宮澤伊織のレビュー一覧

  • 裏世界ピクニック8 共犯者の終り

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    ネタバレ

    【私を好きなあの子が怖い】そんな帯の惹句と意味深な副題にゾクゾクする。閏間冴月を”葬送”ったことで、いよいよ鳥子の想いに真正面から向き合うことになった空魚の姿を中心に描く今回。この世で最も親密な関係であるはずの「共犯者」の終わりとは別離なのか、それともさらに進んだ関係になることなのか。空魚が出した答えに震えました。

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    2023年01月30日
  • 裏世界ピクニック8 共犯者の終り

    ネタバレ 購入済み

    ついに

    サブタイトルから、空魚と鳥子の関係性に言及された話だとは思っていたけど、想像以上に深く考えられていた。裏世界の影響でおかしな言動してるのやっぱり読んでて怖いな。そこが面白いんだけど

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    2023年01月30日
  • Genesis この光が落ちないように

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    SF短編アンソロジー

    今回が最後のGenesis、以後は紙魚の手帖に移行するそうです
    海外作品ばかり読み耽っていた時期に、日本SFを読みたいと創刊号を手に取りました
    以来ここで何人もの推し作家様と出会い、珠玉の作品の数々を拝読いたしております
    自分の人生の一部であるこのアンソロジーが終了するのは少し寂しい気持ちです
    深く感謝申し上げます


    『風になるにはまだ』
    第13回創元SF短編賞受賞作品

    肉体を持たない“情報”として生きている女性が、現実の身体を1日借りるお話です
    情報化の女性視点で久しぶりに生身を持った感覚は、まるで自分が体現しているように冴え、没入します
    是非皆さま体感なさって下さい
    タイトルの意味を知ったとき、切なさが込み上げました…新感覚の近未来SF


    『応信せよ尊勝寺』
    宇宙の森羅万象、物理ならぬ“佛理”により成り立ち、このエネルギーを超能力者の如く操る五百羅漢たちを描く未来SFスペースオペラ長編の序章
    佛(ほとけ)の道に沿った独特な名称やアイテムに、背筋がゾクゾクするような期待感がとまりません(こういうのを待ってた)
    長編が楽しみです!


    『さよならも言えない』
    地球から他星系へ植民し遥かなる時が過ぎ、環境に適した進化を辿った人類を描いた未来SF
    外見、思想が大きく隔たった人間の社会を円滑に運営するため導入された“スコア”とは…?
    真実を知った主人公のとった行動は、現実社会と重なって見え、やるせない
    空木先生の世界観に魅了される作品です


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    2022年12月03日
  • 裏世界ピクニック3 ヤマノケハイ

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    ネタバレ

    小桜邸の玄関先をゲートとして、空魚と鳥子はAP-1に乗っていよいよ裏世界『ピクニック』へと出発。順風満帆に見える探索だが『ヤマノケ』の襲来によって一変する。辛くも退け表世界に戻った空魚たちを待っていたのは、茜理が持ち込んだ裏世界案件。”サンヌキカノ”にまつわるこの案件には、”潤巳るな”を中心としたカルト集団が関わっていることがわかり…。表世界に出てくる裏世界案件の全てに閏間冴月が関わっているようで、一体何者なのかが気になります。聴いた・読んだだけで呪われるとか、怖いもの見たさでつい…。で、恐怖して後悔。

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    2022年11月13日
  • 裏世界ピクニック2 果ての浜辺のリゾートナイト

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    ネタバレ

    前回きさらぎ駅で別れることになった在日米軍兵たちを助けるため、空魚と鳥子は再び『裏世界』を訪れる。そこで遭遇した姦姦蛇螺を退け、何とか脱出した先は沖縄。休養のためリゾート気分で浮かれる2人だったが、そこでも裏世界へと誘われ…。空手家の後輩・瀬戸茜理を新たに加え、現実世界に忍びよる裏世界と対峙することになる今回。裏世界と接触したものたちの末路も明らかになり、いよいよ恐怖しかない。そんな命がけの体験を通して近づく空魚と鳥子の関係がなかなか良い。『百合もの』っぽくなってきました。コトリバコめちゃくちゃ怖い。

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    2022年11月13日
  • 裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル

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    ネタバレ

    実話怪談や都市伝説がが好きな女子大生・紙越空魚と、大切な人を探している金髪美少女・仁科鳥子が、『裏世界』と称する現実世界と隣り合わせな世界を冒険するお話し。怪異は日常のすぐそば潜んでいることが明らかに…。『くねくね』『八尺様』『きさらぎ駅』『時空のおっさん』を中心にした4つのエピソードからなりますが、これが怖い。三人組の中年女性とか、恐怖しかないわ…。だが、それが良い。魅力的なホラー&サバイバルエンターテインメントでした。

