宮澤伊織のレビュー一覧
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ネタバレネットロアでも屈指のヤバさを誇る〝コトリバコ〟、空魚以外には見えず直接破壊する事も出来ないと厄介さが極まっていてハラハラしました。
〝コトリバコ〟を解体していく過程で寄木細工が段々と体積を増していくのは、小説版でも読んではいましたが、コミックとして絵になると異常さが際立っていて、かつ神秘的な雰囲気もあり目が離せませんでした。
また、閏間皐月の研究ノートを紙越空魚が口に出す描写が、見開きを丸々使っていてその異常さにスッと背筋が凍る様な気になりました。
〝コトリバコ〟の中、絶体絶命となった紙越空魚と仁科鳥子がどうなるのか、次巻を楽しみにしています。 -
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ネタバレシリーズ第5弾!
今作はラブホ女子会から!
女の子5人でラブホへ行って、やはりそこでも不可思議現象
獅子舞もどきが現れて、無意識裸で踊ってしまう
怖い云々よりも、覚醒した後の羞恥心が大変そう…
あと、ラブホ女子会色々食べててちょっと楽しそうに…思ったり笑
続いてが、中間領域と言うなの鏡の世界へ
つんつんな鳥子ちゃんに翻弄される空魚ちゃん
そんな中空魚ちゃんだけ中間領域へ〜
表世界との繋がりは、窓越し、そして鏡越しに映る鳥子ちゃん
そして不思議源現象を通して鳥子ちゃんから見た空魚ちゃん自身を知る
人から見た自分自身ってだいぶ恥ずかしい気がする
続いては不思議なお家、マヨイガ
突如現れた立派 -
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ネタバレ今まで存在が仄めかされてきた、というより存在感を主張し続けてきた閏間冴月が漸く本格的に関わってきました。
実際、出てきたら紙越空魚ですらクラッとくる様な人たらしだったり、仁科鳥子の左手では触れるのに紙越空魚の右目では見えなかったりと、かなりの難敵で流石としか言い表せませんでした。
そんな閏間冴月に対峙する方法が葬儀というのは意外性がありました。けれども、裏世界で相手が人では無くなってはいましたが、故人への思いを全て吐き出して決別するのが葬儀だと考えれば強ち間違ってはいなかったのだと思います。
仁科鳥子や小桜さんにとっても、故人との別れを済ませるよい機会となったのではないでしょうか。
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ネタバレ開幕から空魚の記憶喪失から始まり、瀬戸茜理を巻き込みつつTさんへ対峙していくという、普段とは違った長編となってました。
今巻は怖さが薄めで裏世界へもあまり行かず、瀬戸茜理や小桜さんも出てきてと、此方側の世界に寄った話の様に感じました。また、空魚が鳥子との事や、後輩の瀬戸茜理の事などへ意識を向けている巻でもあったのだと思います。
前巻で拾った?女の子もチラチラと出て来たり、潤巳るな様と交流したりと、段々と空魚が関わる人間が増えてきて、鳥子と2人だけではいられなくなってきている感じが見られ、空魚が今後、どう他の人間と関わっていくのか楽しみにしています。 -
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5巻はバリエーション豊かな短編集、6巻は番外編といった趣があって、更に前者は鳥子の気持ちに段々自覚的になる空魚、後者はそれゆえにちゃんと向き合おうと努力しようとする姿が描かれていたが、いずれも若干大きな跳躍へのステップのような感じがしていた。その待ちに待った跳躍が、今巻だろう。これまでばら巻いていた種が一気に結実するような爽快感と、一歩踏み込んだ空魚と鳥子の関係性。またその関係性も、新しい局面に突入こそするものの、一気に進め過ぎないのがもどかしくもあり、一方で素晴らしい点でもある。こっちは入り組んだ感情を解きほぐして、互いに一緒にいるためにはどうすればいいかを整理する過程が見たくて百合読んで
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ネタバレシリーズ第3弾!
ファイル9では本当にピクニックみたいにお弁当を持ってのんびり……出来るわけないですね笑
お弁当食べてまったりしていたらあっという間に日が暮れて、怖い怖い闇の世界へ
乗り物も無くなってたり、そしてやっぱり襲われて
ファイル10は現実世界!
