宮澤伊織のレビュー一覧

  • 裏世界ピクニック3 ヤマノケハイ

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    色んな意味で最高だった。怖さマシマシ、キャラクターの関係性も掘り下げられて、元凶との距離がますます近くなってゆく。今後にも非常に期待が持てる。

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    2018年11月28日
  • 裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル

    購入済み

    悪寒がした

    描写や台詞がつぼにはまったのか
    悪寒が止まらなかった
    風邪だったのかもしれない
    もっとよみたい

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    2017年04月21日
  • 神々の歩法-Sogen SF Short Story Prize Edition-

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    今年は、割とオーソドックスな話が多かった気がする。酉島伝法以外。酉島作品はほとんど理解できなかった。うどんを食べながら読んでしまったのも悪かった。
    ベストを挙げるとすれば、オキシタケヒコの「イージーエスケープ」。好きな人にはたまらんタイプの雰囲気。「カウボーイビバップ」の絵でどうぞ。
    草上仁「スピアボーイ」も面白かった。90年代にはほとんど読んでないけど。ただこのストールターンを利用して云々、ってネタは森博嗣「スカイ・クロラ」シリーズで見た気がする。どうでも良いこと。
    そういえば、円城塔「Φ」。「ねえ、笑って」が可笑しかった。この手の小説でのこういうお茶目さが、円城塔の良さ。
    しかし初出が同人誌という作品が多いのがちょっと気になる。需要者と供給者が一致してしまうのは、ジャンルの衰退じゃないだろうか。客が入れ替わりステージに立つジャズ喫茶みたいな。

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    2015年07月17日
  • 僕の魔剣が、うるさい件について 4

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    ネタバレ

     種々雑多な武器、異業種混合チャンバラ、そして「人外のもの」を描写するハードなフィクション、それを全部坩堝に放り込んで一気に陽性の物語に仕立てた、そんなシリーズ。そしてそのどれでもない、明るいからっとした読後感がある。

    「魔剣」という人外の存在である武器に出会い、それを自分のかけがえのない存在として認識した(してしまった)「魔剣遣い」たちの戦闘。魔剣は意志と知性を持ち、自らをシンボライズした幻影を表出し、人間と対話さえする。しかし決して人ではない。
     この魔剣という存在のリアリティが、この物語の硬質の骨格になっている。
     魔剣は、擬人化された剣ではない。人間とは違う本能を持ち、違う基準で動き、違う感覚でものを把握する。主人公リクが、物語のヒロインである魔剣〈夜来たる〉と「視覚」を同調させる場面での「魔剣の感覚」の描写はまさに秀逸の一言だが、それだけでなく、リクと〈夜来たる〉が勘違いとすれ違いのとんちんかんな会話と言動を繰り広げる日常もまた、魔剣と魔剣遣いが離別不可なほどに結びついていながら、決して相互理解に至ることがない限界を描いている。

    「人間ではない知的存在」という観念の追求なり、魔剣の「人権闘争」なり、そういった方向への展開はいくらでもできたと思われるが、「魔剣」シリーズはそういう方向性に色目を使うことなく、ドライにストイックに「魔剣」という存在を描写する。
     〈夜来たる〉は、美しい少女という姿で表出し、悪態をつき、喜び、悲しみ、嫉妬し、キスをし、愛情さえ見せるが、しかし「人間」になることはない。決して。
     それは、主人公リクと彼に関わる魔剣遣いたちが、時に戦闘に麻薬のように耽溺し、人間として大切なものを失い、次第に人外に近づいていくにも関わらず、最後まで「人間」であり続けていくのと、対照をなす。
     物語のラストの一文は、この二者が、結局のところ人間同士(あるいは魔剣同士)のように理解しあうような未来は永遠に来ないということを暗示するようにも見える。

     だがこの物語が面白いのは、その事実を、ドラマティックな悲劇や哀切として扱わないところである。
     魔剣と魔剣遣いは、自分たちの関係の限界を嘆いたり、変えようとしたり、その限界を越えようとあがいたりはしない。そのままの関係を実に自然に受け入れている。そのカラリとした受容が、実にリアルで、またある意味では幸福に満ちているようにも感じられる。
     これを見てしまうと、「人間と、人間ではない存在」の関係性の究極を、「人間同士のような愛」という形に求めていく物語群が、非常にウェットで、ある種の傲慢のようにさえ、見えてきてしまうのだ。

     そして最後に、この物語の一番の肝は、そういうややこしいことを考えずに、「わーい日本刀からセスタスから鈍器まで古今東西武器の玉手箱やー!」なノリでチャンチャンバラバラきったはったする、その様を追いかけているだけでも十分楽しいということである。

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    2012年11月22日
  • 僕の魔剣が、うるさい件について

