清水真砂子のレビュー一覧

  • こわれた腕環 ゲド戦記2

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    ネタバレ

    「彼女が今知り始めていたのは、自由の重さだった。自由は、それを担おうとする者にとって、実に重い荷物である。…それは、決して気楽なものではない。自由は与えられるものではなくて、選択すべきものであり、しかもその選択は、かならずしも容易なものではないのだ。坂道をのぼった先に光があることはわかっていても、重い荷を負った旅人は、ついにその坂道をのぼりきれずに終わるかもしれない。」(P.241)

    そして、翻訳された清水さんによる解説。
    「奴隷でいることの何と安気なことか。たとえ滅びにつながろうとも、闇に身を置き、狂気に身をゆだね、一時の安逸をむさぼり食らっているほうがどんなに楽か。私たちの人生は何とその

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    2025年12月25日
  • 大人になるっておもしろい?

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    感動した、大人こそ読む本。ホントに実践できてる大人こそ、本物かと。また、実践できてる人は少ないんじゃないかな

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    2025年12月19日
  • 影との戦い ゲド戦記1

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    内容 アースシーという架空の世界の物語。たぐいまれな魔法の力を持って生まれたゲドだったが、若さゆえの過ちから、恐ろしい影に追われる身となる。
    感想 ファンタジー大作というイメージから想像するような冒険活劇ではない。暗く寒々しく果てしない海を、いつどこから現れるか知れない影に追われていく、自分を知り、世界を知ろうとする物語。淡々として地味ではある。そのため若い頃は読めなかったが、40代にして夢中になって読んだ。声に出して読むと沁みる無駄のない名文(名訳)にも感心する。どなたにも、ご自分に合うタイミングで、いつか読んでいただきたい。

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    2025年12月14日
  • 影との戦い ゲド戦記1

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    言わずとしれたアーシュラ・K・ル・グィンの代表作の一つ。
    ル・グィンが没後に発表した『火明かり』を読むために、かなり久々に1作目から読み直してるのだけど、今回が一番面白く読めたかもしれない。

    アースシーと呼ばれる多島海世界で、魔法の才能を持って生まれた少年ゲド。しかし、才能故の傲慢な性格が災いして、死の影を呼び出し、放ってしまう。影はゲドを執拗に狙い、ゲドはその影から逃げ続けるが、ついに対峙することを決意する、という成長譚。

    表面的には児童向けのファンタジー作品という様相を呈しているが、読む時期によって全然印象が変わる作品。
    自分は小学生の頃に読んだときに後半になるにつれてよくわからなくな

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    2025年11月21日
  • 火明かり ゲド戦記別冊

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    もう終わってしまった。残念だけどゲドのその後と作者の想い、講談が読めてよかった。
    長い年月が経っても色褪せることないワクワク感が押し寄せてくる。
    再読しなくては。。。

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    2025年10月03日
  • 影との戦い ゲド戦記1

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    面白い!
    中高生の頃から少し気になっていたけど、大人になってようやく読み始めることが出来た。
    序盤4分の1程やきもきするかもしれないが、どうか読み進めて欲しい。そこからはハラハラドキドキ、どうなってしまうのか息を飲みながらグングン読み進められた。
    ファンタジーとしての面白さはもちろん、物語の根っこに誰かと関わることの温かさ、大事にすべきものが静かに広がっている感覚があった。
    大人になって読んでとても面白かったけど、今の小中高生にもぜひ勧めたいなぁと思う1冊だった。

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    2025年10月01日
  • 火明かり ゲド戦記別冊

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    魔法の風を帆にはらみ、海を超える“はてみ丸”。
    たったそれだけの言葉だけで、僕の心はアースシーへと舞い戻る。胸の昂ぶりが抑えられない。
    たとえそれが、炉辺の明かりに照らされて床に伏せるゲドの脳裏に浮かぶ、夢うつつの思い出だとしても。
    アーシュラ・K.ル=グインが最後にゲドの物語を遺してくれたことへの感謝を噛み締める。

    序文にてル=グインは、こう宣言する。
    “自分の思い描くアースシーを出版社のジャンル分けや批評家の決めつけにあわせることはやめました。ファンタジーは未熟な者が読むものだという考えは、成熟と想像力というものについての凝り固まった誤解から生まれたものです。主人公たちは成長しますし、若

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    2025年07月03日
  • 影との戦い ゲド戦記1

    購入済み

    ラストで感動

    脳外科の手術で入院しているとき、友人が差し入れてくれて 読みました。
    主人公の魔法使いゲドと自分が重なる部分が多く、読み応え充分でした。
    ラストは映画「ニュー・シネマパラダイス」を彷彿とさせるものでした。

    #共感する #泣ける #感動する

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    2025年04月19日
  • 影との戦い ゲド戦記1

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    世の中のものには名がある。本当の名を知られてしまうと反撃されてしまうという、バーティミアスの面白い発想はここからだと気づきました。影と戦うところは何度も読み返しました。とても面白かったです・Soybb

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    2024年08月13日
  • さいはての島へ ゲド戦記3

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    「死を拒絶することは生を拒絶することでもあるんだよ。」
    死を拒絶するクモと生きる気力を失うアースシーの人々。果たしてゲドとアレンは世界を救えるのか!?
    個人的には指輪物語やナルニア国物語よりもこちらのほうが好きです。ジブリのゲド戦記が嫌いで本を読まないのはもったいないです(´▽`)