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    2022年11月13日
  • 裏世界ピクニック 9巻

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    ネタバレ

     今回は時間が急に夜になったり違う場所に出たりと、〈相〉が変わる回転展望台の話。いきなり外の様子が夜になっていたり、森が深くなっていたりと不安を煽られドキドキしました。更には空魚の身体がヤマノケに乗っ取られてしまい、〈裏世界〉が油断ならないと改めて認識させられました。

     無事、表世界に出れたと思ったら、〈裏世界〉にいる間中、閏間皐月に付き纏われていた事が明かされ、また驚かされました。時空のおっさんやコトリバコの件から閏間皐月に目をつけられてしまった様で不安に苛まれますが、鳥子を攫われない様、空魚には頑張ってほしいと思います。

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    2022年11月07日
  • 裏世界ピクニック 7 月の葬送

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    閏間冴月。
    鳥子の探してる人であり、小桜の友人であり、茜理の家庭教師であり、るなの崇拝する人。それが現実世界で空魚に接触してくるようになったため祓う事を決意する。しかし、既に裏世界の一部である冴月を祓うにはどうすれば良いのか?空魚は葬式をする事を提案して。
    面白い。会話やテンポが良く楽しく読める。ネットロアを文化人類学と絡めてるのは興味深い。
    この後の展開がどうするのかわからないが、まだ読みたい。

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    2022年07月14日
  • 裏世界ピクニック 7 月の葬送

    購入済み

    シリーズ最高の出来

    ついに7巻まで来ました
    この巻では空魚と鳥子の関係がまた一つ進みます
    この作品は所謂百合ものですが友達の延長線、友情と恋の曖昧で繊細な部分が丁寧に描かれてるので百合が苦手な人でも大丈夫かと
    さて、今回はついに大きく物語が動きます
    これもしかしてそろそろ終わるのかな…と不安になりつつもまだいくつか伏線も残っているのでわかりませんが、今まで読んできた巻の中で1番物語が動いた内容かと

    #怖い #ドキドキハラハラ #切ない

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    2022年06月09日
  • 裏世界ピクニック 8巻

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    ネタバレ

     ネットロアでも屈指のヤバさを誇る〝コトリバコ〟、空魚以外には見えず直接破壊する事も出来ないと厄介さが極まっていてハラハラしました。

     〝コトリバコ〟を解体していく過程で寄木細工が段々と体積を増していくのは、小説版でも読んではいましたが、コミックとして絵になると異常さが際立っていて、かつ神秘的な雰囲気もあり目が離せませんでした。
     また、閏間皐月の研究ノートを紙越空魚が口に出す描写が、見開きを丸々使っていてその異常さにスッと背筋が凍る様な気になりました。

     〝コトリバコ〟の中、絶体絶命となった紙越空魚と仁科鳥子がどうなるのか、次巻を楽しみにしています。

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    2022年06月01日
  • 裏世界ピクニック6 Tは寺生まれのT

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    シリーズ第6弾!
    今作はTは寺生まれのTの1本構成の、シリーズ初長編

    Tさん日常生活に紛れ込んでたり、初っ端空魚ちゃんの記憶が無くなってたり…Tさん怖っ
    名前が分からない寺生まれのTさん…「破ぁ!!」の破壊力が凄すぎる笑
    良い人なのか…裏世界らしくやばい人なのか………
    悩ましいタイプの怪談
    怖すぎないゾワゾワ感で面白い
    そして裏世界で出会った少女
    一体何者なのだろうか、7巻をこれから読むのが楽しみ

    実際はどんなネット怪談なのかなーって調べてみるとTさんは結構面白く描かれてて、人気な人なのかなぁと思ったり

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    2022年05月04日
  • 裏世界ピクニック5 八尺様リバイバル

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    ネタバレ

    シリーズ第5弾!

