宮澤伊織のレビュー一覧
-
ネタバレ 購入済み
面白かった!
アニメを見てから原作小説を読み追い続けてましたが、ついに完結………という訳ではなく、ひとつの物語が終わったって感じでした。次巻が凄く楽しみです!
-
購入済み
短いけど面白かったよ。
ただ惜しむらくは迷宮キングダムってT-RPGのコミカライズだって事がどうもあまり宣伝されてないっぽい事と
(だから同名だったのに読み始めるまで半信半疑だった)恐らく3巻出る前時点で数字が悪くて
4巻で終わるから頑張って締めてねって担当さんから言われただろうなという感じの終わり方が…。
どう考えても王国に巣くう魔神→そのまま天使+悪魔の激戦2連やるとかペース配分がおかしいんですよね。
この作品を知ったタイミングと公式からのフォローが手厚かったらもうちょっと続いていたのではないかという
残念な所はありますが比較的綺麗にまとめてあるので読後感は悪くないです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ今巻は、空魚と鳥子の関係が一歩先に進む話といった印象を受けました。副題の「共犯者の終わり」という言葉が示す通り、空魚と鳥子の〝共犯者〟という関係から脱却する話でした。
空魚は自分の事も関心が無く、鳥子への想いや感情も散々悩んで迷わないと結論が出せないのですが、それでもきちんと鳥子への答えを出そうと真剣に向き合っていて好感がもてました。最終的に2人の関係が恋人でも共犯者でもない、2人だけの特別な関係へと落ち着いて良かったです。
また、今巻に新たに登場したDS研所属の辻さんによって裏世界について別の視点が与えられた巻でもあると思います。裏世界が異界的な場所というだけではなく、向こう側の存在 -
ネタバレ 購入済み
空魚と鳥子の関係を表す言葉とは
深淵を覗く鵼は何を見て、何に晒されるのか、フロンティアは何処まで広がるのか、次巻以降に期待してしまいました。
共犯者という言葉で表現されてきた友人とも家族とも恋人とも異なる関係性で続いてきた空魚と鳥子の繋がり、本巻で遂に終りを迎える事になるのはサブタイトルからも明白ですが、新しい関係性はどうなるのか。
鳥子の言った共犯者という表現に、誰よりも親密な関係性を感じそれを崩したくない空魚、その先の関係性の発展を求めたい鳥子、求め合う関係性の向かう方向は似ていても言葉にすると解釈の相違から距離感を掴めなくなる二人。
UBLへのインターフェース以前に、二人の間のインターフェースを如何に摺り合わせるのか -
ネタバレ 購入済み
ついに
サブタイトルから、空魚と鳥子の関係性に言及された話だとは思っていたけど、想像以上に深く考えられていた。裏世界の影響でおかしな言動してるのやっぱり読んでて怖いな。そこが面白いんだけど
-
Posted by ブクログ
SF短編アンソロジー
今回が最後のGenesis、以後は紙魚の手帖に移行するそうです
海外作品ばかり読み耽っていた時期に、日本SFを読みたいと創刊号を手に取りました
以来ここで何人もの推し作家様と出会い、珠玉の作品の数々を拝読いたしております
自分の人生の一部であるこのアンソロジーが終了するのは少し寂しい気持ちです
深く感謝申し上げます
『風になるにはまだ』
第13回創元SF短編賞受賞作品
肉体を持たない“情報”として生きている女性が、現実の身体を1日借りるお話です
情報化の女性視点で久しぶりに生身を持った感覚は、まるで自分が体現しているように冴え、没入します
是非皆さま体感なさって下 -
Posted by ブクログ
ネタバレネットロアでも屈指のヤバさを誇る〝コトリバコ〟、空魚以外には見えず直接破壊する事も出来ないと厄介さが極まっていてハラハラしました。
〝コトリバコ〟を解体していく過程で寄木細工が段々と体積を増していくのは、小説版でも読んではいましたが、コミックとして絵になると異常さが際立っていて、かつ神秘的な雰囲気もあり目が離せませんでした。
また、閏間皐月の研究ノートを紙越空魚が口に出す描写が、見開きを丸々使っていてその異常さにスッと背筋が凍る様な気になりました。
〝コトリバコ〟の中、絶体絶命となった紙越空魚と仁科鳥子がどうなるのか、次巻を楽しみにしています。 -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ第5弾!
今作はラブホ女子会から!
女の子5人でラブホへ行って、やはりそこでも不可思議現象
獅子舞もどきが現れて、無意識裸で踊ってしまう
怖い云々よりも、覚醒した後の羞恥心が大変そう…
あと、ラブホ女子会色々食べててちょっと楽しそうに…思ったり笑
続いてが、中間領域と言うなの鏡の世界へ
つんつんな鳥子ちゃんに翻弄される空魚ちゃん
そんな中空魚ちゃんだけ中間領域へ〜
表世界との繋がりは、窓越し、そして鏡越しに映る鳥子ちゃん
そして不思議源現象を通して鳥子ちゃんから見た空魚ちゃん自身を知る
人から見た自分自身ってだいぶ恥ずかしい気がする
続いては不思議なお家、マヨイガ
突如現れた立派 -
Posted by ブクログ
ネタバレ今まで存在が仄めかされてきた、というより存在感を主張し続けてきた閏間冴月が漸く本格的に関わってきました。
実際、出てきたら紙越空魚ですらクラッとくる様な人たらしだったり、仁科鳥子の左手では触れるのに紙越空魚の右目では見えなかったりと、かなりの難敵で流石としか言い表せませんでした。
そんな閏間冴月に対峙する方法が葬儀というのは意外性がありました。けれども、裏世界で相手が人では無くなってはいましたが、故人への思いを全て吐き出して決別するのが葬儀だと考えれば強ち間違ってはいなかったのだと思います。
仁科鳥子や小桜さんにとっても、故人との別れを済ませるよい機会となったのではないでしょうか。