清水真砂子のレビュー一覧

  • こわれた腕環 ゲド戦記2

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    とても面白かった。第一巻・「影との戦い」の時は傲慢だったゲドが「こわれた腕輪」では人に寄り添い、優しく、ミステリアスな青年になっていて、成長を感じた。闇と葛藤するテナーと「テナー」の心を尊重するゲド。この二人の冒険譚は心を温かくさせてくれる。

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    2022年07月24日
  • こわれた腕環 ゲド戦記2

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    第二部 アチュアンの墓所(日本タイトル: こわれた腕輪)での主人公はテナー(アルハ)という少女。
    8歳で、アチュアンの墓所に連れてこられてここのの大巫女として、生涯名も無き者の生贄のようにここを守るものになっていた。15歳になるまでの辛く孤独な生活がかさ語られていく。
    罪人が送られてくると、残忍な処刑をも行った。話も中盤、アチュアンの墓所に忍び込んだアルハより10歳ほど年上の盗賊が捕らえられた。
    迷宮に隠されてあるエクス・アクベの腕輪の欠片を探しに来たのだった。処刑をしなければならない。だが、アルハには、ゲドが気になってしまった。長い日々、二人は忍び逢っていろんな話をし、若い男が魔法使いだと知った。
    二人は信頼を共にすることになる。
    アルハは大巫女として罪を犯してしまった。
    アメリカのテレビドラマ【ゲド 戦いのはじまり】の原作にされて、第一部と第二部がごっちゃにされて放送されている。原作は、第一部から10年の月日が経過しているようだ。
    無論、原作の方がドラマより面白い。
    暗くじめじめしたアチュアンの墓所での情景はずっと夢見そうだ。
    素晴らしい作品である。

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    2022年03月29日
  • 影との戦い ゲド戦記1

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    不評価だったジブリアニメと全く違い、面白かった。母親を知らず我儘に育ったダニーだが、女呪い師に教えられた魔法の呪文で、魔力を操れるアビリティを強く持った稀に見る少年だった。
    ある日、侵略者ガルガドの兵士を魔法で追い返し、廃人のようになるが、オンギンに助けられて、真の名〈ゲド〉を授けられる。普段はハイホーク(ハイタカ)と名乗る。ある傲慢さから悪霊を呼び出し、その影から逃げる旅を続け、その途中でエクス・アクべの腕輪のかけらを託される。親友・エスカリオルの助けで、影と対決することになる。
    寒さと暗い情景、孤独との戦い。
    虜になってしまいました。

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    2022年03月29日
  • 大人になるっておもしろい?

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    いやぁ
    いい本だった...

    学ぶことが多すぎて、とてもまとめられませんが

    誤魔化さなくていい
    褒められようとしなくていい
    分かったふりをしなくていい
    馴れ合わなくていい

    自分自身に正直に生きることの大切さを伝えようとする著者の態度はとても誠実で
    数少ない〝本当のこと〟を言ってくれる大人だと思います。

    大人の自分にもグサッと来る言葉が非常に多く
    自分も「かわいい」という言葉で子どもを無意識に閉じ込めていたのかと反省しました。


    大人が子どもにしてあげられることは
    本当はそんなに多くないんでしょうね。


    表題は、現代の大人達への問いかけのようにも感じました。

    「大人になるっておもしろい?」と
    子どもに聞かれたら、自分は何と答えるだろう...

    でも、こうして自分をガツンと壊してくれるような本に何冊も出会えたこと。
    これは自分にとって、子どもの頃ハマっていたゲームやマンガよりも遥かに大きな喜びであることは間違いなく
    今後もそんな出会いが待っているかと思うと

    「大人になるって、捨てたもんじゃないかもよ...」と
    ポツリと言えかな...w


    大人たちの生きる態度を
    子どもたちは見ているんでしょうね。

    その割に大人たちは
    一方的に子ども達にあれこれ求め過ぎているかもしれません。

    子どもたちに求める前に
    大人たちこそ、ちゃんと自分の人生と向き合っているのか。

    〝分かったふりをしない〟というのは
    本当にグサッとくる言葉です。

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    2022年03月09日
  • 影との戦い ゲド戦記1

