こわれた腕環 ゲド戦記2

こわれた腕環 ゲド戦記2

小説・文芸
836円 (税込)

4pt

魔法使いのゲドが〈影〉と戦ってから数年後、アースシーの世界では島々の間に紛争が絶えない。ゲドは平和をもたらす力をもつという腕環を求めて、アースシーの東、アチュアンの墓所へゆく。墓所を守る大巫女アルハは、幼い頃より闇の者たちに仕えてきたが、ゲドとの出会いによって、自らの世界に疑問を抱きはじめる……。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    児童書 / 児童文学
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • 掲載誌・レーベル
    :
    岩波少年文庫
  • タイトル
    :
    ゲド戦記
  • タイトルID
    :
    338464
  • ページ数
    :
    260ページ
  • 電子版発売日
    :
    2015年10月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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ゲド戦記 の一覧

1~7巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~7件目 / 7件
  • 影との戦い ゲド戦記1
    902円 (税込)
    大魔法使いオジオンに、才能を見出された少年ゲド。自分に並はずれた能力がそなわっていることを知ると、魔法の力にさらに磨きをかけようと、魔法の学院に入る。得意になった彼は禁じられた呪文を唱え、自らの〈影〉を呼び出してしまい、〈影〉との果てしない戦いに引き込まれていくことになる。大賢人ゲドの若き日の物語。
  • こわれた腕環 ゲド戦記2
    836円 (税込)
    魔法使いのゲドが〈影〉と戦ってから数年後、アースシーの世界では島々の間に紛争が絶えない。ゲドは平和をもたらす力をもつという腕環を求めて、アースシーの東、アチュアンの墓所へゆく。墓所を守る大巫女アルハは、幼い頃より闇の者たちに仕えてきたが、ゲドとの出会いによって、自らの世界に疑問を抱きはじめる……。
  • さいはての島へ ゲド戦記3
    946円 (税込)
    ロークの長としてアースシーを治める大賢人ゲドのもとに、ある国の王子が知らせをもってきた。彼の国では魔法の力が衰え、人々は無気力になり、まるで国中が死の訪れをじっと待っているようだと。一体何者のしわざか。ゲドはアレン王子を連れ、見えない敵を求めて旅立つが、なかなか正体はわからない。ゲドは覚悟を決める。
  • 帰還 ゲド戦記4
    1,012円 (税込)
    ゲドの故郷ゴント島で一人暮らすテナーのもとに、大やけどを負った少女と、いまや魔法の力を使い果たしたかつての大賢人ゲドが、吹き寄せられるようにやってきた。やがて3人はいっしょに暮らすようになるが、それぞれの過去がこだましあい、領主の館をめぐる陰謀にしだいに巻き込まれてゆく。
  • ドラゴンフライ ゲド戦記5 アースシーの五つの物語
    1,122円 (税込)
    平和の訪れたアースシーで、自分の持つ力をつきとめるため、大賢人不在の魔法の学院ロークへやってきた、ある少女の物語「ドラゴンフライ」。アースシー世界を鮮やかに映し出す短篇「カワウソ」「ダークローズとダイヤモンド」「地の骨」「湿原で」。さらに作者自身による詳細な解説を収録する。『ゲド戦記外伝』を改題。
  • アースシーの風 ゲド戦記6
    924円 (税込)
    故郷の島ゴントで、妻テナー、顔に大やけどを負った養女テハヌーと、静かに余生を送るゲド。そこへハンノキというまじない師が訪れ、物語は再開する。ふたたび竜が暴れ出し、緊張が高まる。テハヌーは、レバンネン王に王宮へ呼び出され、重要な使命を与えられるが……。アースシー世界を救うのは、いったい誰か。
  • 火明かり ゲド戦記別冊
    990円 (税込)
    まどろみながら彼は,はてみ丸のことを考えていた.あの小さな舟で旅した日々を――.作家の没後に公表された〈ゲド戦記〉最後のエピソード「火明かり」.ほか,未邦訳短編「オドレンの娘」,『夜の言葉』よりエッセイ3編,講演「「ゲド戦記」を“生きなおす”」などを収めた,日本語版オリジナル編集による別冊.解説=中島京子

