中村明日美子のレビュー一覧

  • 薫りの継承 下

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    表紙と帯からある程度内容を察せられますが、予想していたよりずっと救いのあるお話でした。

    官能的な表現が全体を通してありますが、
    読み進むにつれ、気持ちを言葉に出来ない、してはいけない、ゆえに行っている彼らの気持ちの伝え方はなんておぼこいのだろうと感じられるようになり、不思議とふわふわとしたときめきがありました。

    生きていれば幸せと不幸せの間を行ったり来たりするものですが、幸せのてっぺんにいる時に人生を終わらせられたらハッピーエンドの映画の終わり方みたいで素敵ですね。
    ひとつの幸せを切り取って大事にしていく人がいる一方で幸せも不幸せも受け入れて生き続けていくことを選ぶ人もいて、でも、誰も自分の生き方に後悔していないのだろうなと思うとこの話は決してバッドエンドではないと思います。

    お父さんのやっていたことをなぞらえる息子くんは口には出さなくてもお父さんに憧れと愛情があったのだなあと受け取ったのですが、あの様な行動を取ったのかいまいち汲み取れていないので、もう何度か読んだら感想が変わるかもしれません。

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    2015年08月18日
  • 薫りの継承 下

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    ネタバレ

    ▼あらすじ
    禁断の愛、衝撃の終幕。
    義理の兄と弟。禁忌の秘め事。
    愛の終着点にあるのは、破滅か救済か。

    兄の目を覆い隠し、己の欲望の猛るままに体を貫いた。
    あれから何度も何度も交わっている。
    兄との道ならぬ愛は、閉塞感を極めてゆく。
    夏の盛り、竹蔵は兄夫婦と別荘で休暇を楽しむことになった。
    義理の兄である忍との関係を、露ほども疑っていない義姉から女性を紹介される。竹蔵は彼女に対してすげない態度を取ってしまい、そして……。
    その晩の出来事は、兄弟の運命を大きく変えてゆくのだった。

    義理の兄弟の禁断の愛と確執を描いた衝撃作、遂に完結。

    ***

    上下巻をセットで購入したので、続けて下巻を読みました。
    “禁断の愛、衝撃の終幕”という帯の煽り文と、作品から漂う危険な薫りにこういう結末になるであろう事は薄々予想は出来ていましたが、それでも、「ああ、やっぱりそうなるのか…」と落胆せずにはいられませんでした。

    悪い方へと加速するストーリーと深まっていく行為の濃密さに最後まで目が離せず、ドキドキしながら一気に最後まで読みましたが、ストンと落とすようなあっさりとしたラストに思考が停止してしまい、事実を確認するように何度も何度も最後の部分を読み直してようやく色々な事を考えられるようなった感じです。

    本を閉じた時なんてもう心臓がバクバクしていて、上巻を読んだ時とはまた違う、何て表現したらいいか分からない複雑な思いと興奮が入り混じってしばらく落ち着かなかったです。

    私は死ネタやメリバが苦手なので、この結末も覚悟していたとはいえ、やっぱり個人的にはかなりショックで、どうしてと思わずにはいられませんでした。
    それこそ『ダブルミンツ』のように、ずっとシリアス続きでバッドエンドを匂わせながらもラストは異国の地で…みたいな救いのある結末を少しでも期待してしまったので尚更、こういう風にしかならなかったのか、と…。

    でも、仕方無かったんだろうな、って納得してしまう自分もいて。

    私的には、忍の性格からして自殺なんだろうなと思っているのですが、それと同時にせめて事故であってほしいとも思ってます。
    明日美子先生が一体どういうつもりで描いたのか聞きたい……。

    手紙に綴られた忍の想いや最初にして最後になってしまった彼の笑顔などラストは切なくて切なくて胸が痛いぐらい締め付けられるのですが、不思議と後読感はそんなに悪くなく、それどころかもう一度最初から読み直そうと思ってしまうぐらい、もっともっとこの作品を深く知りたいとすら思いました。
    構成も話の見せ方もまるで映画のようですし、結末を知った上で1から読み直したらまた違う発見があるかもしれません。

    因みに下巻で一番印象に残ったシーンは、忍が竹蔵に目隠するシーンです。
    もしかしてリバるのかと期待しましたが、誘い受けでした(笑)
    でも、それはそれでオイシイな、と…(笑)
    幾ら体を交えようとも決して愛を口にしない二人の微妙な距離感や汗だく汁だくになって交わる姿の艶かしさに読みながらどれだけドキドキした事か…。

    あと、終盤に出て来るホームレスらしき眼帯の老人は一体何者なのかと疑問に思っていたのですが、後から上巻に出て来る眼帯の男だと気が付いて地味に衝撃を受けました…(笑)
    あんなに身なりの整った紳士だったのに彼の身に一体何が起こったのか…。

    色々と謎が多く、内容が内容なだけにおそらく読み手を選ぶ作品だとは思いますが、個人的には買って良かったと思える内容で満足です。
    正直、同級生シリーズのような明るいものよりも、こういうダークなお話の方が私は好みです。それでも、死ネタやバッドエンドは遠慮したいですが…(笑)

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    2020年03月12日
  • 薫りの継承 上

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    さすがです明日美子先生……
    要くんのショタ期がサイコーに好みなんだけどもうショタの頃は出てこないかな……

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    2015年08月15日
  • 妖奇庵夜話 空蝉の少年

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    ネタバレ

    シリーズ第2弾!