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    2024年06月30日
  • こわれた腕環 ゲド戦記2

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    1巻でゲド中心の物語を読んでいると、中盤まで「ゲドは?」と思いながら読んでしまう。それはこの本がどういう話なのかを最初に書いていないからこそ起こるのだが、主人公や舞台は毎度変わるのだと思った方がいいのかもしれない。
    中盤、ゲドが姿を現れてから物語は一気に加速。1巻で<影>に打ち勝ったゲドが、闇を切り裂く光となって、暗黒の地下迷宮を守る大巫女アルハの奢りと傲慢、そこからくる孤独と不安を打ち払っていく。
    それでもいつまでも迷う彼女に読者はやきもきともするが、丁寧に言葉にされているので、自分の身にもあるその<影>にアルハを重ねているだろうという解説にも頷ける。
    考えないで奴隷のように暮らすこと、自由

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    2024年04月19日
  • こわれた腕環 ゲド戦記2

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    1人の少女の成長の物語として、エッセンスが凝縮されているような感じ。初期の傲慢な子供っぽさから、視野が広がって自分の立場を考え始め、好奇心のまま冒険して、大人の悪意を知って、自分の力を超えた本能的に敬うべき存在に出会う。そして迷いながらこれまでの行いを省み、新たな世界へ踏み出す。
    精神的に、こんなふうに大人になりたかったなぁ、と思う。

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    2024年03月31日
  • 影との戦い ゲド戦記1

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    それほど長い話ではないのに世界観が壮大で、描写が細かくない分、想像力の入る余地なら大きく楽しい。さすが読み継がれていくファンタジー。

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    2024年03月31日
  • こわれた腕環 ゲド戦記2

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    ネタバレ

    墓所の大巫女アルハが、ゲドをきっかけにテナーとしての人生を取り戻す物語。闇の中で安逸に暮らす事よりも、未知である外の世界で生きることを選んだ。
    ファンタジー世界の物語なんだけれど、闇からの心の解放など、現実の世界にも通じることがテーマになっていて、奪われた時間を思って泣くテナーのシーンでは、私も足を踏み出すことをおそれて、無駄な時間を過ごしていないだろうか、いつかこんな風に泣く日が来るのではないか・・と思えて、人生をの一歩を踏み出す勇気をもらえた気がする。
    そして一作目と比べて、立派な魔法使いとして心の落ち着いたゲドを見れるのもうれしい。

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    2024年02月18日
  • 大人になるっておもしろい?

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    968

    清水真砂子
    1941年、朝鮮半島に生まれる。児童文学者・翻訳家。青山学院女子短期大学名誉教授。主な著作に、『子どもの本のまなざし』(日本児童文学者協会賞受賞)、訳書にU・K・ル=グウィン『ゲド戦記』全6巻

    ただ、私が気がかりなのは、黙っていたいのに、無理をしてでも、しゃべらなくてはいけないと考える人が一〇代の人々の中にますます増えているように見えること、 内容はどうであれ、しゃべるという行為そのものを価値と考える人々が多くなっているように思われることで、こういう状況のもとでは他者の声に耳を傾けたり(小さな声はなおさら)、自分自身の内なる声に耳を澄ますことはむつかしくなってきているの

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    2023年10月23日
  • さいはての島へ ゲド戦記3

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    夏読57冊目。
    #ゲド戦記 シリーズ3作目。
    この本が、映画の大筋となっている。
    アレンは相変わらず不安げだけど、成長が楽しみ

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    2023年08月28日
  • こわれた腕環 ゲド戦記2

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    夏読56冊目。
    #ゲド戦記 シリーズ2作目。
    アチュアンの大巫女アルハとゲドとの出会い。
    迷宮を命懸けで探索するアルハたちには、ワクワクした

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    2023年08月28日
  • 影との戦い ゲド戦記1

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    夏読55冊目。
    #ゲド戦記 シリーズ1作目。
    15歳の少年ゲドが、ロークの学院で禁じられた魔法を使い、影を呼び出してしまう。
    そして影を探す旅に…
    まだまだ青臭く、初々しいゲド

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    2023年08月28日
  • アースシーの風 ゲド戦記6

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    “長く、白い帆を白鳥の翼のように膨らませて、その船、天翔丸はよろい岩を抜け、静かな夏の湾を滑るように、ゴンド港目指してやってきた。”
    清水真砂子さんによる美しい翻訳にいざなわれて、冒頭から懐かしいアースシーの世界に浸ることができる。
    しかし、帰還 -ゲド戦記最後の書-」から10年経って著された「ドラゴンフライ」と「アースシーの風」では、これまでの正義や秩序、そして世界のありように疑念の目が向けられていく。
    真の魔法使いは世俗を断って学問を修め、世界の均衡を壊さないように必要なときにだけ魔法の力を用いる。では“魔法の力”とはなんなのか?
    人は死ぬと黄泉の国に赴くのに、何故、鳥は山羊はそこにはいな

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    2023年06月03日
  • さいはての島へ ゲド戦記3

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    読み終えて、涙が溢れて来ました。
    こんな気持ちにさせてくれる本に出会えて感謝です。
    これから帰還を読みます。

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    2023年06月01日