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    「映画とベツモノすぎる!!」が最初の感想です。
    宮崎吾朗監督のジブリ映画を最初に知っていた分、驚きました。あれは原作から舞台と設定、名前を拝借した全く違う作品です。
    ル=グウィンが怒ったのも納得…


    主人公が背負った運命から、美しい文体に惹き込まれ、ページを捲る手が止まりません。
    “真の名”を教えてはいけない…はここからきていたんですね。
    誰もが抱えている自分の「闇」との闘い。それは年をとっても付き纏い、向き合うことになる。
    普遍的なテーマで、子供から大人まで楽しめる作品だと思いました。
    このままシリーズ一気に読破したいです。

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    2022年01月19日
  • 影との戦い ゲド戦記1

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    久々にファンタジーにのめり込んで夢中で読んだ。
    長い旅だったが、最後の結末に、なにか自分と重ねてじわりと染み入るものを感じた。
    2巻を読むのが待ち遠しい。

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    2021年10月19日
  • 大人になるっておもしろい?

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    作者は温かく包み込んでくれるような包容力があるなと思った。読んでいてとても心が温まった。
    また、人に秘密にしていることも良いということや、1人でいることも良いと教えてくれた本でもあり、これから大人になっていく人には為になる本だと思う。

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    2021年08月05日
  • 影との戦い ゲド戦記1

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    何度目かの再読。
    にもかかわらず、忘れすぎてて普通にドキドキしながら読めた。
    以前同様、世界の均衡や、光と影など響く言葉がいくつかあったのだけど、学んだ陰陽五行思想と合致するところが今回はたくさんあり、より面白さを感じられた。さいはての地へ向かう冬至の説明は、そのまま天中殺だったし。光と影は陽と陰。一極二元論。
    自然界をありのまま、じっくりと眺めたひとに見えてくる自然界のルールというものがあり、それが陰陽五行なのかもしれない。とまさかの感想を持てた。
    文章も翻訳も素晴らしく、何度でも読み返したい小説のひとつ。

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    2021年05月10日
  • アースシーの風 ゲド戦記6

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    子どもの頃から読み続けて
    遂に大団円。感慨深い。

    読む度に発見があり、
    最終感はローク的な価値観も相対化されている。
    著者が常に現代を意識しながら
    書き続けてきたからか?

    著者も、鬼籍に入り
    もう本当に続きが書かれないのが残念

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    2021年01月11日
  • 大人になるっておもしろい?

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    ネタバレ

    怒る、議論する、自己開示しないという選択をもっと堂々としていいし我慢してはいけない。しめんどくさくなっていた大事な部分をさくっと切り込んでくれる

    大人にも刺さる。引用されている本も豊富で飽きない。

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    2020年11月14日
  • 大人になるっておもしろい?

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    思春期に読みたかったけれど、それでも今、出逢えてよかったと思う本。何箇所かポロポロと涙がこぼれてしまいました。これは手元に置いて、何度も読み返したい本。

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    2020年02月24日
  • さいはての島へ ゲド戦記3

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    どうして、ゲド戦記を読むとこんなにも心が揺さぶられるのか。生と死を真っ正面から見つめることの恐ろしさを感じて、しかし登場人物と共に、それと向き合い、「生きる」ことを選び取っていく勇気をもらえるからなのだと思う。
    生きていくことはこんなにも難しく、また恐ろしく、そして勇気のいることなのだろうと。自分たちの生きるこの世界の大きさを目の当たりにしたようでとても恐ろしいのだ。そしてそれを選び取る自由は私自身の中にあるということ。自由って恐ろしい。その上で、強く自分を生きることを選び続けること。ゲドへの敬愛と共に私もこの生を生きるのだ。

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    2020年01月11日
  • 影との戦い ゲド戦記1

