になったばかりのゲドがやって来る。

    『ドラゴンフライ』
    4巻の『帰還』と、6巻の『アースシーの風』を繋ぐ位置にある作品らしい。
    ウェイ島の領主の娘ドラゴンフライは、自分の存在に疑問を抱いている。親しい魔女のバラからもドラゴンフライには力がある、と言われるが、その力とは何なのかはっきりしないでいた。
    そんなときに領主のお抱え魔法使いとして雇われてゾウゲと呼ばれる青年が来る。ゾウゲはローク学院で学んだ魔法使いの見習いなのだと言う。
    ドラゴンフライは、そんなゾウゲに女人禁制とされるローク学院に姿変えの術を使って入り込もうと唆される。ドラゴンフライも乗り気になり、ローク学院へと船を向かい、そしてローク島伝統の魔法の風を抜けることに成功する。
    そしてついにローク学院の扉を叩き、招かれることになる。
    そこでドラゴンフライは自らの出自の真実を知ることになる。


    これまでゲド戦記シリーズを順番に読んできて、3巻までは物語はシンプルだがある種の昔話や伝説、神話などにも比肩できるような強度のある物語世界を作ってきているように感じていた。それが4巻の『帰還』からはそのシンプルさやビルドゥングス的ストーリーを脇に置いたことで、アースシー世界が我々の現実世界の混迷さを映し出すような複雑さと豊かさを併せ持ったように感じた。
    だからこそ『帰還』以降は、ゲド戦記の世界に広がりが、ぐっと増した印象を受けた。所詮はファンタジーと切り捨てることのできないリアリティがある。
    本作はその広がりを更に拡大するような作品集で、アースシーの成り立ちに、その時間、歴史に思いを馳せてしまうようでかなり好きな巻だった。

    0
    2026年03月09日

    Posted by ブクログ

    「私たちは揺るがない確かなもの、遠い昔からある真実、変わることのない単純さを、ファンタジーの領域に求める。ー
    するとそこに多額の金が注ぎ込まれる。模倣と矮小化された“商品化されたファンタジー”は、かわいく安全なものとなり、ステレオタイプ化されてガッポガッポと金を儲けていく。ー
    私たちは長い間、現実と空想の両方の世界で暮らしてきた。しかし、その暮らし方は、どちらの場合も、私たちの両親やもっと前の先祖たちのそれとはちがう。
    人が楽しめるものは年齢とともに、かつまた時代とともに変化していくものなのだ。-
    物事は変化する。
    作家や魔法使いは必ずしも信用できる人たちではない。
    竜がなにものであるかなど、誰にも説明できない。」
    再びアースシー世界に足を踏み入れるにあたってアーシュラ・K. ル=グウィンが記した警句である。

    それは自らが創りあげた美しい世界に目を凝らし、そこに潜むひび割れを鋭く批判する作業である。
    賢人の島ロークの権威が孕む矛盾と欺瞞が語られるとき、ファンタジーの魔法は解けるのか?
    いや、『カワウソ』そして『ドラゴンフライ』はアースシーとリアルな世界を共鳴させることで、物語をより重層的にそして切実に感じさせてくれる。ファンタジーのテーマは剣と魔法だけじゃない。

    0
    2023年05月08日

    Posted by ブクログ

    外伝と言いつつ、6冊目「アースシーの風」につながってます。
    ひとつひとつの小さな短編にも、著者が全力で立ち向かってるのがよくわかります。これぞファンタジー。

    0
    2013年09月21日

    Posted by ブクログ

    スピンオフ作品って感じの。ゲドさんは今、くらいに、ああそういう人もいたわね、って感じに前に出てきた人も出てくるけど、ぶっちゃけあんまり覚えてないよ。名前がね、覚えにくいというか、真の名前がとか言っちゃうからもうね、しょうがない。
    でね、もうゲドさんのことは忘れて読むにね、いや悪くないかも。じんわりくる恋愛モノとか、償いの旅に出る年寄りみたいな話とか。最後の話も唐突ではあるけど、それもまたファンタジーやねぇ、ってなって、不思議な読後感。
    これが本場のファンタジーってことか。

    0
    2024年08月28日

    Posted by ブクログ

    当初は「ゲド戦記外伝」という題で出されたもの。アースシーの五つの物語が描かれている。「カワウソ」「ダークローズとダイヤモンド」「血の骨」「湿原で」「ドラゴンフライ」の五作品。