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こわれた腕環 ゲド戦記2 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    アルハにとって「大巫女」という役割は、自分を縛る鎖であると同時に、素の自分を守る鎧でもあった。だからこそ、自由を手にしたテナーは喜びより先に怖さを感じる。挑戦は楽しいけれど、素の自分を掛けるものだから否定されるのが怖い。その感覚は自分にもよくわかる。テナーにはゲドがいたように、自分には妻がいて、考えを書いて確かめる場所がある。鎧を脱ぐ怖さは消えなくても、支えがあれば踏み出せる。そんなことを考えさせてくれた一冊だった。

    0
    2026年09月28日

    Posted by ブクログ

    ゲド戦記の第二巻。アチュアンの墓所を守る大巫女として育てられた少女アルハは、世界に調和をもたらすエレス・アクベの腕環の片割れを求めて墓所を訪れた青年ゲドに出会う。

    ファンタジーの名作だけにゆっくり読みたかったけど、面白すぎて後半は一気に読んでしまった。著者は親の影響もあって文化人類学に詳しいこともあり、世界観や舞台の設定が細かく具体的で物語の土台がとにかくしっかりしている。人生における光と闇をファンタジーに落とし込んでいるのだが、混ぜ合わせ方がとにかく巧みで説明しなくても何が起きているのか感覚的に伝わってくる。ル=グウィンこそ魔法使いではないだろうか。

    0
    2026年05月24日

    Posted by ブクログ

    前作、『影との戦い』は魔法の才能溢れる少年ゲドが、自らの傲慢さから引き起こされた災厄と向き合い成長する物語だった。
    続編である『こわれた腕環』は主人公がゲドから運命の少女テナーへと引き継がれる。

    名もなき者と呼ばれている墓所に潜む影を信奉する異教徒の大巫女が死んだ。
    その大巫女が死んだ直後に生まれたことで次の大巫女の生まれ変わりとして育てられることになった少女テナー。
    テナーは自分の名前を捨てられて、新たに大巫女が代々継承しているアルハという名前を受け継ぐことになった。
    そして大巫女の代々の役目である、迷宮のように広がる墓所の管理を任せられる。
    墓所は男子禁制であり、一部の宦官や巫女しか入ることはできない。そこでテナーは外部から送られてくる罪人たちを処刑する役目を引き受ける。
    だが、その墓所にこわれた腕環の片割れを探しに魔法使いのゲドが入り込んでいた。

    今作は選ばれた環境にある少女が、新たな環境へ出ていくことを決意する物語であり、同時にその選択、つまり自由を享受することの怖さが描かれている。
    だから前作以上に自分事としても読めたし、その怖さを知っている人には広く刺さる物語だと思う。それもあって普遍的な力強さがある物語だと感じた。
    テナーが新たな環境に出る決意をしたことで、その身に降りかかる不安や恐怖は誰にでもわかるものだろう。それがそれまでの環境に身を置くことの安寧さを理解していれば特にそうだ。
    ある集団で信奉される大巫女なんて立場ではなくとも、家族や、学校、会社だったりと、人生にはこれまでの環境から別の環境へと旅立ったり、移動するものはよくあるものだ。
    テナーも始めこそ新しい人生が開かれることに喚起と興奮を覚える。だが次第に、新たな人生が始まることへの恐れと不安に苛まれていく。墓所から抜け出したテナーはゲドと帰る際には、無人島に自分一人だけ放り出して行ってくれないか、と泣いて取り乱したりもする。
    ゲドはそんなテナーを叱咤するわけでもなく優しく見守るだけである。その恐怖を乗り越えることは自分だけにしか出来ないからだ。

    テナーは恐れを抱え不安を抱いたまま物語の幕は閉じる。
    テナーのその後はゲド戦記シリーズを読み進めることで明らかにはなるのだが、『こわれた腕環』の段階では明らかにはならない。
    しかし、この終わりだからこそ良かった。
    アーシュラ・K・ル・グィンはテナーにその恐怖を乗り越えさせるエピソードを『こわれた腕環』内に用意しなかった。だが隷属状態から脱したテナーならば大丈夫だ、と確信めいたものを読者に抱かせて終わる。
    そこに読者は共感と勇気を受け取るのだろう。

    0
    2026年03月09日

    Posted by ブクログ

    内容 「名なき者たち」の地下迷宮に仕える巫女の少女アルハのもとに、迷宮の宝物である「エレス・アクベの腕環」の片割れを求めて、青年になったゲドが現れる。
    感想 暗く、冷たく、変化のない陰鬱な闇の世界が、中盤、ゲドが登場するまで続き、読者は忍耐を強いられる。それでも、読み切るに値する一冊である。自由は決して安逸なものではないと改めて思わされる。

