永井孝尚のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「ビジネス書50選」をうまいタイトルで紹介してます。
ざっと読むと、その50冊を読んだ気になるかもしれませんが、それは間違い。あくまで本の紹介という入口であって、ここから何に自分は興味を持ったか?実際に何を読むか?行動に移すことが重要ですね。私はこの本を読んだとき、紹介される本で既読のものは2著、積読は2著。絶対読みたい!と思った本社4著でした。
注意があるとすれば、中には、今は非難にさらされている企業を持ち上げている著書もあること。「その著書は間違いなんだ」と読むのではなく、その時評価されたこと、時代を経て企業価値や、私たちの価値観は変わったか?という視点で読むのが良いだろう。
Book8 -
Posted by ブクログ
日常あまり教わることのない価格の決め方に関する一冊。行動経済学の理論の話や実例に基づく話があり、とても分かりやすく面白かったです。
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第1章 行動経済学と価格戦略
東京の水道水は美味しいのにわざわざ1000倍の価格を払ってミネラルウォーターを飲むのは何故?
→合理的ではない人間の行動を行動経済学が解く
アンカリング効果
人は最初に見た数字や情報に大きく影響される
プロスペクト理論
人は同じ金額でもお得感より損失感を強く思う
日本の多くのビジネスパーソンは値引きの発想
第2章 コストリーダーシップ戦略
安売りで儲けるには徹底的にやらないことを決定
規模の経済と経験曲線
第3章 -
Posted by ブクログ
必読書50冊をまとめているので、書かれていることが全て重要だと思うと、逆にどれも腹落ちさせられないまま次の話題に言ってしまう感覚を持った。
本書内でも言われているように、この本で50冊分の知識を吸収できるわけではなく、各書籍の入り口に立つくらいの感覚で読んだ方がよい。
その中でも興味深かったのは、報酬・脅し・競争は内発的動機付けを弱める。自立性と有能感を持つことが内発的動機を高めるために重要ということと、フロー状態に陥るための条件は、明確な目標・行動に対するフィードバックがすぐ得られる・スキルレベルと挑戦レベルが釣り合うの3要素が重要ということ。 -
Posted by ブクログ
・読みやすい
学べる点
・顧客満足度とは
・コトラー 競争地位戦略
・バリュープロポジションとは、顧客が望んでいて、ライバルが提供できない、自社が提供できる価値
・チャネル戦略 Win-win のベターなチャネルをゼロベースで考える
・バリューセリング>プロダクトセリング
・コミュニケーション戦略のプロセス: ターゲット→コミュニケーション設計→チャネル戦略→予算→コミュニケーションミックス決定
・イノベーター理論
イノベーター + アーリーアダプター →16%
キャズムの谷
アーリーマジョリティ 34%
レイトマジョリティ 34%
ラガード 16%
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Posted by ブクログ
永井さんの『100円のコーラを1000円で売る方法』が面白かったので、別の本も読んでみた。
有名なはずの、ネスカフェアンバサダーの仕組みをちゃんと分かってなかったことに気がついた。
食品業界の巨人のネスレであっても、日本のオフィス向け市場では業界1位のユニマットに全く敵わないことを冷静に捉えた上で、販売チャネルを潜在顧客(いずれは信奉者)に任せる、という大胆極まりない策が見事。マシンの営業マンからは『なんで只で配るんだ!営業妨害すんな!』と猛反対があったようだけど、オフィスでよかったので、我が家にも欲しい、という相乗効果の方が大きかったよう。