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    タイトル・あらすじ・絵と内容がマッチしていないのが唯一の残念。ただ内容はかなり好きな展開。≪夜来たる≫がしっかりと魔剣な上で可愛い。

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    2012年06月09日
  • 裏世界ピクニック 14巻

    ネタバレ 購入済み

    遠征

    今回は温泉旅館に泊まり掛け旅行に。
    鳥子の好意を意識してしまった空魚は距離感に戸惑う。
    そんな旅館でも〈裏世界〉と接触。

    新たな目標〈裏世界〉で夜を越す、を実行。
    さらに遠征にまで出掛けるがヤバい事態に……

    #怖い #ダーク #ドキドキハラハラ

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    2026年09月27日
  • ウは宇宙ヤバイのウ!〔新版〕

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     とても面白かった。

     タイトルからして、ああ例のSFのパロディかと思いそのつもりで読み始めたのだが、内容は完全に想定外だった。この作家は最近興味を持って手に取ることが多いのだが、この作品もやっぱり若い女性(高校生)が主人公で、軽快なテンポで、くだけた口語・俗語を連発しながら話が進む。嫌になるほどお約束どおりのアニメ展開というか、登場人物の作りは「構えたミットに剛速球」である。極めてありがちと言えばありがちだし、一歩間違えがそういうのが好きな人だけに迎合している、あるいは作者が個人的なノリで飛び回っているということになりそうなのだが、実はものすごく楽しくて読んでいるだけで嬉しくなる。ダーティー・ペアが思い切り現代風になった感じで、なんとも気持ちがよいのである。

     中身はびっくりするほど骨太のスペースオペラである。平行世界やタイムトラベルや、その他数え切れないほどのSF的ギミックがちりばめられていて、しかも振り切れた発想がそこここにみえて面白かった。特に多元世界と時間の捉え方は、真面目に遊んでいる感じが気持ちよく、大笑いをしながら密かに感心していた。読んでいる時は面白くてどんどん読み進められるのだが、後から思い返すとずいぶんすごい話で、作者はきっとSFが大好きで仕方がないのだと思うし、その大好きがこっちにも感染してくるようでとても嬉しかった。

     後書きで作者自身も書いていたが、ぜひぜひ続編希望である。ただ、これの続編がどんなものになるか見当もつかず。だからこそ熱烈に続編希望である。

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    2026年09月06日
  • Genesis 一万年の午後

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    私の日常に足りなかったものはSFだったのかも!?と思えた満足感!!
    短編なので余韻を残して終わるのも好みでした。
    あと表紙イラストがまさにSF!!でとても素敵!!

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    2026年09月03日
  • ときときチャンネル ない天気作ってみた

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    前作に続き、ユーチューバーのハードSFガジェット紹介生中継本。ライトノベルズにハードっぽいコンテンツ。涼宮ハルヒよりも理論考証があるようなないような。インターネット3だし・・・・。特に最終回?の「宇宙からの荒らしとバトってみた」はいきなり時間SFになって、でも一応量子論ぽくって、なんなら第1話とも連携して謎を回収しているし・・・一気に読めました!
    多々羅さんのツンデレ最高!耳かきASMR、さっそく調べちゃいました・・・

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    2026年09月02日
  • そいねドリーマー

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    人間の眠りを脅かす「睡獣」と戦い、秘密裏に人々の眠りを守るスリープウォーカーとして夢の世界「ナイトランド」で戦う女子高生達。才能を見込まれ加わった主人公沙耶の、共に戦う仲間の金春ひつじへの想いも絡めながら描かれる百合SF。続編が無いのが残念。

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    2026年09月01日
  • 裏世界ピクニック6 Tは寺生まれのT

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    ネタバレ

    珍しく長編。突然の空魚の記憶喪失から始まり、アパートの中の謎地下室(そういえばこれ結局なんだったのか分からず終わったな)、女の子の隠れ家の中間領域、廃遊園地など、裏世界は少なめだけどなかなか盛りだくさんな不気味空間が出てきて満足。

    寺生まれのTさん神出鬼没で見た目も毎回違ってかなり謎な存在だった。元ネタも知らないし。

    登場人物たちが、脈絡なく急に発狂するようになって恐ろしい。小桜さんがだんだん可哀想になってきた。ところで表紙のあかりの見た目が意外。もっと可愛らしい見た目だと思ってたら普通に武闘家っぽい女の子だった。

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    2026年08月18日
  • Genesis されど星は流れる

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    このアンソロシリーズは、色んな角度からの話があって面白い!

    特に好きな話
    「止まり木の暖簾」オキシタケヒコ
    語り手が次々変わって、少しずつ情報が繋がって、最後にこう来たかー!という展開!!面白かった!!

    「蒼の上海」折輝真透
    かなり特殊な設定と、情景描写が細かくて想像力をゴリゴリ刺激されて楽しかった!