    前作で妖人として生きることを決意をした伊織。今回頼まれた仕事は、≪件≫(くだん)を名乗る占い師の真贋を見分けること。その矢先に本物の≪件≫である占い師が殺される。
    殺された≪件≫の丸山綾子、その娘の占いゴスロリ少女の咲耶、マメが出会った謎の少年テル、新しく妖琦庵の「家族」となったにゃあさん。
    一つの事件をきっかけに、青目が最悪の事態への手引きをもくろむ…

    やるせない気持ちになりました。

    一見気難しい性格に見える伊織。実は想いやりが深く優しさに溢れているのだなぁと感じました。
    相変わらず脇坂くんには手厳しいけれど(笑)

    話の中心は憎しみと苦しさでつぶされそうになっているテルではあるのですが…
    「家族」のように生活を営んでいる伊織、夷、マメの絆も描かれておりほっこりしました。

    テルはマメに出会えて本当に良かったと思います。とても悲しく辛い思いを抱えていたけれど、これからは幸せに楽しく生きてほしいなと思います。
    咲耶はこれからいろいろと反省するべき!ですが…

    こどものような純粋な心を持ち、優しく気遣いのできる青年のマメは本当にオアシス!

    そして洗足家で振舞われるごはんや和菓子、脇坂くんの手土産。すっごくおいしそう…!

    今回明らかになった青目の妖人属性、≪悪鬼≫。
    かなり不穏な存在で、これから伊織にどう絡んでいくのか、恐ろしく思うのですが早く次が読みたいです!

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    2015年06月22日
  • 【電子限定版】ルームメイト

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    スポーツマン万能なジョシュと文系のアダム。対極な二人が仲良く?なるきっか
    けがアダルト写真ってところが
    海外ぽいなと思いました。しかもSM。海外はBDSMが好きなのですね。潜在的欲求
    なのかしら、と思うくらい
    支配者と被支配者って役割を決めたがるところが海外作品って感じで、でもそこ
    が個人的にはとても楽しめました。
    全体的にセックスシーンで進んでいくお話ですが、ふたりが一緒に宿題をしたり
    コーヒーを差し入れしたりするところに
    癒されますし、そういうささやかなところに二人の関係の進展が見られてほっこ
    りします。物語の最後に、
    アダムがゲイであることがばれてしまい、ジョジュの友人にいろいろ言われてい
    るところをかばうジョジュが良かったです。

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    2015年01月17日
  • Jの総て(1)

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    ネタバレ

    ビアズリーのような優美で不穏な線。周縁の人々と「ふつうの人々」の醜さ、恐ろしさ。1950-60年代という時代。それが三巻に全部詰まってる。すごいマンガ。一巻が安かったので買ってみて、すぐに続きを買い、全部読んでしまった。

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    2015年01月15日
  • 【電子限定版】ルームメイト

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    凄い好みだった。
    丁寧でリアルなSMへの目覚め。それを試しながら心が近づく二人。
    訳はちょっと分かりづらい所もあったけど、それを超える本編の好みでした。
    もっと海外BL読みたいです。

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    2014年12月17日
  • ウツボラ 1巻

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    絵が気に入って一目惚れしてしまい、購入しました。
    そんなにエロの要素はなくただ謎に包まれるような内容です。
    何回も読み返して行くうちにこうだったのか、と理解できました。

    ヤンデレ、というか、ホラーに近いですね。
    2巻までしかありませんが、内容は濃くて面白いと思いました。

    ただ、好き嫌いが別れると思うので、色々はレビューや感想などを読んでから購入を考えた方がいいと思います。

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    2014年12月08日
  • 先生のおとりよせ

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    漫画家と小説家、二人の男によるおとりよせを巡る物語がマンガと小説、リレー形式で綴られます。取り上げられている食べ物は全て実在するもの。これが美味しそうで!読みながらこいつは注文しよう…と思うものがいくつか。普通のおとりよせ特集雑誌などよりも買いたくなっちゃうのはやはりストーリー仕立てで感情移入しやすいからか。そして話もおもしろい!揺るぎなき乳への情熱とか、読みながらブブッと笑ってしまった。