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    ネタバレ

    ことばは沈黙に
    光は闇に
    生は死の中にこそあるものなれ
    飛翔するタカの
    虚空にこそ輝ける如くに
    『エアの創造』


    この言葉の意味を、最初はオジオンから、そして学院での長たち、自己顕示欲とそれに伴う失敗からゲドと共に少しずつ感じ取っていった。そしてラストシーン。それを本当に自分のものにできたような気がして、これがあれば彼のように自分の生を生きていけるような気がして、涙がでた。
    一読だけでは、あまりにもゲドの心の成長が早すぎて私の心の成長はまだ完全についていけてはいないのだと思う。しかしだからこそこの物語は私にとっての希望の光、さらには人生の師として心の中にあり続けるだろう。
    オジオンが、ゲドが好きだ。

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    2024年02月04日
  • 帰還 ゲド戦記4

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    ネタバレ

    「こわれた腕輪」のテナーとゲドが再会する話。
    あの話で二人は確かに惹かれあっていたんだな、とわかる。
    テナーが結婚したと知った時にどう思ったか?という話題で、ゲドは「がっかりした。」と答えている。テナーは魔法使いになるのをやめたことだと思ったみたいだけど、私は恋愛としてでは?と思った。
    それから、テナーが使った食器を下げない問題で息子にがっかりしたり、ロークの魔法使いが女を大賢人にすることを考えもしない辺りにイラついたり、女性から見える世界に共感してしまった。
    ゲドは魔法と冒険に夢中になれたのと対照的。

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    2019年10月18日
  • ドラゴンフライ ゲド戦記5 アースシーの五つの物語

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    ネタバレ

    ゲド戦記、アースシーを舞台にした短編集だが、これは4と6と同時進行で読むか、4、5、6と順番に読むのがいいかもしれない。
    作者がどうしてフェミニスト作家と呼ばれるのか、よくわかった。フェミニストといっても、エコロジカルフェミニストという範疇にはいるのではないだろうか。
    女をどう描くかというのは常に挑戦のようなものではないかと思う。女の描き方は画一化されていたり、変に理想的だったり、添え物のようだったり、ヒロイン、登場人物として魅力的、オリジナリティがある人物像を描くのは難しいと思う。
    しかし、ル・グウィンの描く女たちはどうだ。ファンタジーなのにリアル。等身大なのに奥底に何かとても価値があるものが秘められているような感じがする。どの女もそうだ。

    「ドラゴンフライ」のアエリアンもそうだが、女は待ち、受け入れ、導き、そして自分だけで完結することもできれば、仲間とつながることもできる。根のように大地に広がり、揺るがない。支配ではなく連帯、男とでさえもそういうことができる。男は有史以来、女の支配しか頭になかったのに。
    そういう不条理とそこからの脱出、解放を書いたのが、女の側から見たゲド戦記かなと思う。ゲドという英雄の物語ではあるものの、その英雄さえ魔法の力を失ってただのおじさんになり、力があると思われていた知の拠り所ローク学院が、実は女によって作られて女によって救われるっていうのが、象徴的である。現実の世界でままならないことをファンタジーの世界でやってのけ、かつそれが実現することを夢として描き出すというのは、まさに文学的だと思った。

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    2018年02月24日
  • 帰還 ゲド戦記4

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    ネタバレ

    3冊目のゲド戦記から16年後に発表されたゲド戦記4番目のお話。訳者の清水さんが書いているように、竜の親分カレシンに乗ってゴント島に帰ってきたゲドを迎えたのは、2巻目でゲドとともにハブナーに伝説の腕輪を持ち帰ったテナーだった。
    この巻は、そのテナーが再び主人公になり、養子に迎えたテルー、そして一切の魔法を失って普通の中年男になったゲドが脇役となる。
    3冊目までの冒険小説ぶりとは全く違う内容なのだが、まず驚くべきことは、この話の主人公が40過ぎの中年の未亡人だということだ。どこが少年少女向けの小説なのか。私は中年女だから、このテナーのぼやきやら疑問やらが手に取るようにわかるが、若い人にはたぶん全然ピンとこないと思う。

