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ゲドの故郷ゴント島で一人暮らすテナーのもとに、大やけどを負った少女と、いまや魔法の力を使い果たしたかつての大賢人ゲドが、吹き寄せられるようにやってきた。やがて3人はいっしょに暮らすようになるが、それぞれの過去がこだましあい、領主の館をめぐる陰謀にしだいに巻き込まれてゆく。
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Posted by ブクログ
このゲド戦記シリーズは大魔法使いの一生の中で一貫して 人間世界がもたらした視野の狭い知識と知恵と所有意識によって 自然界の調和した食物連鎖に見る営みからはみ出した 人間の強欲と対立関係が必要とする嘘と秘密による暴力と イジメ真理からなる無理心中とも言える共食い問題について 文化的な無限なるモノとして...続きを読む掘り下げている この自滅的問題を逆手に取ることで自分とその環境が不安恐怖に陥り 全体観を見失っているという事実を知って 自らの意識をもって自然界の真理を解き明かし 自律へ向かう集いの道を切り開けるようになっている このパラドックスこそが 無限なる全体観と有限なる部分からなる自己簡潔構造が示す この世の有り様なのだろう これは空想大冒険物語のメルヘンであると同時に 正しくリアルな知識と知恵を取り込んだ人間社会が抱える 大自然と遊離する対立と暴力の問題を取り上げた ドキュメントの要素を十分に表現してその解決策を模索している 大人にとっても最大の難問を提示し 子供と対等な立ち位置に立って正面から取り組んでいる
が、それだけでは十分ではなかった、正義と真実とでは。正義と真実との先にまだ何か、隙間とも、空白とも、深淵ともいうべきものがあった。 ゲド戦記4巻目。 相変わらず完成度が高いわ~。児童書というより哲学書に近い。 地に足をつける。 女の生きかた。 距離があってこそ愛することができる肉親。 偉大な人物...続きを読むでは手に入れられないもの「幸福」。
今は、多分、この巻が一番好きだな。誰も彼も弱くなっていて。弱りきっていて、寄り添ったり、そっと見守ったりしている。力とか男とか女とか不条理だとか恋だとか愛だとか・・・・呆れるほど盛りだくさん。「子どもであるということ」まで描いてる。読む側にも準備ってものが要ります。
私には普通に面白かった。 当時ゲドのことで評価が別れたようだが。 やはり三巻で力を使い果たしたよね、ゲド。 テヌーはこわれた腕輪の時も感じたが、感情が乱高下するのは今回も一緒。 ジブリのゲドででてくるテルーが出てきたけど、ジブリとルグウィンの作品は全くの別物と思った方が楽しめると思う。 テルー...続きを読むが最後どうなるのかが気になる。
話の中で出て来る男女の差のようなものが、女性の作者ならではだと思った。 テナーの、2巻とはまた少し違う葛藤が描かれていて印象的だった。
再読。3巻を読むのに辛抱すれば4巻はグッと面白い。 そして作者の問いかけがあるばかりで、答えは読者に委ねられているので腰を据えて読まないといけない。 しかし正直、個人的には、やはりテナーにはオジオンの弟子になり、ゲドが初めての人であって欲しかったかな。特に息子に対する失望をテナーが語る場面では、こち...続きを読むらまで切なくなる。「愛しているがゆえの失望」だなんて、いやいや、うまく育ってくれる方がいいに決まってるじゃない。テナーは「無駄なことなどない」と言っているけれど。
ゲド戦記4。ゴント島で一人暮らすテナーは、魔法の力を使い果たしたゲドと再会し、大やけどを負った少女とともに、共同生活をする。やがて、三人は、領主の館をめぐる陰謀に巻き込まれる。
ゲド戦記四作目。 ここからは、テハヌーが主人公となる。 この作品だけは他の作品と比べて、かなり話の内容が違う印象。 テハヌーが主人公でそれを補佐するのがテルーなので、凄く 女性色が出てくる。物語の舞台が男尊女卑って感じなので それがまた不思議な感じ。
ゲド戦記の第四作。 回を重ねるごとに、どんどん暗くなっていくゲド戦記だが、この作品はマジに暗い。 親から虐待により、身も心もボロボロになった少女テルー(顔や身体の半分は醜い火傷)。虐待のおぞましい体験で心を閉ざしてしまった彼女を引き取る、魔法使いであった過去を持つテナー。 物語は、ふたりの女性を軸...続きを読むに、邪悪が支配しつつあるゴント島の人々を描く。 ゲドはどうしたか? もはや力をなくし、世捨て人のような存在で登場する。 暗い。。。暗すぎる。。。 この物語、宮崎二世監督が映画化したらしいが、エンターテイメント要素は0なのに、子供達を喜ばせる事ができたのか不思議。 観てないのでなんとも言えないが、アニメになるような題材ではないと思う。 ファンタジーの姿はとっているものの、この作品は人間と世界の関係を哲学的な示唆をあたえつつ、寓話的にまとめた傑作だと思う。 怪物や魔法はほとんど出てこないが、大人のためのファンタジーといった印象です。 ちなみに本屋に行くと、「子供の読み物」ってところにあったりするのだが、小学生だと読み手をかなり選ぶと思います。 大人のためのファンタジーではないでしょうか?
色が違う。いままでと。 かなり大人向けだなぁ。 テナーはもともと不安定なとこがあったけど、 今回も不安定で、 でもテルーのことすごく思ってるのがわかる。 ハイタカが変わっちゃってるのが悲しくて、 テナーのいらいらもよくわかるわ。
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ゲド戦記
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アーシュラ・K.ル=グウィン
清水真砂子
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