アーシュラ・K.ル=グウィンの作品一覧 「アーシュラ・K.ル=グウィン」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします! 作者をフォローする フォローするとこの作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
ユーザーレビュー こわれた腕環 ゲド戦記2 アーシュラ・K.ル=グウィン / 清水真砂子 1巻でゲド中心の物語を読んでいると、中盤まで「ゲドは?」と思いながら読んでしまう。それはこの本がどういう話なのかを最初に書いていないからこそ起こるのだが、主人公や舞台は毎度変わるのだと思った方がいいのかもしれない。 中盤、ゲドが姿を現れてから物語は一気に加速。1巻で<影>に打ち勝ったゲドが、闇を切り...続きを読む裂く光となって、暗黒の地下迷宮を守る大巫女アルハの奢りと傲慢、そこからくる孤独と不安を打ち払っていく。 それでもいつまでも迷う彼女に読者はやきもきともするが、丁寧に言葉にされているので、自分の身にもあるその<影>にアルハを重ねているだろうという解説にも頷ける。 考えないで奴隷のように暮らすこと、自由を求めて戦うこと、どちらを選ぶか。軽くもなく、重すぎもせず爽やかに描き切るので舌を巻く。 Posted by ブクログ こわれた腕環 ゲド戦記2 アーシュラ・K.ル=グウィン / 清水真砂子 1人の少女の成長の物語として、エッセンスが凝縮されているような感じ。初期の傲慢な子供っぽさから、視野が広がって自分の立場を考え始め、好奇心のまま冒険して、大人の悪意を知って、自分の力を超えた本能的に敬うべき存在に出会う。そして迷いながらこれまでの行いを省み、新たな世界へ踏み出す。 精神的に、こんなふ...続きを読むうに大人になりたかったなぁ、と思う。 Posted by ブクログ 影との戦い ゲド戦記1 アーシュラ・K.ル=グウィン / 清水真砂子 それほど長い話ではないのに世界観が壮大で、描写が細かくない分、想像力の入る余地なら大きく楽しい。さすが読み継がれていくファンタジー。 Posted by ブクログ こわれた腕環 ゲド戦記2 アーシュラ・K.ル=グウィン / 清水真砂子 墓所の大巫女アルハが、ゲドをきっかけにテナーとしての人生を取り戻す物語。闇の中で安逸に暮らす事よりも、未知である外の世界で生きることを選んだ。 ファンタジー世界の物語なんだけれど、闇からの心の解放など、現実の世界にも通じることがテーマになっていて、奪われた時間を思って泣くテナーのシーンでは、私も足を...続きを読む踏み出すことをおそれて、無駄な時間を過ごしていないだろうか、いつかこんな風に泣く日が来るのではないか・・と思えて、人生をの一歩を踏み出す勇気をもらえた気がする。 そして一作目と比べて、立派な魔法使いとして心の落ち着いたゲドを見れるのもうれしい。 Posted by ブクログ 影との戦い ゲド戦記1 アーシュラ・K.ル=グウィン / 清水真砂子 夏読55冊目。 #ゲド戦記 シリーズ1作目。 15歳の少年ゲドが、ロークの学院で禁じられた魔法を使い、影を呼び出してしまう。 そして影を探す旅に… まだまだ青臭く、初々しいゲド Posted by ブクログ アーシュラ・K.ル=グウィンのレビューをもっと見る