カラテカ少女とそのお友達からの相談事
歯が…歯が抜けて…!?
何も知らないで怪異に出会って歯が取られたら怖くて私ならトラウマもの
ファイル11は宗教と閏間冴月と裏世界と…
冴月さんのことが見えてることを鳥子ちゃんきバレてしまい、これは焦るヤツ
目ん玉潰されちゃったり冴月さんを妄信的に愛する子を顔面崩壊させちゃうし、この巻の中では1番怖くて -
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前巻に引き続き、単体のエピソードを1巻通して描いている。
と同時に、これまでのエピソードを貫く大串だった部分に決着をつける巻でもある。
葬儀というモチーフも、そこで起きる出来事もしっかりと恐怖を感じられるものでありながら、積み上げてきた裏世界という存在が認識や感覚の概念から成り立っているという設定をしっかりと活かしており、面白かった。
しかし同時に、大きくストーリーをドライブさせていた要素に区切りがついたということでもあり、次巻以降どう広がるのか、あるいは畳んでいくのかが気になるところ。
あとがきに記載されていた汀のモデルは、あまり意識していなかったが言われればなるほどと思う人選だった。 -
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書店の売り上げランキングの類いにはラノベに属される本シリーズですが、ハヤカワから出ていることもあってか、ラノベっぽさなどはほぼ感じられず、この7巻では特に比喩の表現がとても豊かで、月の葬送という耽美なタイトルに相応しいシリーズの中では屈指の美しい作品だったと思いました。それでいて空魚の戦国時代の人ぶりや小桜のセリフや説教のキレももちろん健在でとても楽しめた一冊になりました。ラストの空魚と鳥子はSFでも百合でもなくもう紛れもなく純文学でしょ、現代版ハヤカワ版花物語!しかし全くいい意味で次巻からの展開が全く想像つかない…こういう読後の感情を久しぶりに思い出しました。余談ですが書店特典のポストカード
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本気で面白かったよ!!と誰かに言いたい。
小6姪っ子が待っているのでクリスマスプレゼントとともにまわします。
空魚が人間味出てきてるのも良かったし、空魚の大学生活がまず善きものですね。
ゼミでテーマについて話す空魚は現実世界にまだ未練はあって、裏世界に消えていくことはないねんなーって今回の7巻でちゃんとわかった気がした。空魚の探しているもの求めているものをたぶん閏間冴月は同じように手にしたかったし、自分は平気だと裏世界に挑んでのみこまれたんだとワタシは思った。結局冴月は鳥子や小桜を利用して裏世界に行くことだけを選んで空魚はそうじゃなくて全部を引き受けることにしたから、現象となった冴月に引導を渡 -
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ネタバレ一巻から六巻はぜんぶ七巻のためだったと思うくらいに、今まで読んできてよかったくらいに面白かった。
これまで語られてきた怪談の文法やフレームというものに文字通りの中間報告がされていて興奮したし、牛の首やこっくりさんの攻略方法もすごく楽しかった。
そのあたりはもともとこのシリーズで一番買っていた部分で、今回はさらに、ある意味信用できない語り手、過酷な人生を単独で生き抜いてきて、一人称の視界に歪みやぼやけを持っている主人公だと一巻で明かされていた空魚の、周囲の人間への・からの解像度がじりじり上がっていま閾値を超えた感があるのが、これまでになく明確になっている気がして感慨深かった。
既刊分に好きな -
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ネタバレ葬儀式場はこちらになります、な7巻である。
あらすじでも明示されているが、この巻はここまでの物語に大きな一区切りを置く一巻であり、6巻同様に一巻を通じて描かれる中編となっている。
章立ては以下の通りだが、これ自体にはあまり意味はないかもしれない。(少なくとも連作短編形式ではない)
ファイル21 怪異に関する中間発表
ファイル22 トイレット・ペーパームーン
ファイル23 月の葬送
誰の葬儀であるかは一応この感想では伏せるが、あらすじにも明記されているので特に意味のない配慮だろう。
表紙に登場した彼女は、物語上でもきちんとした形で登場している。
そのおぞましい存在感は読者に