    今作はラブホ女子会から!
    女の子5人でラブホへ行って、やはりそこでも不可思議現象
    獅子舞もどきが現れて、無意識裸で踊ってしまう
    怖い云々よりも、覚醒した後の羞恥心が大変そう…
    あと、ラブホ女子会色々食べててちょっと楽しそうに…思ったり笑

    続いてが、中間領域と言うなの鏡の世界へ
    つんつんな鳥子ちゃんに翻弄される空魚ちゃん
    そんな中空魚ちゃんだけ中間領域へ〜
    表世界との繋がりは、窓越し、そして鏡越しに映る鳥子ちゃん
    そして不思議源現象を通して鳥子ちゃんから見た空魚ちゃん自身を知る
    人から見た自分自身ってだいぶ恥ずかしい気がする

    続いては不思議なお家、マヨイガ
    突如現れた立派な家は、めちゃくちゃ豪華
    そこに住む婦人と犬
    普通に良いな、この家…って思ってしまう怖い怖い
    恐怖の合間のホンワカな時間の物語

    最後は初期に出会った八尺様
    初期よりもボロボロで、ボロボロだからこそ絶対見た目は恐ろしいだろう
    過去に出会った男性と、その奥様を名乗る女性
    女性は本物か、それとも偽物か……
    そして裏世界で出会った少女は次の巻で出るだろうか?楽しみ〜!

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    2022年04月27日
  • 裏世界ピクニック4 裏世界夜行

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    ネタバレ

    シリーズ第4弾!

    前巻で前撃退した信仰者達の拠点を占領
    ファイル12は撃退後の拠点を確認しに…
    2体の第4種…怖い!無事に退治はしたものの
    でも占領先は裏世界へ通ずる道が幾つかあって、今後とても便利に使えそうな感じ
    ただ、私なら絶対に訪れたくないような物々しい雰囲気

    ファイル14の温泉へ行くのが今作の中では1番好き!
    気がついたら人がマネキンになってるとか想像だけでも怖い…

    そして今回、百合度が加速しまくり!
    恐怖へのハラハラと、ふたりの関係性のドキドキを味わえる
    キスまでしちゃうとは、ほんと進展しまくり

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    2022年04月26日
  • 裏世界ピクニック 7 月の葬送

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    ネタバレ

     今まで存在が仄めかされてきた、というより存在感を主張し続けてきた閏間冴月が漸く本格的に関わってきました。
     実際、出てきたら紙越空魚ですらクラッとくる様な人たらしだったり、仁科鳥子の左手では触れるのに紙越空魚の右目では見えなかったりと、かなりの難敵で流石としか言い表せませんでした。

     そんな閏間冴月に対峙する方法が葬儀というのは意外性がありました。けれども、裏世界で相手が人では無くなってはいましたが、故人への思いを全て吐き出して決別するのが葬儀だと考えれば強ち間違ってはいなかったのだと思います。
     仁科鳥子や小桜さんにとっても、故人との別れを済ませるよい機会となったのではないでしょうか。

     また、潤巳るな様が母親の死や自身の行いに思うところがありそうで、今後どう関わってくるのか気になっています。



     大宮での一件や、前々巻の鏡の件で過去の2人との関わりが増えてますし、次巻はそろそろドッペルゲンガーと対峙する事になるのでしょうか。

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    2022年04月12日
  • 裏世界ピクニック6 Tは寺生まれのT

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    ネタバレ

     開幕から空魚の記憶喪失から始まり、瀬戸茜理を巻き込みつつTさんへ対峙していくという、普段とは違った長編となってました。
     今巻は怖さが薄めで裏世界へもあまり行かず、瀬戸茜理や小桜さんも出てきてと、此方側の世界に寄った話の様に感じました。また、空魚が鳥子との事や、後輩の瀬戸茜理の事などへ意識を向けている巻でもあったのだと思います。

     前巻で拾った?女の子もチラチラと出て来たり、潤巳るな様と交流したりと、段々と空魚が関わる人間が増えてきて、鳥子と2人だけではいられなくなってきている感じが見られ、空魚が今後、どう他の人間と関わっていくのか楽しみにしています。

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    2022年04月08日
  • 裏世界ピクニック 7 月の葬送