    0
    2013年08月16日

    Posted by ブクログ

     異世界ファンタジー。魔法使いや竜の存在する、アースシーという架空の世界を舞台に生きた伝説の大賢人・ゲドの生涯を綴った壮大な叙事詩。

     第一巻では、飛びぬけた魔法の才をもって生まれたゲドの少年時代、若さゆえに犯した過ちとその償い、自分自身の影との長い戦いについて描かれています。
     以後、巻を重ねながら、やがて大賢人となったゲドが人々を襲う竜と戦い、闇の世界に囚われた巫女を外に連れ出して平和の象徴である伝説の腕輪を取り戻し、長らく不在だった王を即位に導き、不死を求めた魔法使いによって崩された世界の均衡を取り戻し……と、さまざまな伝説を残していきます。
     第四巻からは、それまでの戦いによって力を失い魔法使いではなくなったゲドの、その後や、竜でもあり人でもある不可思議な宿命を背負った娘たちの話などが綴られていきます。

     アニメ映画にもなりましたね、あっちはどうも今ひとつだったけど。(つまらなかったということはないのだけれど、途中から理解を超える超展開だったような……)
    「ファンタジー好きなら読まないと嘘だ、映画のことは忘れろ」と人に言われていたので、そのうち読もう読もうとずっと思っていたのだけれど、なんとなく先延ばしになっていました。馬鹿か私は。さっさと読んでおくべきでした。面白かった!
     歴史、人々の行動様式や言語、文化、宗教や神話、自然などの背景、魔法等々の設定がとても緻密で、そういうのが好きな人間にはかなりたまりません。

     ストーリーはというと、やや好みがわかれるかもです。神話的なものが好きならハマると思います。シリーズの後半になるにつれて、壮大さが増すと同時に抽象性が増してきたような感じがあって、個人的には三巻までのほうが、より好きだったかなあ。でも五・六巻の竜と人間の間のエピソードそのものはすごく好きで、最後まで読んでよかったとも思うのですが。

     ともあれ、とても楽しめました。ファンタジー好きな方なら一度は読んでおいて損はないと思います。

    0
    2010年02月20日

    Posted by ブクログ

    年代順に並ぶ短編集
    まえがきにある作者の物語へのスタンスが面白い
    アーキペラゴへ行き、収集してきた話を書きつけているという
    実際書いている感覚はそんな感じなのかなと想像してみるも、アースシー解説の記述の詳細さにくらくらする

    0
    2022年03月20日

    Posted by ブクログ

    外伝の位置らしい短編集。

    「ドラゴンフライ」はいよいよ最終巻へ、という感じがしてわくわくした。
    「湿地で」もとてもよかったな。
    大賢人のゲドの話、安心する。

    4巻から急に「男と女」の色が濃くなってきて、そこだけは戸惑う。これを児童書の位置にしておくのはきついのでは。

    0
    2021年01月01日

    Posted by ブクログ

    ゲド戦記の世界に広がりを持たせるような短編5篇。
    オジオンの過去を知れる地の骨が一番のお気に入り。

    4から、「男と女」の問題に対しての言及が多いと感じる。

    0
    2020年01月21日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ゲド戦記、アースシーを舞台にした短編集だが、これは4と6と同時進行で読むか、4、5、6と順番に読むのがいいかもしれない。
    作者がどうしてフェミニスト作家と呼ばれるのか、よくわかった。フェミニストといっても、エコロジカルフェミニストという範疇にはいるのではないだろうか。
    女をどう描くかというのは常に挑戦のようなものではないかと思う。女の描き方は画一化されていたり、変に理想的だったり、添え物のようだったり、ヒロイン、登場人物として魅力的、オリジナリティがある人物像を描くのは難しいと思う。
    しかし、ル・グウィンの描く女たちはどうだ。ファンタジーなのにリアル。等身大なのに奥底に何かとても価値があるものが秘められているような感じがする。どの女もそうだ。

    「ドラゴンフライ」のアエリアンもそうだが、女は待ち、受け入れ、導き、そして自分だけで完結することもできれば、仲間とつながることもできる。根のように大地に広がり、揺るがない。支配ではなく連帯、男とでさえもそういうことができる。男は有史以来、女の支配しか頭になかったのに。
    そういう不条理とそこからの脱出、解放を書いたのが、女の側から見たゲド戦記かなと思う。ゲドという英雄の物語ではあるものの、その英雄さえ魔法の力を失ってただのおじさんになり、力があると思われていた知の拠り所ローク学院が、実は女によって作られて女によって救われるっていうのが、象徴的である。現実の世界でままならないことをファンタジーの世界でやってのけ、かつそれが実現することを夢として描き出すというのは、まさに文学的だと思った。

    0
    2018年02月24日

ドラゴンフライ ゲド戦記5 アースシーの五つの物語 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    児童書 / 児童文学
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • 掲載誌・レーベル
    :
    岩波少年文庫
  • タイトル
    :
    ゲド戦記
  • タイトルID
    :
    338464
  • ページ数
    :
    558ページ
  • 電子版発売日
    :
    2015年11月20日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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