    相変わらずの対比、物事の相対化がすごい。この巻では、対比は男と女、そして知とそれ以外のもの、いわば生活のようなもの、が相対化して現れている。明らかにフェミニズム的な観点から描かれた小説である。

    女が手仕事やら様々の家事仕事、女まじない師たちが司ってきた出産や葬式などの儀式が、ここでは肯定的に、なくてはならない生活の一部として描かれている。またそれを動かしてきた女そのものへの愛も感じられる。

    知の象徴であることばは、つまりことばを操るアースシーでの魔術は誰のものであるか。男が元来占有してきたことばの世界とは、また別の世界、同じように大切で尊い世界を担っているのは誰か、というのがはっきり浮き出てきた感じだ。

    こういう対比を全体としてドラマ仕立てにして提示できるというのは、相当の力量だと思う。書くという技術もすごいし、またストーリー展開もテルーという謎の子供を登場させることで俄然面白くなる。
    テルーは、どうやら男女やら知と生活やらの対比の世界とは違うところにいるらしい、というのは最期のほうでわかるわけだが、それから5巻目に続く展開が楽しみでしょうがないという気分になって終わるところもすごい。

    それにしても、3巻までのゲドの活躍ぶりとは打って変わった、ゲドの普通の男ぶり・・・。大賢人の見る影なく、しょんぼりと生きてるところをテナーの愛に救われるというのがまたいい。これで二人は同等の人間として愛し合うことができるようになったわけだから。

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    2018年02月14日
  • 大人になるっておもしろい?

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    今までの子育て関連の本で、一番じっくり読んだ。勉強になった◎

    心に響いたことをざっと書く。

    ・怒りの感情を大切に…
    怒りの底には、自分自身を大切にし、人間としての尊厳を手放すまいとする意志とともに、相手に対する期待なり信頼感がある。

    ・子供の素直さとは…
    大人の言うことに逆らわず、疑問を持つ持たずにいること=素直さ、ならそれは危ない

    ・家族とは…
    「結婚して家庭を持ったら、毎日帰りたくなるような家庭を作るべき」なのか?人間、子供はそんなひ弱ではない。何かしら問題を抱えながらも共に生きていくのが家族

    ・尊敬する人は…
    「尊敬する人は?」と聞かれて「親だ」と答えるのではなく、今すぐ親など飛び越して、物理的であれ、精神的であれ、こんな親をこえる存在に出会ってほしい

    ・動かずにいることはダメなこと?
    活発に動くこと、他者に働きかけることが良いことと言われがちだが、黙ってじっとしている人の存在に救われる場面もある。空気が読めることが評価されるが、それにより場に緊張を生じさせ、周囲を疲れさせる。

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    2018年02月06日
  • 大人になるっておもしろい?

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    素晴らしい本です!
    「我が意を得たり!」と思ったり「なるほどねー」と唸ったり。
    今の日本の空気とか常識とかをひっくり返して、堂々と歩いて行ってほしい、若い人への応援歌。
    一人でも多くの人に読んでほしいな。

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    2016年02月12日
  • 大人になるっておもしろい?

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    うわー、久しぶりにこんないい本に出会った。内容はもちろん、文体から人柄がにじみでてくるような本。自分がこれまで考えてきたこととかを、一つひとつ言い当てられていくような感覚。いや、参りました。本とか映画も豊富に紹介してくれて、ぜんぶ読みたいし、ぜんぶ観たくなる。読んでよかった。

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    2015年10月25日
  • 大人になるっておもしろい?

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    これまでいくつも清水真砂子の文章を読んできた。その度に自分の頑ななものの見方が変わってきた。今回はKさんへの書簡という形式をとりながら、違和感と向き合い、さらにその先へ進んでいく。人間が本来個として持っている強靭さ、ワイルドネスに目覚めていく。四十代のわたしもまだまだだなあ、と感じいった、「鋭さ」が健在でした。

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    2015年05月20日