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     5巻はバリエーション豊かな短編集、6巻は番外編といった趣があって、更に前者は鳥子の気持ちに段々自覚的になる空魚、後者はそれゆえにちゃんと向き合おうと努力しようとする姿が描かれていたが、いずれも若干大きな跳躍へのステップのような感じがしていた。その待ちに待った跳躍が、今巻だろう。これまでばら巻いていた種が一気に結実するような爽快感と、一歩踏み込んだ空魚と鳥子の関係性。またその関係性も、新しい局面に突入こそするものの、一気に進め過ぎないのがもどかしくもあり、一方で素晴らしい点でもある。こっちは入り組んだ感情を解きほぐして、互いに一緒にいるためにはどうすればいいかを整理する過程が見たくて百合読んでんだ、これくらい丁寧にやってくれなくっちゃ。
     ホラーとしても、初期の訳の分からないものに相対する怖さみたいなものが、盛り返して来ていて良かった。読んで怖いと感じるかはともかく、綱渡りで対処しなければならない緊張感のようなものは味わえるだろう。
     その一方で、その訳の分からないものに対して、SF的なアプローチで分析をしかける魅力もまた、更に立ち入って描かれていたように思う。そこに付随して、攻勢に出た彼女らの、敵に対する対処法が民話的というか、宗教的なのも良かった。
     こちらに戻ってくるための楔としての大学生生活においてもやや進展が見られるが、そこで講義という形で言及される文化人類学の思考枠組みの変遷は興味深かった。更に、空魚の研究テーマ(=学生生活の主題)と向き合うことが、とりもなおさず彼女が目を背けているパーソナリティに向き合うことと繋がっていて、本筋の進展と関わる要素になっているのも良い。
     未解決の要素は決して少なくないが、空魚と鳥子の関係という面でも、ストーリーとしても(この二つはほぼ同義だとも言えるが)、ひとまずは新しい局面を迎えたと言えるだろう。次巻も楽しみだ。

     ネタバレを含む詳しい感想は、コメントにて記す予定。

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    2022年02月13日
  • 裏世界ピクニック3 ヤマノケハイ

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    ネタバレ

    シリーズ第3弾!
    ファイル9では本当にピクニックみたいにお弁当を持ってのんびり……出来るわけないですね笑
    お弁当食べてまったりしていたらあっという間に日が暮れて、怖い怖い闇の世界へ
    乗り物も無くなってたり、そしてやっぱり襲われて

    ファイル10は現実世界!
    カラテカ少女とそのお友達からの相談事
    歯が…歯が抜けて…!?
    何も知らないで怪異に出会って歯が取られたら怖くて私ならトラウマもの

    ファイル11は宗教と閏間冴月と裏世界と…
    冴月さんのことが見えてることを鳥子ちゃんきバレてしまい、これは焦るヤツ
    目ん玉潰されちゃったり冴月さんを妄信的に愛する子を顔面崩壊させちゃうし、この巻の中では1番怖くてドキドキとしてしまう
    表世界に戻れて良かったね

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    2022年02月10日
  • 裏世界ピクニック 7 月の葬送

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    前巻に引き続き、単体のエピソードを1巻通して描いている。
    と同時に、これまでのエピソードを貫く大串だった部分に決着をつける巻でもある。

    葬儀というモチーフも、そこで起きる出来事もしっかりと恐怖を感じられるものでありながら、積み上げてきた裏世界という存在が認識や感覚の概念から成り立っているという設定をしっかりと活かしており、面白かった。

    しかし同時に、大きくストーリーをドライブさせていた要素に区切りがついたということでもあり、次巻以降どう広がるのか、あるいは畳んでいくのかが気になるところ。

    あとがきに記載されていた汀のモデルは、あまり意識していなかったが言われればなるほどと思う人選だった。
    故人の冥福を祈りたい。

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    2022年01月29日
  • 裏世界ピクニック2 果ての浜辺のリゾートナイト

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    裏世界ピクニック第2弾!

    今回の始まりは、きさらぎ駅からの脱出パート2!
    米軍救出大作戦
    そして成功を収めたあとは、照りつく太陽のもとバカンス
    そこでもやっぱりホラー……
    脳内に再生される映像が怖さ倍増だけど、やっぱり読み進めてしまう
    ネコ回は…怖さよりもなんか微笑ましいかも?
    命懸けなのは分かるけど、でも猫ちゃん笑
    そうして最後は個人的には1番怖いかも…
    閏間冴月さん、敵なのか味方なのか現実の人なのか裏世界の住人なのかとっても謎

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    2022年01月26日
  • 裏世界ピクニック 7 月の葬送

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    書店の売り上げランキングの類いにはラノベに属される本シリーズですが、ハヤカワから出ていることもあってか、ラノベっぽさなどはほぼ感じられず、この7巻では特に比喩の表現がとても豊かで、月の葬送という耽美なタイトルに相応しいシリーズの中では屈指の美しい作品だったと思いました。それでいて空魚の戦国時代の人ぶりや小桜のセリフや説教のキレももちろん健在でとても楽しめた一冊になりました。ラストの空魚と鳥子はSFでも百合でもなくもう紛れもなく純文学でしょ、現代版ハヤカワ版花物語!しかし全くいい意味で次巻からの展開が全く想像つかない…こういう読後の感情を久しぶりに思い出しました。余談ですが書店特典のポストカードがとても良かったです、ファンの方、電子版で読んだ方も書籍版買う価値あります、自分は両方買いました!

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    2022年01月18日