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    2014年10月10日
  • ダブルミンツ

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    明日美子センセはやっぱ同級生・卒業生が好きなんだけど、その次に好きかな。
    表題作はなかなかハードな話。それよりも短編の「温室の果実」が好きすぎる。政治家の秘書の話。

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    2014年09月10日
  • 先生のおとりよせ

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    ネタバレ

    試し読みが1話目だったんですが、それが面白くて即購入。

    キャラクター含めお話が面白くて。ストーリーの中に毎回お取り寄せグルメがあって、食べてる姿とか彼らの感想・表情見るだけで「めっちゃ食べたい…」ってなります。夜中に見るのはよした方がいい本だと思います。おなかすきます。あとおやつタイムに見ると思わずポチってしまうと思います…。
    自分もたまに某市場とかで買って食べるので、お取り寄せが楽しいのもわかるので、見ていて楽しい本でした。実際にお取り寄せ出来る物ということで、今度どれかしら頼んでみたいです。

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    2014年07月19日
  • 同級生

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    中村明日美子さんの漫画は何冊か読んでいますが、癖のなく素直でかわいい漫画でした!こんなにピュアな恋愛もの久々に読んだ気がします。

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    2014年07月12日
  • O.B.2

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    それぞれの日常がこれからも穏やかに続いていく予感をさせてくれて、安心すると同時に終わってしまうのがさみしい

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    2014年05月22日
  • 妖奇庵夜話 空蝉の少年

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    1巻に続いて「人」を書いたミステリー。

    キャラの立て方の相対が見事で、それが何より印象に残りました。

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    2014年04月26日
  • O.B.2

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    購入

    「同級生」シリーズの後日談?詰め合わせ、その2

    こちらは主人公コンビに加え、有坂先生やハラセンと空の話などが載っている。

    原先生がぐっと可愛らしくなってしまったのは空くんのせいなのだろうか。
    佐条クンがプロポーズするあたりがとてもキュンキュンした。

    迷いや揺れが多かった高校時代と比べて、(たった3日間の描写とはいえ)主人公2人の互いに対する想いが溢れているのが凄く感じられる2冊だった。
    甘いというか幸せ全開というか。
    これで完結なのは寂しいけれど、きっとそれぞれ幸せになるんだろう。

    個人的には谷クンにも会いたかったですが。

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    2014年02月25日
  • O.B.1

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    購入

    「同級生」シリーズの後日談?詰め合わせ。
    こちらは主人公コンビに加え、コマっちゃんや有坂先生のお話しが載っている。

    佐条クンが自分たちの恋愛を変に隠さないあたりに、想いの強さが見えた気がする。

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    2014年02月25日
  • O.B.1

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    ネタバレ

    みつめあったり、手をつないだり、抱きしめたり、あまり多くの言葉は交わさないけれど、相手に向けるちょっとした視線だったり、言わないで飲みこんだ言葉だったり、そのすべてが愛しくて、なんだか少し泣きたくなる。自分のすぐ身近にいる誰かを見ているようなどこかなつかしい気持ち。
    またいつかこの子達に会いたい。最近どうしているのかな…とか親戚のおばさんみたいな気持ちで。

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    2014年02月20日
  • O.B.2

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    「OB (1)」のレビューにまとめて書きましたが、登場人物それぞれにいろいろな幸せの形があって…心がほっこりします☆
    とくに草壁と佐条の日常には胸キュンがいっぱい!!(*^ ^*)
    恋愛っていいなぁと思わせてくれたバイブル的シリーズこれにて完結♪♪♪

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    2014年05月27日
  • O.B.1

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    1.「同級生」で淡い恋心に胸キュンする。(BLに出戻ってしまうわたし。)
    2.「卒業生(冬)」で草壁&佐条の関係は強くなり3.「卒業生(春)」で涙と幸せがこみ上げるハッピーエンド!!
    4.「卒業アルバム」であま〜い二人の思い出とその後の明るい未来を反芻しながら
    5.「空と原」で、永遠の当て馬・ハラセンの幸せをひたすら祈る。
    そして「OB」
    佐条の大学生活や草壁との遠距離LOVEを覗き見し、コマっちゃんの過去、有坂先生&佐野、ハラセン&ソラノのその後がここで読めるというぜいたくな満足感は、お腹い〜っぱいになります!!

    ラブラブカポーから幸せのおすそわけを頂きましたよ ヾ(@⌒ー⌒@)ノ

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    2014年05月27日
  • O.B.2

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    おおおおおおおおおおお…ハラセン…ハラセン…
    こんな立派な筐体をいただいたのに空と原はどこいったんじゃ…あと特典?のしおりとかはランダムなの?空と原コンビだったのは運命なの?そうなの?そうなのね??

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    2014年02月19日