    「メタモルフォシスの龍」空木春宵
    小説だからこその仕掛けが面白かった!これも特殊な設定、と思ったけど、特殊とか普通ってなんだろう?との問題提起にも思える。
    最後にタイトル見て納得!

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    2026年08月14日
  • 裏世界ピクニック5 八尺様リバイバル

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    ネタバレ

    ラブホ女子会、鳥子の大学での鏡の世界、裏世界の中のマヨイガ、アバラトの妻からの依頼での八尺様リバイバル。

    マヨイガの話と裏世界の終わらない夕焼けの光景が良かった。マヨイガの御婦人と犬はまた出てくるのかな?この世界であんなに豊かに暮らせるなんてかなりクレイジーな人だけど、マヨイガは魅力的。アバラトの行方や謎の少女の登場など、引きに繋がる巻という印象。

    空魚も鳥子の激重感情を知って絆されてきた感じ。相手の視点から自分でを見るという経験はなかなか反則級だよなぁ。

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    2026年08月11日
  • ウは宇宙ヤバイのウ! 2 天の光はすべて詐欺

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    宮澤伊織が2025年に発表した長編小説。「ウは宇宙ヤバイのウ!」の第2巻。地球の危機を救った久遠空々梨、非数値无香が、今度は陰謀論にハマり人類は絶滅させようとする惑星意思と詐欺師の宇宙人と対峙します。まさか続編が出版されるとは思いませんでした。前巻同様、ノリと勢いで突き進む百合SFコメディです。好き勝手にやっているようで、ちゃんとSFとしてのベースを守っているあたりがおかしいです。今回も数々の名作をオマージュしたシーンてんこ盛りです。本シリーズはまだまだ続きそうです。次はどんな世界になるのか楽しみ。

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    2026年07月19日
  • 裏世界ピクニック2 果ての浜辺のリゾートナイト

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    ネタバレ

    米軍救出作戦、ビーチリゾート、猫の忍者、コトリバコ。ビーチリゾートの緑色の何かがマジで怖いし、コトリバコピンチすぎて巻数続いてることを知らなかったら「ついに死ぬ!?」と思ってたと思う。彼女ら強運すぎるし、空魚はネットロアに詳しいとは言え、メンタル強すぎでは?

    相変わらず超常的な現象の描写が上手い。おっさん世界の悪夢的な描写が好き。段々おかしなものが増えていくのが恐ろしいなぁ。

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    2026年07月12日
  • 神々の歩法

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    ラノベ風セカイ系SFアクション、という感じでかなり好きだった。
    キャラや表紙の雰囲気はポップだけど、高次元存在や現実改変、次元の概念など、SFとしての作り込みはかなり強い。
    本格SFの骨格に、ラノベ的なキャラクター性と勢いを乗せてぶん回してくる感じが宮澤伊織さんらしい。

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    2026年07月08日
  • ウは宇宙ヤバイのウ!〔新版〕

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    宮澤伊織が2013年に発表した長編小説。高校生・久遠空々梨の下校途中、巨大隕石が地球に直撃し、全人類が一瞬にして滅亡するところから物語が始まります。80年代、90年代のサブカル要素を感じるSF×百合作品です。当時のSF系ラノベを思い出しました。全体的にわちゃわちゃしてますが、数々の名作をオマージュしたシーンてんこ盛りです。タイトル自体も名作のパロディです。本文庫版は主人公の性別がオリジナルの男性から女性に変更されています。作者はもともと女性主人公を想定していたようなので、こちらが本来の姿ですかね。

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    2026年06月26日
  • ときときチャンネル ない天気作ってみた

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    前作に引き続き、YouTube的な雰囲気・流れを文章ですごく表現されていると思います。読んでて楽しい本 :)

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    2026年06月08日
  • ウは宇宙ヤバイのウ! 2 天の光はすべて詐欺

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    前作で地球は救われたと思ったのに、たった1ヶ月で再び危機が訪れる。今度は地母神が現れて、地球環境を滅茶苦茶にした人類を滅亡させると言い出す。混沌とした中で、ますます百合SFとして突き進む。面白かった。

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    2026年04月23日
  • ウは宇宙ヤバイのウ!〔新版〕

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    三日後に隕石が落ちてくるのを敏腕工作員の主人公が頑張って回避する話と思ったら、どんどん宇宙がやばくなっていく話。新版と書いてあるので、加筆しているのかと思ったら、あとがきで「百合にしたかったので主人公を女性にしました」とあってびっくり。脇役ならともかく(最近のドラマ化ではよくあることだ)、主人公の性別を変更して、お話が成り立つものなんだ。改変前の本を読んでないので、驚くことしかできない。まぁ、宇宙がどんどん変わってやばくなっていく話なので、なんでもありなのだろう。面白かった。

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    2026年04月21日