    0
    2026年01月08日

    Posted by ブクログ

    1巻でゲド中心の物語を読んでいると、中盤まで「ゲドは?」と思いながら読んでしまう。それはこの本がどういう話なのかを最初に書いていないからこそ起こるのだが、主人公や舞台は毎度変わるのだと思った方がいいのかもしれない。
    中盤、ゲドが姿を現れてから物語は一気に加速。1巻で<影>に打ち勝ったゲドが、闇を切り裂く光となって、暗黒の地下迷宮を守る大巫女アルハの奢りと傲慢、そこからくる孤独と不安を打ち払っていく。
    それでもいつまでも迷う彼女に読者はやきもきともするが、丁寧に言葉にされているので、自分の身にもあるその<影>にアルハを重ねているだろうという解説にも頷ける。
    考えないで奴隷のように暮らすこと、自由を求めて戦うこと、どちらを選ぶか。軽くもなく、重すぎもせず爽やかに描き切るので舌を巻く。

    0
    2024年04月19日

    Posted by ブクログ

    1人の少女の成長の物語として、エッセンスが凝縮されているような感じ。初期の傲慢な子供っぽさから、視野が広がって自分の立場を考え始め、好奇心のまま冒険して、大人の悪意を知って、自分の力を超えた本能的に敬うべき存在に出会う。そして迷いながらこれまでの行いを省み、新たな世界へ踏み出す。
    精神的に、こんなふうに大人になりたかったなぁ、と思う。

    0
    2024年03月31日

    Posted by ブクログ

    夏読56冊目。
    #ゲド戦記 シリーズ2作目。
    アチュアンの大巫女アルハとゲドとの出会い。
    迷宮を命懸けで探索するアルハたちには、ワクワクした

    0
    2023年08月28日

    Posted by ブクログ

     特殊な風習で縛られている環境の中で、自分はテナーかアルハかどちらかを迷っている様子に共感した。
     自分が自由になるのか、奴隷のようでいるのかを選んでも、自分を愛してくれた人を裏切った罪悪感の苦しんでいる様子が、自由の大変さを表していた。

    0
    2023年01月26日

    Posted by ブクログ

    異常な環境も慣れてしまえばそれが普通だと思い込み、
    迷い込んできた普通のものを異物だと思い込んでしまう
    風習とか宗教とかの怖さを思い出した。
    縛られていた人が自由を得ると選択する恐怖を感じるのか、と読みながらびっくりしたけど、そりゃそうか、選択できる自由があるって素晴らしいんだなと改めて思った。

    人に与えられたものだけで生きていくより、自分で選択して私は生きていきたい

    0
    2022年09月04日

    Posted by ブクログ

    1は自分の内なる影との戦いだったけど、2は影や死の世界と繋がる真っ暗な地下の迷宮で、他者を闇から救う物語。今回の舞台である、名を持たぬ者(?)の墓がとにかく暗い!描写で暗闇がありありと表現されている!恐ろしい姿のモンスターは全く現れないのだけれど、こわい。

    人間の慣れとは恐ろしいもので、ひどい環境や扱いを受けていたとしても、それが当たり前になってしまうことがある。気付かなくなってしまうのだ。違和感って実はすごく大事なのかもしれない。主人公の彼女も自分の小さな違和感を見逃さなかった。それが彼女の運命を大きく変えていく。テナー、よかったね。自由は辛く厳しいこともあるけれど、自分で選択する、ということが生きることだと私は思う。アルハのままでは、どうしたって幸せにはなれなかっただろう。しかし、生まれてきてすぐに過酷な運命を背負う、というのは、ひどい話のように思うが、誰も自分の親も国も選べない。容姿も能力も選べない。不平等な世界で、それでも、どう生きるか、の選択ひとつひとつが自分を人生を決めていくんだ。きっと。彼女が墓の番人から解放された夜の星空の輝きに胸を弾ませたその感覚を、ずっと持って生きたいものです。

    2021.05.10

    0
    2022年07月31日

こわれた腕環 ゲド戦記2 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    児童書 / 児童文学
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • 掲載誌・レーベル
    :
    岩波少年文庫
  • タイトル
    :
    ゲド戦記
  • タイトルID
    :
    338464
  • ページ数
    :
    260ページ
  • 電子版発売日
    :
    2015年10月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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